2000/05/11 - 2000/05/23
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rojinさん
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スペインには<パラドール>という国営ホテルが各地にあり、格式と伝統を感じられる贅沢な宿だから人気が高いそうです。
しかし部屋数が少ないので宿泊するのが難しいということを知って、スペイン旅行するなら是非とも<パラドール>に泊りたい気持ちが強くなりました。
案ずるより生むが易し・・半年前に手紙で予約すると、簡単にOKが取れたのです。 予約がとれたパラドールのある街は、 トレド、コルドバ、グラナダ、マラガ、の4箇所です。
一方、セビリヤの宿はスペイン政府観光局発行の冊子に、セビリヤを代表するホテルとして挙げられていた<ラス・カサス・デ・ラ・フデリーヤ>という名前の宿を手紙で予約しました。
首都マドリッドは5つ星の<リッツ・ホテル>にしましたが、小さな街アランフュースの宿はプチホテルしかありませんでした。
小生の自宅には、FAXもパソコンも無いので、この宿も手紙しか予約方法がなかったのですが、アランフュースのプチホテルの場合は返事が船便で2ヶ月後に届いたのには驚いてしまいました。
今度の旅は4回目の海外旅行になります。スペインは勿論初めての旅。
スペイン語は会話集とCDで独学するしかなかったのですが、日本人には発音が比較的やさしい感じがしました。
旅の終り頃には、なんと自分がスペイン語を話している夢を見てしまいました。脳がスペイン・モードに切り替わってしまったかも知れませんね。
(持参したカメラは35mm一眼レフ)
( 喋った片言スペイン語の一例です。 )
こんにちわ! ¡ Buenas tardes!
お早う! ¡ Buenos días!
日本から来ました Soy Japones.
ここは素敵ですね! Aqui Bonito!
写真いいですか? ¿ Puedo sacarle fotos ?
有難う! ¡ Gracias !
さようなら! ¡ Adios !
ちょっとすみません(男性に対して) ¡ Perdón señor!
(女性に対して) ¡ Perdón señora
(どちらも区別なし) ¡ Perdón !
これでいい? ¿ Está bien ?
これを下さい Esto, por favor.
見ていいですか? ¿ Puedo mirar ?
あなたの写真を撮ってもいい? ¿ Puedo sacarle una foto?
私の写真を撮って? ¿ Podría usted sacarme una foto ?
あとは省略します。
(写真はセビリアで泊まった宿の中庭です。)
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
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-
( 写真は最初に泊まったトレドのパラドールからの眺望)
スペインのMadridまではドイツFurankfurtからルフト・ハンザ航空を利用して入りました。
Madridのバラッハス空港に到着したのはは昼の11時半頃。
荷物受け取りカウンターの前にあった両替所で、予め現地通貨ペセタに両替をしておこうと思って・・・・スペイン語でやってみました。
初めて喋るスペイン語なので、どうなるか不安でしたが・・・・
こんな具合です。
・・・・・
「 Perdón, señora. Quisiera cambiar esto en pesetas. 」
( これをペセタに両替したいんですが )
” Sí,señor. ¿ Habita usted español?"
( はい、スペイン語を喋るんですか? )
「 Sí, un poco. 」(ええ、すこしだけ )
なんだか面映い気持ちになりました。 観光案内所の場所が知りたいと思って、
「 ¿ Dónde esta la Oficina de tourismo ?」
( 観光案内所はどこですか? ) と聞くと、
” 下ですよ ” という返事。
割合簡単に通じましたのでほっとしました。
・・・・・
教えられた観光案内所へ行くと、旅行者でごった返していました。
最初の目的地トレドへは、空港から直接向かう予定にしておいたので、どの交通手段で行くかが問題でした。タクシーで行くと料金はどのくらいかな? 観光案内所で聞こうと思ったのです。
「 ¡ Perdón señora! ! Quisiera ir a Toledo en taxi.
¿ Puede usted indicarme cuanto questa? 」
( すみません!トレドまでタクシーで行きたいんですが、いくら?)
