メルボルン後編 - グレートオーシャンロードでヘリに乗る

2009/02/06 - 2009/02/06

全長約250KMの長さがあるグレートオーシャンロード。
「長距離の運転となり疲れる」とガイドブックに書いていたので、
レンタカーはやめてメルボルン発の日帰りツアーに申込みました。
「グレートオーシャンロード」という名前から
海岸線と奇岩を巡るツアーかと想像していましたが、
野生のコアラ探しや温帯雨林散策など、見所は盛り沢山です。


今回で3回目の訪問となるメルボルンですが、
グレートオーシャンロードは初めて。楽しみですーー♪


メルボルン滞在中の日記はこちら
http://4travel.jp/traveler/kanakot20/album/10357926/


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　◆　史上最大の山火事（ブラックサタデイ）発生　◆

　2月7日、なんと摂氏48度まで気温が上昇。
　とても暑いのですが、不思議なことに全く汗をかきません。
　乾燥していたからでしょう。
　今まで体験したことのない暑さだったので、
　とりあえずショッピングセンターに避難。
　暫くして外に出ると、まるでドライヤーの風のような
　熱風とともに焼けこげた臭いが。

　そうかと思うと、1時間後には急に風向きが変わり、
　涼しい風が吹き始め、一気に25度まで気温が下がりました。

　※このような現象を地元では“クールチェンジ”と言います。


　焼けこげた臭いの原因は、この猛暑で発生した大規模な山火事。
　ユウカリは油分を含んでいるため山火事が起こりやすく、
　クールチェンジによる強風や、乾燥した気候など悪条件も重なり、
　山火事は瞬く間にユウカリ林に広がりました。
　炎は猛スピードで広がり、逃げまどう車ごと巻き込む始末。
　結果200人以上の方が命を落とすという
　豪州史上最悪の被害となりました。
　火事が発生したこの日は“ブラックサタデイ”と呼ばれています。

　詳細はこちら
　http://www.bo-sai.co.jp/bushfire.html

　亡くなられた方には、心よりご冥福をお祈り致します。

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エリア グレートオーシャンロード周辺(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ジェットスター航空

お迎えは8AM前、ホテル帰着は10PM前とかなり長いツアーですが、内容も盛り沢山のはず。

美しい海岸を横目に、グレートオーシャンロードを目指します。

グレートオーシャンロードの入口に到着。


この辺りは1983年に起きた大規模な山火事「アシュ・ウエンズデイ」の被害にあったところだと、ガイドさんが教えてくれました。アシュ・ウェンズデイでは71人の方が命を落とされたとのこと。まさか、この次の日にそれを超す巨大な山火事「ブラック・サタデイ」が起こるとは夢にも思いませんでした。今思い返すと胸が痛みます。


メルボルン旅行記より
http://4travel.jp/traveler/kanakot20/pict/16552314/
http://4travel.jp/traveler/kanakot20/pict/16552315/

こんなところに家が。天気予報士さんの別荘だそう。家からの眺めは絶景に違いありません。

「ケネットリバー」という町に到着。野生のコアラが数多く生息することで有名な場所。この日も沢山見ることができました。

「アポロベイ」というこじんまりとした素敵な町に到着。ランチはツアー代金に含まれていないため、レストランを探します。今日はお天気が最高ですなーー。

ところでグレートオーシャンロードはまだでしょうか・・・。

オトウェイ国立公園

温帯雨林を散策。海岸線を巡るツアーだと思っていましたが、こんな場所もあるんですね。

やっと「12人の使途」に到着。グレートオーシャンロードの中でも代表的なスポット。

ここまでの道のりはとても長かった！

ひゃ〜。これが見たかったんです！！！

「12人の使途」
海に聳え立つ奇岩が12個存在したためこんな名前となりましたが、強風と荒波のため4つは既に崩れてしまい、現存するのは8個のみ。

そういえば、12使途に到着してからお天気が悪く、風も強くて寒い。こんな気候だからこそ、素晴らしい地形が生まれたのかと実感･･。夏場もここでは上着が必要でした。

別料金で10分間ヘリに乗ることが出来ます。現地申込も可能なので、お天気の様子を見て決めるのがベストです。

私はもちろん乗る！写真の左側から晴れてきました。もっと晴れろ！！！

ヘリ初体験。ふわっと浮く感じがたまらないです。

良い景色〜☆

うぉ〜。

絶景！！

面白い地形。

もう、最高！10分はあっという間ですが、十分満足できる時間でした。

「ロック・アート・ゴージ」

12使途と並んでグレートオーシャンロードを代表する景観です。

オーストラリアらしい風景。

自然の偉大さを感じますね。

「TWO SURVIVORS」

直訳すると「2つの生き残り」という感じでしょうか。

文字通り、左右に生き残りがいました。

生き残った２つの壁に囲まれたこの場所はまるでプライベートビーチのよう。私、ここ大好きです。

後ろを振り返ると。。。

ほぉー。ため息が出てしまいます。

「ロンドン・ブリッジ」

ここでガイドさんが面白い話をしてくれました。


「この橋が崩れた時、向こう側には不倫中のカップルがいました。『ロンドン・ブリッジが崩れて帰れない』と彼らは警察に助けを呼びましたが、警察はイタズラ電話と思って取り合ってくれません。結局、最初に助けに来たのはテレビ局のヘリ。それはテレビで生中継され、本妻がそれを家で見ていたので不倫がバレてしまいました。」　


とさ。めでたしめでたし？ケガなくてよかったね・・。

太陽の光がキレイ。

私が利用したのはGO WESTという会社。この大きさのバスしか所有していないので、少〜中人数での観光が魅力です。自然豊かなこの大地を55人乗りの大型バスでぞろぞろ観光はしたくない･･という人にはお勧めです。この日は、日本人・韓国人・台湾人などアジア系のお客さんが多かったです。

この旅行記へのコメント （2）

• Elliott-7さん 2010/10/04 10:04:53

  初めまして・・・

  きなこさんへ
  
  お邪魔します・・・
  
  オーストラリアへは三回ほど行っていますが、グレートオーシャンロードへはまだ行ってないんです・・・
  
  オーストラリアで行きたいところの一つは、グレートオーシャンロード でしたから、きなこさんの写真見せて頂き嬉しいですなー
  
  ドライブで行かれたようですが、ヘリからも見学されたようですね！
  
  いやー羨ましい・・・、
  
  私が行きたいもう一つは、シドニーからアデレードを経てパースまでの長距離列車、インディアンパシフィック号に乗りたいんですが、なかなかねー
  　　
  いい写真見せて頂きありがとうございました、
  
  ではでは・・
  
  
  　　　　　　 　　from Elliott-7
  
  

  きなこさん からの返信 2010/10/05 23:48:00

  RE: 初めまして・・・

  Elliott-7さん
  
  こんにちは。書き込みありがとうございます。
  
  メルボルンには縁があり今回3度目だったんですが、グレートオーシャンロードに足を伸ばしたのは今回が始めてでした。メルボルンからも距離があるので、時間がないとなかなか行けませんよね･･。ヘリはとても良かったです！（お天気にもよるかと思いますが･･。）機会があれば是非とも乗ってみてください。
  
  インディアンパシフィック号ですか〜。良いですね！私はアウトバックを走るガンに興味がありますが、まだ乗ったことはありません･･。列車に乗られた際には是非とも写真アップしてくださいね。
  
  きなこ