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平成20年2月15日(金)<br /><br /> 橋田さんは打ち合わせどうり17時半に到着したので羽田まで同行した。<br /> 羽田空港で軽く腹ごしらえしようと蕎麦を食べた。予め送っておいたスーツケースを受け取り、指定の場所で待つほどに西遊旅行社の若い男子係員がやってきてチケットを渡してくれた。<br /> 関西空港で添乗員及び関西よりの参加者と合流することになる。<br /><br /> 羽田21時発、関西空港22時15分着、関西空港23時55分発だから乗り継ぎは慌しい。<br /> 荷物はベイルートまで羽田から運んでくれる手はずである。<br /><br /> 関西空港では添乗員の山本由紀さんが黒いビジネススーツを纏って待機していた。予想していた年齢よりも若い大柄な女性である。姫路の近郊大塩の出身で母親が韓国人、父親が日本人のハーフだと自ら表明した。酒をこよなく愛する女性である。後に判明したことであるが年は38才の未婚者で歴史と地理の知識が豊富なうえに説明も的を射ており気配りもよく出来る理想的な添乗員であった。<br /><br /> 今回の参加者は総員15名、男7人、女8人、羽田から11人、関西から4人の顔ぶれで夫婦同伴は4組、いずれも旅なれたつわものばかりである。           <br /><br /> 直ちに出国手続きを済ませた。何時もなら免税品のウイスキーとブランデーを調達するのだが今回はイスラム圏への入国なので入国審査の時没収されると言う。故に求めることはしなかった。<br />ドーハ空港で時間の余裕があるのでそこで調達することにした。<br />                                        <br /> 久し振りの海外旅行であったが、出国審査の時の手荷物検査が厳しくなり時間がかかることとパスポートチェックの時カメラが正面から顔面を捉えている点が印象にのこった。<br /> 関西空港でやっと機上の人となり23時55分定刻にカタール航空のQR821便はドーハへ向けて離陸した。<br /><br />平成20年2月16日(土)<br /> ドーハまでの飛行時間は12時間30分。時差6時間。<br /> 離陸後座席に備え付けのビデオを見ながら機内サービスを待つ。<br /> ビデオの内容は不死身の黒人捜査官が国連本部までも巻き込んだ犯罪を追って活劇を繰り返すという荒唐無稽の物語であった。<br /> <br /> 日本時間2時ころやっと機内食と飲み物のサービスがあり、ワインとウイスキーを貰った。鰻重と蕎麦の食事は美味かった。満足して仮眠した。時差を除いて計算すると今日は一日が34時間の長い一日となる。<br /><br /> 現地時間6時25分ドーハ空港に到着。入国審査後、旅行中の飲料として免税店でブランデーとウイスキーを求めた。<br /> 税関も問題なく通過して空港施設の外に出た。目的地のベイルートへ向けてドーハ出発までの待機時間5時間45分を利用してドーハ市内の見学である。<br /><br /> 暫し待つうちにガイドのラジャさんが迎えにきて7時にバスに乗り込む。<br /><br /> カタールではペルシャ湾から産出する石油と天然ガスの恩恵に恵まれてカタール人は裕福な生活を享受しており人口100万人の中、70万人が外国からの出稼ぎ者であり30万人がカタール人という歪な人口構成である。とガイドは説明した。  <br /><br /> 出稼ぎの人はインド、アフリカ、イラン、パキスタン、ネパール、スリランカ、チベット、フィリピンと貧困国からが多く、ガイドのラジャさんはネパールから来たという。<br /><br /> ドーハではアールアーリーサッカー場、駱駝市場、野菜果物市場、カリハ競技場、競馬訓練場、厩舎、新ドーハ市街地中心部、スーパーマーケット等を見学した。<br /><br /> またイラク戦争では独特の取材で他社の報道との差別化を見せつけ一躍有名になったアルジャジーラテレビのオフイスもバスからではあるが瞥見することができた。<br /><br /> カリハ競技場は2006年12月1日〜12月15日にかけてアジア競技大会が開催された近代的な競技場である。<br /><br /> 待機時間を利用した駆け足の見学であったがガイドの説明や実見した感想を纏めると以下の通りである。<br /><br />1.豊富な石油と天然ガスに恵まれた裕福な国で国民は税金を負担する必要がないこと。<br />2.食料品の過半は輸入に依存する国。<br />3.外国からの出稼ぎ労働者に労働を依存する国で彼らに提供するアパートが立ち並ぶ国<br />4.出稼ぎ者の住居はアパートでカタール人の住居は庭付の豪邸。一瞥して判別できるほどに格差があること<br />5.アパートの家賃は2500〜3000US$/月で物価に比べ割高。       <br />6.羊1頭200$、駱駝1頭500$、駱駝はすべて一瘤。 7.新ドーハ市街は高層ビルの建設ラッシュで至るところにクレーンが林立しており好景気が窺われること<br />8.野菜、果物市場、スーパーマーケットには豊富にさまざまな品種が取り揃えられていて世界中から農産物や商品が押し寄せている様子が窺われること。<br />9.競馬用の厩舎では主としてアラブ種の競争馬が飼育されていたが賭博の禁止されているイスラム国で何故競馬用の馬の飼育に力を入れているのか不思議に思った。<br /><br /> 12時15分ドーハ発のQR422便でベイルートへ飛んだ。           <br /> 15時30分ベイルート着、迎えのバスに乗り換え宿泊地のシュトウーラへ向かった。   <br />    <br />

