さよなら旭川競馬場

2008/10/16 - 2008/10/16

最終開催日の旭川競馬場に行ってきました。

ホッカイドウ競馬の経営不振により、門別トレセンから旭川競馬場への競走馬輸送費用を削減するため、2008年10月16日をもって旭川競馬場での開催が打ち切られることになりました。2009年はゴールデンウイークの多客時にはJRAの札幌競馬場で、それ以外の時期は門別競馬場でナイター開催が行われます。

この旭川競馬場での最終開催日は、交流重賞のエーデルワイス賞が組まれていたこともあり、いつもは数百人程度で閑散としていた場内が、4000人（主催者発表）と多くのファンが入場して賑わっていました。

【所在地】北海道旭川市神居町上雨粉500
【最寄駅】JR旭川駅から車で30分
【開設日】1975年9月5日
【主催者】北海道
【駐車場】無料駐車場3700台
【コース】１周1300ｍ、直線262ｍ
【グルメ】屋台村の焼き鳥・ザンギ・焼きそば

エリア 旭川(北海道)

開催最終日を迎えた旭川競馬場の入り口です。10月中旬ということもあり、気温は約８度と寒いくらいでした。

パドック。最終日だけあって、昨年来た時よりもお客さんの数はかなり多いです。

廃止後は門別と札幌でレースが行われ、馬もそちらへ出走することになります。

1975年に開設されてから33年が経過し、さすがに施設の老朽化が目立っていました。

日が暮れてきたのでパドックの照明が点灯されました。ちなみにこの旭川競馬場は、全国で２番目にナイターが開催された競馬場だそうです（最初に開催されたのは大井競馬）。

名物の屋台村です。場内に５〜６店くらい営業してました。

屋台でおにぎりと焼き鳥を買ってみました。正直なところ、場内にこれといって美味しいものはありません。

スタンドから馬場を見てみると、昨年までは残っていた「ばんえい」の障害が撤去されていました。

完全に日が沈み、ナイター競馬らしい雰囲気になってきました。

メインレースの発走前に、北海道副知事による挨拶がありました。

メインレースで旭川競馬最後のレースとなるエーデルワイス賞の１番人気馬、アンペア号です。鞍上は山口竜一騎手。

発売窓口も混雑しています。

いつもゴール前でファンへ愛嬌を振りまいていた誘導馬も、旭川での最後の仕事を終えます。

最終レースのエーデルワイス賞が発走しました。

スタンド前の先行争いです。このコースは逃げ残るケースが意外と少なく、道中は中団につけて３コーナーあたりから進出するような差しが有利でした。

ゴール板の前を通過します。JRA三浦皇成ジョッキー騎乗のモエレオンリーワンが２番手に付けています。ちょっと引っかかり気味です。

レースは、１番人気のアンペア号の圧勝でした。道営所属馬＋道営所属ジョッキーによる優勝で大団円ですね。

最終レース終了直後の様子。多くのファンが観戦していました。

優勝馬のアンペア号と山口竜一騎手がゴール前で一礼していました。

ウイナーズサークルです。６馬身差の圧勝だったので今後のレースでの活躍も大いに期待できそうです。

レース終了後には、ファンに本馬場解放が行われていました。

多くの人が馬場の砂を踏み締めています。

１コーナー付近の馬場。内側の方が砂が深いような気がします。

実際にダートコースを歩いてみると、かなり砂が深くて脚が取られてしまいます。この日は稍重だったので、乾燥した良馬場ならもっと歩きにくかったと思います。

ファイナルシリーズの横断幕も張られていました。

場内の食堂。もうここが営業されることもありません。。。

発売窓口も全て閉められました。

もうこのスタンドが使われないとなると、ちょっと寂しいですね。

一昨年までは「ばんえい競馬」でも使われていたパドック。もう馬が周回することもありません。

旭川競馬場を後にします。来年から始まる門別でのナイター開催には是非足を運んでみたいと思います。