台湾でB級グルメと乗り物紀行

2009/04/12 - 2009/04/15

5回目の台湾です。
今回は台北〜台中〜高雄と列車やバスを乗り継いで「乗って食べて」の旅になりました。
物価全体が安いので、お財布にもやさしい旅です。

※日本円（\）表記は5月29日現在の換算額（1TWD=\2.9）で表記してあります。

エリア 台湾

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: チャイナエアライン

成田からチャイナエアライン101便で台北へ。
午後便なので日本人より台湾人のが多い印象でした。

機内食はシーフードをチョイスしました。

台北（桃園国際空港）からバスで台湾新幹線の桃園駅へ向かい、台中へ。

ホテルは予約していないものの、台中駅界隈には数多くの宿があるので、飛び込みで交渉することにしました。
台中駅のメイン出口とは裏側の出口に出てみると、そこそこのビルに旅館の文字が見えました。

☆瑞君商務旅館（台中市復興路四段100號）
フロントの感じも良く、ダブルルームで1000TWD（≒\2931）で即決、ディスカウントは不可でした。
部屋はいたって普通でしたが、バスルームや洗面台が改装されて、きれいなホテルでした。

翌朝、台中から電車で南下すること30分、彰化に向かいます。

駅から徒歩で10分ほどの彰化機務段（彰化機関区）を見学させていただきます。
このような扇形の車庫はＳＬの機関庫などで有名ですが、今や貴重な存在で、日本でもなかなか見ることはできません。

入口で住所と氏名を記入すれば見学が可能です。
日本人も結構訪れているようでした。

彰化駅の売店で駅弁を買い自強号（日本では特急に相当する）に乗車します。

表紙の駅弁が←コレです。
80TWD（≒\234）と安く、白身魚のフライ、煮卵にデカイ鳥肉が入り、冷めてしまっているものの、食べ応えはあるので満足でした。

車内販売からペットボトルの茶を購入しましたが、台湾は砂糖入りのお茶も多く、日本人の口には合わないと思われます。お茶を購入の際は、しっかり「無糖」の文字を確認しましょう。

嘉義に到着です。

関子嶺温泉にでも入ろうと計画、駅から少し歩いてバス停で時刻を確認すると、発車時間までかなりありました。

小腹が減ったところで、「地球の歩き方」にも掲載されている「噴水鶏肉飯」に行ってみることにします。
嘉義駅から徒歩約10分。店の名前のとおり、確かに目の前のロータリーに噴水がありました。

☆嘉義市中山路325號

細切鶏肉飯を注文。
細かく切った七面鳥にダシ汁をかけており、少々甘めな味がご飯と良くあって美味でした。
右は牡蠣のスープです。
ローカルグルメもなかなか良いですね。

戻る途中に屋台が出ていたのでワッフルのようなお菓子を買ってみます。

関子嶺温泉に行こうとしたものの、雲行きが怪しく、結局、高雄へ南下することに。

高雄行き区間快（快速）があって速いのですが、いわば通勤型電車。あえて10分後のキョ光号（急行）に乗ってみます。

料金は区間快より少々高いもののリクライニングシートで快適でした。

ホテルを７〜８軒回り、結局、駅前の「建華大飯店」に決めました。
部屋のタイプがいくつかあるようでしたが、600TWD（≒\1759）の部屋に決定。

暗くなってから「六合国際観光夜市」へ向かいます。

台湾と言えば臭豆腐！
あの臭さは鼻をつまみたくなるものですが…

美味しいのも事実です。まぁ好き嫌いが分かれるところでしょうか。

台南担仔麺のお店。

麺が太めでスープも美味しいです。
ピリ辛ですが。

日本語で「アイスクリーム天ぷら」と掲げてあるお店です。

食べませんでしたが、実物を見ると、確かに皮のような衣つきアイスを油で揚げています。日本の天ぷらをイメージするとちょっと違うかも知れません。

夜市のあとは、高雄85ビルへ。
台北なら101ですが、高雄の高層ビルといえばここです。
高速エレベータで一気に74階まで上ります。

74階の展望台からの眺めはこんな感じです。
空いていてゆっくりと堪能できました。

台湾では、台北101に次いで２番目の高さのビルです。

高雄ＭＲＴ（地下鉄）で左営駅へ。
台湾新幹線の南端、左営駅と同一の場所にあります。

台鉄は新左営と名乗る駅です。
ここから少々マニアックなのですが、１日３本しかない、新左営→高雄間１駅の自強号（特急）に乗ってみます。

何かの間合いで運用されているのでしょうか。
９両で乗客たったの３名でした。

自強号は全車指定席なので、このような列車でも指定席が売られるのかと疑問を持ちながら窓口で購入してみたものの「無座」（座席指定なし）でした。

翌日は高雄から台中まで和欣客運の高速バスで移動します。

台湾の高速バスは豪華なことで有名ですが、和欣客運は１＋１の２列シートはもちろん、座席にはマッサージ機能のほか、液晶モニタでＤＶＤが観れたりゲームができるなど、サービスが良いです。

再び台中に来たのは市内中心部にある「無為草堂」という茶芸館に来るためです。

このお店がお気に入りで、前回台中に来たときに立ち寄ってお店の雰囲気やサービスに感激したものです。
交通量の多い交差点の角に店を構えていながら、一歩中へ足を踏み入れると、その雑踏はどこへやら…
静かな時間が流れ行く、そんな雰囲気なのです。
日本語が話せる店員も多いので、気軽にオーダーできます。

☆台中市公益路二段106號

前回は開店直後の10時過ぎに来たため、お茶の淹れ方を教わって軽く食べただけでしたが、今回はランチをここで食べようと決めていたのです。

クリームが入ったチーズ餅とお茶のゼリーもいただきます。

１時間ほど滞在し、会計を済ませてタクシーを呼んでもらうと、待っている間に池の鯉にあげるエサを渡されました。よほどエサをもらっているのか、ここの鯉はどれを見てもメタボではないかというくらい太っているのです。

タクシーが到着し、エサあげ終了と同時にタイミングよくおしぼりをもって来るなど、店員の気遣いが素晴らしく、また来ようと誓ったのでありました。

台中から台北までは阿羅哈客運（アロハバス）で移動します。
乗り場の建物から、ボディー、乗務員の制服、車内に至るまで緑一色で、アロハ気分！？にさせてくれます。

サービス担当の女性乗務員がおり、お茶かコーヒーとお菓子、おしぼりのサービスがあります。先ほどの和欣客運同様、マッサージチェアにモニター付きで快適でした。
台湾の高速バスで最もサービスが良いと思われます。

再び台北で１泊し、翌朝のCI100便で帰国しました。