乗り継ぎ待機時間を活用してカタール見学

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2008/02/15 - 2008/02/16

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早島 潮

早島 潮さん

平成20年2月15日(金)

 橋田さんは打ち合わせどうり17時半に到着したので羽田まで同行した。
 羽田空港で軽く腹ごしらえしようと蕎麦を食べた。予め送っておいたスーツケースを受け取り、指定の場所で待つほどに西遊旅行社の若い男子係員がやってきてチケットを渡してくれた。
 関西空港で添乗員及び関西よりの参加者と合流することになる。

 羽田21時発、関西空港22時15分着、関西空港23時55分発だから乗り継ぎは慌しい。
 荷物はベイルートまで羽田から運んでくれる手はずである。

 関西空港では添乗員の山本由紀さんが黒いビジネススーツを纏って待機していた。予想していた年齢よりも若い大柄な女性である。姫路の近郊大塩の出身で母親が韓国人、父親が日本人のハーフだと自ら表明した。酒をこよなく愛する女性である。後に判明したことであるが年は38才の未婚者で歴史と地理の知識が豊富なうえに説明も的を射ており気配りもよく出来る理想的な添乗員であった。

 今回の参加者は総員15名、男7人、女8人、羽田から11人、関西から4人の顔ぶれで夫婦同伴は4組、いずれも旅なれたつわものばかりである。           

 直ちに出国手続きを済ませた。何時もなら免税品のウイスキーとブランデーを調達するのだが今回はイスラム圏への入国なので入国審査の時没収されると言う。故に求めることはしなかった。
ドーハ空港で時間の余裕があるのでそこで調達することにした。
                                        
 久し振りの海外旅行であったが、出国審査の時の手荷物検査が厳しくなり時間がかかることとパスポートチェックの時カメラが正面から顔面を捉えている点が印象にのこった。
 関西空港でやっと機上の人となり23時55分定刻にカタール航空のQR821便はドーハへ向けて離陸した。

平成20年2月16日(土)
 ドーハまでの飛行時間は12時間30分。時差6時間。
 離陸後座席に備え付けのビデオを見ながら機内サービスを待つ。
 ビデオの内容は不死身の黒人捜査官が国連本部までも巻き込んだ犯罪を追って活劇を繰り返すという荒唐無稽の物語であった。
 
 日本時間2時ころやっと機内食と飲み物のサービスがあり、ワインとウイスキーを貰った。鰻重と蕎麦の食事は美味かった。満足して仮眠した。時差を除いて計算すると今日は一日が34時間の長い一日となる。

 現地時間6時25分ドーハ空港に到着。入国審査後、旅行中の飲料として免税店でブランデーとウイスキーを求めた。
 税関も問題なく通過して空港施設の外に出た。目的地のベイルートへ向けてドーハ出発までの待機時間5時間45分を利用してドーハ市内の見学である。

 暫し待つうちにガイドのラジャさんが迎えにきて7時にバスに乗り込む。

 カタールではペルシャ湾から産出する石油と天然ガスの恩恵に恵まれてカタール人は裕福な生活を享受しており人口100万人の中、70万人が外国からの出稼ぎ者であり30万人がカタール人という歪な人口構成である。とガイドは説明した。  

