2009年７月　歌舞伎座（泉鏡花）＆ゴーギャン展など美術館巡りの旅

2009/07/11 - 2009/07/13

歌舞伎座さよなら公演七月大歌舞伎を見に東京へ行きました。

以前見損ねた、坂東玉三郎さんの泉鏡花が再演される（しかもお相手は今回も海老蔵！）という事で昼・夜両方見ることに。２泊３日の旅です。歌舞伎以外をどうするか下調べをしていく時間が無く、今回の旅行は割と行き当たりばったり・・・　

東京都写真美術館「ジョルジュ・ビゴー展」
東京国立近代美術館「ゴーギャン展」
逓信総合博物館ていぱーく「愛を奏でる切手のかたち展」

七月大歌舞伎
昼の部「五重塔」　勘太郎・獅童・春猿ほか
　　　「海神別荘」玉三郎・海老蔵
夜の部「夏祭浪花鑑」海老蔵・獅童・猿弥・笑也・勘太郎ほか
　　　「天守物語」玉三郎・海老蔵・門之助・獅童ほか


７月１１日　　福岡　→　羽田
　　　　　　　写真美術館「ビゴー展」

７月１２日　　近代美術館「ゴーギャン展」
　　　　　　　ていぱーく
　　　　　　　歌舞伎夜の部

７月１３日　　歌舞伎昼の部
　　　　　　　羽田　→　福岡

　

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: ANAグループ 私鉄

１日目。山手線の中で寝過ごしてしまい恵比寿で降り損ねました。新宿に着いてしまったので鼎泰豊でランチ。しばしまったり・・・飛行機の中でもずっと寝てました、疲れが溜まっています・・・

食事の後、元気になってきたので恵比寿に移動。恵比寿の駅は初めて降ります。ビールのＣＭの曲が流れるあの駅です（前から気になっていた！）


今回は「碧眼の浮世絵師が斬る明治〜ジョルジュ・ビゴー展」を見に東京都写真博物館へ。写真以外の企画展もするんだな〜と不思議に思っていたら、当時の写真も展示されていました。

面白かったのは当時の風俗の写真。何点かあったんですがよく見ると実際町中で写しているのではなくて、写真館の中で写している物なんですね。ねじり鉢巻して威勢の良い豆腐売りと和服で髪は島田の女性客が、写真館の撮影室で買物している様子をじっとポーズを取っていたのかと思うとおかしくて変な感じでした。

２日目。
両国の江戸東京博物館「写楽展」に行くつもりが今日も眠くてうっかり乗換えを間違え東京駅へ。せっかくなので確か東京駅からシャトルバスが出てたはず・・・とゴーギャン展に行く事にしました。（成り行きまかせ）

駅構内を迷いつつ、なんとか日本橋口へ。
「ゴーギャン展シャトルバス乗り場はあちらです→」のような表示はほとんど無かったような気がする。

江戸東京博物館 美術館・博物館

行きは黄色いかわいいバスでした。
帰りは普通の大型バスでした。

東京国立近代美術館。皇居のお濠もすぐ側です。
美術館にすぐには入らず、お濠の側を少し散歩しました。うわさに聞く（？）皇居ランナーの方々がたくさん走ってらっしゃいました。

ゴーギャン展は日曜の午前中ですが、思ったほど混雑はしていないようでした。チケットも並ばずすぐ買えた。1500円。

先に食事を済ませようと昼食にはちょっと早い時間だったけどカフェに入りました。まだ込み合う前だったのですぐ入れました。

暑くもなく気持ち良さそうだったのでテラス席へ。

ゴーギャン展の特別メニュー♪
悩んだ末、2500円のコースにしました。


ところが！店内が混んできたのか、はたまた急病とかでスタッフの人数が足りないのか、待てど暮らせどオーダーを取りに来てくれない。テラス席で気持ちが良いので本を読んだりしてましたがさすがに遅いなぁと思っていたら、他のお客さんがついに店内にスタッフを呼びに行ってました。

