青森ウォーターフロントの夕暮れ

2008/05/10 - 2008/05/10

三内丸山遺跡の見学を終え、駅に戻ったのは５時２０分。まだ明るいうちにいつもの近代建築探し。駅周辺に唯一残されて明治の遺構「青森市森林博物館」を外観だけ見て、青森ベイブリッジより青森ベイエリアの眺望を楽しみ、青い海公園より青森湾から沈む夕陽を眺めました。久しぶりに眺めた夕陽　絶景でした。

エリア 青森市内(青森)

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円

青森駅の東口から西口方面に向かうには駅の構内は通れないため、１回駅を出て南側にある歩行者専用の橋を渡ることになります。橋の北側にはどこかで見たことがあるような立派な橋が架かっています。
そうです、横浜にベイブリッジをコンパクトにしたようなこの橋、名前も青森ベイブリッジといいます。
これってパクリじゃない？

橋を渡って向かった先はこちら。旧林野庁青森営林局（現・青森市役所柳川庁舎）庁舎。明治４１年に青森のヒバ材で造られた、ルネッサンス様式の木造洋風建築。

現在は青森市森林博物館として公開されていますが、残念ながら１６時３０分までの営業のため、外観だけしか見れませんでした。

ここはかつて、映画の「八甲田山」の舞台にもなった場所だそうです。

また線路の陸橋を渡り、東口へと戻る途中後ろを振り返ると、間もなく日が沈む時間です。せっかくなので、ベイエリアよりサンセットを楽しもうと、先を急いで青森ベイブリッジへと向かいます。

この係留されている船は、青函連絡船としての役割を昭和６３年に終えた八甲田丸。青函連絡船は８０年もの間青森と北海道を結ぶ交通手段として活躍していました。
石川さゆりの津軽海峡冬景色にも出てきていましたね。

ベイブリッジの下には上下に並行して歩行者専用のラブリッジが架かっています。

正面に見えるのは下北半島　陸奥湾は津軽半島と下北半島に囲まれる形の湾になっているので、海の向こうの北海道は見えないんですね。

西の空は茜色に染まってきていますがまだ日が沈むまでには３０分くらいかかりそうです。

１９８８年青函連絡船終航の日、最後に青森港を出発した船がこの八甲田丸でした。今、その八甲田丸は青森港に係留され、メモリアルシップ八甲田丸として、後世に青函連絡船の歴史を伝えています。

青森ベイブリッジには青森駅の東口から八甲田丸に向かう途中に昇り口があり、左右の歩道に出て歩いて渡ることができます。

南東側に見える山は八甲田山

ベイブリッジから眺める夕陽。太陽が沈んでいくのは海ではなく津軽半島の山の向こう側。

ここ青森湾からでは残念ながら海に沈む夕陽は見れないんですね。

ちょっと変わった形の建物が見えてきました。ピラミッドを薄くスライスしたようなこの建物、青森県観光物産館アスパムと言って青森ウォーターフロントのベイブリッジと並ぶランドマーク的存在になっています。

車ではあっという間に通過してしまう橋ですが、歩いて渡ると結構いろんな発見があっていいもんですね。

ガラスに反射する夕陽もきれいです。

このアスパム　ピラミッドでなく青森のＡをイメージしたデザインだそうです。

お〜おっ　いい感じに茜色に色付いてきました。

夕陽にベイブリッジぼんやり浮かんでなかなかいい感じです。

ここから青森のサンセットの定点観測を行ないます。

旅先の青森で見るサンセット　格別ですね。

東京に住んでいるとなかなかこんな光景は見れないですよね。

空気がきれいだからこんなにきれいに見えるんでしょうね。

そう言えば長いことこんなにじっくり夕陽が沈むのを見たことがなかったなあ・・・。

いい感じの色に染まってますね。

６時４０分太陽がようやく西の空に沈んだ瞬間です。
沈みそうで沈まない夕日をずっと眺めていてすっかり体が冷えてしまいました。５月なのにホント今日は寒い。さあこれから帰りのバスの時間までの３時間、夜の青森の街を楽しんでいきましょう。まずは居酒屋で腹ごしらえを・・・。

この旅行記へのコメント （6）

• ツーリスト今中さん 2008/05/27 20:18:53

  夕景！

  ご無沙汰しております。
  
  バス中泊2！ですか！
  凄いですねぇ。時間は有効に使えることは
  確かですが、、、、。
  
  その甲斐あって沢山いろいろな情景を
  見られたんですね。
  旅行記が沢山あって、、、、
  まずは青森の夕景を拝見しました。
  言葉は要らずって言う所で一票。
  
