2008.7秋田出張旅行2-本荘，寝台特急「あけぼの」

2008/07/26 - 2008/07/27

7/27は午前中，前のブログにあるように天鷺城，長谷寺などをみて，由利本荘市に入る．本荘公園，永泉寺を見学した後，仕事．明日日曜日朝9時からの仕事（17時30分まで）が国立市であるので，夜行寝台「あけぼの」で帰ることにした．久しぶりに寝台の旅を堪能した（2003年寝台特急富士，同じく2006年フィンランドの急行61列車以来）．
皆に仕事が立て込んでいるのに，寝台で帰ってくるとはとあきれられた．たしかに最終の飛行機で家には帰れたし，それでも6時間程度の睡眠は確保できた．しかしひさしぶりに乗りたかったのだ．
本荘は小さな町であるが，高いビルがなく歴史を感じさせる良い町であった．日本海の花火大会前の夕日も印象的だった．

エリア 本荘(秋田)

• 同行者: その他
• 交通手段: タクシー ANAグループ JR特急
• 旅行の手配内容: その他

0830にタクシーで秋田を出発，いろいろまわって1140分過ぎに由利組合病院の前を通る．地方の医療は大変になっているが，秋田大学系の病院で有名だ．

本荘市では本荘公園に向かった．1613年にできた本荘城の址．散策した．

今日は30度位で湿気もあまりなく散歩にもここちよい．

開拓団記念碑

神社や満州開拓団の記念碑があった．農村の貧しさからか旧満州に多くの人々が渡った．

秋の雲のようだ，前線の北側で，大陸からの高気圧が張り出している，雨の予報だったのにラッキー．

公園から見た，市内，低い建物が多い．ビルはほとんど見えない，市内に降りてからも同様だった．

永泉寺山門．慶応元年．藩主の菩提寺．

山門の力士像，これで今回の「役得旅行」はおしまい．12時15分に会場のホテルアイリスに着く．昼食は「稲庭うどん」を食べた．そのあと約4時間余り仕事．

5時過ぎに仕事が終わる．最終の飛行機でもよかったが，明日朝早くから仕事があり，一度家に帰るのは面倒でもあり（という理由づけで）好きな寝台列車で帰ることにした．「あけぼの」には少しでも長く乗ろうと思い，秋田から乗ることにする．秋田まで1741始発の2551Mに乗る．

1737発の由利高原鉄道鳥海山ろく線19Dが停まっていた．本当はこれで往復したかったが，今回は時間がなく断念．

学生が多い，今日は土曜日だよね，夏休みの，あそびにきていたのかな

私たちの乗る2551M．701系平成5年製造．4両編成．残念ながらロングシート，浴衣姿の高校生くらいの女性やアベックが多い．みんな花火大会へ行くのだろう．

出発進行！

岩城みなと駅で多くの乗客が降りる，駅前はパトカーが出て交通整理．

日本海に沈む夕日がきれいだ

線路も夕日に照らされる．平成5年製造の新しい電車で台車がいいのか，揺れが少ない．

車内

雄物川を渡る．もうすぐ秋田駅だ．1830定刻着．

男鹿線，男鹿行き．1834発1145Dが停車していた．

2時間30分待ち合わせがあるので，秋田市西武の地下にある佐藤養助で「稲庭うどん」を食べる．昼にホテルで食べた「稲庭うどん」よりしこしこして細くおいしかった．残念ながらがつがつ食べて写真はなし，その前のビールとつまみの写真だけ．「稲庭うどん」と「いぶりがっこ」をお土産とする．8時閉店なので外にでる．

西武の広場で西武の職員たちが「竿灯まつり」のお囃子の練習をしていた．8/3からとあと1週間．

駅に入る，あけぼの到着まで30分．

今年は「本荘高校」が甲子園秋田代表，本荘市にはたくさんお祝いのビラや短冊がはられていた．

弘前1609発8626D「リゾートしらかみ6号」2043秋田着が停まっていた．4人用ボックス席がうれしい．2004年にフィンランドの友人（青森県岩崎村現深浦町に1996-1998年にフィンランドラップランドラヌア村から観光交換使節として岩崎村サンタランドで2年間働いていた）と一緒に十二湖駅から東能代駅まで乗ったのが懐かしい．2週間前のフィンランド旅行でも会ってきた．

