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「桜の名所、現存天守、国宝、世界文化遺産・・・」<br />その肩書には、事欠かない姫路城ですが、<br />今回、自分の目と足で確かめて、最も気に入ったのは、<br />徹底した防衛機能です。 ・・・これぞ、要塞! 

【体感!白亜の要塞】 姫路城

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2008/03/25 - 2008/03/25

1568位(同エリア2152件中)

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LP1989

LP1989さん

「桜の名所、現存天守、国宝、世界文化遺産・・・」
その肩書には、事欠かない姫路城ですが、
今回、自分の目と足で確かめて、最も気に入ったのは、
徹底した防衛機能です。 ・・・これぞ、要塞! 

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  • 姫路駅北口の「大手前通」の向こうに<br />そびえ立つ姫路城天守群<br /><br />

    姫路駅北口の「大手前通」の向こうに
    そびえ立つ姫路城天守群

  • 大手前通を約900m北上して、正面入り口へ<br />世界文化遺産に通ずる道だけに<br />随所に、英語による案内表示が目立ちました。

    大手前通を約900m北上して、正面入り口へ
    世界文化遺産に通ずる道だけに
    随所に、英語による案内表示が目立ちました。

  • 桜門橋を渡って、大手門へ

    桜門橋を渡って、大手門へ

  • 【三の丸広場】<br />敷地内に進入すると「世界遺産」の称号がお出迎え。<br />天守を右手に眺めつつ、北上した先に<br />入場ゲート(正面登閣口)があります。

    【三の丸広場】
    敷地内に進入すると「世界遺産」の称号がお出迎え。
    天守を右手に眺めつつ、北上した先に
    入場ゲート(正面登閣口)があります。

  • お約束の絵ですが、<br />やはり、このショットは欠かせません。

    お約束の絵ですが、
    やはり、このショットは欠かせません。

  • 今回の登城が3月下旬だっただけに <br />桜景色とのコラボを期待したのですが、<br />あいにく、つぼみばかり。<br /><br />開花予想日は、もう一週間先だとか・・・

    今回の登城が3月下旬だっただけに 
    桜景色とのコラボを期待したのですが、
    あいにく、つぼみばかり。

    開花予想日は、もう一週間先だとか・・・

  • 【菱の門】<br />料金所通過後、最初の門<br />坂を上った先の壁には、狭間(さま)!<br />早くも、要塞の顔を覗かせます。

    【菱の門】
    料金所通過後、最初の門
    坂を上った先の壁には、狭間(さま)!
    早くも、要塞の顔を覗かせます。

  • 【狭間】<br />外敵撃退(銃撃)のために、銃口を通す穴が、<br />菱の門に限らず、城内随所に見られます。

    【狭間】
    外敵撃退(銃撃)のために、銃口を通す穴が、
    菱の門に限らず、城内随所に見られます。

  • 【いの門】<br />この門を含め、天守にたどり着くまで<br />実に8箇所の門を通過しなければなりません。<br />

    【いの門】
    この門を含め、天守にたどり着くまで
    実に8箇所の門を通過しなければなりません。

  • 【ろの門】<br />姫路城全体の中では、<br />見た目も、機能もシンプルな門ですが、<br />この先、数々の演出(仕掛け)が待っています。

    【ろの門】
    姫路城全体の中では、
    見た目も、機能もシンプルな門ですが、
    この先、数々の演出(仕掛け)が待っています。

  • 【西の丸】<br />公式順路では、「いの門」「ろの門」を通らず、<br />西側を遠回りする形で渡櫓の屋内を見学しながら、<br />「はの門」へ向かいます。

    【西の丸】
    公式順路では、「いの門」「ろの門」を通らず、
    西側を遠回りする形で渡櫓の屋内を見学しながら、
    「はの門」へ向かいます。

  • 【百軒廊下】<br />このゾーンだけは、やたらきれいです。<br />メンテナンスしたばかりなんですね。

    【百軒廊下】
    このゾーンだけは、やたらきれいです。
    メンテナンスしたばかりなんですね。

  • 西の丸の渡櫓内の廊下の足元の所々にこんな穴が。

    西の丸の渡櫓内の廊下の足元の所々にこんな穴が。

  • これも、銃口を通すための穴なのか?

    これも、銃口を通すための穴なのか?