オーダーをしたのがお店に入ってから15分後くらい。

オーダーから15分。ようやく出てきた１品目。
パパイヤと小海老のカクテル＆ジンジャースープ。

パパイヤをぺろりと平らげて待つこと15分。２品目タヒチ風ローストポーク。

そしてデザートココナッツアイスを待つこと約30分。さすがに時間が気になってきてスタッフを呼びに動きました。
ゴーギャン先生には「時間なんて気にするなよ。食事くらいゆっくり取ろうぜ！」と言われているような気もしたけど、だけど先生わたしには夕方の予定（歌舞伎）があるんです！


ヨーロッパのガイド本で時間が無い時にはテラス席には座らないようにと書いてあったけど、日本でも同じですね・・・

そしてデザートは慌てていたので写真を取り忘れました。

ゴーギャン展はそんなに混雑していなくて、展示の数も少ないコンパクトな展覧会だったので思ったより早く見終りました。（お土産売り場、ゴーギャングッズ売り場が広かった）


歌舞伎の時間まで間があったので、シャトルバスの中から見て気になった逓信総合博物館の「愛を奏でる切手のかたち」展に行ってみました。ちょうど最終日です。入場料110円。

逓信総合博物館(ていぱーく) 美術館・博物館

切手の図案のボツ原稿とか、元となった絵や写真など展示してありました。昔の切手は「日本郵便」とか「５円」とか全部手書きのレタリングなんですね。当たり前かもしれないけど、はっとさせられました。


逓信総合博物館は２階３階もいろいろ展示があるようです。今回は時間が無くて回れませんでしたが興味があります。
ここは展示の内容も面白いけど、博物館自体がなんというか「昭和」っぽくて懐かしいような不思議な感じです。110円の入場券を買う自動販売機も、食堂も売店という感じのミュージアムショップもすべて30年前くらいから時が止まっているような感じを受けました。トイレにも入っておけば良かったな。

逓信総合博物館(ていぱーく) 美術館・博物館

三越でお弁当を買い歌舞伎座へやって来ました。

まだ開場前ですが多くの人が集まって、記念写真を撮ったりしています。

「歌舞伎座さよなら公演　あと２９３日」

ネットで予約しておいたチケットを受け取りに。自販機にクレジットカードを差し込むだけでいいので簡単です。

今から見るのは夜の部。天守物語が楽しみです♪

４時になりました、開場です。ここは正面玄関入ってすぐの広間。

歌舞伎座の中は素敵な絵画もいっぱいです。さよなら公演なので記念に撮りました。次いつ来れるかわからないので・・・

これはＮＨＫの番組で玉三郎さんも一番好きだと言っていた青獅子の絵。

土産物売り場にて、今回の演目の手ぬぐい。
夏祭りの団七九郎兵衛と天守物語の獅子頭。

芝居が終わるともうすっかり夜です。

夜の歌舞伎座。きれいですね。建替えは仕方がないけど、もったいない・・・

今回のお宿は「Ｒ＆Ｂホテル」。
楽天で飛行機とホテル代とセットになっているので申し込んだため、計算すると１泊あたり約３３００円！簡単な朝ご飯も付いているので節約旅行の時にはぴったりです。

３日目。
11時開演の昼の部です。お弁当の穴子寿司も買って準備万端。

中休みの時間に緞帳の紹介があっていました。何分かおきに緞帳が変わり、いろいろな緞帳が見られます。
前からやっていたのかな？さよなら公演だからでしょうか？
写真の緞帳は「永谷園」の協賛。他にも「ＡＮＡ」とかいろいろありました。

終演後。｢黒・柿色・萌葱｣の定式幕。

２階下手より。

１階下手より、花道。

さようなら歌舞伎座。来年の４月までにもう１度は来たい。

福岡空港に帰ってきました。
飛行機が良く見える空港内のレストランで食事をしてから帰りました。

今回の旅はこれにておしまい。