すると、案内係りの女性が目を丸くして、
” No. No....Too expensive.! ”
駄目、駄目! 高すぎますよ!” ”バスか電車がいいですよ ”
と言ったので、
「 Then how much from here to Estacion Sur de
Autobuses ? Más o menos ,」
( じゃあ、ここから南バスターミナルまでいくら位かかるの? )と聞くと
” ぺらぺら? ” ・・・・・・・
言葉がよく分からないので、
「 Me escibe aqui ,por favor. 」
( ここに書いてくれませんか? )
紙とボールペンを渡すと、当方の荷物を見て、
<Max 3500pts Min 3000pts>と走り書きしてくれた。
「 Si. Complendido. ¡ Gracias.!」
( わかった。有難う! )
・・・・・・
喧騒の観光案内所を後にして、タクシー乗り場へと向かいました。
「 Al Estacion Sur de Autobuses,por favor.」
( 南バスターミナルまでお願いします )
「 ¿ Cuánto es,señor ? 」
( いくらですか? )
” Tres mil. ”(3000 )
3000ペセタという返事を聞いて安心しました。
タクシーを降りる際、チップは200ペセタ上乗せして払いました。
「 Gracias, su propina. 」
・・・・・・
バスターミナルは倉庫のよな大きな殺風景な建物でした。
どこに切符売場があるか分からないので、そこに居合わせた警官に尋ねましたら、そこだよ、と指差して教えてくれました。
” Gracias ! "
切符売り場の窓口で、<片道二枚下さい>、とスペイン語で言うと、黙って2枚切符を渡してくれたので、1200ペセタ出したら若干お釣りをくれました。
構内の大きな発着掲示板を見たら、トレド行きのバスは13時、バス停は8番と分かった。
・・・・
南バスターミナルからバスに乗り、約1時間でやっと目的地<トレド>に到着です。 バスが着いたトレド・ターミナルは暗い地下にありました。
バスの運転手にタクシー乗り場を聞くと、
「 ¿ Dónde puedo tomar taxi ? 」
” 上だよ ” の返事。
地上に出ると、タクシーが並んでいます。待っている客は誰もいなかったので、すぐにタクシーに乗れました。
「 Al Hotel Parador , por favor. 」
( パラドールまで )
タクシーは狭い崖っぷちの道をくねくね曲がりながら
トレドの旧市街と谷を挟んで向かい側にある丘へと走っていく。
やっと憧れのパラドールに到着です! -
( 写真はトレドの宿・パラドールの玄関です。)
チェックインもスペイン語でやってみました。
「 Buenos dias,señor!
Tengo reserva. Aqui esta mi Voucher.
Mi nombre es ...」
( 今日は! 予約してあります。これがヴァウチャー
名前は・・・といいます )
” Si. Para una noche? "
( はい、一晩ですね )
「 Si. Quisiera tomar la cena en Parador. Vale? 」
(ええ、パラドールで夕食をとりたいが、いいですか? )
差し出された宿泊カードに住所と署名をして、
「 ¿Estábien ? 」( これでいいですか?)
”Si. Si. ”と部屋へ案内された。 -
( 写真はパラドールのベランダ )
案内された部屋は角部屋。予め予約時にCity View希望と書いておいたのですが、さてどうなるか?
窓を開けて驚きました! トレドの世界遺産である旧市街が一望に見渡せるではありませんか!
思わず「 Muy bonito!」( なんて素敵なんだ! )「 Gracias! 」(有難う!)
と案内してくれたホテルマンにチップを渡すと、彼は”ここは最高の部屋ですよ。”
と言ってフロントへ戻っていきました。
家内が洗濯をしている間に、明日泊まる予定の宿へ電話することにしました。
明日はトレドから電車で30分のアランフュース<Aranjuez>という王宮の保養地がある街に泊まるのですが、そこのプチホテルからの返事が船便で2ヵ月後に手元に届いたのです。その手紙の内容が手書きのスペイン語のため解読するのに2週間もかかってしまった因縁のホテル。
「 Oiga ! Oiga! 」(もしもし)と電話口で呼びかけると、
”Si. Diga. " ( はい、はい )
「 ¿Es el Hostal Infantas ?」( インファンタス・オスタルですか?)
”Si. --"
「 Aqui halbo el Japones,señor KONO.
Tengo reserva para mañana. 」
( こちらは 明日予約している日本のコオノです )
”Ah、señor KONO. Si. Si. "嗄れた老婦人の声です。
「 Hoy estoy en Toledo.
Llegaremos al Hostal mas o menos a las 6:00 mañana. 」
( 今トレドにいます。明日は6時頃オスタルに着きます)
「¿ OK? 」
”Si. Si. ぺらぺら?”
「 Hasta luego. 」(じゃあ またあとで)
なんとかうまく通じたようです。よかった!・・・
事前準備をしてきた甲斐があったとホっと一息。 -
アランフュースのプチホテルHostal Infantasから届いた返事(原文のまま)の手紙がこれです。
-
あまりにも部屋からの眺望が良いので、ベランダからスケッチしてみました。
-
( 写真はベランダからの眺望です )
さて、夕食は地階のレストランで8時半から。
スペイン語での食事の注文も勉強してきたので試してみました。
「 Para beber,--Media botella de vino tinto,
por favor. Y-,Aguamineral sin gas. 」
( 飲み物は赤ワインのハーフボトル、それにガス無し水を)
「 Para primero plato,para mi esposa,Gazpacho.
Para mi,Ensalada,por favor. 」
( 一皿目は家内にガスパッチョ、私にはサラダを )
「 Para secondo plato, para mi esposa,Pescado.
Para mi,un Rabo de toro,por favor. "
( 二皿目は家内に魚、こっちは牛の尻尾の煮込み)
こんな具合にメニューをみながら喋ると、給仕さんが注文を
メモしています。
最後のデザートでは<Frutta del tiempo>季節の果物を頼んだら、籠に山盛りのオレンジやらスモモ・リンゴが
丸ごと出てきたので驚きました。 -
( 写真はトレドの旧市街の一番高い場所に立つ軍事博物館 )
翌朝、チェックアウトをしてから、トレド市街の散策へでかけます。
タクシーで先ず国鉄のトレド駅へ行き、駅に荷物を預けてから、世界遺産トレドの旧市街へ行って散策、その後、駅へ戻って国鉄の電車で次の宿泊地アランフュースへ移動するというスケジュールです。
パラドールのチェックアウトもスペイン語やってみました。
「Voy a partir. La cuenta,por favor. No mini-bar.
