2009/01/17 - 2009/01/18
5553位(同エリア9385件中)
岩茶さん
私が体験した「富士・はやぶさ」(以降、「富士ぶさ」)での濃〜い18時間あまりをご報告いたします。
チケット入手の話はこちらに↓
http://plaza.rakuten.co.jp/harakirionna/diary/200812170000/
- 交通手段
- JR特急
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-
私は20年ぐらい前、博多→岐阜間を、「みずほ」に乗ったことがある。だが、あまり記憶がない。ただ早朝の到着だったので、駅に着く前に車掌さんが起こしに来てくれた覚えだけがある。あのときは確かにブルートレインは憧れの対象だったと思う。
それ以来のブルートレイン、お別れ乗車だ。
富士ぶさちゃんには残念なことに食堂車がない。車内販売も翌朝までないし、各駅の停車時間はわずかなので、買いに出ることもできないから、夕食はもちろん、朝食などの食料品、飲み物をまず確保しなければならない。
で、いろいろ買ってホームに着くと17:30、すでに富士ぶさちゃんは待機していた。
素人、すでにこの時点で敗北であります。 -
途中で合流する同行者が富士ぶさちゃんの写メがほしい、と言ってきたので、私もデジカメで突進を試みるが、
すでにカメラを抱えたたくさんの鉄ちゃんがホームを走っており、モチベーションの違いからまったく相手にならず。
この10番ホームはさながら、テーマパーク状態。
行き先のボードはもちろん、どこもかもが、撮影ポイントである。(らしい)
ホーム先頭に行ってみると、すでに鉄ちゃんが完全占拠。
「運転手にフラッシュを向けないで」という放送が・・・。
近づくことは許されないただならぬ雰囲気の中、
おもしろいので?そんな人々を撮影してみる。
殺気立っているので、ぶれる。
これで圧倒されている私はまだ、鉄ちゃん、とりわけ撮り鉄部隊の限りない富士ぶさ愛を理解していなかった。
鉄道好きのおじさん、お兄さん、ちょっとメタボっぽい人、鉄道少年・・・
それに混じって家族連れ、年配の夫婦・・・
そこに私のように「よくわからないけど、最後なので乗っておくよ」という一見さんは、
乗るのが恐れ多い気がしてきた。
人気のソロなんかにニワカが乗るんじぇねえよ?って感じか? -
17:45、ドアが開けられると、カメラを持った鉄ちゃんが乗り込んでいく。
一応、切符がない人は中に入らないようにというアナウンスはあるものの・・・
どう見ても
撮り鉄>乗客
遅れて自分の部屋を見つけて入ろうとすると、ちょうど隣の、合流者の部屋を激写する鉄ちゃんと衝突。
「あ、すみませんでした」
そのあとも次々と人が通っては、パシャリ。
今は空きになっている同行者の部屋は格好の撮影対象になっておった。 -
18:03、ホームに陣取る多くの撮り鉄の被写体の一部になりつつ、定刻に発車。
・・・ソロの寝台は進行方向逆なのね。とすると、海は部屋から見えないのか。
そんなことを乗ってから知るのもむろん、素人ゆえであります。
横浜駅ではちょうどホームの反対側で通勤電車を待つ人々と目が合う。
ここで恥ずかしいと思ってしまうのも、素人なのであります。
このあと、車内放送がある。
「富士には○:○○ぐらいに停車」
「ぐらい」とは? -
一方、こちら熱海乗車組。
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乗車区間の変更を私が当日したので、プチ鉄は寝台券を持っていない。
だから、「今日乗るの、何号車だっけ?」と熱海の直前にメールがきて焦る。
途中、熱海のホームで動画を撮っていて、あやうく乗りそこないそうになっていたのが・・・同行者。
立っていた位置が微妙にずれていて、ダッシュ。
わざわざ岐阜から熱海まで18切符で移動して、少しでも富士に乗る時間を長くしようというのである。
(仕事の都合で、東京まではこれなかった)
少ない停車時間でなんとか乗り込み、お弁当を食べながら、富士の時間をまったりとすごす。
プチ鉄はわざわざ熱海で買ったその名も「富士」の地酒、ビール、私は梅酒を持ち込み、乾杯。
こういうの、寝台ならではの醍醐味かもしれない。
