ひとり旅 [246] 九州縦断２２００Ｋｍの車旅【22】 ＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞鹿児島市

2008/03/09 - 2008/03/12

＜＜九州縦断２２００Ｋｍの車旅＞＞

　今回の九州縦断２２００Ｋｍの車旅は、宮崎県「道の駅高千穂」車中泊→霧島市「シティーホテルイン国分」ホテル泊→熊本県「道の駅きくすい」車中泊、３泊４日の旅でした。

【巡航県経路】
　広島→山口→福岡→大分→宮崎→熊本→鹿児島→宮崎→熊本→大分→福岡→山口→広島

●林芙美子文学碑
　小説「放浪記」「浮雲」などで知られる女流作家・林扶美子の母親は桜島の出身で、扶美子も当地で一時期を過ごしました。
　この母の出身地である古里町に、銅像２体と「花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりき」と刻んだ文学碑が建てられています。

●長渕剛叫びの肖像
　長渕剛が04年8月約7.5万人を動員したオールナイトコンサートを桜島で開催し、その跡地に06年に「叫びの肖像」と名づけられたモニュメントが建てられました。

●【手記】
　桜島[3]、最後のレポです。九州縦断旅行記ファイル２２冊目です。まだまだ続きます。
　３／12からまた休みなしのお勤め状態になっていますので、少ない時間で旅行記を仕上げるのが相当疲れますう〜〜。
　∠σ(^_^;)ｱｾｱｾ...
≪天の声：お前が好きで旅して、旅行記やってんでしょ！≫
　返事：はい。一応、深いワケがあるのですが… 。

　３月９日：早朝５時２０分旅立。
　３月12日：深夜11時２０分帰宅。
　３泊４日：車中泊２日・Ｂホテル１泊。
　総走行距離数：車移動２１９７Ｋｍ。
　今回の訪問観光地：４０箇所くらいでしょうか。
　写真枚数：１２０７枚。

エリア 桜島・古里温泉(鹿児島)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●桜島港
　自然恐竜公園から下山途中に写。
　桜島フェリーは、鹿児島市の鹿児島港（桜島フェリーターミナル）と桜島港との間を結ぶフェリーです。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●桜島港
　第○桜島丸。
　このフェリーは、桜島の人口規模の割にたくさんの利用があるそうです。
　桜島のみならず、鹿児島市内から大隅半島方面に行く際に大幅に時間を節約できるためです。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●烏島展望所
　大正3年の大噴火では、噴煙が約8,000mも上昇、約1ヶ月にわたり30億tもの溶岩が流出しました。
　このときの溶岩流によって、桜島は大隅半島と陸続きとなり、沖合い500mにあった烏島が呑みこまれ、完全に埋没しました。
　現在は桜島フェリー発着所から約2kmの大正溶岩原内に、桜島山と錦江湾を一望できる展望所として整備され、記念碑が建てられています。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●叫びの肖像へ向かう
　溶岩道路とはこのことをいうのか？中央分離帯まで溶岩が利用されています。
　んなことはどうでもいい。叫びの肖像はどこでしょう？（−−；）

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●叫びの肖像へ向かう
　迷子になりそう。叫びの肖像は、４トラ会員の「エボはちさん」に教えていただいた訳ですが、なかなか見つかりません。
　おっ。奇岩です。一瞬、ゴジラ対ビオランテに見えたのは気のせいか。どこだああああーーーーあ。叫びの肖像とかいうのは。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

　やっと見つかりました。行政さんお願いです。案内標識を作ってください。

●叫びの肖像
　2004年8月に開催された「長淵剛 桜島オールナイトコンサート」は、全国から7.5万人ものファンが集まる一大イベントでした。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

　こんな所にあるんですよおー。どこ走っても溶岩だらけで周囲の景色もよく似ているし…。分かりにくいはずです。バックは桜島。

●叫びの肖像
　ファンの呼びかけや地元企業の協力により、彼の功績を称えてこのモニュメント・叫びの肖像が出来たそうです。

▲ちょっとその前にＳＴＯＰ！…長淵剛ってだれだっけ？無知でよく分からない‘おじさん’なのです。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●叫びの肖像
　約50tもの桜島溶岩を使ったこの巨大なモニュメントは「大成浩」さん作。桜島の新たな観光スポットとして多くの人々が訪れています。

▲長淵剛ってだれだっけ？

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

　…てなわけで、当時の新聞を見つけましたのでご紹介をば。

●叫びの肖像【当時の新聞】
　モニュメントは、０４年８月２１日のオールナイトコンサートの感動を形に残したいという、ファンや地元市民の思いが結実したものだ。昨春に建立委員会が発足。街頭募金、個人や企業の寄付などで３４９６万円が集まり、制作が実行された。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

(￣○￣)ｳｫｰーー!