( 出発します。勘定をたのみます。ミニバーは無し)
フロント係りが勘定レシートを打ち出して、
”Correcto ?" ( 合ってますか?)
「 Si,señor. Pago con tarjeta de crédito.」
( はい。 カードで払います )
”Su firmar aquí ? " (ここにサインして下さい)
「 Está bien? 」( これでいいですか?)
”OK.”
「 Podría llamarme un taxi ?」( タクシーを呼んで下さい )
”Si. Un momeneto. " (はい。ちょと待って)
フロントが呼んでくれたタクシーで鉄道駅トレドまで走り、荷物を駅のコインロッカーに預けました。 それから再びタクシーに乗って世界遺産の街トレドの旧市街へと向かいます。
坂道の多い旧市街の石畳には、すでに観光客で溢れていました。風情のある歴史的景観を楽しみながら、街中を散策です。
途中、ワインの店を見つけたので、
「 Hola! Tiene usted media botella de vino?」
( こんちわ! ハーフボトルのワインありますか?)
”Si. 是とこれ。これもそうだよ”
「 Que vino me recomienda usted? 」
( おすすめはどれ?)
これがいいよ、と勧めてくれたのが1989年もの。
値段は628ペセタ=約360円 実に安い!
これを1本買うことにします。
軍事博物館(写真)では遠足にきた小学生に、カメラを渡し
「 Podría sacarme una fito? 」(写真撮って?)
シャッターを押してもらいました。
「 Gracias! 」(有難う! )
” De nada. ”(どういたしまして)可愛い声です。
トレドの旧市街を4時間ほど散策した後、最後は歩いて国鉄の
駅まで丘を下りていきました。
14:30発の電車で次の目的地アランフュースへ向かいました。
( 日本ではAranjuezの読み方をアランフェスとしているが、切符を買う際、アランフュースと発音しなさい、と助言されました。)
電車が発車した後、降りる時が心配になってきた。次の駅名はドアの上に表示されるから分かるが、心配なのはドアの開け方だ。
降りる客が我々夫婦以外いなかったらどうしよう?
そこで隣のジーパン姿の若者に聞いてみました。
「 Señor, Quiero bajar en la Estación de
Aranfuez. ¿Tengo que push the button? 」
( あのうアランフュースで降りるんですが、
ボタンを押すんですか? )
”Si. You must push the green button,after the
tren stopped. "
「¿ Not automatic ? 」
”Si. "
「 Gracias. 」
そうか、ドアは自動で開かないんだ。緑のボタンを押す手動式になっているのか・・・・ -
アランフュースは王宮の別荘地として知られているように、スペインでは珍しい程、緑豊かな郊外の街です。(写真)
到着した駅から無事に電車のドアを開けて下車し、荷物をキャリーで引っ張りながら地図を頼りに30分ほど歩くと、漸く目指すオスタルの看板が見えてきました。 5階建てのビルです。
小さな玄関を入り石段を数段あがると、右手に受付のカウンターがあります。
「 Buenos días señora ! 」
と声をかけると、座っていた老婦人が嗄れた声で
”Ah,...El Japones KONO〜?”(ああ日本人のKONOさん?)
「 Si. Está es temprano.
Aquí tiene usted la confirmación de reserva.」
( ええ、早かったんですが・・これが予約書です)
と言って、例の2ヶ月かかって届いた手紙を見せると、
”Si. それは私が書いたの ”と笑う。
”Su pasaporte,por favor. "( パスポートをお願い )
「 Aquí tiene. 」(これです)
”Dos catorce. " (214号)と鍵を渡してくれた。
自分たちで重い荷物を階段で3階まで運び揚げる。 -
部屋の窓から前の通りを眺めると、実に緑豊かな光景です。思わず、ここで立ったままスケッチをします。
トントンとドアを叩く音がするので開けると、掃除のオバサンが笑いながら廊下に置いたままの荷物を指差している。部屋に入れ忘れてしまったのだ。
「 Gracias.」
「 A ver- Hay algun supermercado por aqui ?」
( ところで、この辺にスーパーマーケットはありますか?)
" Si. ぺらぺら〜"
「¿ Puede usted indicarme en este mapa ?」
( この地図に印をつけて?)
「¿ Esta lejos ? 」
( 遠いの? )
” No. No.Cerca." ( いや 近いですよ )
「 Gracias ! 」( 有難う! )
一休み後、教えてもらったスーパーマーケットへ買い物に行く。
イチゴ・オレンジ・トマト・ハム・パン・サラダ・ヨーグルトなど夕食用に買い込みます。全部で1400ペセタ=約700円弱だからなんとも物価は安い。
オスタル近くに小奇麗な店が並んでいました。
その店の一つに入ると、女主人が出てきて、
「 Hola ! ¿ Puedo mira ? 」( やあ、見てもいい?)
”Si. Claro! " (勿論 どうぞ)
気に入った半そでシャツを見つけたので、
「 Señora ! Me gusta esto.