  • 西の丸の渡櫓を上から見るとこんな具合です。

    西の丸の渡櫓を上から見るとこんな具合です。

  • 【はの門へ】<br />このポイント! 一番気に入りました。<br />天守、桜、複雑な縄張り、狭間のある城壁 等<br />姫路城の魅力が集約されています。<br />桜満開の折、もう一度来たいくらいです。<br /><br />(近道の)   いの門&ろの門 経由でも、<br />(観光用の) 西の丸経由でも、<br />ここから先は、同一ルートで天守に向かいます。<br />いよいよ、要塞の本領発揮です。<br />

    【はの門へ】
    このポイント! 一番気に入りました。
    天守、桜、複雑な縄張り、狭間のある城壁 等
    姫路城の魅力が集約されています。
    桜満開の折、もう一度来たいくらいです。

    (近道の)  いの門&ろの門 経由でも、
    (観光用の) 西の丸経由でも、
    ここから先は、同一ルートで天守に向かいます。
    いよいよ、要塞の本領発揮です。

  • 【はの門への 上り道】<br />一見、緩やかな勾配のようですが、<br />石段の高さや奥行が、不規則です。<br />決して、手抜き作業したわけではなく、<br />敵軍への嫌がらせを狙ったのでしょう。<br /><br />本当にいやらしい勾配です。<br />進撃していく敵軍は、イラつくでしょうね。

    【はの門への 上り道】
    一見、緩やかな勾配のようですが、
    石段の高さや奥行が、不規則です。
    決して、手抜き作業したわけではなく、
    敵軍への嫌がらせを狙ったのでしょう。

    本当にいやらしい勾配です。
    進撃していく敵軍は、イラつくでしょうね。

  • 【はの門】<br />門を勢いよく、通り抜けようにも、<br />直後に存する細かい上り石段に阻まれます。<br /><br />敵軍は、当然に足止めを食らうハメに。

    【はの門】
    門を勢いよく、通り抜けようにも、
    直後に存する細かい上り石段に阻まれます。

    敵軍は、当然に足止めを食らうハメに。

  • 【はの門から、にの門へ】<br />天守に接近するはずの突き当たりで      <br />左へUターンすることになります。       <br />・・・まだまだ、先は長い。     

    【はの門から、にの門へ】
    天守に接近するはずの突き当たりで      
    左へUターンすることになります。       
    ・・・まだまだ、先は長い。     

  • Uターンさせられた結果、<br />天守に背を向けて進撃せざるを得ません。<br />外敵にとっては、相当のプレッシャーです。

    Uターンさせられた結果、
    天守に背を向けて進撃せざるを得ません。
    外敵にとっては、相当のプレッシャーです。

  • 【にの門】<br />門の上に居室のようなスペースがあります。<br />床板をはがして、門に進入した敵軍を<br />真上から攻撃するのです。

    【にの門】
    門の上に居室のようなスペースがあります。
    床板をはがして、門に進入した敵軍を
    真上から攻撃するのです。

  • 【反対側から見た にの門】<br />前屈みにならなければ通れないほどの窮屈さ。<br />門の内部は、「右折 & 上り階段」 の構造。<br />これでは、外敵はスローダウンせざるを得ません。<br />天守が近いだけに防衛機能を徹底させています。<br /><br />通過するだけでも、シンドいというのに<br />真上から攻撃されては、敵もたまりませんな。

    【反対側から見た にの門】
    前屈みにならなければ通れないほどの窮屈さ。
    門の内部は、「右折 & 上り階段」 の構造。
    これでは、外敵はスローダウンせざるを得ません。
    天守が近いだけに防衛機能を徹底させています。

    通過するだけでも、シンドいというのに
    真上から攻撃されては、敵もたまりませんな。

  • 【にの門から、ほの門へ】<br /><br />クドいようですが、近くに見える天守に<br />たどり着くまで、まだまだ遠いのです。

    【にの門から、ほの門へ】

    クドいようですが、近くに見える天守に
    たどり着くまで、まだまだ遠いのです。

  • 【ほの門】<br />この門も、本当に狭い。<br />屈まなければ通れない高さ。<br />一人ずつしか通れない幅。<br />(中央に「頭上注意」の注意書がありますね。)