プチ鉄は待ち時間の間、駅に近い熱海の日帰り温泉でひとっぷろ浴びてきたとか。このあたりの時間の使い方はさすが旅慣れておりますが。
熱海、温泉、寝台車。
とても80年代生まれとは思えない行動パターンである。
つまみは大好きな「漬物」だし。 -
9号車、16番が私の個室。
さて、ソロの車内は思っていたより広い。階段が3段あって、寝台。おりたたみの机。荷物入れのスペースがかなり広い。カーブになった窓から見ると、ホームを上から見渡す感じ(湘南新宿ラインのグリーン車2階席とおんなじ感じ。)
なんせ、この前もウィーン→チューリッヒのゴクショウ個室寝台に乗ったばかり。あれに比べれば設備では劣っても、スペースは十分。
ただ、個室は喫煙、禁煙の別がないから、タバコのにおいが染み付いている感じ。沖縄で買った月見草のにおいけしをシュッ、シュッ。ケータイも充電器をコンセントに指し、準備OK。 -
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「できすぎくん」を使って、写真を撮ったりして
私はしばらくソロの空間を楽しんだが、ひっきりなしにドアの開く音がする。
みんないろんな場所を撮って移動しているのであります。
同行者は・・・プチ鉄。ただし、同行者のスタジアムを対象にボルトの写真を撮ったりするのに慣れているので、まあ、こんなんかな〜という感じで驚きはしないのだが。
本人には失礼ながら、マイナーなスタジアム界?と違って、さすがに鉄道界?はメジャーである。数が違う。
そんな人がこの寝台車にうじゃうじゃ乗っているのである。
私の部屋の前の廊下はずっと立ったままビデオを固定でまわしているおじさん。
廊下のコンセントを電源にしている(いいのかな?)。
すくなくても夜5時間ぐらいはその態勢であったかと思われる。ご苦労様であります。 -
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私は今回の旅で買った「鉄道の旅手帖」(実業之日本社)でメモを取る。
ただし、折りたたみの机には注意。停車時は、運転士の技量もあるんだろうけど、いまどきの電車と違い、結構がっくん、とくる。その勢いでものが動く、落ちる。プチ鉄が大好きな漬物も浜松駅で殉死。南無〜 -
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あんなに通い飽きた東海道、いつも通る駅も、新鮮なのだ。通過する駅のホームには決まって撮り鉄@ホーム部隊が配属されている。たぶんカーブなどで減速して、走る姿を撮りやすいポイントにも(暗くてわからないけど)撮り鉄@野戦部隊が各所に配備、戦闘準備についているはずなのである。
それにしても、私の乗った9号車のプレートは手書きだった。こういうの、盗まれちゃったのかな。そういうマナー違反はダメだよ。 -
暇なので、車両偵察に出てみることにする。我々は9号車、つまり12両の後ろよりに位置する。とりあえず、シンガリを見てみよう、ということで、後方へ向かう。隣の車両はB開放。つまり昔ながらの2段ベッドが並ぶ寝台車両。予想以上に、すでにそこは古きよき、昭和の旅模様が展開されておった。
わりと年齢層高めの男女が寝台についている「浴衣」を着て、備え付けのスリッパを履き、
すでにカップ酒やなんやらをあけて、酒盛りしたり、お弁当食べたり。
なんですか、この空間は。
どっかの慰安旅行の温泉旅館ですか。
スリッパと浴衣でどこまでも。
「外国人が見たら、衝撃を受けるやろうな」
だねー。
鉄@車内組は通路の椅子に座って車窓の風景を・・・撮っていたりする。やはり。
あるいはあちこちで世間話中。
プライバシーも公共の場もあいまいな、カオスゾーンであった。
探検中も、カメラを手にした鉄@車内組と何人もすれ違う。
そして最後部・・・一人いた。
しばらくして空けてくれた。
線路が見えた。
まっすぐのびております。
・・・あのお・・・それだけですが。
ま、通過する駅が過ぎていく様子はすこしカッコいいですが。
しょせん素人の感覚はこんなものであります。
Uターンして、今度は進行方向に向かい先頭に向かう。
隣の8号車はA寝台、シングルデラックス。なんですか、鍵が暗証番号ですぞ。そのため人もおらず(ソロも同じくだが)。それぞれが一人の空間を堪能しているに違いない(って書くとちょいとエロい?)