¿Me hace un descuento ? 」
( これ 気に入ったんですが、まけてくれない?)
”No,no se. " ( いや できません )
「 Entonces, me quedo con esto.
¿ Puedo pagar con tarjeta de credito ?」
( では これを貰いますがカード払いでいい?)
” Si. Claro! "(勿論 いいわよ)
こんな風に、スペイン語でシャツの買い物が出来たアランフュースは、思い出の場所となりましたね。 -
ここからは<コルドバ旅行記>です。ーーー
( 写真はコルドバの町中です )
アランフュースに1泊して、翌日マドリッドの南に位置するアトーチャ駅まで電車で移動し、そこからスペインの最新鋭特急AVEに乗ってコルドバへ向かいます。
11時発のAVEを予約していたが、駅に早く着いたので、ひと列車早めることが出来ないか、切符売り場で聞いてみた。
" ¿ Puedo cambiar este tren más temprano ?"
( 早い列車に変更出来ない ?)
" No. Va completo. " ( 満席だから駄目 )
” ¿ Dónde via ? Este tren. " ( この列車は何番線 ?)
” A la izquierda. " ( 左の方だよ )
人混みをかき分けて、左に行くとAVEの改札口があった。
改札を通って行くと大きな待合広場があって、ベンチに大勢の旅行客が座っている。 AVE発着のTV画面に、11時のAVEは7番VIA、と表示サれていた。待合広場の正面にはホームが1番から8番まで並んでおり発車間際までは、どのホームにも乗客を入れない仕組みだった。
ホームに入る時は、荷物チェックを受ける改札があり、空港のように長い行列が出来ていた。しかし全席指定席なので慌てることは無い。
7番のランプがついた。 さあ、チェックイン開始だ。
当方の指定席は2号車で昼食つき。 列車の乗車口には駅員が一人ひとり立っていて乗客をチェックしている。
AVEは定刻どおり12:39にコルドバに着きました。
AVEの凄いところは、速さもさることながら、その正確性にあるといいいます。10分以上遅れたら料金を払い戻すというから驚きですね。
駅構内のコインロッカーに荷物を預けて観光に出かけようと思ったのですが、ロッカーの使い方が分からない。
そこでAVEの改札口へ戻り、駅員さんに、
「 ¡Señor! Quisiera usar consigna automática.
¿ Cómo se usar ? 」
( コインロッカーを使いたいんですが、どうやるの?)
と聞くと、彼はやおら改札を閉めて、わざわざ一緒にロッカーまでついてきてくれた上に、小生の手からコイン
4枚を取り上げると投入し、重い荷物をロッカーに収めてくれた。そして機械をカチャカチャ動かしてレシートを取り出し、大事そうにそれを手渡してくれて、
身振り手振りで暗証番号の仕組みを説明してくれます。
「 Ah ! Complendido ! Muchas gracias !」
( ああ分かった。本当に有難う!)
彼はにこやかに笑みを浮かべて持ち場へ戻っていきました。
翌日のこと、同じ改札口を通ってAVEに乗ろうとしたら
彼がこっちを見てニッコリ笑い、
”昨日はうまくいったかい?”
という感じで声をかけてきた。
「 A yer. ,Muchas gracias ! 」
( 昨日は本当に有難う! )と礼を言うと、
”De nada. ¡ Buen viaje !"
( とんでもない、良いご旅行を!)
海外旅行では、こんな場面が忘れられない思い出となりますよ。 -
コルドバといえば
矢張り世界遺産のメスキータ(イスラム大寺院)でしょう。(写真)
世界中からこのメスキータ目当てに旅行者がやってきます。 駅から2km離れているが天気はいいし、街の雰囲気も危険は無さそうなので歩いていくことにしました。
メスキータの周囲にはお土産屋が立ち並び、<花の小径>と呼ばれる素敵な路地もあり、観光客で溢れています。
大きな3000人も収容できるイスラム寺院が何故建造されたのか?歴史的遺産には謎も多いが、イスラム勢力を駆逐したキリスト教徒たちは、この巨大建造物を持て余したに違いありません。
寺院の内部(写真)は両方の宗教機能が並存している珍しい存在です。
でも、訪れる多くの観光客の中にイスラム教徒の人達はみかけなかったですね。 ゆっくりメスキータ(イスラム大寺院)を堪能しました。 -
写真は<ローマ橋>です。
メスキータの近くには、2000年前に構築された<ローマ橋>が現存しており、今でも現役の橋として使われています。
こちらはイスラム文化以前のローマ文化時代(日本の弥生式時代と同時期)に構築されたというから、驚きです。 -
コルドバの街中は本当に観光客で溢れていました。(写真)
大勢の観光客に混ざってコルドバの旧市街を散策したあとは、流しのタクシーをひろい、荷物を預けた駅までもどりました。 -
駅員さんの親切に助けられたコインロッカーから、荷物を取り出して、
駅前から別のタクシーで丘の上に立つパラドールへと向かいます。
コルドバで泊まったパラドール<Parador Arzzafa>(写真)です。 -
コルドバのパラドールは快適な部屋でした。
チェックインの際、追加料金を払ってもいいから景色の良い部屋にして欲しい、と頼んだ経緯がありましたが。
部屋のドアを開けると、バルコニーの向こうに雄大なコルドバ平野が広がっています。
夕食のレストランは他の観光客達で満員。
美味しい食事を楽しめた次第です。
パラドールは欧米の旅行者にも人気が高いようですね。 -
ここからは<セビリヤ旅行記>です。ーーーー
( 写真はセビリアで泊まった有名なホテルの中庭です)
スペインに入国してから今日で4日目。
いよいよ<セビリヤの理髪師>や<カルメン>で名高いセビリヤへやってきました。
Sevillaは現地発音ではセヴィージャと聞こえます。
ホテルはスペイン政府観光局推奨の<Las Casas de La Juderia>。
料金は朝食なしで18000ペセタ=約9000円、
ここに2連泊します。
ーーちなみに有名なホテル<アルフォンソ13世>は
3倍の60000ペセタ(朝食つき)ーーだそうです。
駅からタクシーで向かう時、長い名前を言うと、
運転手は簡単に、”Ah-Juderia."と頷いてくれました。
タクシーは路地の手前で停まり、玄関までの路地には入れません。
石畳の細い路地を荷物を引っ張っていくと、玄関が右手にあり、伝統的なイスラム風・貴族の邸宅のようで、立派な中庭(パテオ)をもっています。(写真)
スペイン政府観光局が推奨する理由がこれで分かりました。
チェックインの際、闘牛見物についても尋ねたら、
「 Quisiera ver una corrida de toros hoy.
