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クリムトゥ山〜エンデ<br /><br />早朝4時、外はまだ真っ暗。<br />クリムトゥ山で日の出を見るために宿を出発する。<br />駐車場から暗い山道を少し歩き、3色の湖のある火口へ向かうが、まだ暗くて湖の色は確認できない。<br />日の出をを見るために集まった人たちと頂上で朝日を待つ、寒い。<br />だんだん空が明るくなって、朝日が昇る側の2つの湖がはっきりと見えてきた。<br />きれいな朝日が昇った。<br />山頂で温かい飲み物を売るおじいさんの話ではここ2,3日は天候が悪く朝日が見えていなかったらしいからこの日は幸運だった。<br />朝日どころか悪天候で湖までも辿り着けない日もあるそうだ。<br /><br />湖がはじめて発見されたときには今のような色ではなく、赤茶色・白緑・白だったそうだがその色はいまも変化し続けている。<br />ガイドのKanisさんが子供の頃に見た色は今とは違う色だったそうだ。<br />また、この湖は地元の人にとって信仰の対象でもあり3つの湖のうちのひとつは、悪い魂が落ちていく場所だと信じられている。<br />観光客の行動を制限するものは少ないが、自己責任で十分に気をつけなければ危険な場所である。<br />火口付近にあまり近寄りすぎると崩落の可能性もあるし、活火山なので硫黄臭もしている。<br /><br />日が昇りきったところで宿に戻る。<br />到着したときには気が付かなかったが、駐車場にはお店がありイカット(織物)も売られていた。<br />記念に1枚購入、ここの人たちはあまり商売っ気が無い。<br /><br />宿で朝食を朝食をとった後、エンデへ戻る。<br />イカットを見たかったので市場へ寄ってもらう。<br />ディスプレイされているもの以外にも、イカットが無造作に詰め込まれた麻袋から興味深いものがどんどん引っ張り出されてくる。<br />気が付くと一つの店で1時間以上経過...これ以上Kanisさんたちに付き合ってもらうのは心苦しい。<br />あとで一人で見に来ることにして、欲しい物だけ買った。<br /><br />ホテルにチェックイン、休憩してからひとりで待ち歩きに出かけた。<br />サッカーグランドの横にスカルノ初代大統領の像が建っている。<br />そこにはパンの木があり、その下でスカルノは政治的な思考、パンチャシラ(インドネシア建国の5原則)のインスピレーションを得たと言う。<br /><br />フローレス最後の夜は満月の明るい夜だった。<br /><br />翌日エンデの空港へ。<br />小さい空港だが現在、毎日1便はバリ行きがあるようだ。<br />”入るのは簡単・出るのは困難”と言われるフローレス島、もう少し航空運行が確実で安全ならばなぁと思う。<br /><br />ガイドのKanisさんとドライバーのHayunさんのおかげで充実したツアーになった。<br />道中、彼らといろんなことについて話したが2人ともフローレスの文化に詳しく得るものが多かった。<br />フローレス島観光を計画する人がいればぜひとも彼らを紹介したいと思うほどである。<br /><br />飛行機を待っている間に、一人の男が空港職員に連行されるのを見た。<br />近くに住む住民が滑走路の進入禁止エリアに入った為だが、一晩拘留されすぐ出てこられるらしい。<br />柵の無い滑走路の端では家畜が草を食み、子供たちが遊んでいる。サイレンが鳴ると人が散っていくがまたすぐに滑走路へ入ってくる。<br />空港職員のおじさんは「事故にあって初めて目が覚めるんだろうね...」とぼやいていた。<br /><br />定刻どおりMerpati Airlinesデンパサール行きが飛んだ。<br />Nusa Tenggara諸島からバリ島へ戻る

Indonesia★Bali&NusaTenggara★フローレス島(3)

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2008/07/17 - 2008/07/18

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旅行記グループ インドネシアの旅

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edan

edanさん

クリムトゥ山〜エンデ

早朝4時、外はまだ真っ暗。
クリムトゥ山で日の出を見るために宿を出発する。
駐車場から暗い山道を少し歩き、3色の湖のある火口へ向かうが、まだ暗くて湖の色は確認できない。
日の出をを見るために集まった人たちと頂上で朝日を待つ、寒い。
だんだん空が明るくなって、朝日が昇る側の2つの湖がはっきりと見えてきた。
きれいな朝日が昇った。
山頂で温かい飲み物を売るおじいさんの話ではここ2,3日は天候が悪く朝日が見えていなかったらしいからこの日は幸運だった。
朝日どころか悪天候で湖までも辿り着けない日もあるそうだ。

湖がはじめて発見されたときには今のような色ではなく、赤茶色・白緑・白だったそうだがその色はいまも変化し続けている。
ガイドのKanisさんが子供の頃に見た色は今とは違う色だったそうだ。
また、この湖は地元の人にとって信仰の対象でもあり3つの湖のうちのひとつは、悪い魂が落ちていく場所だと信じられている。
観光客の行動を制限するものは少ないが、自己責任で十分に気をつけなければ危険な場所である。
火口付近にあまり近寄りすぎると崩落の可能性もあるし、活火山なので硫黄臭もしている。

日が昇りきったところで宿に戻る。
到着したときには気が付かなかったが、駐車場にはお店がありイカット(織物)も売られていた。
記念に1枚購入、ここの人たちはあまり商売っ気が無い。

宿で朝食を朝食をとった後、エンデへ戻る。
イカットを見たかったので市場へ寄ってもらう。
ディスプレイされているもの以外にも、イカットが無造作に詰め込まれた麻袋から興味深いものがどんどん引っ張り出されてくる。
気が付くと一つの店で1時間以上経過...これ以上Kanisさんたちに付き合ってもらうのは心苦しい。
あとで一人で見に来ることにして、欲しい物だけ買った。

