2008/07/16 - 2008/07/22
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こまちゃんさん
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7月17日午後。
引っ張りに引っ張っております「金山嶺長城」訪問記。
さて、今回はその最終話となる「筈」です(^灬^;
では、引き続き雄壮なる風景をお楽しみ下さい!
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- タクシー
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-
古のロマンと腥い時代背景を抱えたまま、いまも尚聳える万里長城。
この石壁を見れば見る程、人間業ではあり得ない気がしてしまいます。 -
秦始皇の気まぐれが生んだ人知の極み・・・
でも、この地面には、その時代に華北地区に住んでいた人々の、何世代にも及ぶ亡骸が埋まって居るんですよね。 -
エジプト探検家イーハンおじさまは(いつから変わってん?)、その雄大な光景に何度も酔いしれておりました。
-
逆光に輝くその向こうでは、今も怨みに打ちひしがれた人たちが眠っている気がします。
八達嶺長城への高速が出来る前には、「秦始皇歴史資料館」と言う所が、八達嶺長城の道の途中にありました。
そこでは、清の王朝時代から十三代に亘って作り続けられていた長城製作時代絵巻が、蝋人形で展開されていました。
それは将に「地獄絵巻」でしたね・・・
それを見て以来、長城に対して「素晴らしい」とか「素敵」とか言う感覚は無くなりました。
人民苛めの歴史の元祖としてしか見られなくなりました。 -
何故か突然真新しい石板が。
-
その先には、全く違った朽ち果てた姿が。
-
体力的には結構限界・・・
疲れ具合が良く判らず、飽和してしまっている感じですね。
取り敢えず、この先の烽火台で様子を見てみましょう。 -
この真新しく不自然な材質の所を歩いてきました。
すると・・・ -
JTBによる修復寄与でした。
http://news.sina.com.cn/c/2007-04-12/151111626102s.shtml
2006年12月の雲南省バス転落事故で、本来、厳密に語れば被害者でもある筈のJTB、事故の決着も付いていないそんな時期だったにもかかわらず、なんでこんな事するんでしょうね。
日中国交回復35周年記念で行ったそうですが、何故JTBが64万元も支払ってやらなけりゃならないの?
64万元って言えば、日本円でほぼ1億。その分、事故の被害者へ、迅速で正しい賠償をすべきでしょう。
中国との商売上で考えりゃ、中国側の旅行社に全部委任していた非は充分あります。
本来なら、契約が有ってそれに基づいて行うのが当然ですけど、この国の人間が、お人好しの日本企業が支払った「とてもおいしい金額」分の仕事を、キッチリこなして貰えると思っている方が間違いなのですから。 -
おっと、横道に逸れちゃって・・・
その先は、ここも朽ち果てた烽火台。
ヨーロッパなどの歴史遺産みたいにも見えます。
でもって、イーハンおじさまは、どことなくエジプト歴史学者の様に見えちゃいました・・・(^灬^;) -
ここから先は、とても足場が悪そうですね。
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面白そうですが、それ以前に身体がオーバーヒートしていましたし、戻る時間の事も考えて、この辺で戻る事にしました。
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落書きという姑息な手段ではなく、「写真に足跡」を残し、我々はここを去る事にします。
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もう少し若かったら・・・もう少し時間的余裕があったら・・・向こうの司馬台長城まで行きたかったですね。
皆さんも、長城へは体力のあるウチに訪れられる事をお薦めします。
ここだけは、老後のスローライフをゆったり送っている時期では、リフトで上がれるので見る事は可能ですが、自分の足で踏みしめる事は出来ない所ですから。
城壁状の長い向かい壁が見えている部分から、更に先へ2つめの烽火台が、金山嶺長城最高峰の「望京楼」で、その先からは「司馬台長城」になっています。 -
では、戻るとしましょう!
-
探検隊一行は(って、他はみんな売店の人じゃい!)、セオリーに従って帰路に就いた…
明日からも沢山行く所がありますからね。 -
司馬台長城部分を望遠でパチリ!
200mm(光学計算では300mm)のレンズは便利です! -
長城の両脇には、ご覧の様に、始終良い香りを漂わせてくれていた「薄紫の花」が。
名前は判りませんが、ナイスな演出、本当にありがとう! -
かすみの向こうに見えている池は、この辺りの地域の水庫(水瓶)。
方角は西で慕田峪方面です。 -
足の裏でしっかり何かを感じながら歩きます。
-
山の起伏に併せて、長城も一緒にくねっています。
こんな尾根に沿って作るなんてこと、良く考えついたものです。
感心と言う形容より、呆れ返る感が強くなりますね。 -
この画像が、その感を一番深くしてくれます。
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将に「GRATE WALL」。
その名が相応しい、世界一大きな大地の壁に間違い有りません。 -
来る時に見た景色も、帰りに見ると新鮮に見えます。
一度入った烽火台でも、その事を忘れてしまうほど。 -
真夏の空とは思えないほどの、秋空チックな雲のレイアウト。
今日が晴天で良かった! -
薄紫の花がいっぱい咲いています。
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さようならGRATE WALL!!