¿ Puedo comprar billetes aquí ?」
( 今日、闘牛を見たいんですが、切符はここで買える?)
”いや、ここではなく闘牛場へ行って買って下さい”
そうか駄目か! 仕方がない。。。直接、闘牛場へ行ってみよう。
「Entoncas, quisiera tomar la cena en Hotel. 」と言うと、
( じゃあ、夕食はホテルで摂りたいんですが )
”No. no hay un Restaurante aquí.
Un buen Restaurante por aquí es Modesto y
Juderia. ”
( レストランはここに無いんですよ。近くの良い
レストランはモデストとフデリーヤです。)
と言って、地図に印をつけてくれました。 -
セビリヤの宿<Juderia>の中庭には赤いブーゲンビリアが満開になっています。
-
タクシーが入れなかったHotel Juderia の石畳の細い路地です。
-
荷物をホテルに置いて、早速、夕方にオープンする闘牛場の切符を買いに闘牛場まで歩いて行くと、昼間から歩道は一杯で歩けないほど混んでいました。
ダフ屋が大声で切符を売りつけにくるが、これを無視して切符売り場へ急ぎます。
何故か、切符窓口は閑散として誰もいません。
「 Dos billetes de Sombra !」(日陰の席2枚!)と言うと、
”Cinco mil !"と返す言葉。5000ペセタだ。なんとも簡単に買えたのだ!
これで待望の切符が入手できました。
開始時間は18:30と記載してある。
夕方、再び闘牛場にきたら、場外は凄い人波で埋まっていました。
切符の座席番号は5番入口の<FILE-2 38>と<EILE-2
38>と 記載してある。
「 Cinco! ¿ Dónde esta ?! 」(5番! どこオー!)
と聞きまわって席に行く為の館内の入り口を探します。
やっと二階の前から2列目、38と39と数字がコンクリートの上に書いてある場所を探して席に着くことが出来て一息ついたら、そこへ”自分たちの席だよ”とカップルが来ます。こっちが切符を見せると、黙って立ち去っていったのでが・・・。
トランペットが高らかに鳴り響くと闘牛士達の入場行進が始まりました。
主役のマタドールは流石に舞台演技者だ。牛をいかに華麗に仕留めるか、牛を刺激し興奮させるのも腕のひとつなのでしょう。
猛烈に突きかかる牛をギリギリまで引き寄せてから、
ヒラリと身をかわします。瞬間、観客が一斉に”Hola !"と声を挙げます。
この闘牛の醍醐味を味わっていると、最後に、牛の背骨の急所を剣で刺さして止めを刺します。この間20分ーこれが6回ほど演じられ、丁度2時間ほど経過して、太陽が西の空に没する頃、終了となりました。 -
翌日、ヘレスという街のシェリー酒工場見学へ出かけました。
ここに<Gonzales>という酒蔵があって(写真)試飲・見学が出来るというのです。
電車でセビリアからヘレス・フロンタ駅へ行って、そこから歩いて酒蔵のある工場へ向かいました。
入場者用の切符売り場があrったので、
「 Dos billetes,por favor.」( 二枚ください )
”Mil por persona. ”( ひとり1000ペセタ )
すでにロビーには20名ぐらいの見学客が集まっています。
暫く待っていると、洒落たシャツの青年がやってきてスペイン語でこれから酒蔵を案内します、と言う。
案内人の後について広い酒蔵を楽しく見学した後、辛口シェリーと甘いドルチェを試飲させて貰いました。
お土産に、ビネガーを買って帰りました。 -
酒蔵内で案内人がスペイン語で説明しています。
-
セビリアでのもう一つの楽しみはーフラメンコです。そのフラメンコ見物には予約が必要と思い、ホテルに頼みます。
「 Quisiera ver Flamenco esta noche.