  今夏、北海道へお越しの予定とか（プロフの文面で）
  釧路も北海道の中では古い街なのでいろいろな建物も
  あるかと思います。
  ローカル線も釧網線や花咲線（根室本線）など
  鉄路でしか楽しめない光景が待っている路線もありますし。
  何て言ったって釧路の夕陽は抜群にきれいです。
  （なかなかアップする機会がありませんが）
  広い空に広がる束の間の自然の織り成す物語を
  楽しんで頂けると思いますが。
  札幌が暑くても涼しいですしね。
  と道東アピールしちゃって失礼しました。
  でも是非是非、釧路へどうぞ。

  ぬいぬいさん からの返信 2008/05/29 08:42:36

  いつも一人旅はハードです

  おはようございます
  
  一人旅はいつもチープに
  夫婦で行く旅はちょっとだけデラックスに、と心がけていますので、一人旅はローカル線に乗って乗り換え乗り換えの連続だったり、格安バスツアーだったりで、実は今回長距離夜行バスデビューでしたが、片道８時間あまりの長旅　すっごいハードでした。
  スタンダードバスだったのでリクライニングはするものの狭くて、後ろのオヤジのいびきがうるさくて、でも往復８９００円では仕方ないか・・・。
  
  でも、青森初めて行きましたが、特に弘前の町は私好みで期待していた以上に楽しめました。
  
  夏は沖縄か北海道の予定でしたが、夏の沖縄海外並みのバカ高さに早々とあきらめ、チープな一人旅で北海道　計画中です。
  
  ローカル電車で函館から北上して果たしてどこまでいけるのか。
  北海道広いですものね。
  
  もちろん旭川や釧路へも行きたいと考えてます。
  ツーリスト今中さんの旅行記　後でじっくり見せていただき参考にさせていただきます。

  ツーリスト今中さん からの返信 2008/05/29 12:39:39

  北海道へのお越しをお待ち申し上げております。

  夏は沖縄か北海道の予定でしたが、夏の沖縄海外並みのバカ高さに早々とあきらめ、チープな一人旅で北海道　計画中です。
  →嬉しいですね。
  　理由はともあれご来道頂けるとは。
  　旅もメリハリを付けてしないといつもデラックスコースでは
  　財政危機で旅困難になりますし、
  　安く上げるからと言って安かろう悪かろうにはならないのが
  　旅の魅力ですよね。
  
  ローカル電車で函館から北上して果たしてどこまでいけるのか。
  北海道広いですものね。
  もちろん旭川や釧路へも行きたいと考えてます。
  →ご存じだとは思いますが
  　函館−札幌２８０キロ、
  　札幌ー釧路３５０キロ（東京名古屋間と同じくらい）
  　札幌−旭川１３０キロ（東京軽井沢間と同じくらい）
  なので日程がどのくらいかわかりませんが
  ポイントを絞られた方が賢明かと思います。
  ローカル線もいくつか車窓の景色が楽しめる路線もありますが
  非常に本数が限られています。特急列車の方が本数が多かったりします。
  
  ツーリスト今中さんの旅行記　後でじっくり見せていただき参考にさせていただきます。
  →あんまり具体的な旅の参考にはならないかと思いますが
  　少しでも道東のすばらしさを分かっていただければと思います。

  ぬいぬいさん からの返信 2008/05/30 13:35:16

  北海道は広いですね

  北海道は広いですね
  　 →ご存じだとは思いますが
  　　函館−札幌２８０キロ、
  　 札幌ー釧路３５０キロ（東京名古屋間と同じくらい）
  　　札幌−旭川１３０キロ（東京軽井沢間と同じくらい）
  
  えっ　そんなにあるんですか
  確かにこれでは絞り込まないといけないですね。
  はずせないのは函館と美瑛　旭山動物園　
  ６日間の日程で予定していますが、お勧めの場所はありますか？
  
  
  
  

• jyugonさん 2008/05/19 23:51:20

  美しいサンセット

  ぬいぬいさん　こんばんは〜
  
  素晴らしいサンセット
  旅先でご覧になると尚のこといいものですよね。
  画像で拝見させて頂くとあっという間ですが
  随分長い時間佇んでいられたのでしょうね。
  
  5月といえども青森ではきっと寒かったことでしょう。
  寒いからこその美しい夕陽かもしれませんね。
  
  一緒に楽しませて頂きました。
  ありがとうございます。m(__)m
  
  jyugon

  ぬいぬいさん からの返信 2008/05/20 09:20:15

  ホントきれいでした

  jyugonさん　　おはようございます
  
  
  ＧＷどこにもいけなかったので、思い立って青森まで出かけてきました。
  バスの車中２泊滞在１日のまたまたはスーパーハードな旅でしたが、早朝から夜までしっかり弘前と青森の町を楽しんできました。
  
  本州の最北の地だけあって５月なのに朝晩は冷え込んで、吐く息が白いほど。
  寒かった　結局沈みそうで沈まない夕陽を３０分ほど眺めてました。
  たまにはそんなこともいいもんですね。