2008/07/31 - 2008/08/03
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azianokazeさん
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4日間の奄美まつり、前編の島唄大会、花火、舟漕ぎ競争に続いて、後編は2日(土)夜の八月踊りと3日(日)のパレードです。
とは言いましても、なにぶん田舎のお祭りですので、全国的に有名なお祭りのような人目を引くものは特にありません。
ただ、お祭り好きの島の人たちが思い思いに楽しんでいる様子が少しでも伝われば幸いです。
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先ずは八月踊り。
市街中心の大きな通りが舞台となります。
郷友会と言う、島内の出身集落ごとのグループが踊りの単位になり、その出身集落に今も住んでいる人たちを市内に呼んで(大型バスをチャーターしたりしています)一緒に踊ります。
通りの中央に見える赤い提灯ごとに、それぞれの郷友会が踊っています。
提灯の数、つまり郷友会の数は、よく知りませんがニ、三十でしょうか?
通りも1本では収まらないので、数本の通りを使います。 -
集落名を染め抜いた、こんなそろいの浴衣をつくっている郷友会も多いようです。
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提灯を中心に円陣を組んで唄いながら踊りますが、集落・郷友会ごとに踊りが異なります。
それぞれ集落に昔から伝わる独特の踊り方があるようです。
各集落は当然ながら「自分の所の踊りが一番」と自慢しています。 -
ただ、他の伝統芸同様、なかなか最近は伝承が難しくなっているようです。
特に唄は、当意即妙の男女の掛け合いで進むもので、相当の年季が入っていないと唄えません。
音楽的に“歌がうまい”ということとは別に、臨機応変にいろんな唄を繰り出せる才能が要求されます。
踊りながら叩かれる太鼓がリズミカルです。
最初はゆっくり始まりますが、次第にテンポアップしていきます。 -
ちらの集落は銘々の浴衣で踊っています。
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もちろん普段着での参加も歓迎です。
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この集落は踊り好きで有名なところで、万博のようなイベントなどにも集落ごと出掛けたりします。
ただ、さっきも言ったように、「いや、あそこの踊りなんてつまらん。自分の所のほうが・・・」と言われる方々も大勢います。 -
踊りの輪の中央には、黒糖焼酎をはじめ、持ち寄り・寄付の飲み物・食べ物が並べられています。
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子供もいますが・・・
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やはりオバサンが多いです。
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オジサンも。
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若い人を育てないと十年後、二十年後は出来なくなるのでは・・・と言うか、単に若い女性がいた方が見るのも楽しいというだけのことですが。
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地元TVの中継でしょうか。
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手に花飾りなどの小道具も。
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踊りは2時間ほど続きますが、最後は例によって“六調”で賑やかに締められます。
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さて、一夜明けて祭りの最後のイベント“パレード”です。
1部・2部に分かれており、1部はバラスバンドとかジャズダンスクラブとかいった、自分達の音楽、踊り、出し物を楽しむグループです。
2部は、通りに流れる島唄にあわせて踊る“踊り連”のパレードになります。
4時から一部の開演で、すでに大勢の観客が集まってきています。 -
例年パレードの先頭は市役所有志による“ハブ隊”ということになっているようです。
長崎の蛇踊りなどとは比べようもないですが、まあご愛嬌でしょう。 -
ハブはときどき沿道の人を連れ出してその周りにとぐろを巻きます。
そのとぐろに景気付けの水が掛けられます。 -
バンド編成できるグループいうと、宗教団体、消防署のような役所、学校・・・そんなところが中心になります。
写真は日本最大の某宗教団体です。
出場する方は、その組織がどれだけ動員できるかというアピール機会にもなります。 -
こちらは消防署の山車。
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奄美の夜を彩る“社交組合”のきれいどころです。
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奄美と言えば“大島紬”ということで、こちらは大島紬組合選出の“紬美人”のお嬢さん方です。
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こちらは保育園のお母さん方ではないでしょうか。
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ダンススクールの生徒さん。日頃の成果の発表の場であると同時に、格好の宣伝の場です。
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曲の合間に水分補給。
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こちらも恒例の某小学校のバンドです。
車の荷台に太鼓と三味線。 -
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その車の後ろに三味線・太鼓の子供達。バンドにしてもダンスにしても女の子ばかりが目立ちます。
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こちらは某高校の新体操クラブ。
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その後ろにはジュニアチームも。
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6時からは2部の市民総踊り。
通りに流れる島唄にあわせて踊り連が通りを埋めます。
大体、職場・企業組合などが単位になっています。 -
さきほど1部パレードで車に乗っていた紬美人のお嬢さんも。
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宗教団体同様、動員力は組織の力のアピールにもなります。
国会議員を擁する某医療関係団体は奄美が本拠地ということで、動員も他の同業団体を圧倒しています。 -
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個人的に大変お世話になっている方です。
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こちらはフラメンコダンスのグループ。島唄でフラメンコ。
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7時15分、4日間にわたる奄美まつりもいよいよフィナーレ。
ここでも、恒例“六調”を踊って祭りを締めます。
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