¿ Qué tablao me recomienda ? 」
(今夜フラメンコを見たいんですが、どこいいの?)
”勿論、El Arenalですよ”
「¿ Puede usted hacer la reserva ? 」
( 予約して頂けませんか ?)
”今夜はVa completo.一杯です。
La manana 明日なら大丈夫ですが・・”
「 Mañana. Yo no estoy en Sevilla.」
(明日はセビージャにいないんですよ)
「 Los Gallos はどうですか?」
”電話してみましょう”
受話器を取り上げてぺらぺら喋っていたが、
”Vale ! Empesará a las nueve. Muy cerca. "
( とれました!開始は夜9時、すぐ近くです )
フラメンコの予約がとれて良かった。
フラメンコの始まる夜までの時間、市内の観光名所巡りに過ごしました。
写真のスケッチは散策中の公園で描いた1枚です。
さて、夜の8時半ごろホテルから歩いてタブラオ<Los Gallos>に行くと、入口に行列ができていた。
切符を持っていないので、受付のオニイサンに、
「 Tengo reserva. Somos dos.」
( 予約してるんですが、ふたり )
” ¿ Su nombre ?”( 名前は ?)
「 Mi nombre es KONO.」
予約台帳を盛んにめくるが名前が無いらしい。
そこで 「 Juderia...」とホテルの名を言うと、
そうか、と頷き、係りに案内するように指示した。
案内された席は最前列、特等席ではないか!
流石、名門ホテルの紹介力なのだろうか。
料金は、幕間にボーイが請求書を持って席までやってきたので、見ると
正規料金6000ペセタ、飲み物代金1200ペセタに過ぎなかった。
フラメンコは、踊り手と唄い手、それにギター弾きの3人一組でやる華麗なショーだ。
踊りもいいが、男性の唄い手の迫力も凄い。
全身を振り絞るようにして唄う姿には本当に感動した。
2時間ほどのショーが終わると、時刻は真夜中の11時。
真っ暗な外にでると、入り口には次の開演を待つひとびとの行列ができていました。 次の公演の終幕時間は翌日の1時半の由。
スペインは時間の観念が全く日本とは違うことに驚いた。
ホテルまでの道のりを歩いて帰ると、道端の店の路上のテーブルには、食事をしている人までいました。 -
ここからは<グラナダ旅日記>です。
2連泊のセビリヤ滞在を終えて、次の目的地グラナダへはバスで移動します。
バスといっても長距離バスですから移動には3時間要しました。
車窓から眺める景色は、延々と禿山の風土が連なり、緑が恋しくなる程です。
12時前に終点グラナダのバスターミナルに到着です。
早速、つぎの移動のバス切符を事前購入しておこうと思って
バスターミナルの窓口の行列に並びました。
スペインでは鉄道よりバスで移動する方が便利なので長距離バスが大変混雑するから、事前に購入しておいたほうが良い、とガイドブックで読んだからです。
スペイン語での切符購入のやりとり、はこんな具合です。
「 Pasado mañana,quiero ir a Nerja.
¿ Puedo reservar asientos ?」
(明後日ネルハへ行くんですが、事前購入できる?)
”¿ Qué autobús ?" ( 何時のバス ?)
「 Más temprano,por favor. 」
( 出来るだけ早いのを )
”Si. Uno de ida ? "( わかった。片道1枚?)
「 Dos billetes de ida.」( 片道2枚 )
渡された切符の内容に間違いないか、確認・・・・よし!
次の移動のための切符を確保したので、
予約済のグラナダのパラドールへはタクシーで向かいました。
そこは評判の高いパラドールで、払い込んだ宿泊料金は、2泊で6万強
でした。
有名なアルハンブラ宮殿と同じ敷地内に位置している。
写真はアルハンブラ宮殿。 -
パラドールの窓辺。
-
パラドールの内庭
-
写真はアルハンブラ宮殿の隣のパラドールです。
パラドールにチェックイン後、一休みしてから
待望の宮殿見学に向かいます。
隣といっても敷地が広いので、宮殿の入り口までかなり距離があります。
宮殿の入り口にある切符窓口には長い行列ができていたが、<今日のチケットは売り切れ>という英語の張り紙がありました。
では明日の予約をしようと、順番がきたので
「 Mañana. Dos billetes, por favor.」
( 明日の切符2枚 )
と言うと、
” No. このメモを見て!”