こちらは個室がソロと逆側についているから、海も個室から見られるはず。ええのお。あとトイレは一つ、洋式がある。トイレひとつとっても、確かに時代を感じさせる。だけど、トイレを改装するだけで女性客の印象はかなり違うぞ。速さ、価格で新幹線や飛行機に対抗できなくても、高級路線で押すとか、生き残り方はあったのではないか、と思わざるを得ないのであります。
ずんずん進むと、「富士」と「はやぶさ」をつなぐポイントに(すみません。専門用語知りません)到着。門司で切り離されるところだ。
ここは素人にもわかる撮影ポイントなので、それぞれのヘッドマークとともに記念撮影。
富士と同じ客車の編成で、やはり静かな個室ゾーン、はやぶさ側の混沌昭和の温泉宴会ゾーンを通り抜け、先頭に。
ここにも先客が。
先頭・・・といっても。
あのお、すみません。
フツーに機関車の後姿が見えるだけなんですけど。
・・・ま、がんばっているね、という感じはしますが。
「これのどこがいいの?」
というと、鉄連隊に処刑されそうですが・・・
ついぞそのロマンが理解できず、写真だけ撮って引き返す。 -
11時すぎ、ホームタウン、岐阜駅通過。いつもの駅がなんとなく哀愁漂う。
米原駅では客の乗り降りはないけど停車。スピードが落ちるためか、12時近い時間だというのに撮り鉄@ホーム部隊はどこよりも手厚く配備されておりました。寒い中、ご苦労様であります。
そろそろ日付も変わるころ。しばし仮眠であります。
ここは指差し確認で戸締りを確認し(うそ)うすい毛布にくるまるのであります。
暖房をつけているので、空気がかなり乾燥していて
「あー、濡れタオルにしてかけておけばよかった」と思いながらも
ちょいと面倒で、そのうち、がたん、がたんと揺れるのに誘われ浅い眠りに。
・・・がったん!
急ブレーキをかけたらしく、電車が止まった。
どこだ?ここは?
外を見ても暗くてよくわからないので枕元に置いた携帯を取り、「ケータイ国盗り」で「国盗り」ボタンを押す。
「竜野・赤穂」エリアが盗れた。
しばらくするとまた浅い眠りに・・・
5時55分。携帯のバイブで目覚める。
「ぽち」
(睡眠)
約20分後
「ぽち」
(睡眠)
・・・時刻表であらかじめ通過時刻をチェックしてあるので、それぞれのポイントでぽち。
(わからない人は読み飛ばしてくだされ) -
そのうち、朝の放送。
そこで衝撃の事実発覚。
「昨夜は竜野・相生間において、鹿が衝突し・・・」
鹿?
鹿さん、衝突死?
