2008/08/01 - 2008/08/02
124位(同エリア173件中)
ニーコさん
お遍路珍道中も8回目になり、そろそろ終わりも見えてきました。
冬に行った時には、雪の為に道が通行止めになって行くことができなかった第60番・横峰寺にもお参りすることができました。
お遍路を始めて、早1年8ヵ月程。
真夏のお遍路は初めてでしたが、猛暑の中の道中はかなりきついものでした。
車での移動とはいえ、駐車場から歩くお寺も多く、汗だくになり、体力を消耗しました…。
暑くてきついので、夏はお遍路のシーズンではないようで、人は少なかったです。
表紙の写真は、第70番・本山寺の五重塔。
サルスベリがきれいでした。
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高松でレンタカーを借り(いつものDemio)、高速で愛媛方面に戻って、まずは2月に雪の為に行くことができなかった、第60番・横峰寺に行きました。
冬季は通行止めになることが多いというお寺だけあって、くねくねとした山道を6km以上上っていきます。
多分大型のバスとかはここまで上って来れないのかも。途中の駐車場から「せとうちバス」が運行しているようです(このバスも冬季は運行していませんでした。)。
車で来る場合には、通行料がかかります。
普通車は(往復)1800円。
高い!…でも、恐らく私道と思われるこの山道を整備するのはお金がかかるんだろうなー。 -
駐車場を降りてから、お寺までは徒歩で10分ほどの道のり。
とにかく暑いーーー。
山道の途中に、色々な格言が書かれた看板が立てられていました。
「思い通りにならぬ事があるのは
自分を反省する機会である」
なるほどね。
反省しなくちゃなー。 -
駐車場にも、そして、駐車場からお寺に至る道の途中にも、ずっとアジサイがありました。
もう半分枯れかけていたけど。
この暑さじゃねぇ…。
でもきれいです。 -
★第60番 石鈇山 横峰寺(よこみねじ)
石鎚山は西日本の最高峰で標高1983m。
横峰寺は、この石鎚山の北側中腹にある。
開基は修験道の始祖役行者。シャクナゲの木に蔵王権現を刻んで小堂に安置したと伝わる。
その後弘法大師が巡錫し、伽藍を整えた。大師が山頂で修行をし、結願の日に本尊の大日如来像を刻んだのだという。
こちらのお寺は、シャクナゲが有名だそうです。横峰寺 寺・神社・教会
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★第65番 由霊山 三角寺(さんかくじ)
聖武天皇の勅願で行基が開山、後に弘法大師が巡錫した。
大師はここで三角形の護摩壇を築いて21日もの間祈祷したという。
庫裏の裏にある三角の池は護摩壇の跡と伝わっている。寺の号もこの縁起が基となっている。
本尊像は平安中期の作で、安産、子育て、厄除けの観音として信仰される。
ここ65番が愛媛県の最後のお寺です。
駐車場から73段の石段を上ったところにある山門には、梵鐘が釣られています。三角寺 寺・神社・教会
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三角寺・本堂。
安産・子育て・厄除けにご利益があるとされているそうで、妊婦さんのお参りも多いとか。
でもこの時は、猛暑の1日の夕方だったので、私達以外誰もいませんでした。
遠くで銃声が何度か聞こえたのは、どこかの山の中で、イノシシでも獲っていたのかも。 -
薬師如来像。
後ろ側に太陽があって、後光が射してる感じ。 -
★第67番 小松尾山 大興寺(だいこうじ)
嵯峨天皇の勅願で弘法大師が開山したと伝わるが、寺の歴史はさらに古く奈良時代までさかのぼる。
大師が堂宇を建立したあとは真言宗、天台宗の修行僧たちがそろって修行した。
納経所の閉まる17時まであまり時間がなく、順番通りの66番はこれまた山の上で行くのに時間がかかりそうだったので、先に67番に行くことにしました。大興寺(小松尾寺) 寺・神社・教会
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本堂にあるショップ。
どこのお寺にも大抵こういうショップがあります。
お守りとか、お遍路用品とか売っている。
お遍路Tシャツ欲しいかもー。
後ろに「南無大師遍照金剛」って書いてあります。
白衣より涼しいかな。 -
パワーのありそうな木。
ご神木っていうんでしょうか。 -
この日の宿泊は観音寺市の予定。
観音寺市の最大の見所は、琴弾公園の「銭型砂絵」でしょう(多分)。
琴弾山(ちょっとした丘のような山)山頂の展望台から、この銭型砂絵を見ました。
この砂絵を見ると、一生お金には不自由しないんだそうです。
夕日の時がもっともきれいなんだそうですが、日の入りまでは2時間もあったので、それは断念。
それでも、スケールが大きくて、かなり見応えのある景色でした。銭形砂絵 名所・史跡
