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天気が良いので、仕事の途中ぶらりと見て歩き。<br /><br />近年「地球の温暖化」の悪影響が、世界中で問題になっていますネ。<br />身近なところでも、温暖化のためなのか昔と随分変化していると<br />感じることがあるね。<br /><br />鳥取の観光スポット「鳥取砂丘」の西側隣り合わせにね、その道の人なら知る人ぞ知る、知らない人は地元の人でも知らないと言うね。世界にも誇れるものがあるんです。<br /><br />「鳥取大学乾燥地研究センター」をぶらり見て歩いた。<br /><br />鳥取駅からはバスで所要時間20分程度の近い所に所在。<br /><br />JR鳥取駅のバス乗り場からは観光スポット周遊バス「ループ麒麟獅子」<br />が出ていて、鳥取砂丘→鳥取港に乗るとよい。<br /><br />乗り降り自由の1日乗車カード600円を買って巡ると楽しいよ。<br /><br />

 ぶらり山陰みてある記 (1) アリドドーム

39いいね!

2008/03/07 - 2008/03/07

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たぬち庵

たぬち庵さん

天気が良いので、仕事の途中ぶらりと見て歩き。

近年「地球の温暖化」の悪影響が、世界中で問題になっていますネ。
身近なところでも、温暖化のためなのか昔と随分変化していると
感じることがあるね。

鳥取の観光スポット「鳥取砂丘」の西側隣り合わせにね、その道の人なら知る人ぞ知る、知らない人は地元の人でも知らないと言うね。世界にも誇れるものがあるんです。

「鳥取大学乾燥地研究センター」をぶらり見て歩いた。

鳥取駅からはバスで所要時間20分程度の近い所に所在。

JR鳥取駅のバス乗り場からは観光スポット周遊バス「ループ麒麟獅子」
が出ていて、鳥取砂丘→鳥取港に乗るとよい。

乗り降り自由の1日乗車カード600円を買って巡ると楽しいよ。

交通手段
自家用車 徒歩

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  • 施設の紹介の看板。<br /><br />「文部科学省指定の全国共同施設で1990年に設立」<br /><br />とあるがここは、昭和24年(1949年)鳥取大学が発足すると同時に砂丘の旧陸軍用地の跡地利用の目的のために、<br />砂丘地の「農業利用のための研究」を始めた場所なのです。<br /><br /><br />

    施設の紹介の看板。

    「文部科学省指定の全国共同施設で1990年に設立」

    とあるがここは、昭和24年(1949年)鳥取大学が発足すると同時に砂丘の旧陸軍用地の跡地利用の目的のために、
    砂丘地の「農業利用のための研究」を始めた場所なのです。


  • 正門門柱。<br /><br />この門柱、鳥取大学の前身「旧鳥取高等農業学校」の正門門柱だったもの。<br /><br />大正10年開校の時からのもの、学校のあった鳥取市内吉方から昭和54年に、ここ砂丘の近くのこの地へ移築したものだそうだ。<br /><br />昔の学校の校門の雰囲気が残っていますね。

    正門門柱。

    この門柱、鳥取大学の前身「旧鳥取高等農業学校」の正門門柱だったもの。

    大正10年開校の時からのもの、学校のあった鳥取市内吉方から昭和54年に、ここ砂丘の近くのこの地へ移築したものだそうだ。

    昔の学校の校門の雰囲気が残っていますね。

  • なだらかな丘の上にある国際研究棟。<br /><br />北東に広がる「鳥取砂丘」を見下ろす小高い丘の上に<br />研究棟の本館がある。<br /><br />ここは世界各国から乾燥地研究者・学生さん達が集まり共同研究を行っている。<br />

    なだらかな丘の上にある国際研究棟。

    北東に広がる「鳥取砂丘」を見下ろす小高い丘の上に
    研究棟の本館がある。

    ここは世界各国から乾燥地研究者・学生さん達が集まり共同研究を行っている。

  • アリドドーム(Arid land dome)と学術標本システム室<br /> (直径:36m 高さ:15m 面積:1000?)<br /><br />半球状に細いパイプ材を組み合わせた構造になっていて内部は3つの実験エリアに仕切られている。<br /><br />形状を半球にすることにより、太陽の高さにかかわらず、ガラスを透過する太陽光を一定割合に保つ。<br /><br />細い部材は、影が植物の育成に与える影響を緩和するように設計されているんだそうだ。<br />

    アリドドーム(Arid land dome)と学術標本システム室
    (直径:36m 高さ:15m 面積:1000?)