<明日の切符は電話でのみ受け付ける>というメモだ。
仕方が無い。ホテルで電話してもらうしかないか。
宮殿見学は諦めて、ではアルバイシン地区へ行ってみよう。 そこは、谷の向こう側にある昔のイスラム教徒達の住居地です。循環バスが宮殿前からでているので、それに乗っって行きます。
アルバイシン丘の頂上付近までバスが登ってきたので、
運転手さんに、
「 ¿ Para Mirador, St Nicolas ?」
( 展望台のサンニコラスへ行く?) と聞いたら、
”Proxima parada. "( つぎのバス停だよ) -
サンニコラス展望台には可愛い少女が休んでいました。
「 ¿ Puedo sacarle una foto ?」
( 写真撮ってもいい ? )
と声をかけると、ポーズをとってくれた。
¡ Gracias ! -
アルバイシンの丘から歩いて市街地にくだり、
大寺院を見学したり、周囲の街並みを散策したりして
夕方パラドールに戻ってきました。
写真はパラドールの見事な中庭です。
夕食は8:30からでした。
料理は量も多く美味しかったですね。食べ残した料理や、飲み残したワインなどは部屋へ持ち帰ってもいいか、尋ねたら、
”Si. Si. " ( どうぞ、どうぞ )
夜遅くフロントへ行き、ドルのT/Cを両替してと頼む。
「 Senor. Quisiera cambiar cheques viaje.」
( すみません、T/Cを両替したいんですが )
”Si. Si. ここに署名してください”と愛想がいい。
「 ¿Está bien?」(これでいい ?)
いちど奥へひっこんだと思ったら、血相を変えて喋り出した。
”ぺらぺら〜これは1000$だ! できない!”
すると、もう一人男性が出てきて大声でスペイン語
をまくしたてる。卓上電卓を持ち出してきて、
”1000$を両替すると17万ペセタになるぞ!
ここには17万ものペセタはない!”
そうか金額が多かったのか。
しかし、署名してしまったT/Cはどうするんだ?
”You must go to the Banco manana pronto. "
( 明日、すぐ銀行に行きなさい ) -
写真はアルハンブラ宮殿の見学ツアー。
-
写真はアルハンブラ宮殿内部。
翌朝、早速歩いて街中の銀行へ行きました。
冷静に考えたら、17万ペセタを手にしても余ってしまう。では一度ドルに両替しておこう。
「 Buenos días,senor. Quisiera cambiar cheques
viaje en dolares. 」
( T/Cをドルに両替したいんですが )
”No. no hay dolares. "
( ドルはありません )
「Eh!¿ No hay? ¿ Verda ?」(え!無いの?本当?)
結局、なにも両替せずにパラドールへ戻ることに。
肝心のアルハンブラ宮殿見学だが、電話申し込みをしてもらえないか、フロントで頼んだら、見学ツアーに参加しえた方がいいですよ、と勧められる。
それで英語による見学ツアーに参加したが、場所毎に
時間を区切ってツアーを入場させるので
ゆっくり見学できない。
こんなにも満員の盛況とは予想していなかった。 -
ここからは<コスタ・デル・ソル海岸旅行記>です。
写真はネルハの海岸リゾート。
グラナダから9:00発長距離バスで地中海のコスタ・デル・ソルへと向かいます。
バスはシェラネバダ山脈の麓を巻くようにして南下していく。 旧道は急カーブの連続で危険な山道だった思われるが、現在は完成したばかりの立派なバイパスが直線的に走っており、バスは快適に飛ばしていく。
2時間経ったごろ、漸く山間から青い地中海が見えだした。
アンダルシア地方独特の白い壁の家々が集落をなしている景観も見えてきました。
バスはそんな集落に立ち寄りながら、12時15分ごろ
ネルハの街に到着です。
大部分の乗客がここで降ります。ここネルハはコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)の中でも人気のリゾート地なのでしょう。 -
写真はネルハの山側にあるフリヒリアーナの白い街。
ネルハで中途下車して,<白い街>として有名なFrigilianaフリヒリアーナへタクシーで行き、観光した後に、再びバスでマラガへ移動することにします。
まずタクシーとの交渉はこんなやりとり。
「 Quisiera ir a Frigiliana, ida y vuelta.
Cuanto es,señor ?」
( フリヒリアーナへ往復でいくらかかる? )
” 何時間待つかによるよ ”
「 Uno hora. 」( 1時間 )
”ぺらぺら〜〜” 何を言っているか分からない。
片道なら1200ペセタ、むこうで待つのはごめんだよ、
ということらしい。
面倒だから、「 Vale !」( OK.)
と荷物ごとタクシーに乗り込んだ。
約10分走っていくと山間に<白い街>が見えてきました。
ひとつの山塊にへばりつく格好で家々が重なり合って山頂までのびている。
タクシーを停めて運転手が、
”あそこにタクシー乗り場があるから心配ない”
”自分はこれで戻る”
チップ込みで1400ペセタを支払った。
とりあえず荷物を近くのバルに預けようと店に入りました。
「 ¿ Podría usted llamarme el equipaje ?」
( 荷物を預って頂けませんか ?)
” Si. Si. ”( どうぞ、どうぞ )
「¿ Cuanto es ,senor ?」
( いくらですか?)
” No, no. " ( 要らないよ )
なんと親切なんだろう!
「 ¿ Puedo usar el servicio ? 」
( トイレを借りていいですか ?)
” Si. Si. "
トイレは地下にあったが、その綺麗なのには驚いきました!