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この日の宿「かんぽの宿 観音寺」。
私にしては珍しく夕食の写真を1枚も撮っていないのですが、「ひうちの華」という1泊2食付のプラン。
「ひうちの華」が1番安いコースでしたが、それでも十分豪華でした。先付〜水菓子まで10品ぐらい。
「オンシーズン」価格で1人9781円でした。
部屋も広めでしたし、大浴場も温泉で肌がツルツルになる感じで、なかなか快適なお宿でした。亀の井ホテル 観音寺 宿・ホテル
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翌朝の朝食。
バイキング。
野菜がいっぱいあって良かったです。 -
田んぼの緑もあざやか。
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★第66番 巨鼇山 雲辺寺(うんべんじ)
雲辺寺は標高920mにあり、四国霊場八十八ヵ所の内では1番標高の高いところにある札所。
ロープウェイが開通するまでは、麓から徒歩で約2時間かかった。
広く静かな境内には、本堂、大師堂の他に護摩堂、書院、鐘楼堂がある。
弘法大師が初めてこの山に登り修行したのは16歳の頃という。
9世紀初頭に嵯峨天皇の勅命を受けて再び登山し、開山した。大師は本尊の千手観音を刻み、仏舎利と毘廬遮那法印とを山中に埋めて堂宇を開基したという。
こちらの雲辺寺も難所のひとつ。
7/22〜8/7までロープウェーがメンテナンスの為、運行休止中でした。車でも行けますが、かなりの山道の悪路を上っていくので、時間的にはロープウェーの方が絶対早そう。
山道も工事中で通行できない場合もあるようです。雲辺寺 寺・神社・教会
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雲辺寺・仮本堂。
本堂は工事中でした。
山の中にあるお寺だけあって、駐車場→お寺までの道のりはかなりのワイルド・ワールドでした…。
蜂だか虻に執拗に狙われたり、横の藪を蛇が走っていったり。
標高が高い&朝だったので、そこまで暑くはなかったですが。 -
ナスの形をした腰掛。
「おたのみなす」といい、願い事を念じながら腰をかけると願いが叶うという。 -
びんづるさん。
全身真っ赤な姿にはちょっと怯みますが、自分の体の悪いところと同じ部分をなでると、ご利益があるそうです。 -
68番と69番は1つの境内にあります。
1つの境内に2つの札所があるのは、四国八十八ヵ所の中でもここだけ。
前日訪れた琴弾公園の展望台がある琴弾山の中腹にあります。 -
駐車場から小道を抜けて境内に入りましたが、こちらはお寺の裏側でした。
山門は山の下側。
ここのお寺で、今回のお遍路で初めて団体のお遍路さんを見かけました。
これだけ暑いので、基本的に夏はお遍路の季節ではないので、全体的にお遍路さんは少なかったです。 -
ちょこんと乗った赤い帽子がキュート♪
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★69番 七宝山 観音寺(かんのんじ)
日証上人が琴弾八幡宮と神恵院を開いたのは8世紀初め。
すでに存在していた観音寺は神宮寺と号していたが、大師の巡錫で札所となり、改号した。
観音寺伽藍の西金堂が、現在の神恵院。観音寺 寺・神社・教会
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★第68番 琴弾山 神恵院(じんねいん)
日証上人が開いた琴弾八幡宮と別当神恵院が由来。
のちに弘法大師が巡錫し、阿弥陀如来像を八幡宮に納めて札所とした。
明治時代、神仏分離令で如来像を神恵院に移した。神恵院 寺・神社・教会
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神恵院・本堂。
外側はコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物。
階段を上って2階部分に行くと、ちゃんと本堂があります。 -
★第70番 七宝山 本山寺(もとやまじ)
平城天皇の勅願を受けて弘法大師が一夜で建立したと伝わる名刹。
戦乱の時代、長宗我部元親の焼き討ちを逃れた本堂は国宝に指定されている。
本尊は四国唯一の馬頭観音。本山寺本堂 寺・神社・教会
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本山寺・本堂。
国宝に指定されている。 -
うどん屋さん、SIRAKAWAにて。
「たこちくぶっかけ」たしか480円。
「たこちく」はタコの入ったちくわ。
それを注文が入ってから天婦羅にしてくれます。
熱々揚げたてのちくわの天婦羅が美味しい!
