2005/09/18 - 2005/09/19
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Elliott-7さん
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いよいよ、11月18日に豊島大橋(仮称)が開通することになった。
呉市豊浜町豊島(かつては豊田郡)と蒲刈町大浦(かつては安芸郡)を結ぶこの橋の完成は、島民だけでなく多くの人たちが心待ちにしていたのだ。
この島が開通するというニュースに接して、以前相棒とモーターボートで豊島の沖合いにある”斎島・いつきじま”という離島に行ったことを思い出した。
マイ旅行記を調べてみると、豊島、斎島の旅行記を掲載していないことがわかったので、写真を探してみたら保存していた画像が出てきた。
遅まきながら、豊島大橋の開通を目前にして旅行記を作成することにした。
斎島は安芸灘に浮かぶ小さな離島である。かつてこの島には小学校があり沢山の卒業生を送ったが、過疎化により住民が激減し(最盛期500人以上、現在は30人以下)、今は廃校となってしまった。
廃校の跡に宿泊施設”あびの里・いつき”と、”あび漁資料展示室”ができています。
ここに一泊して、展示資料を見せてもらった。
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まず位置関係を・・・
赤い ”+”の印がついた島が、”斎島”だ。
地図の上(北)が広島県で、下(南)が四国・愛媛県になる。
斎島は、瀬戸内海のど真ん中にあたる。
(提供・マピオンから) -
さらに地図を大きくしてみよう・・・
赤丸で囲んだ部分が、”斎島”である。
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安芸灘諸島を結ぶ7つの橋である。
?1号橋・・安芸灘大橋
?2号橋・・蒲刈大橋
?3号橋・・豊島大橋(11月開通予定)
?4号橋・・豊浜大橋
?5号橋・・平羅大橋
?6号橋・・中の瀬戸大橋
?7号橋・・岡村大橋
3号橋以外は全て開通済みで供用開始されている。
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豊島・立花港に立ち寄ったら、かい伝馬競争の準備中であった。
年に一度島の人たちは、かい伝馬競争を楽しみにしており、このために都会に出ていた者は帰郷するのだ。 -
同 上 -
同 上 -
同 上 -
同 上
いずれも立花港で・・・ -
マイボートが桟橋に繋留されている。
向こうに見える建物が”あびの里・いつき”である。
-
上陸・・・
湾内は穏やかであった、 -
元は小学校だったが廃校になり、このような宿泊施設と展示資料室に生まれ変わっていた・・・
二階が宿泊室になっている・・ -
施設の右側、
二階の六角屋根が浴室である・・・ -
夕陽の中を、豊島からの連絡線が到着した・・・
-
時が止まったように、静かな港内・・
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マイボートを移動する・・ -
施設全景・・ -
斎島の桟橋に到着した豊島からの連絡船、
一日に数本しかないが島民には大切な移動手段だ、
手前にマイボートが繋留されている・・・ -
マイボート(オープンデッキ)の後ろに留まっているのが、広島からやってきたヨットを一人でセールするのソロライダー君・・・
「斎島に泊まるのかい?」
「泊まりたいんですが、今日中に帰らないと・・」
残念そうだった、 -
斎島港内の写真・・・ -
こういうところに住めますか?
都会の人は無理でしょうな!
-
”孤独感”を味わいたい人は、最高ですよ!
携帯も持たず、テレビもみない”時間”があっても
いいのでは?!
これこそ本当の贅沢なんです! -
あびの里・いつきの食事は大変いいんです!
魚と野菜がいいから、いつも新鮮で旨い!
ここには、こだわりのシェフがいましたが、今でもまだおられるのかどうか?
こんな離島で旨いものが食べられるとは・・・
あびの里・いつきのHPを紹介しておきましょう、
http://www.enjoy.ne.jp/~toyohama/hotel.htm
-
おこぜの唐揚げも・・ -
アビ漁の盛んであった島、斎島・・・
”あび資料展示室”を見学した。
これが、あび・アビだ!
”あび”というのは”あび鳥”のことである。
口に銜えているのが、”イカナゴ”だ!
展示室、展示写真パネルから(撮影可) -
これが、あび鳥だ! -
これがあびという鳥である!
展示資料室で・・・
あび鳥と伝統漁法・イカリ漁(あび漁)に関する資料展示室で、独特の漁具展示や大型スクリーンによる「イカリ漁」の映像、展示パネルによる「イカリ漁」の紹介、「イカリ漁」の様子をイメージした特殊展示
など楽しみながら「イカリ漁」のことがわかる展示室になっている。(あび展示資料室HPより) -
暗くしてある、展示室内で・・ -
暗くしてある、展示室内で・・ -
展示室にて・・・ -
あび鳥を横からみたら・・・ -
あび鳥を正面からみたら・・・ -
アビの生態・・・
アビは北極圏やアジア大陸北部で夏季に繁殖し、冬に南下してくる渡り鳥で、日本では北海道以南の海に渡来する。中でも瀬戸内海は多く、特に豊島付近はかつて数千羽も飛来していた。
特に斎島周辺ではアビによる”いかり漁”が行われていたのです。
-
イカリドリ・・
豊島では、激しい潮流に荒れる海を「海で怒る」と言っていたが、ここに集まるアビを「怒り鳥」と呼んでいた。
そこから「いかり漁」というのだそうです。
「いかり漁」とは・・・
アビと漁師と魚が一体となって行う世界でも珍しい伝統漁法で、「アビ漁」「鳥付きこぎ釣り漁法」と呼ばれていた。
1月初めになると、斎島周辺の海に群れをなして集まるイカナゴを好物にするアビは、イカナゴの群れを追い、取り囲みながら水中までもぐって食べるのだ。
追われたイカナゴは必死で逃げようとするが、これをねらった鯛やスズキが追う、そこを漁師たちが狙うのだ。
わかりやすく言えば・・・
アビが島周辺に渡来する→アビはイカナゴを追う→イカナゴは必死で逃げる→これを鯛やスズキが追う→そこを漁師が狙う
つまり、アビがいるところには、鯛やスズキといった魚が集まってくる、という訳なのだ。
従って、いかり漁は人間と鳥と魚が一体となった漁法なのである。
長年、斎島周辺は”あび漁・いかり漁”が盛んであったが、最近はアビが渡来しなくなったのでアビ漁が衰退してしまったのだ。(アビ資料展示室資料から)
-
翌朝、島の集落を訪ねてみた・・ -
島の様子・・ -
島の様子・・ -
島の様子・・ -
翌朝、豊島からの定期船が入港してきた・・ -
これから島の一日が始まるのだ、
都会の喧騒から逃れたくなったらどうぞ・・・
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