    半球状に細いパイプ材を組み合わせた構造になっていて内部は3つの実験エリアに仕切られている。

    形状を半球にすることにより、太陽の高さにかかわらず、ガラスを透過する太陽光を一定割合に保つ。

    細い部材は、影が植物の育成に与える影響を緩和するように設計されているんだそうだ。

  • 中央ドームの中、実験栽培している植物群。<br /><br />内部は熱帯・亜熱帯・冷涼帯の砂漠自然環境を再現できるシステムになっている。<br /><br />温度・湿度・風速に至るまで各乾燥地帯の代表的な対象区域のものを3つの実験室に分け、特徴的な植物を栽培して研究を行っている。<br /> <br /><br /><br />

    中央ドームの中、実験栽培している植物群。

    内部は熱帯・亜熱帯・冷涼帯の砂漠自然環境を再現できるシステムになっている。

    温度・湿度・風速に至るまで各乾燥地帯の代表的な対象区域のものを3つの実験室に分け、特徴的な植物を栽培して研究を行っている。
     


  • 学術標本システム室に入ると。<br />世界各国の砂の標本がずらりと陳列されています。<br /><br />日本には砂丘はあっても、乾燥地はありません。しかし今、地球規模での「乾燥地の砂漠化」が課題になっているんですね。<br /><br />私たちが身近で体験する「黄砂」も中国西部で進行している砂漠化の一例なんだね。

    学術標本システム室に入ると。
    世界各国の砂の標本がずらりと陳列されています。

    日本には砂丘はあっても、乾燥地はありません。しかし今、地球規模での「乾燥地の砂漠化」が課題になっているんですね。

    私たちが身近で体験する「黄砂」も中国西部で進行している砂漠化の一例なんだね。

  • オーストラリアの砂。<br />2列目中央がオーストラリアの砂。<br /><br />前列左側のものは砂ではなくてメキシコの「天日塩」のサンプル。<br /> <br />前列右側はアメリカ ハワイ・ワイキキの砂。

    オーストラリアの砂。
    2列目中央がオーストラリアの砂。

    前列左側のものは砂ではなくてメキシコの「天日塩」のサンプル。
     
    前列右側はアメリカ ハワイ・ワイキキの砂。

  • アフリカの砂。<br /><br />エジプト、タンザニア、スーダンなどのアフリカ諸国の砂が陳列されています。<br /><br />4トラのみなさんに持ってきて頂いたらね。<br />このコーナーももっと充実するだろうと思ったナ。

    アフリカの砂。

    エジプト、タンザニア、スーダンなどのアフリカ諸国の砂が陳列されています。

    4トラのみなさんに持ってきて頂いたらね。
    このコーナーももっと充実するだろうと思ったナ。

  • 東アジアの砂。<br /><br />この地区は、乾燥地域の砂と言うことでやはり中国<br />の砂漠が圧倒的に多いです。<br /><br />解説によると砂漠化の要因は降水量などの自然環境によるだけではなく様々な人為的要因が大きくかかわっている。地域住民の貧困と、急激な人口増加に伴う過開発・過放牧による植生減少、土壌の浸食・劣化など。世界の乾燥地は陸地の41%を占め、そこに世界人口の3分の1にあたる20億人が生活している。

    東アジアの砂。

    この地区は、乾燥地域の砂と言うことでやはり中国
    の砂漠が圧倒的に多いです。

    解説によると砂漠化の要因は降水量などの自然環境によるだけではなく様々な人為的要因が大きくかかわっている。地域住民の貧困と、急激な人口増加に伴う過開発・過放牧による植生減少、土壌の浸食・劣化など。世界の乾燥地は陸地の41%を占め、そこに世界人口の3分の1にあたる20億人が生活している。

  • アーモンド果実。

    アーモンド果実。

  • ライム果実。

    ライム果実。

  • アカシアの種子。<br />

    アカシアの種子。

  • マカダミアナッツ。<br /><br />実験栽培のアリドドームで2001年に収穫したものだそうだよ。<br /><br />この事実だけみても、そのすぐれた研究が世界的に認められていることが覗えます。<br /><br />だからね。鳥取大学乾燥地研究センターは「鳥取が世界に誇れる」ものなんです。

