2007/07/29 - 2007/07/31
427位(同エリア1233件中)
前日光さん
7月31日(火)、今日は午前中残りの仕事をし、13時
までには出雲空港に到着していなければなりません。
このままだとどこにも行けない!と急に思い立ち、せめて
ホテルの窓下に見える「須衞都久神社」の写真くらいは
撮ろうということで、早朝散歩をすることにしました。
宍道湖大橋から宍道湖の写真も撮ることができ、空港に向
かう途中の出雲的な風景もタクシーの窓越しではありまし
たが、カメラに収めることができました。
名残惜しくはありましたが、これでこの夏の出雲とはお別
れです。
最後の数枚をアップします。
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ホテルから徒歩数秒、「須衞都久(すえつぐ)
神社」参道の文字が目に入ります。
宿泊したホテルは、このすぐ左側です。
昨日昼食を食べた「皆美館」周辺の住所は
松江市末次本町となっていますので、この
辺りの守り神なのでしょうね。 -
狛犬は、このように尻尾を立てて威嚇する
かのようです。 -
狛犬の台座の模様です。
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手水舎です。
冷たい水でした。 -
手水舎の辺りから撮ったものです。
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この神社の説明板です。
旧県社(明治6年)とあります。
主祭神は
伊弉冉尊(いざなみのみこと・女神)素戔嗚尊
(すさのおのみこと)です。
どうして伊弉諾尊(いざなぎのみこと・男神)
ではないのでしょうね?
ところで、この説明板によれば、今日7月
31日は住吉祭で、この神社の例大祭にあ
たるようです。
でも、境内はいたって静かで鳥居の側の清掃
を行う気配もありません。
明治期に作られた神社などというのは、この地
では新参者で、相手にされないのでしょうか? -
鳥居を潜るとすぐにあるこの建物は、拝殿
と思われます。
説明書もありませんし、「る○ぶ」などと
いう旅の雑誌にも全く載っていませんので、
詳しいことはわからないのですが、メジャー
でない割には立派な建物に見えるのですが。 -
よく見ると、このような彫刻も施して
あります。
龍か何かの動物の目は鋭く光っていて、
夜なんか見たら恐いだろうなと思いました。 -
これは、けっこう愛嬌がありますね。
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拝殿脇の灯籠。
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これが、本殿でしょうか?
ホテルの私の窓下に見えた千木は、これだ
と思います。
立派なものです。
我が故郷の神社には、このような千木の
ついた社は滅多にありません。 -
神社を出て、地下道を抜けると、「宍道湖
大橋」です。
そこから西の方に目をやると、「ホテル一畑」
が遠くに見えます。 -
白潟(しらかた)公園の方に向かって延びる
「宍道湖大橋」です。 -
青空の下の美術館です。
いつ見ても美しい光景です。 -
橋の上から、はるかに向こう岸を望んだもの
です。
時間帯は7時30分くらいで、通勤時間に
あたります。通過する車の人や犬の散歩を
する人からも、物好きな人と見られたかも
しれませんが、この際、気にしていられま
せん。 -
これが、宿泊していた「松江ニューアーバン
ホテル別館」です。
ビジネスホテルとしては、悪くなかったです。
なんといっても、須衞都久神社が見えたのが
よかったです(~o~) -
今日は、昼頃には、この方向に向かって
まっしぐらに行かねばなりません。
でも、私としては右方向に曲がりたい気分
でいっぱいでした。 -
この表示が見えるとすぐに、ホテル一畑です。
-
ホテル一畑の宴会場を見かけ、思わず
パチリ!
