さよならローカル線　(2)名寄本線編

1989/04/29 - 1989/04/30

札幌へ移動し、急行大雪で名寄本線始発駅・遠軽へ向います。
前夜のまりも同様、大雪も鉄道ファン中心に満席。その中には標津線で
見かけた顔もちらほら。。。考えることは皆同じだなぁ〜。
『遠軽ですか？アラーム鳴りますけどいいですか？』と隣席のマニア氏。
明朝4時に下車なので、同じ目的の人が隣席にいるのはありがたい。

2日目（続き）　04月29日
札幌22：50（急行大雪・車中仮眠）

3日目　04月30日
03：58遠軽

★★★　遠軽05：42（普通）06：37紋別06：43（普通）07：22中湧別…（徒歩）
…四号線…（バス）-湧別　湧別09：00（臨時・思い出おーい名寄本線お別れ列車
09：35遠軽〜折り返し09：45発普通）12：58名寄　★★★

名寄13：28（普通）14：35音威子府

エリア 北海道

急行大雪で未明到着の遠軽まで “仮眠”

列車本数が少ないため、寝過ごしてしまうと、名寄本線全線乗車が
黄信号に変わるので要注意！

★★★　名寄本線　★★★　
運転区間：遠軽〜中湧別〜紋別〜名寄 138.1km
　　　　　中湧別〜湧別 4.9km
　　　　　全長 143.0km
全線開業：1921年10月05日

名寄本線最後の時刻表

始発は04：40ですが、大雪からの乗り継ぎ組中心に混雑していたので、
05：42発まで待つことにしました。

大雪を予定通り遠軽下車なので、今日に関しては三本見送って
08：00発の中湧別行（本日のみ湧別行）乗車でも大丈夫なのです。

なにかいる？

エゾシカ発見！


湧別支線（中湧別〜湧別）乗車までの時間調整も兼ね、小向で途中下車し
30分程ブラブラしようかと思っていたのですが、なぜか紋別まで乗車。

わずか6分のせわしい折り返しで中湧別へ

07：22中湧別着

中湧別駅

中湧別駅（ホーム側から）

お次は湧別へ向います

通常、中湧別〜湧別間は朝夕一往復づつのみの運転。
最終日の今日は臨時列車（08：30発）が運転され、乗っていくことも
出来ますが、時間の余裕が少々あるので隣の駅まで歩くことに。
昨夜の大雪号で隣席だったマニア氏と一緒です。

中湧別から網走までをかつて結んでいた、湧網線の線路跡。

左に行くと紋別方面、湧別へは直進。

もうすぐ隣駅

簡素なホーム

駅というより乗降場といったほうがしっくりきますね。

歩いてきた道を振り返ってみます

究極（？）の北海道的駅名

区画整理の際に設けられた道路名からつけられたとか。

ここから湧別へは臨時列車乗車の予定でしたが、
マニア氏　 『（先回りして）湧別に到着する列車を撮りたい』
私　「もうすぐその列車来ちゃいますけど」
『タクシーにでも乗れば間に合うんじゃないかな？』
たしかに、線路にほぼ平行して道路があるけれど、そう都合よく・・・

来た！　タクシーではないが湧別へ向うバス。　

我々の行動に合わせてくれたかのようなタイミング。
都会ならまだしも、…こんなこともあるんだねー、
思わず二人、顔を見合わせてしまいました。

しかし、湧別到着寸前に列車に抜かれてしまい・・・

湧別駅

ここでもお別れ式が

ヘッドマーク付きの臨時列車をバックに

名寄本線 乗車証明書と車内補充券

遠軽に到着、そのまま折り返し名寄行となります。

中湧別停車中

サヨナラ〜（小向）

ここでもサヨナラ〜（沙留）

オホーツクの海が見えます

流氷の時期に乗ってみたかった

興部

名寄本線の旅もあと約半分。

寝ぼけ状態で名寄に到着

2連続車中泊に加え、今日は朝4時から行動している影響か。
興部を発車した辺りから不覚にもウトウトしてしまい、名寄までの
車窓を楽しむ機会を逸してしまいました。



さよならローカル線　
(3)天北線編　へ続く

この旅行記へのコメント （2）

• jyugonさん 2007/10/21 17:02:49

  懐かしい！

  ファルコンさん　はじめまして　こんにちは。
  
  北海道の廃線、懐かしく拝見しています。
  名寄本線、天北線、湧網線・・・
  お世話になった列車ばかりです。
  
  紋別が大好きだったので、北海道に行くたびに
  名寄本線にはお世話になっていました。
  私は「鉄」ではありませんが、当時は廃線になる前に
  乗っておこうと、鉄道に乗るための旅をしている若者たちも
  沢山いました。
  
  小向のホームが出ていましたね。「わお！」でした。
  コムケ原生花園というマイナーな場所がありますが
  原生花園といっても何もないところでオホーツクを見るのが
  お気に入りだったので小向は何度も降りた駅です。
  興部、音威子府、浜頓別、雄武、朱鞠内・・・etc
  音威子府では待ち合いが20分ほどあり、いつもホームでお蕎麦を
  食べていました。
  
  今思うといわゆる観光地という場所ではない所を好んで
  旅していたので廃線になった所をなぞっていくと
  まさに若き日の旅路に繋がっていきます。
  
  続きを楽しみにしております。
  
  jyugon

  ファルコンさん からの返信 2007/10/24 09:46:38

  RE: 懐かしい！

  jyugonさん、こんにちは。
  書き込みありがとうございます。
  
  私の北海道デビューは、ほとんどのローカル線が切り捨てられてしまった後でしたので、標津・名寄・天北各線乗車は貴重な経験でした。当時は、旧国鉄〜JRの全線踏破キャンペーンに乗せられ（ほとんど「鉄」状態！？）、週末や連休等を使ってあちこち飛び回っていたことを思い出します。
  
  コムケ原生花園…聞いたことはあったのですが、小向駅からさほど遠くはなかったようですね。
  ＞原生花園といっても何もないところでオホーツクを見るのがお気に入りだったので
  こういうのいいですよね。メジャーな所にも目が向いてしまうのですが、思いがけない光景や発見に出会うと、心に残るものになるんじゃないかと思います。
  廃線当日乗った際も、少しだけですが時間は作れたはずなので、乗るだけではなく、最低限の予備知識を仕入れ行動しておけば、もっと印象深いものになっていたのかもしれません。今更ながら…ですが。
  
  音威子府の駅そばは私も何度か食べましたが、美味しいですよね。
  ある時は停車時間中に車内持込で買おうと思っていたら、そば屋のないホームに着いてしまい、車掌さんにお願いして発車を待ってもらい買いに行ったこともありました。
  
  あれから20年近く経ちますが、時々当時のことが懐かしく思い出されます。
  
  今後もよろしくお願いします。