    マカダミアナッツ。

    実験栽培のアリドドームで2001年に収穫したものだそうだよ。

    この事実だけみても、そのすぐれた研究が世界的に認められていることが覗えます。

    だからね。鳥取大学乾燥地研究センターは「鳥取が世界に誇れる」ものなんです。

  • モンゴルゲル。<br /><br />「ゲル」はモンゴル語、中国語では「パオ」と言う。<br />ゲルとは、主にモンゴル高原の遊牧民が住んでいる伝統的な移動式住居だね。<br />じゃばら式に折りたたむことができて、厳冬期の寒さにも耐えられるようにフェルト部分には、毛皮などを張り防寒する。<br />逆に暑い季節は、床部分をめくり通気を良くしているんだね。

    モンゴルゲル。

    「ゲル」はモンゴル語、中国語では「パオ」と言う。
    ゲルとは、主にモンゴル高原の遊牧民が住んでいる伝統的な移動式住居だね。
    じゃばら式に折りたたむことができて、厳冬期の寒さにも耐えられるようにフェルト部分には、毛皮などを張り防寒する。
    逆に暑い季節は、床部分をめくり通気を良くしているんだね。

  • 中には民族衣装。<br /><br />民族衣装の一式全部が陳列してあったよ。<br />普通こういった所では<br />「陳列物には手を触れないでください。」って書いている場合が多いんだけどね。<br />「ご自由に、ご試着ください。」と書いてあった。<br />衣装も帽子も女子・男子・子ども用まで数着が用意してありましたよ。<br />現地でもなかなかこう言う体験をするのは、稀なことだと思うね。<br /><br />ぜひ一度試してみてはいかがかな?。

    中には民族衣装。

    民族衣装の一式全部が陳列してあったよ。
    普通こういった所では
    「陳列物には手を触れないでください。」って書いている場合が多いんだけどね。
    「ご自由に、ご試着ください。」と書いてあった。
    衣装も帽子も女子・男子・子ども用まで数着が用意してありましたよ。
    現地でもなかなかこう言う体験をするのは、稀なことだと思うね。

    ぜひ一度試してみてはいかがかな?。

  • 乾燥地農業に用いられた用具。<br /><br />スプリンクラーなど昔はなかったですからからね、このような潅水桶を担って水やりをしていたんだね。<br />大変過酷な作業だよね。<br />今の若い人たちにはとても耐えられない仕事だろうね。桶の底に、水抜きの栓があってね、遠くの畑まで担いで行って、栓を抜いて水を出しながら、作物の付近に散水をしながら、小走りに進んでいくんだね。<br />きつい作業だよ。

    乾燥地農業に用いられた用具。

    スプリンクラーなど昔はなかったですからからね、このような潅水桶を担って水やりをしていたんだね。
    大変過酷な作業だよね。
    今の若い人たちにはとても耐えられない仕事だろうね。桶の底に、水抜きの栓があってね、遠くの畑まで担いで行って、栓を抜いて水を出しながら、作物の付近に散水をしながら、小走りに進んでいくんだね。
    きつい作業だよ。

  • 砂丘農業の成功。<br /><br />これは今やブランドとなっている鳥取の「砂丘のらっきょう」の畑。砂丘から東側一帯に広がる海沿いの地域は、有名な「らっきょう」の産地になっている。<br /><br />花の咲くころはね、なだらかな砂地の斜面一帯がうす紫色に一変してとても美しい景色が広がるんだよ。<br /><br />世界の乾燥地域の貧しい人々に、豊かな暮らしができるように少しでも、力になりたいですな。<br /><br />

    砂丘農業の成功。

    これは今やブランドとなっている鳥取の「砂丘のらっきょう」の畑。砂丘から東側一帯に広がる海沿いの地域は、有名な「らっきょう」の産地になっている。

    花の咲くころはね、なだらかな砂地の斜面一帯がうす紫色に一変してとても美しい景色が広がるんだよ。

    世界の乾燥地域の貧しい人々に、豊かな暮らしができるように少しでも、力になりたいですな。

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この旅行記へのコメント (16)

