ツェルマットからブリーク経由でモントルーへ移動しました。この路線の通過５回目にしてようやくシオン城の見学が出来ました。またモントルーの湖畔ではクリスマス市も開催されていました。クリスマスマーケット巡り第1号です。スキーの後はやっぱり温泉と思い、情報も無いのにイヴェルドン・レ・バンにも行ってみました。4回ほど道を尋ねて何とか温泉プールにたどり着けました。最後に道を教えてくれたおじいさんは「少し前に京都に行ってきたんだよ。」と言ってました。そんな事もあって道案内してくれたようです。ローザンヌまで戻って最後の晩はウシー地区のホテルシャトー・ド・ウシーに泊まりました。ローザンヌ3度目にしてようやく泊る事が出来ました。スイスの観光地は10月初旬から12月中旬までは観光客も少なく（ホテルは閉鎖されている事も多いので注意が必要ですが）逆に旅行しやすいと思いました。シャトーのガラス張りのレストランを貸切り、レマン湖側に3つも窓のある大きな部屋で見た湖の夜明けの風景は忘れられないものでした。

スキーと温泉の旅（３）ツェルマットからモントルーを経由して念願のシオン城を訪ね、イヴェルドンの温泉に浸かり、ローザンヌの古城に泊まる。

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1999/12/02 - 1999/12/10

9位(同エリア12件中)

#スノースポーツ

エリア

イヴェルドン・レ・バン(スイス)

旅行の満足度: 5.0

観光: 3.0

ホテル: 5.0

グルメ: 4.0

ショッピング: 4.0

交通: 4.5

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: 鉄道船

航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ

旅行の手配内容: 個別手配

ツェルマットの駅で荷物は成田空港まで預けてしまいました。今回スイス航空にしたのはフライ・ラゲージというシステムで、山の上でも荷物のチェックインが出来てしまうからです。身軽になったらトボガンというソリが欲しくなりましたが諦めました。列車でブリークを経由してモントルーまで移動しました。駅から湖畔に出るとクリスマス市が開かれていました。
地面にはバークのような木のチップが敷きつめられて雰囲気が良いです。普段はアスファルトの駐車場だと思いました。
地元の人ばかりのようで観光客は少ないようです。
ソーセージを食べてワインを飲んでみんな楽しそうに過ごしています。移動遊園地も人気です。
普段は市場として使っている建物もこの時期は屋内マーケットになっているようです。
本当にヨーロッパのクリスマス市は素敵です。いつかドイツやオーストリアのクリスマス市にも行ってみたいと思いました。その思いは15年ほどして叶い、ドイツのマーケットを皮切りにクロアチアとスロヴェニア、オーストリアにイタリア、オランダにベルギーと広がり、4年連続でマーケット巡りをしています。
モントルーのクリスマスマーケットを抜けるとシオン城までは湖畔の遊歩道を歩きます。おじいさんとおばあさんが散歩していましたが絵になります。こんなご夫婦になりたいものです。
今日のレマン湖はどんよりした雲がたちこめています。ツェルマットにいた1週間ほどが一番天気が良かったようです。
シオン城が見えて来ました。何度この城の横を通り過ぎたでしょうか・・・。
湖畔にはワラや杉の葉で造られた動物のオブジェが飾ってありました。
これがまた良く出来ているのです。雄鶏の羽をススキで表現するなんて。
こんなにどんよりと重たい雰囲気のレマン湖は初めてです。
中学生の遠足でしょうか？みんな同じ帽子を被っていました。
この城を見てバイロンは何を思ったのでしょうか？そして落書きを彫ったのでしょうか？1991年にはじめてこの湖畔のお城を見て93年と95年と99年と目前まで来ていながらようやく念願が叶いました。
お城の中は中世のままの佇まいです。
この日が薄曇りで暗い日だったせいか場内の写真はうまく撮れていませんでした。特に地下牢のバイロンの落書きは真暗でした。
近郊線でローザンヌまで出て列車に乗り換えてイヴェルドンまで移動しました。駅のコインロッカーに荷物を預けて水着とタオルだけ持って行きあたりばったりに街を歩きます。午後6時でこのひと気のなさ。道を尋ねようにも歩いている人がいません。少し前に日本に行ったと話していたおじいさんに道を教えてもらい温泉に到着で来ました。システムが良く分からなかったけど何とか着替えてスイスの温泉も楽しめました。スキーの後は温泉に限ります。
温泉を楽しんだ後はローザンヌに戻り、地下鉄でウシーに降りて、レマン湖畔のシャトーホテルにチェックインです。窓が3つも付いた巨大な部屋に泊まって1泊8,000円くらいでした。現在はとてもそんな値段では泊まれないホテルです。時間は遅かったのですが、お腹が減ってたのでメインダイニングに何とか入れてもらいますのムニエルなどをいただきました。もちろんワインはサン・サフランの白を注文しました。
部屋から眺めた夜明けのレマン湖です。
とても幻想的な夜明けでした。一生忘れられない風景のひとつです。
ローザンヌからジュネーブに出てスイス航空で帰国します。飛行機からのスイスアルプスです。再訪を願いましたがその後スイスに行く機会はありません。富士山のふもとに生まれながら「富士山は見るもの。」と言い張って山なんか行きたがらない妻を説得しなければなりません。