昨夜の急ブレーキの理由を知る。
ところでプチ鉄はまったく夜中の急停車に気がつかなかったそうだ。
外はまだ暗い。
ところで、ここで私の苗字である「岩田」駅を通過するので、カメラに取ろうとトライ。
しかし、通過が早すぎてぶれる。
徳山からは、車内販売のワゴンが乗り込み、お弁当やコーヒーなどを売るという。
「個室の方はドアを少し開けてお待ちください」
プチ鉄から「コーヒーが飲みたい。俺は少し寝る」とオーダーされたので、
ドアを少し開けて待つことにする。
ところで先頭から乗ったなら、9号車なんて、まだまだ時間かかるなあ。
私も横になりながら、ひたすら車内販売の気配を待つ。
実はこのときB寝台から先頭めがけて民族大移動が起こっていたのであった。
特製幕の内は激レア弁当らしい。
そしてしばらーくすると、お弁当を抱えてみんな戻ってくる。
(ああ、そういうことか)
少しあけていても、振動でドアが閉じてしまうこともしょっちゅう。
そのたびにおきて、ドアを少しだけ開けなくてはならない。
かといって大きめに開けておくと移動中の人が空いている部屋だと思うのか、私の部屋をのぞいていく。
いやーん。みないでぇ。
いつくるかわからない車内販売のために、ずっとこの状態でいるのもどうかと思うぞ。
私も突撃を決意する。
さすがに攻撃目標も移動しているだろうから、意外に早く出会えるかもしれない。
が。
お弁当を確保したアクティブ派(誇らしげである)には出会っても肝心な車内販売が、行っても行ってもいない。
再び「はやぶさ」の昭和の温泉宴会ゾーンを通ったとき、かなり後悔したが(朝もはよから、一部マニアは椅子に座って撮影中)、ようやく4号車と5号車の間で遭遇。
コーヒー300円。なんと苦労した夜明けのコーヒーであることよ。
しかし、ずっと個室で待機していたらいつのことになったかな。
コーヒー飲んで、パンを食べていると、そろそろ下関。
ここで一大イベントが敢行される。
「機関車の付け替え」である。
それがそんなに面白いとはあまり思えないのだが、
と書くと
再び処刑されそうだ。(すでにここまでの失言で2つ命があっても足りない計算である。)
車内放送で、機関車付け替えのため停車すること、「なお売店では本日うどんも販売します」。
売店は8号車付近でまてとのこと。
特別にアナウンスされるからには押さえなければならないのか。
下関のうどん。
と、いうことでプチ鉄は撮影係、私はうどん調達係になる。 -
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下関に停車すると、みなそれぞれの目的に向かってダッシュ。私は売店の列5番目。順番を待って注文したのと同時にプチ鉄からできればうどんは2つ買って、との一報が入った。時すでに遅し。
第一、うすい使い捨てのうどんの容器からみて、2つ持つのは不可能と思われる。
ところで、撮影の方であるが、予想通りプチ鉄はプチというぐらいだから、正真正銘の鉄のカタマリたちにかなうはずもなく、あえなく敗退したらしい。小さな子も、年配も、誰も一眼レフが基準装備のようである。われらコンパクトデジカメ派はマイナーである。
でも、機関車付け替えって、そんなにわくわくするのかな。
ホームで東京からの乗務を終えたアナウンスがどこか味わいのある富士担当のベテラン車掌さんが、これまた同じぐらいの年代の男性と話をしていました。
乗客はやはりブルトレがなくなる寂しさを嘆いていました。
「ゆっくりした旅を味わうにはこれくらいがちょうどいいんですがねえ。時代なんでしょうかね」
と車掌さん。
その笑みにはやはり寂しさが。
部屋でふくうどんをすする。
やはり温かい食べ物はほっとする。
「あ!下関、盗ってない」
あわててケータイを取り出したところでちょうどトンネル〜
長い〜
って、ことは??
トンネルを抜けると、九州。
そこは門司エリア(笑)
見事、下関のうどんに集中しすぎて盗りそこなったのであります。 -
-
ここでも最大にして最後の?イベントがあるからなのであります。
富士とはやぶさがここでお別れなのであります。
ここで「なんでそんなに必死になってさわがなあかんの?(岐阜弁)」とつぶやくと
3つめの命を落としそうなので、自重いたします。
門司駅到着。当然、みなダッシュ。
でも当然、鉄のカタマリたちに圧倒されるだけだろうから、ここはプチ鉄にまかせて、
私はあえて門司駅のスタンプゲットに向かう。
はやぶさは早々に出発するけど、富士は少し時間に余裕があるのだ。
出口の改札で駅員さんにスタンプの場所を聞くと、
「はい、こちらにありますよ」と
スタンプとスタンプ台がセットになった箱を出してくれた。
「九州へようこそ」
ええ記念になったぞ。
その場で押させてもらい、お礼を言う。
プチ鉄子だなあ。我ながら。
(後に調べると、スタンプ収集の鉄は「押し鉄」というそうだ)
ホームに戻ると、分離作業も終わり、いよいよはやぶさが出発。
万感の思いをこめてお見送りをしたのであります。
でも今日の夜には上りとして再び、出会うんだろうけどさ。
で、その撮り鉄たちを後ろから撮ってみた。 -
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続いて、富士にいよいよ?機関車が連結される。
常に「黄色い線の外に出ないでください」という駅員さんの殺気立った警告。
ねらったわけではないのに、たまたまちょうど連結地点かぶりつきの好位置ゲット。一眼レフ軍団の中、ケータイで撮影してみる。
ゆっくり前方から赤い色の機関車が近づく。
ゆっくりゆっくりブルーの客車と連結。 -
そこには重厚な「富士」のヘッドマークが誇らしげに輝いていたのであります。
(見る機会もなかったけど、それまでは「富士」「はやぶさ」同居のヘッドマークでし)
まさに「富士ぶさ」の一部だった「富士」が、「富士」となったその瞬間。
富士は富士山を通過するときには本当は富士ではなかった、という事実。
近くで見ていた少年が言った。
「おれの富士〜」 -
ざわついていたので、周りの反応は特になかったが、私はケータイを持ちながらも、その手が震えたのであります。
「おれの、おれの」富士?