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  • 白い華さん 2008/03/15 17:05:49
    テレビで 見ていたので 興味深く!拝見しました。
     たぬち庵さん 初めまして、
     鳥取の この ドーム!・・・テレビの 環境問題 の 番組!で 見たことがあります。
     砂丘ならではの 研究!も いろいろ 進んでいるんですね。 
    コチラの 旅行記で ご紹介!が 興味深く、 勉強になりました。

     モンゴルの ゲル(パオ)も 動物の皮などで 冬は 暖かく・・・、夏は 下の ほうを 開けて、けっこう 涼しく 出来る!とかの 構造説明!も 「へぇ〜」と、 私には 面白かったです。
     
     たぬち庵さんの 旅行記! それぞれに 私・・・「なに なに〜っ!???」と 興味!が 湧く 様!な 内容!が いいですねぇ〜。

     私も TAMkoku1さんと 同意見!で たぬち庵さんの 「田舎オヤジ!?(笑)」な 語り口!が ホッと なごめて 大好き!です。
     
     これからも ヨロシク お願いします。
     
     

    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/03/15 21:43:48
    RE: テレビで 見ていたので 興味深く!拝見しました。
    はい、今晩は。あのドーム、テレビでやっていましたか?。

    見ていませんでしたナ。残念なことをしましました。
    他県の人など交えてお国自慢の話などするときはね。私はいつもこの「世界に誇る砂漠研究」のことひとくさりやらかしていますよ。

    まだまだネタは尽きないほど、このあたりには興味深いところがいっぱいあってね。カメラを持って歩いて記録しようかと思っているんです。

    田舎爺さんの解説、気に入っていただいたようで、うれしいナ。
    はじめはね。以前のものをまとめるだけでいいやと思っていたんですけどねー。

    こうなったらジャンジャンとね。「新規取組に挑戦」だよ。元気がでるね。
    ありがとう。
    それじゃね。またアップするかな。見ていただけそうだから、。(笑)

                    たぬち庵

    白い華

    白い華さん からの返信 2008/03/15 23:01:10
    RE: テレビで 見ていたので 興味深く!拝見しました。
    今晩は。山陰地方!って、なかなか 目立ちにくい!と、 東京方面!から見ると そう 思えるのですが・・・、たぬち庵さんの 「この 辺り!には まだまだ ご紹介したい (面白い)所!が いっぱい あるんだ」の そんな 発言!が いいですねぇ〜。
    ーーー爽やかなほど、いい 気分で、 嬉しくなります。(♪)

     ーーー思うに、山陰の 情報!!! 
    さきほども いったように、なかなか 伝わってこないので、
    たぬち庵さんが、写真を 撮影しながら 見せてくれる
    ーーーーお国!の 楽しい 情報!が レポート!されるのは とても 「意味が あります!!!」と 思います。

     期待していますっ!!!
     いい 季節!の 到来!で 外にも 出掛けるのも また いいもの・・・。 
     お体を いたわりつつ、『ご近所!や 世界の レポート』を お願いします。
     それでは また 
  • annakさん 2008/03/13 22:43:01
    アリドドームは・・・
    たぬち庵さん こんばんは。annakです。

    アリドドーム・知らない人はほとんど知らない・・・
    確かにそうですね。annakも中に入ったことはありません。
    完全にエアーポケットでしょう。
    たぬち庵さん のおかげで「そうなんだ・・・」
    と知ることができました。ありがとうございました。

    地元にもまだまだいいところがありそうですね。

    またお邪魔させてください。

    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/03/14 12:40:00
    RE: アリドドームは・・・
    はい、どうもしばらくです。

    このあたりでも観光客は砂丘を見て、大体は次に回るようですね。
    砂丘近辺でも見どころは、いろいろあるんですよ。

    子供さんと一緒なら、こことすぐ隣あわせに「子供の国」といううのもあります。ここもちょっとしたミュージアムのようになっていて水族館や焼きものの体験コーナーやらいろいろ楽しめますよ。

    夫婦・恋人など二人ずれで車の旅ならね。砂丘を楽しんだ後、海岸通り をゆっくり東へ。景色のいいエリアには停車できる様になっている。

    2〜3キロも行くと海水浴場、キャンプ場、大駐車場もある。北側は青い海原の日本海、南側はなだらかな斜面のらっきょう畑、道の両側には潮風に育てられて優雅な舞いをしているようなくろまつ。