5つ星ホテルでも、こんな綺麗な清潔なトイレは少ないだろう。
荷物はバルの片隅に置いて、コーヒーを飲んでから
<白い街>の散策を開始します。 -
白い街を散策です。
-
画用紙が無いのでパラドールの封筒にスケッチしてみました
実に印象深い村だったですね。坂道の両側に白壁の家々が建ち並び、その窓には色鮮やかな草花が南国の光線を浴びて映えていました。 -
写真は、フリヒリアーナから眺めた景観です。
別世界のような<白い街>を十分堪能してから、
別のタクシーでネルハに戻りましたが、こんどのタクシーは高級ベンツです。
朴訥な若者が運転しているので、
「 Es el bueno coche,Benz verda. ¿ Esta muy caro?」
( いい車、ベンツですね。高いでしょう?)
と話かけると、
”Si. Si. Mersedes. "
降りる時、料金は高いことを言うかと思ったら、
"Mildocientos. "(1200ペセタ)
チップ込みで1400ペセタ渡したら、
”Gracias,señor."と丁寧に礼を言ってくれました。 -
ネルハの海岸リゾートを散策した後、再びバスで、今日の宿泊地マラガへと向かいます。
本日の宿はマラガのパラドール。 バスの終点で降りてから、タクシーでパラドールに行きます。
パラドールの名前は<Gibralfaro>といい、小高い丘に建っています。
歴史的建造物のようです。
1492年、グラナダ陥落で追われたイスラム王朝は
最後の砦をこの丘Gibralfaroに築いて、その後暫く
スペイン政権と対峙し続けたという歴史をもっています。
石造りの瀟洒な別荘風の建物がパラドールで、目の前には古城跡が残っていました。
チェックインを済ませ、鍵を受け取り部屋に入ってみて驚いた!
バルコニーから素晴らしい景観が拡がっています。
眼下にマラガの街、港、汽船が目にとまり、彼方には
太陽の海岸へ山並みが裾野をなびかせている。
夕食は静かなレストランで、<アルハンブラの思い出>という名曲を奏でるギター奏者に拍手を送り(写真)、満月の夜景をバルコニーから鑑賞出来て、、
本当に思い出深い一夜となりました。 -
マラガのパラドールで美味しい夕食を頂いた後、
給仕さんにシャッターを押してもらいました。 -
写真はパラドールからの夜景です。
-
写真は、フエンヒローラの街にて。
翌朝、電車に乗ってもうひとつの<白い街>
フエンヒローラへ日帰り観光に行きましたが、ここは期待外れでした。リゾート開発が急に進んで風情ある街並みが少なかったのです。
マラガへ戻って、ピカソの生家だった<ピカソ美術館>を探し当てて訪ねましたが、生憎シエスタ(昼休み)の為、閉まっていました。残念! -
ここからは<首都マドリッド旅行記>です。ーーー
思い出深いマラガを後にして、旅の最終地マドリッドへ飛行機で飛びました。
マラガ空港から約1時間のフライトで無事にマドリッドのバラッハス空港に到着。
今日の宿<ホテル・リッツ>までタクシーに乗ります。
途中、運転手がホテルの名前をRittuではなくRitzだねと確認してきた。間違えやすいのかも知れない。
料金は高速料金や荷物料金込みで2400ペセタ。
これが正規の料金なのでしょう。
チェックインもスペイン語でスムースに済みました。
案内係りが”スペイン語をよく話しますね”
と話しかけてきたから、
「 Un poco. ¿ Me entiendes ?」
( すこしだけね。分かりますか?)
”Claro. 勿論よく分かりますよ )
嬉しいことを言ってくれる。 -
写真は、マドリッドの街並み。
マドリッドは近年とみに治安が悪化しているので、
観光は<MADRID VISION>という観光バスに乗ることにします。 一日乗車券を買えば市内14箇所で乗り降り自由という便利なもの。
日本語イヤホーンで説明が聞けます。
約1時間で一周が終わり、2周目になって観光名所で降ります。
スペイン広場から小雨の中を歩いてソル広場へきたのですが
生憎、日曜日の為デパートはじめ多くの店が閉めています。ところが有名なバル<Museo del Jamon>という店だけは開いており、買い物客で溢れていました。
中に入って番号札を取って、順番を待つこと暫し。
”Viente-Ocho!”と店員の大声が響いた。
こっちの番号なので、大声を張り上げて、
「 Si! Viento-Ocho!
Quese de cabra, Dosientos pesetas.
Y Jamon Cocido Special...Tresientos pesetas.
Por favor! 」
( 28番! カプラ・チーズを200ペセタ。
特別コシード・ハモンを300ペセタ下さい! )
この買い物は思い出しても迫力ありました。
翌朝、ホテル前からタクシーで空港へ。
料金を4000ペセタとぼられそうになりましたが、毅然と
「 No. No. Tres Mil! OK ?」と言って
3000ペスタでOKさせた。
と、今回の旅はここまでは比較的順調だったのですが、
このあと、悪天候の為飛行機の出発が3時間も遅れてしまい、フランクフルトでの乗り継ぎ便に間に合わなくなってしまいました。
格安航空券では別便に変更は出来ないし、困った事態になった!どうしよう?
ところが・・・
ところが、ルフトハンザ航空は全日空との共同運航をやっているので、夕方の全日空NH 936便にre-booked
されることになって、この事態を乗り切ることができたのです。、ああ救われた!!
これで長かったスペインの旅も終わりとなりました。
おわり
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