感極まって少年にこうつぶやかせた富士。。
「おれの、おれの」富士も、もうすぐスクラップになってしまうのでしょうか?
青い鉄のカタマリ?になってしまうのでしょうか。
ひたすらに走り続ける先には終焉という運命が待っているブルートレインよ。
そう思うと、急に悲しくなりました。初めてなくなるということの哀切を感じました。
少年よ、清清しい気持ちを呼び起こしてくれてありがと。
それにしても、少年よ。あなたの富士はもうあと2ヶ月の命です。しっかり心に刻んでおくのですよ。
(泣)
つまり分離と機関車接続のイベント以上のものがこの時間には流れていたのでした。 -
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プチ鉄にひっぱられた形で1ヶ月前の10時に寝台券を買い、始まったこの旅。
しみじみ乗車できて幸せだった。
みどりの窓口のゴッドハンドお兄さん、どうもありがとーー。
(次の日、正式に廃止がニュースで発表され、さらにチケット入手が困難に。ソロはほとんど入手困難に)
さて、ウルウルしてしまったところで改めて「おれの富士」に乗り込みます。
下関で交代した「おれの富士」の車掌さんはちょっと事務的で、味わいという点ではかけました。
あとは日豊本線を南下する旅ですが、ここは帰りの「ソニック」でも通るので(つまり国も盗れる)、部屋で少し休むことにします。 -
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途中の杵築駅でその「ソニック号」の待ち合わせ停車。ここで最後のトイレに行っておこうとA寝台の洋式トイレに出かけてみたのだが、全然出てきません。やはり洋式トイレが1個だけというのは、困ります。
やがて別府、別府湾を大きくカーブして、終点大分。
降りた。お見送りをする人たちちらほら。しかし東京駅のそれよりのんびりしている。 -
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車体にすりすりしているおじさんがいましたが、なんだか気持ちがわかります。
「おれの富士」は、「私の富士」にもなった気がしました。
しばらく記念撮影をしたあと、ゆっくり車庫に回送されていく富士の後姿を見送りました。
私の富士〜。お疲れ様。
列車番号1番「富士」。
東京→大分 走行距離1262.3キロ。 -
-
追記
図書館で借りた「テツはこう乗る」という本によると、
・鉄はその日、どの機関車がひっぱるか、異常なほどこだわる。たまに珍しい機関車が登場するとたまらんらしい。機関車は釜といわれ、その番号に萌えるんだそうだ(う・・・)
・関門海峡は直流・交流併用の専門の機関車でひっぱる。鉄にはたまらんらしい。だからわざわざあそこで機関車を変えたんだとようやく納得。
・鉄は列車のことを「いる」と表現する。(・・・もはや生き物)
・・・深すぎてついていけませんが、理由はなんとなく理解できました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- のこのこさん 2009/04/19 10:21:30
- ブルートレイン♪
- 岩茶さん はじめまして。
富士・はやぶさの様子に誘われてお邪魔しました!
廃止間際はすごい状態だったんですね。鉄道ファンがいっぱいで…
テレビなどで見て、なんとなく想像はしていましたが、落ち着いて旅を楽しむどころではないですね(笑)
私も良く九州に夜行で行きましたが、いつもガラガラでのんびりできるところが好きでした。
貴重な乗車レポート、楽しませていただきました。
のこのこ
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