    さらに海岸縁の道を北東へ。つきあたったところが「岩戸・いわど」、ここも穴場の一つですよ。ほんとに小さな港があるんです。岸壁で釣りを楽しんでいる人もいます。

    つきあたりの正面は岩戸神社。右側に「アイワナ・ドゥ」というレストランがある。ここのタイ料理は本格的です。口コミで遠くからわざわざやってくる方もいるよ。ほんとうに美味であるナ。

    そしてここから見る夕焼けは、「いにしえの古代に通じる趣」があると言われる。
       またぜひお越しくださいな。  たぬち庵
  • M-koku1さん 2008/03/13 21:51:15
    色々な砂
    たぬち庵さん

    工事中がとれるのを待っていました。

    沢山の詳しい説明があって、とてもわかりやすかったです。
    砂も地域によって色が違いますね。
    確かに4trの皆さんに協力を求めたら、あっという間に増えそうですが、
    税関で捕まってしまいますよ。
    外国の土がついているものは、持ち込み不可。
    砂もおそらく駄目だと思います。

    昔そんなことを知らずに、引越し荷物の中に
    ヨーロッパのあちらこちらで拾った石を入れて持ち帰りましたが、
    洗ってあったので、まあ勘弁してもらいましょう。

    たぬち庵さんの独特の語り口いいですね。
    暖かさが伝わってきます。

    また次を楽しみにしています。

    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/03/14 11:53:09
    RE: 色々な砂
    ハーイッ。どうも。「げんきな旅姫」殿。

    2時間ばかりで覗いてきたんですヨ。なんでもそうですがコツコツやっている成果というものには感銘を受けますね。

    フィリッピンのきれいな浜辺の砂と貝殻とサンゴの破片をね。
    丁寧に包装してね。リュックの底のあたりにお土産品のように詰めて手荷物検査をパス。

    すべてクリアして、搭乗時間までゆったりとできる免税コーナーの上のレストランでくつろいだ。これがいけなかったんだね。ここで違法のものを受け渡したりするなどの犯罪行為があるんだね、時々。それでまた手荷物検査。

    入念な手荷物チェックでクレームです。特に「サンゴ」これは完全にバーゼル条約違反なことは確信していたんだけどね。微量だからと思ってね。

    しかし、爺さんは諦めない。以下ブロークン・片言の現地語で。

    「オオポ。パタワリン モ アコ。」: はい。ごめんなさい。
    「ワラン マガガワ。」      : しかたありません。
    「ラハット ディト ポ」    : 全部置いていきます。

    ここで品物に未練があるような態度はしないで話題を変える。

    「しかし、あんた男ぶりがいいね。奥さんは?」「子供さんは何人?年は?」
    などと家族のこと、とくに子供さんのことを話題にしながら、現地紙幣500ペソ(1500円前後)を手のひらに潜ませ(ポケットの中で小さく折るたたむ)、
    さりげなく握手しながら渡す。返されたことは1度もないよ。

    彼の手は一瞬止まり、丁寧にまた詰めてもらえます。隣にいる女子アシスタントもにこやかに笑顔で見送ってくれます。この国に限りだと思うけど。

    私の小さい部屋はこんなものがいっぱいあるよ。思い出はさらに深まるンだね。
    ヨーロッパの石もきれいなんだろうね。姫の「思い出」と言う名の成分が含まれているから・・・ね。

    では また。    たぬち庵

    M-koku1

    M-koku1さん からの返信 2008/03/15 09:40:14
    RE: 色々な砂
    たぬち庵さん

    現地語はタガログ語のことですか?
    何語かわからないけれど、すごいですね。
    税関の人を丸め込めるぐらいの語学力があるなら、
    何にも怖くないですね。

    袖の下がきく社会はある意味やりやすいと思います。
    でもきかない所で、親切にされるともっとうれしいですね。
    ワルシャワの空港で飛行機に乗ろうとして、
    15センチのものさしを取り上げられた時があります。
    尖った、危険物だというのです。
    だから飛行機には乗せられないから捨てていけというのです。
    でも商売道具なので、これだは困ったと思いました。
    危なくないし…といったのですが、何とものさしの角で、わざわざ
    近くの机に傷をつけて、「ほら危ないだろう」というのです。
    たまたまはさみも持っていたので、
    こちらは捨てるから、物差しだけはと訴えました。
    それでも、捨てる箱までつれていかれて、はさみを放り込まれました。
    そして荷物のところに戻ったら、何と、その若いセキュリティーの人が
    そっとものさしをかばんに戻してくれるではありませんか。
    「えっ!」というと、ウインクして早く行けと合図してくれました。
    とてもうれしかったです。

