2007/08/18 - 2007/09/01
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kojikojiさん
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昆明3日目は海浜公園をのんびり散歩して、公園奥の観光策道(ロープウェイ)で真池の湖の上を横切って西山まで登りました。広場で昆明市内へ戻るバスの時間を確認して、龍門まで上がるリフトで山頂に向かいます。景色は最高に美しく、広大な湖と雲南民族園と宿泊しているホテルが望めます。龍門を見学した後は岸壁に掘られたトンネルを抜けながら、幾つものお寺を参拝しました。バスで昆明市内まで戻ってからは大観楼のある大観園という公園へ向かいます。蓮の花が咲く美しい池やおもちゃの潜水艦で遊ぶ子供を眺めたり、電動ボートで池巡りをして遊びました。夕方になってタクシーで昆明会堂まで出て、ヤン・リーピンの「雲南映像」のショーのチケットを求めました。日本ではいつ公演があるのかも分かりませんでしたし、昆明の会場が何処にあるかも分かりませんでしたが、無事チケットは購入できました。昆明名物の非常にスムーズに思った様に観光できた日でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
海浜公園の中の石舫です。江南の庭園にもよくあるものです。北京の頤和園のある昆明湖にもありました。この真池も別名昆明湖と呼ばれていることを思い出しました。
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湖面は静まり返り緑色の藻が浮いています。昨日の夕方は風があったので海のような波が立っていましたが、こんな色はしていませんでした。南から吹く風で北側のこちら側に吹き寄せられたのでしょうか。
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湖畔の索道乗り場でロープウェイに乗りました。湖面の上をほぼ平行に進んでいくので空を飛んでいるような気になってきます。
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高度が上がるにつれて真池の周辺の景色が見渡せます。
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ここまで緑一色だと「青粉(あおこ)」綺麗です。富栄養化が進んだ湖沼等において微細藻類が大発生し水面を覆い尽くすほどになった状態ですが、ここまで凄いのは初めて見ました。
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中国の国家級の観光地はガソリン車の入場が規制されたり、環境については非常に厳しいものがありますが、人の住む大都会の周辺ではそういった規制が追い付いていないのかもしれません。
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ロープウェイの中間駅です。ここからは急勾配の昇りになります。
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ようやく山の景色になりました。下は一面の玉蜀黍畑です。東南に向いた斜面なので日当たりも良いのでしょう。終点でリフトに乗り換えるのですが、その前に昆明市内へ戻るバスの時間を確かめておきます。
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リフトに乗り換えてさらに山頂を目指します。このリフトもかなりの高度なのでちょっと怖いです。
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アオコの浮いていない小さい池の右側の赤い屋根がホテルで、左側の緑の濃い辺りが雲南民族園です。いずれも広大な敷地です。
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山頂駅でリフトを降りた後はずっと石段を下ります。この辺りから観光客が増えてきますが、中国人の国内旅行の人達がとても多いです。一昔前の日本の観光地のようです。
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トンネルを幾つか潜って龍門に着きました。凄い所にお堂を造ったものです。「龍門」と言えば黄河中流の急流を指し、ここを登りきると鯉は龍になるという故事はよく知られています。
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鯉が滝を登って龍になる「登竜門」の故事から鯉も彫られています。
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右の壁を鯉が登り、左の壁を龍が下ります。
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とても中国的な色彩です。これらの石像も安置されているのではなく、岩から刳り貫かれたものです。雲華洞と龍門と達天閣は昆明の名士である楊如蘭とその息子の楊際泰が70人の石匠を組織して、22年間という歳月を費やして完成させたものです。
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螺旋道は岩を抜けるトンネル状の道で全長約40mの曲がりくねった桟道です。全て自然の岩肌を無理抜いたもので、崖側の手すりも自然のままです。ほとんどギリギリに対向者とすれ違います。我々は下りましたが登ってくる方もいらっしゃいます。
