2009/03/09 - 2009/03/31
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そうたくさん
群馬県に地域医療を学ぶために1か月滞在した。結婚してから初の出張。またひとり暮らしに戻った。場所が場所だっただけに独身を謳歌することなく淡々とした毎日だった。
仕事を始めてから2年が終わることもあり、この地域医療はある意味節目の時期でもあった。2年が過ぎたってことは、ある意味仕事に慣れ、ある程度自分の意見が持ててしまう、だからある時上司の勉強不足、的を得てなさ、をたまに感づいてしまったりもするやっかいな時期かもしれない。指摘する?流す?教えを乞う?絶対的にとは言わないまでも、やっぱり2年目は未熟そのもの。そこでうまく対応もしていかなければならないってことか。
正しいこと。間違ってること。やりたいこと。やりたくないこと。目をつむること、つむれないこと。合わせるところ、合わせたくないところ。しっかりこなす。うまくこなす。ちゃっかりこなす。チームワーク。一個人。正論は正しいか?その場面で必要とされているか?コミュニケーションの必要性。おしゃべりの必要性。職人気質と凡庸さ。居心地のよさ、悪さ。味方の援護。敵をつくらない。見て見ない振り。
仕事を始めて節目の時期とか思いながら、逆に仕事の在り方に迷っている自分がある。恐らく、「きっと、みんなそうなんだろう」とよくわからない慰めを自分にして、1か月を過ごした。
仕事の流儀 人の在り方 自分の在り方
僕らには本当に学ぶことが多い。「結局は自分の身の丈にあったものに落ち着くだろう」と思いつつ、「自分以上のもの」への憧れから、その手段を模索する。まだまだ、これから。
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朝日を撮ろうと早起きをした。明け方は結構冷え込んだけど。群馬県の中でも草津に程近いところ。この時間はさすがにほとんど車の通りもなかった。
夜の黒から青、そこからオレンジ、黄色へと変化する様を写したかった。 -
徐々に太陽が昇ってくるところ。
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もうすぐ日の出。
イメージではもっと冷え込んでいて、山際にオレンジのラインがくっきりと映るような写真を撮りたかったけど、まあよし。 -
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この日が自分にとって最後の休日だった。自分にとって初めて違う病院での仕事だった。自分の中で、自分への評価は…、可もなく、不可もなくか。
環境が変わるだけで、モチベーションを保つってことが結構難しいものだと。
いい経験だった。 -
朝、西吾妻の地域を初めてゆっくりと歩いた。朝日が昇ってからだいぶたった。
歩きながら、関東の、隣の県のこんな地域でこんな生活をしている人たちがいることが少し不思議な気がした。様々な生活。心なし顔立ちも若干今まで見てきた人たちと違う印象も…?? -
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ここで暮らす人たちにとっては普段の見慣れた風景だけど、自分にとっては見慣れない、写真に撮っておきたくなる風景。
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今、これを書いているのは2010年1月17日。もうそろそろこの群馬出張から一年が経とうとしている。自分の中で最近この群馬がなぜかなつかしくなってきてしまっている。時々、行きたいなと思う。
…もしかすると、今自分がまた一人の生活に戻ったからかもしれない。妻が出産するからだ。
今は、誰もいない職場のデスクでこれを書いている。本当はやらなければならないことが山積しているはずなのに進まない。どうしたものか。
一人で生活することの難しさはリズムの取りにくさかもしれない。頑張ったり、休んだりがリズミカルでないのだ。
恐らく、一人で朝起き、一人で食事をとる、一人で生活することは案外、二人で生活することより難しいかもしれない。
なんとなく、懐かしい。 -
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この吊り橋の先にある温泉宿?は半出来温泉。この吊り橋の名前は八十路吊り橋。「半出来吊り橋」にしてもよかったのではないか…。
渡るときのスリルが倍増。
吊り橋を渡る機会なんてそうそうないからとても楽しい経験だった。
ドラマで吊り橋を渡ると板が割れて落ちそうになるシーン。
あれは実際「あると思います。」と思った。 -
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半出来吊り橋…いや八十路吊り橋の上から撮ったどでかい岩。
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標高が高かったからか、空が広かったからか。飛行機雲をよく見かけた。
深夜特急の著者が「飛行機雲が好きだ」と何かの文章で書いてあった。 -
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「秘幻」新潟での日本酒評品会で賞をとった日本酒。
日本酒は辛口が好まれるとか。
様々な場所へ行って地の酒を飲むことけっこう楽しいと思う。
僕は仕事先の上司に勧められた「結人(むすびと)」って酒が群馬の中では美味しいと思った。
群馬の若い職人さんが力を入れて作っているとのことだった。まだ全国的には知られていない酒。
丁寧な味で、今もまだちびちび妻と飲んでいる。 -
ほぼ、宿舎に閉じ込められてしまった1か月。
なんとかせねば、と思い焼酎を飲み比べてみた。
今まではなんとなく飲んでいたが、少し、斜に構えて芋がどうとか麦がどうとか考えながら飲んでみた「海童」
自分にとって芋臭さの基準 -
焼酎第二段。麦の本格焼酎。
社宅には氷がなかったので「き」かお湯割りで飲んでいた。
日本酒に比べるときりっとした味がある。
どちらかというと芋よりか麦の方が好きかな…。
確か妻には芋の方が好きだとか言ってた気もしたが…。
出張先で一人で、紙コップで飲んでいると、お酒は酒そのもののおいしさも大切だけど、グラスと、一緒に飲む人も大切だと気がつかされた。
これからは旅先にはグラスを持っていこうと決めた瞬間。 -
ベルギーのビール「CHIMAY」。上司が言うにはベルギーのお酒はベルギーで、ベルギーの食べ物と一緒に飲むからうまいとのこと。
向こうのビールは香料が強かった。もちろんおいしかったけど。 -
出張中によくお世話になったパスタ屋さん「パスタdeマンジャーレ」!!