    それから他のトラベラーさんから見に来るなみたいに言われたそうですが、
    あまり気にしない方がいいですよ。
    だって、5万人からトラベラーさんはいるわけで、
    私みたいにたぬち庵さんが書き込んでくださるのを楽しみにしているトラベラーもいるんですから…

    他のトラベラーさんのところでも、
    その方の発言一つ一つに反発した意見を書いている人がいました。
    感じ悪いなあと思います。
    嫌なら何も書かずに、プチッとログアウトすればいいだけの話なのに…

    ついいつも感じていることを書いてしまいました。
    たぬち庵さんにはなんか書きやすいですね。

    お邪魔しました。



    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/03/16 00:40:55
    RE: 色々な砂
    アハハ。今度はこちらから。質問の答えになってないからね。

    フィピンでは今、タガログ語(フィリピノ語)を全国の学校で使用しています。
    長らくアメリカの統治でしたので英語は公用語としていますがね。

    書物などは英語のものがほとんどだったんですけど、ナショナリズム運動なども盛んになり、大学などでも英語からこの国語を多く使用するようになっていますね。家庭では地方の言葉(タガログ・イロカノ・セブアノ・ほか多数)学校では英語という時代が続いたんだね。

    ただタガログ語は言語として完璧では無いようでして、英語、スペイン語をそのまま使用しているケースが多々あります。

    地方の学校でもハイスクールになると英語での授業もあり、東洋にありながら難なく英語を理解し会話も達者なので、海外での仕事につきやすいのです。

    出稼ぎの人たちの仕送りする外貨はフィリッピンの国家経済の大きな柱にもなっているんです。

    たぬち庵爺さんの駆使する言語。これは非常に珍奇なものです。
    フィリッピンの巷では、「ブロークン・タグリシュ」と呼ばれています。

    つまり文法の形を成さない、英語とタガログ語がゴチャ混ぜになったものですがね。これはフィリッピンの社会では好意をもって受け取られるんです。

    あるときなどはデューテフリーで流暢に英語を話す日本人の方の英語が通じなくて買い物に困っているときに通訳(?)をしたことだってあるくらいのモノですからナ。(笑)

    きれいな英語は硬い感じがするんだと思うよ。それと高等教育をうけていない人たちが多いから、彼らの使う英語はスペイン語訛りが強いんですナ。

    すると日本人が陥るシンプルなローマ字読みに近く待ってくるんだと私は理解していますよ。

    アハハまただらだらと、こんなに紙面を勝手に使ってもいいんかな?
    また今度、お話しましょうかね。
     
    あちこちウロウロ。   たぬち庵       

    M-koku1

    M-koku1さん からの返信 2008/03/25 22:43:40
    次の出張
    たぬち庵さん

    次の出張が決まりそうです。
    ドレスデン(ドイツ)になりそうです。
    おそらく初めての街のような気がします。
    問題は珍しく通訳業務で行くのですが、
    ドイツ語なんでグーテンモルゲンしか知らないし、
    ドイツ語がどこまで通じるのかわからないし、不安です。

    たぬち庵さんはドイツにいらしたことがありますか?
    もしあったら、色々教えてください。
    では
    お休みなさい。

    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/03/26 21:06:02
    RE: 次の出張旅はドイツ。
    息つく間もなく、仕事旅。って感じですね。まあ旅慣れた国際派の旅姫のこと。きっとうまく、こなすでしょうと思っていますがね。

    あのヨーロッパのドイツですか。どんなところなんですかね。きれいな景色や、立派なホテルや、美味しい食べ物や、アウシュビッツの周辺のことなどは姫やその他の4トラの皆さんの写真から伺い知ることは可能ですがね。

    やはり一定期間の滞在の経験のある方でないとね。空気と言うか匂いというかその国のカタチが読めんでしょうな。私はドイツはなじみが薄いですね。

    若いころ「ニーチェ」の思想本に共鳴した覚えもありますがね、ドイツ語と聞いただけでも難しい言語というイメージがします。連想的にやるとクラシックの音楽→モーツアルト→学術・芸術・医学→お医者さんのカルテなーんてね。

