芸妓さん・舞妓さんのおもてなしがある夏の風物詩？上七軒ビアガーデン

2008/08 - 2008/08

京都五花街の上七軒ではビアガーデンを毎年７月上旬〜９月上旬
に
開店(お盆は休業)しています。
（2010年は7月1日〜9月5日の開催予定です）
こちらは1957年から開催されており、上七軒にとっては夏の風物詩となっております。
2008年現在、芸妓さん舞妓さん合わせて26名がいらっしゃる中で、
毎日５名出勤体制で席を回りご接待をされています。
場所も上七軒歌舞練場の中ですので、決して敷居は高くなく、
気軽に楽しめますよ。
むしろパイプ椅子なので、上七軒でなければ単なる屋外飲酒のような感じもします。（笑）

ここは単なるビアガーデンではなく、上七軒のおもてなしがある
社交場と考えた方がいいかもしれません。
ビールが生中１杯950円と割高ですが、これは場所代とご祝儀だと
ご理解頂ければ良いと思います。
営業時間は17:30〜22:00で、特に金・土曜日は予約しないとなかなか席につけないため、事前予約をお勧め致します。
また屋外の庭が中心のため、虫除け対策もお忘れなく。
（席によっては蚊の被害に遭うかも）

写真が少なく簡潔ですが、ご覧になってやってください。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

ビアガーデンの会場は上七軒の歌舞練場です。
現地へ近づくと写真の提灯を多く見かけます。

歌舞練場入口にはこちらの提灯があります。
受付を済ませれば席まで案内してもらえます。

私は飛び込みで行きましたが、なるべく予約された方がスムーズです。
開店時に入店されたお客さんが出る20時以降であれば比較的いけるでしょう。

こちらの通路を通るとビアガーデンの現場です。

100席以上は余裕であります。

写真は最初のセット1,800円です。
冷奴の中の辛子がツーンと来ました。

そうこうしているうちに芸妓さんがやって来ました。
５人の芸妓さん・舞妓さんが順番に席に着くので、会話ができるのが１時間に５〜１０分程度でしょうか。
席に着いた証としてメニューの所にピンを留めます。

上七軒は京都五花街の中で最少人数のため、家族的な雰囲気があると仰っていましたね。
ある程度ベテランになると、昼間の時間は融通が利くようになるとか。

30分くらい過ぎると、市照さんが席に着きました。
彼女は市まめさんのブログ（現在は休止中）を見て舞妓になったとか。

彼女との会話は随分と盛り上がりましたねぇ。
もうそろそろ襟替え（舞妓から芸妓になる儀式）の時期のはず。
今でも頂いた花名刺は保管してあります。
本当は財布に入れると「（お金が）まいこむ」という語呂合わせで縁起が良いらしいですが、ボロボロになってしまいそうなので。

おしながきです。
お世辞にも値段と中身は合っていないような気がしますが、仕方ないですね。

尚、近隣の店の出前を取ることも可能です。
詳細や可否については必ず店のスタッフに相談された方がいいです。
また出前は注文から時間が掛かることも考慮しないといけませんね。
因みに私は中華料理「糸仙」へ注文したことがあります。

おしながきの裏面です。

１時間半程度ゆったりとしていました。
大体１人5,000円くらいは掛かると思われますが、これを高いか安いかは皆様のご判断にお任せします。
タイミングが悪いと席に着いてもらえない可能性もありますので、悪しからず。
また遅い時間になると、当番でない芸妓さんや舞妓さんが来られる場合もありますし、お座敷のお客さんをビアガーデンまで連れて来る（アフター？）光景も見ましたね。

もし夏場に京都へ行かれたら夜に足を運ばれては如何でしょうか。
女性客も多く、女性だけの団体客も見かけましたよ。

この旅行記へのコメント （2）

• shima77さん 2010/11/09 15:59:18

  今日は・・・

  molmさん　今日は・・・楽しそうな投稿の中身に感激です・・・
  
  特に舞妓さん、芸者さん・・・付きビヤガーデン・・・それも本当のガーデン・・・いいじゃないですか・・・
  
  私の親父は3年前に他界しましたが・・・舞妓さん、芸者さんが大好きで、40年ほど通い楽しみました・・・、私も何度か同席しましたが・・・楽しかったこと・・・
  
  勿論家も何から何まで・・・すべて無くなりました・・・でもそれだけ楽しんだ親父さんは・今では兄妹の仲でも自慢の親父さんですよ・・・。
  
  のんきで　気ままな　shima77さん　でした・・・

  molmさん からの返信 2010/11/09 18:10:22

  RE: 今日は・・・

  shima77さん、上七軒ビアガーデンは楽しかったですね。
  とはいっても昨年今年は行けずじまいでしたが。
  
  まぁ私の場合はお茶屋遊びができるほどの経済力はないので、こういう所で
  手軽に済ませて(？)います。
  花街主催のビアガーデンは先斗町もあったかな？
  最近は料理屋さんで手軽なプランが増えているますが、舞妓はん芸妓はんを
  独占しようものならそれなりには…。
  
  お父様は良い人生だったのでしょうね。
  財産を残すことが決して有意義なのかは限りませんし(でも借金を残すのは…)、
  父上を誇りにできるのは素晴らしいことです。
  
  私は有名観光地には興味がなく、今後も町歩き目線でご案内したいですね。
  
  molm