2008/08/07 - 2008/08/07
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ケントマイルドさん
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2008年8月2〜11日までのタイ旅行。
最大のヤマ場に、期待と気合を入れて望んだシーチェンマイからの移動。
がっ、事前の情報は大ハズレでシーチェンマイからの乗合バスの便は存在した。チョッと残念だったが、今思えば、あの距離をチャータで移動するのは「無謀極まりない」スケジュールだったような気がする(私の語学力からして)
オマケに、バスの行き先を勘違いしていて・・・。
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バスに乗る前に腹ごしらえ。
市場の中を散策するが、午前8時前にして閑散としていた。 -
ジョーク(お粥)の屋台を探すがそれらしき店は無かった。
「カオトムなら出すんじゃないか」と教えられた店へ。 -
8:17、朝食。
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教えられた店。ここって食堂である。昨日は営業していたっけ?
泊まったゲストハウスへいくソイの入口だった。 -
8時47分。チェンカーン(・・・これが間違っていたのが本日の誤算)行きのバスを待つ。
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後ろにあった雑貨屋で、ハンドタオルを買おうと思ったが無かった。応対してくれたおばちゃん。
この人は店員でなく、同じバスの乗客になった人。 -
これをチャーターしたら、大変だったろうなぁ・・・。
ちょっとソコまで、という簡単な距離じゃなかったし・・・今思えば。 -
この時点でバスに乗車、9時7分。
乗車賃は100Bジャスト・・・。地元の人は、20B札出して釣銭をもらってるのに、外国人価格かと疑心暗鬼になるが、とんでもない間違いだった。(・・・他の人の5倍〜10倍くらいの距離があった) -
ノンカイから来たバスだと思う。運転手と車掌は外に出たまま戻ってこない。結局、30分近く休憩していた。
「のんびりしてるな」と思ったが、一番のんびり(・・のん気)だったのは、日本人の私であった。行き先も判らずに、ましてや6時間の長丁場になるなんて、知る由も無い。 -
走り出したバス。9時39分の写真。
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バスはメコン川沿いをひた走る。
【10時04分】 -
のどかな風景が続く。このバスの運転手、白いポロシャツを着て気さくな人。地元の人で顔見知りが多いのか、クラクションを鳴らしながら、手を振って挨拶してる(・・・運転中にもかかわらず)。農作業中のおじさんにも、気付くまでクラクション鳴らしてた。
日本も地方に行けば、こうなのだろうか・・? -
途中、メコン川沿いの小さな町(何ていう町だか地図を見ても判らなかった)から乗ってきた西洋人の夫婦。この人達も私と同じサブザックの軽装で、気ままに(無謀に)ショートトリップを楽しんでいた。
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1回目の休憩。【11時57分】
運転手がトイレへ。他の客はバスから降りなかったが、日本人は煙草を吸いに・・・。ついでに写真も撮った。
※この写真を見て、「何だルーイ行きじゃないですか」とピタリと当てた友人がいる(・・コンヌア君)
「・・・ホントかよ?」と日本に帰っても狐つきにあった気分である。まだまだ修行が足りない。文盲・・これからはタイ文字勉強しよう。 -
すぐさま・・2回目の休憩。【12時06分】
ここはドライブインになっていて、30分ぐらいあったので軽く昼食を取った。 -
何という町であろうか。位置的には「パークチョム」(・・・アバウトですみません)
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「お前ら小学生のくせに、離れろ!」と、心の中でつぶやいて撮った1枚。
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観光バスが1台先に入ってた。英語圏じゃない人達だった。
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同じバスの英語人(・・・英国人じゃなくて、英語圏の人という意味)。この夫婦も「謎の観光バス軍団」には、話しかけても会話が通じなかったみたい。
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どこの国も、団体行動になるとやっていることは一緒で・・。
売場の人をからかったり、「これは何て言うんですか?」っていうような感じで指差してコミュニケーションとったりして。店員の方が慣れていて、言葉が通じなくても客を笑わすのに長けていた。 -
小さなドライブインだったが、国際色豊かな楽しいひと時。
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出発まであと数十分。乗客や乗務員は、バスの前に集まって時間をつぶす。暇なので、私はタイ語の勉強だと思い、「このバスはチェンカンにあと何時間で着きますか?」と運転手にさらりと聞いてみた。がっ帰ってきた答えは、「えっ、このバスはルーイ行き、チェンカンには行かないよ!」だと。さらに、モーターサイの兄ちゃん達が使ってる黒板に、T(ティー)の字を書いて(・・・この時点で野次馬が集まって来た)説明してくれた。「いまここ。ここチェンカン、ここルーイ」と学校の授業のように。そして丁寧に「チェンカン、ここチェンジ」「チェンジ、チェンカン1時間」「チェンジ、ルーイ1時間」。
良く解りました。(・・・ということは、目的貫徹すると余分に3時間以上かかるわけね)
「やめた、このままルーイに行こう!」
この時、野次馬に交じって“青い瞳”がずうっとこの会話を聞いていてうなずいていたのは、知るよしも無い。
(私も真剣だったので・・)
【12:35出発】 -
一本道だとばかり思ってた。こんな山の中をショートカットしなくてもいいのに。
すると先程の“英語人夫婦”の旦那が地図を広げて、「ここに行くバスの時間、分かりますか?」と英語で聞いてきた。(・・・チェンカンじゃないか。野暮なこと聞くなよ、知っていれば苦労しないよ、と思いつつ)「知りません」と答える。