ホテルにチェックイン、休憩してからひとりで待ち歩きに出かけた。
サッカーグランドの横にスカルノ初代大統領の像が建っている。
そこにはパンの木があり、その下でスカルノは政治的な思考、パンチャシラ(インドネシア建国の5原則)のインスピレーションを得たと言う。

フローレス最後の夜は満月の明るい夜だった。

翌日エンデの空港へ。
小さい空港だが現在、毎日1便はバリ行きがあるようだ。
”入るのは簡単・出るのは困難”と言われるフローレス島、もう少し航空運行が確実で安全ならばなぁと思う。

ガイドのKanisさんとドライバーのHayunさんのおかげで充実したツアーになった。
道中、彼らといろんなことについて話したが2人ともフローレスの文化に詳しく得るものが多かった。
フローレス島観光を計画する人がいればぜひとも彼らを紹介したいと思うほどである。

飛行機を待っている間に、一人の男が空港職員に連行されるのを見た。
近くに住む住民が滑走路の進入禁止エリアに入った為だが、一晩拘留されすぐ出てこられるらしい。
柵の無い滑走路の端では家畜が草を食み、子供たちが遊んでいる。サイレンが鳴ると人が散っていくがまたすぐに滑走路へ入ってくる。
空港職員のおじさんは「事故にあって初めて目が覚めるんだろうね...」とぼやいていた。

定刻どおりMerpati Airlinesデンパサール行きが飛んだ。
Nusa Tenggara諸島からバリ島へ戻る

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  • 山頂で日の出を待つ。<br />ここでコモド島で出会った人たちに再会。

    山頂で日の出を待つ。
    ここでコモド島で出会った人たちに再会。

  • 冷えた体に温かい飲み物がうれしい。

    冷えた体に温かい飲み物がうれしい。

  • 朝日に照らされ、湖がはっきりと見えるようになる。

    朝日に照らされ、湖がはっきりと見えるようになる。

  • 2つ並んだ色の異なる湖

    2つ並んだ色の異なる湖

  • この黒い湖には生前に悪いことをした魂が落とされるらしい。

    この黒い湖には生前に悪いことをした魂が落とされるらしい。

  • 頂上から少し下ったところに2つの湖がよく見えるポイントがある。

    頂上から少し下ったところに2つの湖がよく見えるポイントがある。

  • 横並びにエメラルドグリーンと深緑色をした湖が並ぶ、不思議な光景だ。

    横並びにエメラルドグリーンと深緑色をした湖が並ぶ、不思議な光景だ。

  • 朝日に輝く田園風景も美しい。

    朝日に輝く田園風景も美しい。

  • 宿に戻る。

    宿に戻る。

  • 昨晩の水は濁っていたが一晩たつと何かが沈殿して、きれいな水になった。

    昨晩の水は濁っていたが一晩たつと何かが沈殿して、きれいな水になった。

  • バスタブがあるが機能していない、「いつかお湯が出せるようになったときのため」だと。

    バスタブがあるが機能していない、「いつかお湯が出せるようになったときのため」だと。

  • 意味無く広い部屋。<br />床に寝れば20人くらい入るのでは?

    意味無く広い部屋。
    床に寝れば20人くらい入るのでは?

  • 壁の模様がおもしろい。

    壁の模様がおもしろい。

  • 北だったか東だったか忘れたが、このバスターミナルからモニ経由マウメレ行きのバスが出る。

    北だったか東だったか忘れたが、このバスターミナルからモニ経由マウメレ行きのバスが出る。

  • サテ・アヤム定食

    サテ・アヤム定食

  • 好みのイカットがあるとつい欲しくなる。帰りの荷物は重くなりそう。

    好みのイカットがあるとつい欲しくなる。帰りの荷物は重くなりそう。

  • あまり好みではないものは写真だけ。

    あまり好みではないものは写真だけ。

  • 発見当初の湖の色

    発見当初の湖の色

  • パンチャシラ発祥の地

    パンチャシラ発祥の地

  • 近くで展示会があるというので行って見る。<br />エンデ物産展だろうか、展示会の主旨は良く分からなかった。

    近くで展示会があるというので行って見る。
    エンデ物産展だろうか、展示会の主旨は良く分からなかった。

  • Hotel Dwi Putra

    Hotel Dwi Putra

  • これがこの街ではせいいっぱいの「良いホテル」

    これがこの街ではせいいっぱいの「良いホテル」

  • 簡素なバスルーム

    簡素なバスルーム

  • 空港に貼ってあった鳥インフルエンザに関するポスター

    空港に貼ってあった鳥インフルエンザに関するポスター

  • エンデ空港

    エンデ空港

  • gunung meja(机山)

    gunung meja(机山)

  • 飛行機は満席

    飛行機は満席

  • Nusa Tenggara、また来たいな。

    Nusa Tenggara、また来たいな。

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インドネシアの旅

この旅行記へのコメント (2)

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  • 青山蒼渓さん 2008/08/12 09:57:42
    覚えておきます
    フロ−レス島ですか、しっかり記憶しておきます。火口湖、日本でも色々見られますが、双子でしかも色がハッキリと異なると言うと早々ありませんネ。

    何時の日になるか分らないけど、是非行って見たいですネ。燃油追加代がもっと安くなったら。

    edan

    edanさん からの返信 2008/08/12 20:18:22
    RE: 覚えておきます
    クリムトゥ山の湖の色は何年か毎に変化するらしいのでまた見に行きたいと思っています。

    ほんとうに、燃油サーチャージの高騰どうにかならないですかねぇ...
    NRT-LAXの燃油サーチャージは、ついに航空券代金を超えていました。

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