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振り返ると今まで歩いてきたトンネルがこんな岩の中だったのだと分かります。
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岩を刳り抜いた祠がまだまだ続きます。西山龍門石窟は雲南省最大規模の道教石窟群で、西山森林公園の主要観光スポットです。「昆明に到りて西山に到らざれば未だ昆明にあらず。西山に到りて龍門に登らざれば未だ西山にあらず」と言われています。
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螺旋道の突き当りは慈雲洞という石室があり、石室内には子宝の女神と言われる送子娘娘や青龍白虎両星神など道教の神々の像が彫られています。道教の極彩色を基調に、これら神像を始め燭台や香炉や装飾物などは一枚の岩を掘って造られたものです。
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途中からは気持ちの良い下り道です。幾つもの寺を通過します。
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「昆明に到りて西山に到らざれば未だ昆明にあらず。西山に到りて龍門に登らざれば未だ西山にあらず。」これで混迷を観光したと言えるようになりました。
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ロプウェーの終点からバスで昆明市内まで戻りました。ロープウェイが40元、リフトが25元、バスは5元・・・。公共交通機関は安いですが、観光地は日本並みの値段です。
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バスを降りるときに車掌のお姉さんに「16番のバスに乗るのよ。」と言われたけど、タクシーで大観園に行きました。タクシーでも16元で260円です。
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入場料10元払って公園に入ると大きな蓮池がありました。少し遅い時期でしたが美しい蓮が咲いていました。
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橋を渡ると潜水艦の池がありました。2人乗りの電動式の潜水艦です。前に水鉄砲が装備され、ペンギンや水雷の的に当てると噴水が出ます。とても面白そうで飽きずにずっと見ていました。
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お昼を食べていなかったので、東屋で昆明名物の米線を食べて一休みしました。その後楊の並木の美しい湖畔を少し散策しました。
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大観楼は中華民国初年に公園として整備され、修復に携わった唐継尭の銅像が公園の真ん中に建っています。また大観楼の前の池の中には、三つの白い岩が立ち、杭州西湖の「三潭印月」を思わせます。
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「電動船」と書かれた看板に惹かれて行くと貸しボート屋でした。バッテリー駆動なので自分で漕がなくてよいので乗ることにしました。1時間40元といいお値段です。ハンドルと前後のレバーで運転しますが、これが結構面白いものでした。池も広大で橋の下のトンネルを潜ったりと飽きることもありません。
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妻は後ろでらくちんです。
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こんな池をいくつも周れます。そろそろ戻るかと思っていると小雨が降りだしました。片付けるためか迎えのボートがやってきて曳航されてしまいました。
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大観園で遊んだ後はタクシーで昆明会堂へ向かいました。「雲南映像」のチケットの購入のためですが、インターネットで調べても公演があるかも分かりませんでした。それ以前に昆明会堂自体がどこにあるのか分かりません。まだグーグルなんてものが無い時代です。道路は渋滞の上にスコールまで降り出しました。21元で昆明会堂に着き、開いていたチケット売り場で座席の指定まで出来てチケットは買えました。後は時間まで市内の中心地を散策しました。昆明市内には大きなカルフールもありました。家楽福=カルフール何となく分かるような気がします。
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カルフールではいろいろ買い物をしました。乾燥松茸や変わった食材と妻は日傘を買いました。昆明は標高も高く日差しが強いので日傘やUVカットするものは必需品のようです。
ヤン・リーピンの「雲南映像」を観る前に軽く晩ご飯を食べることにしました。
美味しそうな砂鍋飯の屋台があったのでここにしました。 -
こんな感じでどんどん調理されていきます。目の前で作っているので食べたいものを指させば簡単に注文できます。
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砂鍋飯(サーゴーハン)は文字通りの土鍋ご飯です。これで5元ととても安くて美味しいのですが、量が多いのでビールと一緒に食べてちょうど良かったです。味は濃いめで日本人の口にはよく合います。
食事の後は歩いて昆明会堂まで戻りました。
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