岐阜から神戸まで下道で完走　～走行距離250kmの原付持ち帰り物語～

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実家が岐阜にあるという職場の先輩から、実家の原付が不要になったということで、譲り受けることとなった。しかもどうせなら岐阜から神戸まで乗って帰ってしまおうということで、今回の旅が始まった。

＊写真がないのでwikipediaから抜粋（岐阜市街地の様子）

＜旅程＞
10時ごろ岐阜市に到着。以前バイクを買ったというお店で自賠責保険に再加入→新たにナンバープレートを神戸ナンバーに付け替えていざ出発。ここまですんなりいかず、出発したのはすでに12:30。

大垣市内を通り過ぎ、山頂付近には少し雪をかぶった息吹山を横目にすんなりと滋賀県に突入。余裕かと思われたがここからが長かった。

意外と距離のある滋賀県。なかなか大津市にたどり着かない。そうしているうちに日も傾きかけ、絶え間なく受け続ける風とみるみるうちに下がっていく気温に体力を奪われ、耐え切れずうどん屋に直行。

1時間ほど休憩した後、再度出発。このときすでに夕方5時をまわり、11月下旬の空はすでに暗くなっていた。まだ滋賀県内が脱せない、焦る。

しばらく順調に、飛ばし気味に走行していたそのとき、”あれ”は現れました。ふとミラーに目をやると赤いサイレンが光っていました。気づいたときにはもう手遅れ。ちょうど京都府に入ったばかりの県境付近で京都府警にやられました。２３ｋｍオーバー。その後サイレンを隠し、何事もなく走り去っていった。覆面だったのか・・・

その後は思い切ってスピードも出せず、イライラしながら走行。でもこのあたりから気温も上がり、また思い思いの個性あふれるバイクもたくさん現れ、走っていても退屈しなくなった。

あっという間に伊丹、尼崎、芦屋と通り過ぎ、夜9時半にようやく神戸市内の自宅にたどり着いた。休憩を除くと走行時間は8時間半にもおよぶ長旅でした。