●叫びの肖像【当時の新聞】
　長渕は感謝の気持ちで胸がいっぱいだった。コンサートは「故郷に何か貢献できれば」という郷土愛と「音楽の力はいかほどのものなのか」を体感したくて計画した。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●叫びの肖像【当時の新聞】
　交通不便で溶岩が転がるだけの土砂捨て場に７万５０００人が集まった。「たくさんの方々のおかげで成功したんです」。
　この日も桜島に向かって歌い続けたが「生んでくれた母の顔が浮かび、泣きそうになった。ここで生まれてよかったなと思えた」。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●叫びの肖像【当時の新聞】
　今も周辺は荒涼とした砂地だが、長渕の目には夢を抱き、目を輝かせる若者らが集う姿が浮かんでいた。
　「音楽でも、ほかの芸術でも、平和を願う気持ちでもいいから、理屈抜きにいろいろな人が集まって何かを発信する場所になってほしい」。
　新たに誕生した音楽の聖地で、伝説は語り継がれていく。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●叫びの肖像
　長淵剛？？　よくわかりませんが、４トラ会員の「エボはちさん」の手前もあり、とりあえず記念写真をたくさん撮ってしまいました。
　対岸は鹿児島市。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●道の駅さくらじま
　鹿児島県のほぼ中央、錦江湾に浮かぶ桜島の玄関口桜島フェリーの発着場近くの国道２２４号線沿いにある「道の駅さくらじま」。 絶景の桜島を堪能できる道の駅です。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●叫びの肖像
　このカット、今の私の心境を表しているようです。想い出さがしのひとり旅です。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

　ところ変わって…同じ桜島の島内ですが。

●林芙美子文学碑
　古里温泉郷の温泉街の中央の丘の上に、女流作家・林扶美子の文学碑があります。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　小説「放浪記」「浮雲」などで知られる林扶美子の母親は桜島の出身で、扶美子も当地で一時期を過ごしました。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　この母の出身地である古里町に、銅像２体と「花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりき」と刻んだ文学碑が建てられています。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑

　〜花のいのちはみじかくて
　　　　苦しきことのみ多かりき〜

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　林芙美子は、自らの貧困に苦しんだ生い立ち、流浪の経験などを基にした、生々しい実感を伴う表現や人物描写が特徴です。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　行商を営んでいた宮田麻太郎と林キクの間に婚外子として誕生しました。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　その後、キクが麻太郎と離別して沢井喜三郎と結婚すると、家族3人で行商を営みながら九州各地や中国地方を転々とした後、当時は非常に活気のあった港町・広島県尾道に移り住むことになりました。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　そして、恩師の勧めもあり尾道市立高等女学校（現広島県立尾道東高等学校）に進学し、次第に文学の道を志すようになりました。


■広島県尾道市＜千光寺公園＞の旅行記は↓です。
　http://4travel.jp/traveler/godzilla/album/10214463/
　

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　溶岩に寄生している松。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　お土産もの屋さんの顔抜き。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　篤姫みやげが多いですね。お土産をたくさん購入。
　すると、店のお婆ちゃんが「ありがとうな。こんなに買ってくれて。」と言っていました。たいへん印象的でした。

鹿児島市＜桜島[3]叫びの肖像・林芙美子文学碑＞

●林芙美子文学碑
　古里温泉郷の温泉街を写。
　これから鹿屋航空基地へ向かいます。

鹿児島市＜桜島[3]＞

●桜島遠景
　さよなら桜島。妻と訪れてからちょうど９年が経ちました。涙そうそうです。

「Ｒ２２０号線垂水市役所近くにて」

●ジープ
　鹿屋航空基地のジープでしょうか？カックいい！
　個人的にはこんな車に乗りたい。

鹿児島県鹿屋市「鹿屋体育大学」

●鹿屋体育大学
　鹿屋航空基地へ向かう途中にありましたので、思わず写。

鹿児島県鹿屋市「鹿屋体育大学」

●鹿屋体育大学
　1981年に設置されました。全国で唯一の国立体育大学です。

鹿児島県鹿屋市「鹿屋航空基地」

　次の旅行記は【鹿屋航空基地史料館】です。

●鹿屋航空基地史料館
　江田島、佐世保と並ぶ海上自衛隊三大資料館のひとつである鹿屋航空基地史料館は、屋内展示も公園の展示機群も充実しています。