2008/10 - 2008/10
62位(同エリア75件中)
ちゃぴおさん
国が定めたらしいけど、どこにも規定が載っていなくて眉唾な「最高僻地5級地」のトカラ列島。
まあとにかく「行きにくい離島」のトップに君臨している島々の存在を知って早10年。念願かなって行ってきた。
この旅行記は悪石島編。このあと行った中之島(大阪じゃないよ)編もそのうち作ろうと思う。。。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 ANAグループ 徒歩
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トカラ列島に行くには、船しかない。村営船「フェリーとしま」出港は夜12時前だが、朝から荷物の積み込み作業があわただしい。
各島あての生活物資などを積んだコンテナがどんどん船に積み込まれる。フォークリフトが激しく動くので、船の前でぼーっとしてるとけっこう危ない。
船は2等の雑魚寝を利用した。
朝早くに鹿児島入りしたので、10時前にチケット売り場に行ったおかげで、一番奥の壁際のスペースをゲット。
早い者順かつ行き先でスペースが決められるっぽいので、寝やすい場所(壁際とか一番奥とか)がいいなら、できるだけ早めに。
一人分のスペースはヨコ70センチ×タテ180センチくらい。隣に人がいると寝返りは打てません。
そんなのいやだ、という人は2等指定寝台か1等へどうぞ。ちなみにボクは安眠できず。。。 -
そんなこんなで、鹿児島出港前には寝ていたけど、出港直後はざわざわしてるし、トイレとかで人の出入りもあるのであんまり寝付けず、朝6時前に口之島到着!
トカラ列島最北端の島では、待ちかまえた島の人たちが船を桟橋に固定したり、下ろされた荷物を動かしたりでけっこうにぎやか。
釣り人っぽい観光客も何人か降りていった。原付を船に積んで持ってきて、さっそうと港から去っていった人がいたけど、坂も多いので島めぐりには便利かも。でも鹿児島市内でレンタルできるところはないらしい。。。
トカラに入った実感よりも、まずは眠い。
島の到着前後だけ起きて、あとは寝ていた。 -
悪石島には11時前に到着。ずっと船に乗ってると、陸地に降りてからもしばらくゆらゆらしてる感じが続く。けっこう凪いでたのにこのざまなので、苦手な人は酔い止め必要です。
民宿のクルマが港まで迎えにきてくれて、船から下りたとたんクルマに乗せられ、宿へ。
宿は普通のおうちの1室に泊まらせてもらう、素朴な民宿。外に出ると、ちょうど船が出港していくとこだった。
島の人は「○○おじ」「○○おば」とお年寄りのことを呼ぶ。ボクはなんとなく「おじさん」「おばさん」と呼ぶことに。
で、さっそく昼ご飯。
おば手作りのみそ(麦の赤みそ)と豆腐(しっかり固く濃くてうまい!)のみそ汁や、カツオ(むちむちで最高!)をいただく。素朴だけどおいしい。みそ汁に浮いてるニラは、さっき庭先で切ってきたやつだし。 -
徒歩にて観光に出発。
島はけっこう坂がきつい。
登り切る手前に港を見下ろす場所に。手前は深い青色だけど、奥は温泉がわいてるので変色して緑色に。
なんだか不思議な景色。
風が吹き上がってきて気持ちいい。 -
集落は坂を登り切ったところにある。
静かだけど、遠くからテレビの音や家を造る音が聞こえてくる。
島唯一の自販機や商店もあるし、民宿もいくつか集まっている。
さっき港で船をつなぐ作業をしていた男の人が、今度は軒下で魚のうろこをはいでいる。
いくつかに分かれた道を歩くと祠があった。
そばにはお墓がある広場があって、ボゼの面影でもあるかと探してみたけどわからず。 -
集落を越えてどんどん島の反対側に歩いていく。
やっと下り坂が見えてきた。と思ったら激しく下る。
ときどき海が見えるけど、周りは背の低い竹とか南国っぽい巨大な葉を茂らした植物ばかりで景色は案外単調。
飽きてきた頃に灯台が見えてきた。
ひとまずほっとする。 -
切り立った岩場だらけで、観光客のシロート分際で道路からあまり奥に踏み込むのは危険だと思うが、島に住むヤギは平気。その辺を、えさを探しながらうろうろしている。
あれがトカラヤギか。。。なんだか角が立派。
臆病な性格らしく、ボクと目があったとたんこっちの動きを観察して、さっと藪の中に消えていった。
たまに子ヤギがいて、「めぇ〜〜」という甲高い声が響く。ヤギも子どもとおとなでは声が明らかに違う。
それにしても、その辺に鹿の糞みたいなパチンコ玉みたいなヤギの糞が落ちてる。
ほやほやのを踏むと、そりゃ大変。 -
島の東側の牧場には牛とヤギが飼われている。
けっこうだだっ広い牧場だけど、牛の姿はまばら。そんなに頭数はいないみたい。 -
本当は海まで降りたかったけど、崖になっているのか立ち入り禁止になっていたし、人ひとり通らない場所なのであきらめる。
遠くから波が岩にぶつかる音が聞こえて、たまに「ごろごろ」「がつん」と穏やかならぬ音も。海はきれいだけど、ちょっと怖い。
黒潮のど真ん中だけに、やっぱり波が高い。
サーファーにはたまらんだろうけど、波乗りしないから俺はよくわからん。 -
これは牛小屋。昼の2時ともなると、暑くてめんどくさいのか、ほとんどへたりこんで動く奴もいなかった。
それにしても、風が直接吹き付けるからか、小屋は屋根がほとんど飛んでぼろぼろ。 -
近寄って写真を撮ってみる。
被写体の彼(彼女?)はまったく動じず。でも、別納しに近づいたら角を振って激しく追いかけてきた。
あぁ、怖・・・。 -
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