うどんもコシがあって、しこしこしてて美味しい!
思わずお土産用のうどんもお買い上げ〜♪ -
★第71番 剣五山 弥谷寺(いやだにじ)
奈良時代、弥谷山に登った行基は、山頂から中国地方、四国地方の八国を見渡せたことから、東峰に阿弥陀如来、西峰に釈迦如来を安置して開山した。
平安時代に弘法大師が訪れ、蔵王権現のお告げに基づいて剣五山弥谷寺と改めたという。
仁王門から本堂まですべて石段で、400段近くある。
岩壁に半分埋め込まれるように建てられている大師堂。その奥にある奥の院「獅子の岩屋」は岩をくりぬいて造られていて、弘法大師が幼少の頃に学問に励み、再び入山した際に真言密教を修行した場所だと伝えられている。弥谷寺 寺・神社・教会
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「阿弥陀三尊磨崖仏」
本堂付近の岩壁には阿弥陀三尊など多くの仏が刻まれていて、これらも弘法大師が刻んだものと伝えられている。 -
弥谷寺・本堂。
ここまで辿り着くのに、猛暑の中を石段を約400段上って来ました…。
汗だく。 -
この弥谷寺のある弥谷山(標高382m)は、死者が帰る「仏の山」として昔から民間信仰を集めてきたそうです。
400段の石段を上ってきた本堂から見る景色。 -
★第72番 我拝師山 曼荼羅寺(まんだらじ)
もとは弘法大師の祖先である佐伯氏の氏寺で、推古天皇の時代に建立されたという。
のちに唐から帰国した大師が大日如来を刻み、母親の菩提寺とした古刹である。曼荼羅寺 寺・神社・教会
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曼荼羅寺・本堂。
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★第73番 我拝師山 出釈迦寺(しゅっしゃかじ)
釈迦如来から大願成就を約束された弘法大師は、我拝師山の麓で釈迦如来像を刻み出釈迦寺を開いた。
また、山頂には捨身ヶ嶽禅定と呼ぶ奥の院を建てた。
奥の院へは本堂からおよそ2kmの山道で、行場は鎖を使ってさらに100mのぼる。
この写真の後方の山の上に見える建物が、奥の院。
さすがに奥の院までは行けませんでした…。出釈迦寺 寺・神社・教会
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出釈迦寺・本堂。
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あまりの暑さに参ってしまい、「氷あります」の看板に誘われて、門前の休憩処へ。
久しぶりに、カキ氷食べました。
美味しい〜♪♪♪
生き返りました。
お接待ということで、スイカもいただきました。
お店のおじさん、ありがとうございましたm(_ _)m -
★第74番 医王山 甲山寺(こうやまじ)
琴平の満濃池の護岸工事を指揮した弘法大師は朝廷からの褒賞金によって堂宇を建て、もとより工事の無事を願って刻んでいた薬師如来を本尊として安置したという。甲山寺 寺・神社・教会
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甲山寺・本堂。
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★第75番 五岳山 善通寺(ぜんつうじ)
真言宗善通寺派の総本山であるところから、高野山、東寺とともに弘法大師三大霊場の1つに数えられる。
広大な境内は東院と西院がある。弘法大師が誕生したのは誕生院と呼ばれる西院で、大師堂の奥殿であると伝わっている。
この寺の開基は、唐から帰国した大師が先祖を弔うために建立したのが由縁。
山号は寺の周囲に座している我拝師山、香色山、筆山、中山、火上山の五山から、寺号は大師の父善通にちなんだ。
寺宝も数多い。大師が経文を、母親の玉依御前が仏像を描いたという「一字一仏法華経序品」、唐留学中に高僧から授かった「三国伝来金銅錫杖」などの国宝が所蔵されている。総本山善通寺 寺・神社・教会
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善通寺・本堂。
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この〜木〜、何の木、気になる木〜♪
って言うか、超巨木です! -
祭壇も突き破って、成長。
パワフル! -
東院。
左側に金堂と呼ばれる本堂、右側に五重塔。 -
亀がわんさかいます。
鯉並みに餌を求めて近寄ってきて、首を伸ばして口をパクパクさせたり、びっしりと岩の上に並んで甲羅干ししてたり…。
大量にいると怖い。 -
西院の御影堂(みえどう)と呼ばれる大師堂。
御影堂は、礼堂、中殿、供養殿、奥殿があり、大師は奥殿で誕生したと言われている。
☆おしまい☆
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