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さようなら、金山嶺長城!!
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ん??
折角のムードをぶちこわすバカめが・・・
寝るんだったら、わざわざ上がってくるな! -
こんな感じで写真に入ってしまう事もしばしば。
-
爺ぃはこの辺りで、イーハンおじさまに付きまとっていた婆さんと大喧嘩!
なんと、「この死にかけのババアのくせして、サッサと死んでしまえ!」と言いながら服を鷲掴みにしたと
思ったら、肩を突き飛ばしてしまいました!!
理由は、唯一の中国人である爺ぃが、ババアの写真本を、わざとイーハンさんに売らずにいると言って腹を立て、「彼(おじさま)に買う様に進めてくれない酷いヤツ!」って言ったそうです。
漢字2文字で言い放てる言葉でしたが、こまの中文ボキャでは判らないものでした。
まあ、爺ぃはそんな事約束もしていないし、買うか買わないかは本人次第。
でも、イーハンさんはこのババアから2冊買ったんですよね。その後だったので訳が判りませんでした。
他の若手が止めに入り、一番訳の判らないイーハンさんも懸命に止めていました。
聞くと、このばばあは一寸変人らしく、店仲間でも相手にしてないそうです。
ばばあは先に降りて行きましたが、なんか後口の悪い結果となりましたね。
でも、折角買って上げたのに(他の人からは何も買ってません)、なんで爺ぃにそんな事言ったんでしょうね。 -
でも、何でもいいから、みんな店でおとなしく待っててよ!!
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折角の雄壮な光景なのに、気分が半減しちゃいます。
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色々な自然の香りともこれでおさらばです。
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薄紫の花とも。
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向こうの西面の金山嶺長城も・・・
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さっきまで自分の足で踏みしめていた金山嶺長城東面も・・・
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そして、鬱陶しかったむすめ達も・・・
みんなさようなら!!
(なんで記念写真撮るの???) -
で、その前に、、、
ちょっと水分補給です。 -
どこに行っても咲いてるこの花。
名前は何て言うのでしょう・・・? -
みんなが色々な思いを抱きつつ、下山用のリフトに向かいます。
先の方の人たちは、今頃(4時半)上がってきた観光客達です。
リフトの最終は5時半でした。 -
蜂も大好きな「薄紫の花」。
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こま達がゴンドラリフトに乗った頃、、、
歩いて降りて行く彼女たちが見えました。
もしかして・・・下に到着したら又寄ってくるの??? -
丸い形の東烽燧。
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到着です。
相変わらずのパターンで、こまが先にふもとに到着し、リフト到着の写真を撮っています。 -
爺ぃももうすぐ到着です。
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おデブな爺ぃは、降りる動作が遅めです^^
予感的中!
写真はないですが、彼女たちはしっかり待っていました・・・(@@; -
何カ所かに分けて置かれている、金山嶺長城の石碑。
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兄弟で記念撮影も!(*o☆)\バキッ!
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駐車場までの通路からは、金山嶺長城西面の勇姿が見えていました。
望遠なので、やたらと近くに見えていますね。 -
爺ぃには、相も変わらずむすめ達がくっついています。
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結局は、3時間で戻ってきたみたいです。
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駐車場にも、また別の石碑がある事に気付きました!
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こちらのでも、おじさまを記念撮影で!
(おじさまの回路も暑さでぶっ飛んだようです) -
駐車場に戻ってきました。
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・・・ん?
車がない!? -
運転手は、日陰に車を移動させていたようです。
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影を選んでこんな看板の脇で「爆睡」しながら待っていました(到着時停車したのは写真の左奥)。
車のあった所から撮影。 -
帰り道で、小型自動車がすれ違いザマに曲がりきれず、道路から3,4m下の野っ原に落っこちているのに
遭遇しましたが(けが人が居て、救急車を待っていました)、我々は平安無事に帰路を走って戻ってきました。
行きは1時間40分掛かりましたが、帰りは1時間20分でした。 -
夕焼け空が、明日の天気を予報している感じです。
イーハンおじさまは、ホント晴れ男ですね〜。
ではオマケに、次の旅行記では「この日の食事風景」をお届けします!
「憧れの町承徳へ!?〜夕飯はしっかりと!」をお楽しみ下さい。
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