乗ろうとする乗客も思いのほか多い．

定刻2104着であけぼのが入線してきた．

A個室寝台，ビデオなど昔に比べ設備がそろった．1991年に弘前上野間をB寝台で乗車して以来．しかしこれでもフィンランドの寝台列車に比べ狭い．幅も長さももう少しゆったりあるといい．でもいずれ日本の寝台列車は滅びるだろう．寅さんのビデオを少し見る．歯ブラシなどのアメニティーは以前と違い置いてあった．

同伴者のベッド，アメニティがよくわかる．JRにしては投資したものだ

通路の小座席はなくなっていた，あれは便利なのに．

途中何回か停車時に目覚めたがよく寝た方だ，600頃，行田付近で目覚める．

大宮6時29分定刻着

荒川を渡る

ざせきにするとこのようになる．

もうすぐ上野だ，この前寝台に乗ったのは2003年4月にに福岡の学会に「富士」，小倉より「新幹線」を乗り継いで行った時以来．

上野駅に着いた，車内を見ると7割方の寝台の毛布が散らかっている．夏休みの土曜日発とはいえ結構の乗車率だ．まだ廃止にはならないかな．

B1個室寝台

ごろんとシートはいい．寝具がないだけ．ヨーロッパのクレッシェントだ．

たくさんの人，特に小中学生が写真を撮っていた，石油高騰の時代は鉄道復権の時代と思うのだが，ヨーロッパみたいに日本では復権できないだろうか．．．

この旅行記へのコメント （4）

• ateruiさん 2008/08/30 19:01:26

  SUOMITAさん　初めまして

  「おぼこ」いいですねぇ〜！
  なんだか台湾の区間列車みたいです。
  ２６日に乗ってきましたぁ！（屏東ピントン高雄カオション間です。）
  電車や列車はいいもんですねぇ〜！
  たぁ〜くさん　見せて貰って　感謝感謝でしたぁ〜〜！

  SUOMITAさん からの返信 2008/09/01 13:40:16

  RE: SUOMITAさん　初めまして

  ありがとうございます！私も電車列車大好きなので今後ともよろしくお願いします．いまから34年前に平均時速40ｋｍ程度の観光号というなまえの特急に台北ー台中間を乗ったことがあります．台湾に久しぶりに行きたくなりました！

  ateruiさん からの返信 2008/09/01 18:51:05

  SUOMITAさん　こんにちは

  その「観光号」って言うの面白そうですね！！
  現在あるかどうかはわからないですがぁ〜！
  ３４年前というのも素晴らしいですねぇ〜！
  まだ軽便鉄道が沢山あったんじゃないですかぁ！
  まだ日本では台湾を中華民国って言ってたころでしょうかぁ？
  いや、地図で台湾と表記されて間もなくの頃でしたね〜！
  　
  向こうの知り合いに聞いたんですがぁ、土日を中心に長距離列車をだす傾向にあるようですよ。夜行も含めて。暫く様子をみるそうですよ。
  
  屏東站は改札口、待合室、駅前の雰囲気等ローカル色濃くて三昔四昔前のような日本で仄仄してて、気に入りましたぁ〜！
  
  台湾は近くて治安もいいし暖かいし、いいとこですね！
  完全に嵌りましたぁ！！

  SUOMITAさん からの返信 2008/09/01 22:28:29

  RE: SUOMITAさん　こんにちは

  そうなんです．中華民国60年のころだったとおもいます．リトルリーグで中華民国がアメリカに勝ち，初優勝して大騒ぎしたときにいました．1971年夏でしたので，実は36年前になります．ずいぶん昔でしたが，中華民国もとてものんびりしていた時代でした．当時私は高校生で母親と一緒に知り合いのところに個人旅行しました．数次旅券になったばかり，当然羽田から行きました．懐かしいことを思い出しました．