2007/10/13 - 2007/10/15
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satoyanさん
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四万十川ウルトラマラソンに参加してきました。ウルトラマラソンとは、100キロを制限時間内で走るそれはそれは過酷なレースです。走り始めて約10年ほど、いつかはウルトラマラソンを走ってみたい気持ちはなんとなくありましたが、なんといってもフルマラソンの倍以上ある距離を走ることなんぞ「自分にはあり得ない」と思っておりました。ところが今年の6月に千歳JAL国際マラソンで自己ベストを大きく上回る3時間15分で走ることができて、気持ちが大きくなったのか制限時間が14時間の「四万十川ウルトラマラソン」に勢いでエントリーをして、抽選の結果当選してしまいました。冷静に考えれば、まあ無謀なことをしたと激しく後悔しましたが、歩いてでも這ってでも完走だけを目指してレースに参加しました。
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高知までは全日空です。羽田空港の一番遠いゲートからの出発です。この旅行はやっぱ長距離なのか
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スーパーシートに空席がありましたが、考えたら高知空港からレンタカーで四万十まで行くのでアルコールはご法度。なので羽田空港の空弁に。巷で噂の「築地寿司岩のネギトロ巻」おいしゅうございました。
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高知空港から車で約3時間。100キロの受付会場は「四万十市スポーツセンター」。ここでゼッケンと記録用のチップを受け取ります。
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2日間お世話になる「リバーサイド イン 四万十」です。市内ではなく四万十川が目の前に見ることのできる宿にしました。宿のオーナー夫妻には大変お世話になり、レース当日も朝の3時に朝飯を用意していただきました。
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部屋から四万十川を見ることができます。宿の前の道もコースになっていて、このあたりは97キロ地点です。
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いよいよレース当日です。スタート会場は、「蕨岡中学校」です。朝5時に開会式です。100キロにエントリーしているのは1800人。ウルトラマラソンとなるとさすがに冷やかしで出るような感じの人は見当たりません。日本全国から健脚自慢のランナーが集まりました。
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朝5時30分、レースのスタートです。長い一日になりそうです。周囲はまだ暗くボランティアの人たちが松明焚いて明かりを照らします。また、スタート地点から3キロあたりまでろうそくの火で照らしています。これが幻想的でした。
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夜が明けて明るくなってきました。天気は気にならない程度に時折雨の降る走るにはまずまずのコンディション。1キロを7分で走るペースを維持して走ります。
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10キロ地点のエイドステーション。ここでは水やスポーツドリンク。食べ物ではアンパン、クリームパン、カステラなどいろいろありました。
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12キロくらいから22キロまで登りの連続です。ここが辛抱のしどころです。20キロのラップが2時間15分。登りを考えれば、このペースなら想定の範囲内です。
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22キロを過ぎると今度は30キロ過ぎまで降りになります。ここで勢いに任せて走ってしまうと後で必ず足にダメージが残ります。なので、降りではスピードを抑えながら、尚且つ足に負担をかけないことが大事になります。
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32キロを過ぎたことにようやく四万十川を見ることができます。
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ここからは比較的平坦なコースになります。
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40キロの手前の地点です。まだこのあたりでは景色を楽しめる余裕が。
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トンネルも走ります。
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こんな注意も
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42.195キロ地点を通過です。通過タイムは4時間30分です。1時間以上遅いタイムですが、まだまだ先は長い、これから先は未知の領域にいよいよ踏み込みます。
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50キロ地点を通過です。もう半分?まだ半分?やっと半分?あと半分?いろいろな気持が錯綜。いよいよ後半です。でも50キロ走ったのも初めてだし、これから50キロを更に走るって、気が遠くなりそうです。
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55キロ地点、沈下橋を往復します。
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沈下橋を過ぎると、また登りになります。ここでは中途半端に走ってしまうと、体力が消耗してしまいます。歩いたほうが正解です。
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景色はきれいなんですけど、足はかなりきつくなってきました。天気も雨も心配もなくなり、絶好コンディションなんですけど・・・
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62キロ地点です。ここで朝、預けた着替え用の荷物を受け取り、シャツを着替えます。
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食事も摂ることができます。パンのほかおにぎりや味噌汁もあります。ここで座り込んでしまうと立てなくなりそうな気がして、簡単に済まして再び走り始めます。道路標識には四万十市役所38キロの表示が、まだまだ遠いな。
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70キロ手前で違う沈下橋を渡ります。
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70キロ地点を通過です。あと30キロ。先が見えてきたかな、その前に足が持つかどうか。
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80キロ過ぎの私設のエイドステーションです。ここでは巻寿司やかつおの刺身やビールまでありました。一番充実していました。また、90キロを過ぎたあたりからボランティアの人たちが「お帰りなさい」と声をかけてくれます。地元の人たちの暖かいホスピタリティーを感じます。
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ということで突然ゴールです。80キロからは苦しくて、写真を撮る余裕なんぞなく、なんとか日が沈む前、午後5時11分にゴールできました。最終的なタイムは11時間41分23秒。当初の目的としていた1キロ7分(ちょっとオーバーしましたが)、12時間以内はなんとかクリア。本当に長かったです。それでもやり遂げた充実感もあり、これからのレースにつながりそうです。またこの大会に携わったすべての人に感謝です。
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翌朝の部屋からの四万十川です。この日は朝から天気がよく快晴です。
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日本最後の清流、四万十川の観光はこのウルトラマラソンでオフになるそうです。
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高知空港に帰る途中、高知市内の「はりまや橋」によってみます。これはがっかりポイントにノミネートか。
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土佐をいえば坂本龍馬
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桂浜にもよってみました。
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桂浜から空港へ。帰りの機内では明らかに昨日100キロ走ったとわかる人が何人もいました。みんな足を引きずっているんですね。そういう自分もその一人でしたが。一晩たって、今回泊まった「リバーサイドイン四万十」さんに来年の予約をしておきました。苦しかったけど、来年はもっと楽に走れるようにトレーニングを積んで出直してきます。
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