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翌日、奈良市内から室生寺へ向いました。今の時期は、奥の院辺りに天然記念物の暖地性羊歯が生い茂っていて、木々の緑がエネルギーに満ち溢れていました。<br />竜神信仰を生み、雨乞いの祈願も行なわれてきたという室生川の清流沿いに建つ橋本屋旅館は、土門拳も贔屓にしていたそうです。<br />女人高野と言われる室生寺を満喫した後、飛鳥へ。<br />石舞台古墳から冬野川を少し上がった辺りから棚田の風景が見られました。<br />甘樫丘の豊浦展望台まで登り、大和三山など飛鳥をゆっくり眺めることができました。

暑い奈良散歩 (2) 室生寺から飛鳥へ  Nara - Muroji

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2008/07/10 - 2008/07/11

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belledune

belleduneさん

翌日、奈良市内から室生寺へ向いました。今の時期は、奥の院辺りに天然記念物の暖地性羊歯が生い茂っていて、木々の緑がエネルギーに満ち溢れていました。
竜神信仰を生み、雨乞いの祈願も行なわれてきたという室生川の清流沿いに建つ橋本屋旅館は、土門拳も贔屓にしていたそうです。
女人高野と言われる室生寺を満喫した後、飛鳥へ。
石舞台古墳から冬野川を少し上がった辺りから棚田の風景が見られました。
甘樫丘の豊浦展望台まで登り、大和三山など飛鳥をゆっくり眺めることができました。

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  • 奈良ホテル本館の正面玄関。<br />明治42年創業で、周囲には3万&#13217;の自然公園があります。<br />瓦屋根の本館は桃山御殿式の総檜造りです。

    奈良ホテル本館の正面玄関。
    明治42年創業で、周囲には3万㎡の自然公園があります。
    瓦屋根の本館は桃山御殿式の総檜造りです。

  • ダイニングルームです。

    ダイニングルームです。

  • 朝は、茶粥を頂きました。お代わり自由だそうですが、朝から2杯は無理でした。久しぶりに奈良漬けを食べました。

    朝は、茶粥を頂きました。お代わり自由だそうですが、朝から2杯は無理でした。久しぶりに奈良漬けを食べました。

  • ダイニングルームは朝9時半までだったので、人が殆どいなくなった頃に内部を撮らして頂きました。

    ダイニングルームは朝9時半までだったので、人が殆どいなくなった頃に内部を撮らして頂きました。

  • ティールーム横の桜の間では、囲碁、将棋、チェスなどのゲームがあります。<br />右の大時計は、可成りのアンティック。<br />ここでは、食後ゆっくり新聞を読んだり、お茶を頂いたり、お話をしたりする所。

    ティールーム横の桜の間では、囲碁、将棋、チェスなどのゲームがあります。
    右の大時計は、可成りのアンティック。
    ここでは、食後ゆっくり新聞を読んだり、お茶を頂いたり、お話をしたりする所。

  • ホテル1階から外へ出ると、斜面になっていて、荒池へ下りることができます。

    ホテル1階から外へ出ると、斜面になっていて、荒池へ下りることができます。

  • 荒池の向こうには、菊水があります。

    荒池の向こうには、菊水があります。

  • 本館2階へ上がると、そこにも上村松園氏の作品が掛けられています。

    本館2階へ上がると、そこにも上村松園氏の作品が掛けられています。

  • ツインルーム内部。<br />天井が高いので、圧迫感がありません。

    ツインルーム内部。
    天井が高いので、圧迫感がありません。

  • 太鼓橋から見る室生川

    太鼓橋から見る室生川

  • 一路、室生寺へ

    一路、室生寺へ

  • 表門。<br />ここは、太古の火山活動で形成された室生火山帯の中心部で、古くから神々の坐ます聖地と仰がれていた。<br />奈良時代末期に、桓武天皇の病気平癒の祈願に卓効があったため、勅命により創建されたのが、室生寺だそうです。<br />以来、山林修行の道場として、また法相、真言、天台など各宗兼学の寺院として独特の仏教文化を形成すると共に、平安前期を中心とした多くの仏教美術を継承している。

    表門。
    ここは、太古の火山活動で形成された室生火山帯の中心部で、古くから神々の坐ます聖地と仰がれていた。
    奈良時代末期に、桓武天皇の病気平癒の祈願に卓効があったため、勅命により創建されたのが、室生寺だそうです。
    以来、山林修行の道場として、また法相、真言、天台など各宗兼学の寺院として独特の仏教文化を形成すると共に、平安前期を中心とした多くの仏教美術を継承している。

  • 仁王門

    仁王門

  • 仁王門の阿吽の仁王像。<br />これは、吽。

    仁王門の阿吽の仁王像。
    これは、吽。

  • 仁王門の阿吽の仁王像。こちらは、阿の像。

    仁王門の阿吽の仁王像。こちらは、阿の像。

  • 金堂へ続く石段、鎧坂。<br />紅葉の若葉が眩しい。

    金堂へ続く石段、鎧坂。
    紅葉の若葉が眩しい。

  • 金堂は、五間の単層寄棟造りのコケラ葺き。<br />一木造りの釈迦如来立像を中心に、薬師如来像、地蔵菩薩像、文殊菩薩像、十一面観音菩薩像が並び、その前に運慶の作と言われている十二神将像がある。