    【ほの門】
    この門も、本当に狭い。
    屈まなければ通れない高さ。
    一人ずつしか通れない幅。
    (中央に「頭上注意」の注意書がありますね。)

  • 【腰曲輪(こしのくるわ)】<br />天守閣の北側にある渡櫓。見事な曲線美です。<br /><br />でも、もっと見事なのは、その役割です。<br />籠城する事態に陥っても、困らないように<br />食料を備蓄するためのスペースです。<br />内部には井戸も設けられています。<br />要塞としての合理性追求の証ですね。<br /><br />人体に例えれば、ここが腰に相当するのが<br />「腰曲輪」の名前の由来だとか。

    【腰曲輪(こしのくるわ)】
    天守閣の北側にある渡櫓。見事な曲線美です。

    でも、もっと見事なのは、その役割です。
    籠城する事態に陥っても、困らないように
    食料を備蓄するためのスペースです。
    内部には井戸も設けられています。
    要塞としての合理性追求の証ですね。

    人体に例えれば、ここが腰に相当するのが
    「腰曲輪」の名前の由来だとか。

  • 【石落とし】<br />スパイダーマンの如く、よじ登る外敵を真上から撃退<br />(・・・その前に、敵はここまで到達できるのか?)

    【石落とし】
    スパイダーマンの如く、よじ登る外敵を真上から撃退
    (・・・その前に、敵はここまで到達できるのか?)

  • 天守の南側(備前丸)を通過して、やっと天守へ。

    天守の南側(備前丸)を通過して、やっと天守へ。

  • 天守へは、西側の階段<br />(もちろん後付けの観光用)を<br />上って入ります。

    天守へは、西側の階段
    (もちろん後付けの観光用)を
    上って入ります。

  • 【西側を望む。】<br />数々の門、勾配、曲がりくねった通路で<br />敵が往生している姿を見下ろして、<br />あざ笑うんでしょうかね?

    【西側を望む。】
    数々の門、勾配、曲がりくねった通路で
    敵が往生している姿を見下ろして、
    あざ笑うんでしょうかね?

  • 窓の下に必ず1〜2本ある突起物<br />これらは、忍撃用か?<br /><br />しかし、門、縄張り、城壁・・・等<br />防衛機能を徹底させている姫路城にしては、<br />本数があまりにも少ない気がするが・・・

    窓の下に必ず1〜2本ある突起物
    これらは、忍撃用か?

    しかし、門、縄張り、城壁・・・等
    防衛機能を徹底させている姫路城にしては、
    本数があまりにも少ない気がするが・・・

  • 【ぬの門】<br /><br />見学順路上は、天守から菱の門(出口)への<br />帰り道の通過点にすぎないのですが、<br />敵が、菱の門(入口)から天守へ向かうには、<br />見学順路に逆行するのが近道です。<br />だからこそ、城内唯一の三層の門として、<br />監視窓、石落とし等で 防御体制を整えています。

    【ぬの門】

    見学順路上は、天守から菱の門(出口)への
    帰り道の通過点にすぎないのですが、
    敵が、菱の門(入口)から天守へ向かうには、
    見学順路に逆行するのが近道です。
    だからこそ、城内唯一の三層の門として、
    監視窓、石落とし等で 防御体制を整えています。

  • 【るの門】<br />こんな所に石垣をくりぬいた小さな門があります。<br /><br />前述の通り、見学順路に逆行した方が近道なので<br />敵に気づかれぬよう、目立たない造りにしています。

    【るの門】
    こんな所に石垣をくりぬいた小さな門があります。

    前述の通り、見学順路に逆行した方が近道なので
    敵に気づかれぬよう、目立たない造りにしています。

  • 【るの門】<br />万一、敵に門を見つけられたとしても、<br />こんな狭い門は、容易に通り抜けられません。<br />更には、窪んだ所にある小スペースの門なので、<br />いざという時は、門をさっと埋めてしまい<br />敵の侵入を阻止します。<br />別称「埋門(うずみもん)」とされる所以です。

    【るの門】
    万一、敵に門を見つけられたとしても、
    こんな狭い門は、容易に通り抜けられません。
    更には、窪んだ所にある小スペースの門なので、
    いざという時は、門をさっと埋めてしまい
    敵の侵入を阻止します。
    別称「埋門(うずみもん)」とされる所以です。

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