 出稼ぎの人はインド、アフリカ、イラン、パキスタン、ネパール、スリランカ、チベット、フィリピンと貧困国からが多く、ガイドのラジャさんはネパールから来たという。

 ドーハではアールアーリーサッカー場、駱駝市場、野菜果物市場、カリハ競技場、競馬訓練場、厩舎、新ドーハ市街地中心部、スーパーマーケット等を見学した。

またイラク戦争では独特の取材で他社の報道との差別化を見せつけ一躍有名になったアルジャジーラテレビのオフイスもバスからではあるが瞥見することができた。

 カリハ競技場は2006年12月1日〜12月15日にかけてアジア競技大会が開催された近代的な競技場である。

待機時間を利用した駆け足の見学であったがガイドの説明や実見した感想を纏めると以下の通りである。

1.豊富な石油と天然ガスに恵まれた裕福な国で国民は税金を負担する必要がないこと。
2.食料品の過半は輸入に依存する国。
3.外国からの出稼ぎ労働者に労働を依存する国で彼らに提供するアパートが立ち並ぶ国
4.出稼ぎ者の住居はアパートでカタール人の住居は庭付の豪邸。一瞥して判別できるほどに格差があること
5.アパートの家賃は2500〜3000US$/月で物価に比べ割高。       
6.羊1頭200$、駱駝1頭500$、駱駝はすべて一瘤。 7.新ドーハ市街は高層ビルの建設ラッシュで至るところにクレーンが林立しており好景気が窺われること
8.野菜、果物市場、スーパーマーケットには豊富にさまざまな品種が取り揃えられていて世界中から農産物や商品が押し寄せている様子が窺われること。
9.競馬用の厩舎では主としてアラブ種の競争馬が飼育されていたが賭博の禁止されているイスラム国で何故競馬用の馬の飼育に力を入れているのか不思議に思った。

 12時15分ドーハ発のQR422便でベイルートへ飛んだ。           
 15時30分ベイルート着、迎えのバスに乗り換え宿泊地のシュトウーラへ向かった。   
    

同行者
その他
交通手段
観光バス
航空会社
カタール航空
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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  • ペルシャ湾に親指の形で突き出た国カタール

    ペルシャ湾に親指の形で突き出た国カタール

  • 今回の中東三国訪問先の図示

    今回の中東三国訪問先の図示

  • 旅程表

    旅程表

  • ドーハ空港の婦人客。正面からは撮影拒否されるので後ろ姿の盗み撮り

    ドーハ空港の婦人客。正面からは撮影拒否されるので後ろ姿の盗み撮り

  • ドーハ空港で入国審査待ちの人々

    ドーハ空港で入国審査待ちの人々

  • ドーハ市内の駱駝市場

    ドーハ市内の駱駝市場

  • 左側の人は殺したばかりの羊を買って肩に担ぎ家路を急ぐ

    左側の人は殺したばかりの羊を買って肩に担ぎ家路を急ぐ

  • カリハ競技場、2006年12月にアジア競技大会が開催された。

    カリハ競技場、2006年12月にアジア競技大会が開催された。

  • カリハ競技場、2006年12月にアジア競技大会が開催された。

    カリハ競技場、2006年12月にアジア競技大会が開催された。

  • 果物市場。世界中からの輸入物が並んでいる

    果物市場。世界中からの輸入物が並んでいる

  • 野菜市場。世界中からの輸入物が並んでいる  <br /> <br />  <br />

    野菜市場。世界中からの輸入物が並んでいる

     

  • 競技施設

    競技施設

  • 外国より出稼ぎの人々のアパート

    外国より出稼ぎの人々のアパート

  • 厩舎の競争馬

    厩舎の競争馬

  • 競技施設

    競技施設

  • 室内の調教場

    室内の調教場

  • 競争馬の調教場

    競争馬の調教場

  • 厩舎の競争馬

    厩舎の競争馬

  • 競争馬の調教場

    競争馬の調教場

  • ドーハ新市街は目下建設ラッシュであちらこちらに建設中の現場が目白押しだった。

    ドーハ新市街は目下建設ラッシュであちらこちらに建設中の現場が目白押しだった。

  • 発展中のドーハ新市街

    発展中のドーハ新市街

  • 新ドーハ市街を対岸から眺める。砂塵で霞んでいる。

    新ドーハ市街を対岸から眺める。砂塵で霞んでいる。

  • 観光船

    観光船

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