    金堂は、五間の単層寄棟造りのコケラ葺き。
    一木造りの釈迦如来立像を中心に、薬師如来像、地蔵菩薩像、文殊菩薩像、十一面観音菩薩像が並び、その前に運慶の作と言われている十二神将像がある。

  • 平安時代初期( 8世紀末〜9世紀初め)に建てられた室生寺最古の建築である五重塔。総高16,1mと屋外にある五重塔では、最小。塔身高11,5m、初重柱間2,4m、五重柱間1,45m、逓減率0,595です。古代塔としては、やや細身であるが、近世塔に比べると安定感があります。<br />檜皮葺の屋根は、朱塗りの柱や白壁と程よい対照をなしている。勾配は緩やかで、軒は二軒、裄と地垂木の断面は、円形、飛櫓垂木を角とする「地円飛角」は、天平時代の二軒の正規の様式です。組物は三手先。相輪の長さは4,53mで、宝瓶を載せて宝鐸を吊りめぐらして天蓋を作ってあるということですが、当初の形かどうかは不明です。初重内部は、床を低く張り、四天柱と心柱を囲んで、須弥壇を設け、当初は四方仏を安置していました。<br />平成10年の台風で被害を受けたが、12年に修復、落慶しました。

    平安時代初期( 8世紀末〜9世紀初め)に建てられた室生寺最古の建築である五重塔。総高16,1mと屋外にある五重塔では、最小。塔身高11,5m、初重柱間2,4m、五重柱間1,45m、逓減率0,595です。古代塔としては、やや細身であるが、近世塔に比べると安定感があります。
    檜皮葺の屋根は、朱塗りの柱や白壁と程よい対照をなしている。勾配は緩やかで、軒は二軒、裄と地垂木の断面は、円形、飛櫓垂木を角とする「地円飛角」は、天平時代の二軒の正規の様式です。組物は三手先。相輪の長さは4,53mで、宝瓶を載せて宝鐸を吊りめぐらして天蓋を作ってあるということですが、当初の形かどうかは不明です。初重内部は、床を低く張り、四天柱と心柱を囲んで、須弥壇を設け、当初は四方仏を安置していました。
    平成10年の台風で被害を受けたが、12年に修復、落慶しました。

  • この辺りから、原始林に囲まれた石段が始まります。

    この辺りから、原始林に囲まれた石段が始まります。

  • 夏は天然記念物の暖地性羊歯が綺麗です。

    夏は天然記念物の暖地性羊歯が綺麗です。

  • 大木にも苔が。いい感じです。

    大木にも苔が。いい感じです。

  • 石段は下に少し傾斜している所があり、少々危険の感がしました。<br />もう少し上かなと思っているうちに、奥の院の位牌堂が見えてきました。

    石段は下に少し傾斜している所があり、少々危険の感がしました。
    もう少し上かなと思っているうちに、奥の院の位牌堂が見えてきました。

  • 鎌倉後期に建立された御影堂(開山堂)は、流板の二段葺き屋根を持つ宝形造り。<br />

    鎌倉後期に建立された御影堂(開山堂)は、流板の二段葺き屋根を持つ宝形造り。

  • 1308年に建立した位牌堂。<br />

    1308年に建立した位牌堂。

  • 鎧坂手前にあるバン字池。

    鎧坂手前にあるバン字池。

  • 太鼓橋を渡った所にある橋本屋でお昼を頂くことにしました。<br />山菜蕎とかを勧められたのですが、朝が茶粥だったので、親子丼にとろろ汁にしました。<br />すったとろろに何のつなぎも入れずに、ただお澄ましに流し込んだだけという、とろろ汁は美味しかったです。

    太鼓橋を渡った所にある橋本屋でお昼を頂くことにしました。
    山菜蕎とかを勧められたのですが、朝が茶粥だったので、親子丼にとろろ汁にしました。
    すったとろろに何のつなぎも入れずに、ただお澄ましに流し込んだだけという、とろろ汁は美味しかったです。

  • 太鼓橋を背にして左側にあるのが、宿 橋本屋。<br />ここは、土門拳氏が室生寺の仏像写真を撮られる時、定宿にされたそうです。

    太鼓橋を背にして左側にあるのが、宿 橋本屋。
    ここは、土門拳氏が室生寺の仏像写真を撮られる時、定宿にされたそうです。

  • 一人一泊二食で、一万六千円だそうです。<br />室生の里の山菜料理が味わえます。

    一人一泊二食で、一万六千円だそうです。
    室生の里の山菜料理が味わえます。

  • 橋本屋の2階からは、室生寺がすぐそこに見えます。

    橋本屋の2階からは、室生寺がすぐそこに見えます。

  • 室生寺から飛鳥へ行く途中の棚田の景色

    室生寺から飛鳥へ行く途中の棚田の景色

  • 飛鳥川へと注ぐ細川(冬野川)

    飛鳥川へと注ぐ細川(冬野川)

  • 甘樫の丘の展望台まで上ってきました。<br />ここで夕日を見たかったのですが、ホテルへ引き上げました。

    甘樫の丘の展望台まで上ってきました。
    ここで夕日を見たかったのですが、ホテルへ引き上げました。

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