妻が応援にきてくれて一緒に食べたとき。
自分にとって落ち着く場所。家族で経営しているのかな〜と雰囲気で思った。
マンジャーレってのは「まかない」って意味。
実はBURIOでほんのちょこっとだけど紹介されていた(すごい)。
西吾妻でよくお世話になった食べ物屋さんはここと「金井亭」ってところ。
妻には両方とも食べてもらった。
パスタdeマンジャーレも金井亭も地元の人は偉い人も、お金持ちも、家族連れの若い夫婦も、みんな来るところ。みんなにとって「落ち着く場所と味」なんだなとしみじみ思い、そういう存在になれるってことがうらやましいと思った。
マンジャーレ!! -
2009年9月19日夕方書いている。
この写真を見ながら群馬への出張を思い出している。
あれからたった半年だけど、ずいぶん昔のように思える。政権後退で八ツ場ダムのことがよく報道されている。はじめ、八ツ場ダムが長野原町のところになるとは全く思わなかったけど、ニュースの映像を見たらなんとなく、西吾妻のことを思い出した。そしたら長野原町長がインタビューされていたからびっくりした。
確かに建設途中の大きなコンクリートの塔が建っていたな…と。てっきり高速道路でもまた造るのかと思っていたけど。
また吾妻を思い出すとは思わなかった。 -
山々を見て、写真を撮ろうと思う、登ろうと思う。眺めるだけで満足する。
全部やりたがる人もいる。
自分がこの山とか空とか風景を見て何がしたいか。
自分はなんでもしたいと思う。
ただ中途半端になりそうでいやだ。ミーハーっぽいところも。
自分の中で身の丈にあったものだろうか。
貧乏性だからお金はあまりかけたくない。
自分の生活にあっているか。
長続きするか。
それを行うことでメリットは?デメリットは?
自分の中で結構優先順位が高い基準として「もとがとれるか」ってことがある。
迷っている時が楽しいのかもしれない。 -
西吾妻に滞在してよくロードバイクで滑走している人たちをよく見た。
ロードバイクは最近ブームみたいた。ヨーロッパではスポーツとして十分に定着しているが。
実は今ロードバイクを真剣に購入しようか検討しているところだ。
ロードバイクで滑走したい。
実は1年くらい前から考えていたのだけど、ほぼ宙ぶらりんになっていた。
ところが、ここ2・3日で再浮上してきている。
最近、6kmくらい離れた市まで仕事で量産型自転車で走ったところ思ったより気持がよかった。時季だけに稲刈りのにおいもして、こんなに気持ちがよかったことは久し振りだったからだ。 -
飛行機の写真
空が本当に広くてきれいだった。
自分にとってこの出張で感動できたことは空の広さと、山々の美しさだった。
夜になると星が本当に一面に広がっていた。写真を撮ったら真っ暗だったけど。 -
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一か月が終了し栃木県へ帰る最中。前橋にて。
街中になりなんとなくほっとした。
一か月山の中で仕事をしていたことがほんの数時間たったら随分昔のように思えてしまった。
なんとなく、充実したようなしなかったような…。
一日を過ごし、今日で何を得たか、一か月を終え何を得たか、いい意味で思い知らされたような気がする。
怒られたとか、大変なミスをしたというわけではないのだけれど、なんとなく、自分の中での「仕事」の位置づけが振り出しに戻ってしまったような気がした。 -
それはもしかすると、自分と同じ若い人たちに対する物足りなさなのかもしれない。「地域」で働くということは、顔がお互い知れる関係ということだ。それは、つまり、顔が知れなければってところにもつながってしまう。
それに合わせて振る舞うことに違和感があったのかも知れない。
頭で考えてやってるから、そんな振る舞いはとうに見透かされているはずなんだけど、まあ見てみない振りってところか。みんな持ちつ持たれつ。
いい意味でも大人、悪い意味でも大人ってところなんだろう。
それで仕事がスムーズになれば必要悪かもしれない。
なんだかなぁ。 -
帰る最中は妻とたわいない話をしながら帰った。
途中だんだん暗くなりながら一か月前に通った道や同じ風景だった。
ぼんやり眺めながら、まあ、こんなもんだろうと思うようにした。
恐らく、最終的には自分に合った自分の在り方に落ち着くだろう。
帰りに佐野のアウトレットで買い物をして帰った。
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