    ましてやドイツ語など恐れ多いことです。爺さんのはドイツ語じゃあなくてね、得意の「独語(ひとりごと)」です。 (アハハ!これは決まったゾ)

    しかしまあ大変なことだね。取引の話だからね。にこやかに談笑するなかにも、駆け引きの含みもあったりしてね。大変なぶんやりがいもあるし面白味もあるんでね。ひと仕事のあとはまた見て回るんでしょうナ。

    そしてドイツのビール。現地のものはまたこれが美味いんでしょうな。
    ドンマイ!ドンマイ! たぬち庵語録「言葉はうまく話すより、目と手で話せ。」  任務の成功とよい旅をいのります。

    元気でいってらっしゃい。   たぬち庵

    M-koku1

    M-koku1さん からの返信 2008/03/28 01:50:10
    万葉集
    たぬち庵さん

    ヘレンケラーの生家にご投票有難うございました。
    (時間から推測してみました)(^O^)//

    たぬち庵さんの新作大伴家持も、チョロット拝見しましたが、
    内容が深くて、読み応えのあるものだったので、
    土曜日曜の昼間に再度ゆっくり拝見させていただくつもりです。
    勉強なさっているのに感服です。

    このところ年度末で、定年退職者の送別会が続いています。
    ちょっとさびしいんですが、
    ご本人たちはそれなりに楽しいみたいで、
    まあ仕事が無くなるのもいい場合があるのか
    と、色々ご本人たちの気持ちを推し量ってみるのですが
    本当のところ、わかりません。

    ではまた
  • comevaさん 2008/03/13 18:26:27
    らっきょう畑
    たぬち庵さん

    こんばんは〜
    たぬち庵さんは鳥取でしたか?
    しばらくご無沙汰でしたが、鳥取も砂丘初めよくお邪魔させて頂きました。
    夏のキャンプ時にもこのラッキョウ畑の近くの海岸にテントを張った様な記憶があります。

    又チャンスがあれば訪れてみたいですね。

    comeva

    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/03/14 09:00:11
    RE: らっきょう畑
    はい。鳥取市に住んでおります。
    どうもご近所の様ですね、改めてどうぞよろしく、お願いします。

    砂丘の松原で夏キャンプを張られたとか、あのあたりは夏になるとキャンプの人たちが今でもたくさんきますよ。

    やはり環境の変化でね。砂浜が浸食され、浜の松枯れなど昔の浜辺の景観が少しずつ損なわれています。

    「鳥取県」はこの素晴らしい観光資源を守るため、莫大な公共資金を注ぎ込んでね。砂を運びこんだり、海底の砂の移動を食い止めるのに巨石を沈めたりと公共土木工事をしています。

    浜の松の植樹や、松食虫の防除に薬剤散布したりといろいろやってますな。
    しかし、観ていると、人間の力で自然を戻すってのはこれは大変なことだとおもいますナ。

    砂丘の入り口やこの浜辺のあたりも、ここ数年で良く整備され以前より、
    砂丘付近の環境もいいですよ。

    機会があれば、「また、きなんせーなア。」

           たぬち庵
  • 義臣さん 2008/03/13 15:21:02
    まだ
    いまだ鳥取県へ行ってないので、
    噂の鳥取砂丘くらいしか知識が無くて
    それだけに興味深々で。いつの日にか行きたいと思ってます。
       義臣

    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/03/14 08:20:56
    RE: まだ
    義臣さん、鳥取も絵になる処が結構ありますよ。
    ぜひ、おいでくださいよ。

    いい温泉もあるしね。冬の「松葉ガニ」、夏は「大栄スイカ」と「20世紀梨」。
    毎年お盆に「しゃんしゃん祭り」が行われていますが、いいですよ。

    もともと、雨乞いを祈って古くから、傘に鈴をつけて踊る神事のものだったんだけど、今は現代風にアレンジしたり、他地方からも参加団体がいてね。

    街の目抜き通りを、シャンシャンと鈴の音が響かせ、賑やかに色とりどりの浴衣姿で踊り、何百ものカラフルな傘がくるくる回る様子は壮観です。

           「町に、いで湯がシャンシャン湧いて〜♪。
           ここは鳥取、いで湯鳥取、君を待つ〜♪。」

    ぜひ、写真機の1ページに加えて頂きたいですね。

             たぬち庵

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