それにしても、この西洋人、大きくて正確な地図を持っている。日本でこんな細かい地図は売っているのかな。それに比べて見劣りする私の地図。「地球の歩き方」の表紙の後ろにある中綴じ、それも8年前の半分破けてるやつ・・。
国力の差かね、でも小さくて破けていても、私は“精神力”でカバーして・・・。
(精神力・・半世紀前に日本はこれで・・西洋人に挑んだが・・)
「今日は何処に泊まるの?」と聞かれた。(・・・余計なお世話、と思ったが)「ルーイです」と答える。「そちらは?」と聞き返すと、「ピサヌローク」と言って来た。(・・・明日の朝になっちゃうよ、と思いつつ)「グッドラック」と答える。 -
「ルーイ」のバスターミナルに到着【15:03】
約6時間のバスの旅であった。
一応(・・・去年のムクダハンの前例に従って)、ウドンタニ行きの最終時刻を確認しておく。 -
このバスが、ウドンタニ行きのバスらしい・・・。
なんだか、すごいバスである。(・・・15:30発の便)
西洋人夫婦は・・・どうやら旦那がレストランを探しているみたい。「どうしました?」とつたない英語で聞いてやったら、「ピサヌローク行きのバスは、18:40出発」だという。それまで何処で時間を潰すのか嘆いてた。特有のポーズ・・両手開いてうなずく格好で。 -
「私はルーイで泊まります」と、夫婦に最後(・・・となるはずだった)の言葉を残す。奥さんは終始ニコニコしていた。「本でも読んでるわ・・」なんていう、軽い乗りで手を振って別れる。。(・・・3時間、頑張ってね)
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トゥクトゥクに乗って、市内中心部へ向かう。
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宿泊のめぼしを付けていたホテルに到着。
派手なカラーで装飾した・・時間も早いので、チェックイン手続きはせずに近辺の散策に出かける。 -
ホテルの前の通りを渡ると、ソイから奥が市場になっていて野菜や果物がずらりと並んでた。
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後ろを振り向くと、派手なホテルの建物が・・・。
派手なのは色だけで、良く見ると外観から察するところは・・・。 -
ホテルの反対側を歩いていると、食事屋台が並んだ一画に遭遇。
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入口の看板には、英語表記も併記して健全性(?)をアピール。
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時間がまだ早い(15:54)せいか、ほとんどの店が準備中だった。
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その通りを突き抜けると、貯水池を囲むような公園に出る。
写真中央に、「ルーイ・パレスホテル」が見える。景色の良さそうな場所だ。 -
地方の町にしては小洒落たレストランを発見。
煙草(・・・外で)も吸えるのでここで休憩することにした。天気も良かったし。 -
眼下に女子学生が・・・何をしているのだろう。
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「地球の歩き方(・・8年前の)」を見ながら作戦タイム。
今の時刻、16:44。「この町に泊まっても・・・」とネオン(?)が恋しくなったわけではないが、すること無いんじゃないかと思ってきた。ウドンタニ行きの最終バスにはまだ間に合うし・・・。 -
食堂街もまだ人はまばらだし・・・。
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ということで・・・
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トゥクトゥクを拾って、バスターミナルへ急ぐ。
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ターミナルで、暇そうにしていた先程の“西洋人夫婦”に出会ってしまう。「どうした日本人・・」っていうような顔してた。「ゴー ウドンタニ」と言うと、旦那は苦笑いしていた。お互い気ままな(無謀な)旅行者、言葉数は少なくても、なんとなく行動が似ていたので親近感が持てる。本当の最後の別れに、再度手を振って私はバスの中へ。(・・・彼らの写真を撮ってこなかったのが悔やまれる)
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この旅行記へのコメント (2)
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- ゆみナーラさん 2008/09/16 21:01:03
- メコン沿いのバス旅
- ケントマイルドさんこんばんは!
イサーンの小さな町をのんびりと廻る素敵な旅行記を楽しみにいつも拝見しています。
私も地図を見て、行ってみたいな〜〜と思ったこともある町ばかりなので、食い入るように見せてもらっております^^!
何もないけれどイサーンの生活の中に浸れるような景色ばかりで素晴らしいです。
特に、このバスの車窓はいつか絶対!私も見に行きたいです〜
他のメコン沿いの町を走るルートでは、メコンを眺めながらの移動というのは今のところ私はしたことがないので、、、絶景ですね!
途中の休憩地なんかも、なかなか楽しそうですしね。
この続きも楽しみにしております。
- ケントマイルドさん からの返信 2008/09/17 00:40:13
- RE: メコン沿いのバス旅
- ゆみナーラさん、こんばんは。
短期旅行でも今回のような、のんびりした“バスの旅”が出来て嬉しく思います。ハプニングの連続というか、タイ語力の無さが露呈してしまった。
「チェンカンに行きますか?」「行くよ、大丈夫!(・・・ただし途中で1回乗換えだよ。)」のカッコの部分が判らなかったのが尾を引く。そばにいたおばちゃんも「私も行く(乗る)から大丈夫」なんて安心させといて、20B位の距離で直ぐに降りちゃうし。おまけに、降りてから私に手を振ってくれた。・・・何だったんだろう。
予備知識無しで乗った「普通バス6時間の旅」、ゆみナーラさんならチャレンジしますか?私は・・・あらかじめ知っていたら、パスだったでしょう。それから、国境の側を走るので、検問が3回もあったことも記しておきます。
「ルーイ編」、後半はファラン夫婦との“やりとり”があります。
こいつらも・・・無謀な計画だったので、お互い笑いどおしでした。
それではまた。
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