葵の御紋はあるしで、一瞬自分は日光に
いるのかしら?と錯覚してしまいました。 -
ま、ホテルですから、このような豪華な部屋も
あっておかしくはないですよね。
でも、私の中で、松江のイメージとは、ちょっと
違うぞとささやく声が・・・ -
これはタクシーからの写真なので、ちょっと
ブレていますが、どうしてこんな写真をアップ
したかといいますと、この橋の下を流れている
のが「斐伊川」なんです。
斐伊川!あの八岐大蛇伝説で知られる川です。
八岐大蛇の正体は何か?昔から諸説あります
が、その一つが斐伊川氾濫説です。
かつては暴れ川として有名だったこの川が、
被害を与えるのは何と言っても水田でした。
素戔嗚尊が大蛇から救った姫の名が、日本書
紀によれば、「奇稲田媛」であり、水田と密
接な関係を持つ名です。彼女を育てたのは
「手名椎(てなづち)足名椎(あしなづち)
であり、手による労働、足による労働を象徴
していると考えるならば、八つの谷、八つの
尾根をぬい、大蛇のようにうねりながら流れ
るこの川は、まさしく八岐大蛇ではないのか
?という説なのです。
私はこのような話を聞くと、もうワクワクし
てしまうのです。
その斐伊川を遡って、水源である「船通山」
まで辿りたいというのが、実は私の長年の見
果てぬ夢なのです。 -
斐伊川を渡ってしばらく行った所で、青空と
白雲、その下の人家、田園、といった風景に
思わず心奪われ、シャッターを押しました。
ここに神社の鳥居でもあったなら、限りなく
出雲的だと思うのですが・・・ -
とうとう空港に着いてしまいました。
-
私たちの乗るJAL1666便、13時15分発
羽田行きです。 -
出雲の山は、このように少しも険しくなく、
ゆったりと広がっています。
島根県出身の作家、田畑修一郎は、出雲の
自然の特徴を、「水と空と雲とのつくり出
す或る微妙なたゆたひがあらゆる出雲的な
性格に反映してゐるやうに思われる。」
(「出雲・石見」)と述べています。
私は、この「微妙なたゆたひ」が好きなの
かもしれません。
完
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この旅行記へのコメント (5)
-
- 前日光さん 2007/09/01 14:31:39
- 楽しかった出雲♪
- morino296さん、出雲旅行記への度々のコメント
ありがとうございます!
今回の様な出張だったら、正直毎年あってもいいと思いました。
今回は天気もよくて、暑さも耐えられる程度でした。
昨年は(8月6日〜9日)は、それはそれは暑くて、日本海側の
暑さというものを思い知らされました。
仕事柄、秋のような行楽に最適の時期には、どうしても旅行など
していられません。
夏か冬、春の松江城の桜なども見たいのですが、気長に時間がで
きるのを待って、津和野、浜田、益田などもぜひ・・・と思って
います。
あなたの好みからして、津和野はハマルわよ〜と、広島の義理の
姉が宣います。
私もそうなるだろうことは、十分推測できます。
またいつか行きたい島根!と呪文のように思っていると、意外に
チャンスは訪れる!そう信じて、地道な日々の生活に戻りましょう。
秋はまた、各地ですばらしい風景が見られますよね。
秋の横浜・鎌倉etc…をまたたくさん紹介してくださいね(^_^)v
-
- morino296さん 2007/08/30 23:53:56
- 宍道湖が綺麗!
- 前日光さん
表紙は朝の宍道湖でしょうか、とても綺麗ですね。
お仕事で忙しくて大変だったでしょうが、
美味しい食事も召し上がられて、良かったですね。
松江は、美味しい和菓子も多くあったと思いますが、
また次回のお楽しみですね。
morino296
- 前日光さん からの返信 2007/09/01 14:41:45
- RE: 宍道湖が綺麗!
- こんにちは!
掲示板の別の箇所に、この返事を書いてしまいました。
そちらの方もご覧になってくださいね。
今日は朝から寒い位の気温ですね。
曇り空だと写真の写りがサエナイんですよね。
でも、秋が好きな私としては、この所の秋の気配が
うれしいです。
次は、と〜っても暑いときに行った裏磐梯、会津など
upします。
-
- 旅猫さん 2007/08/29 08:55:35
- 出雲な風景
- 前日光さん、おはようございます。
夏の出雲、ついに最終回ですね。
早朝の神社散策って良い感じです。
明治期のお寺や神社の建物には、まだまだ江戸の職人の技が受け継がれているので、結構素晴らしいものが多いですよね。
比較的新しいので、まだ文化財にはなりませんけど。
宍道湖畔の美術館は、いつみても美しいですね。
美術館側からの景色もきれいですしね。
空港への途中で撮った景色。
出雲平野は、日本海側とは思えないほど、明るく穏やか風景がありますよね。
日本人なら、誰もがホッとするような。
旅猫
- 前日光さん からの返信 2007/08/29 22:19:02
- RE: 出雲な風景
- 旅猫さん こんばんは
コメント&投票ありがとうございます。
夏の出雲、よい旅(実は出張!)になりました。
どこに行ったというわけではないのですが。
その旅がよかった!と思うかどうかは、旅する側の
心の有り様にかかっていると思われます。
ありふれた光景でも、それが出雲にあるからこそ
際だつということもあるのだろうと。
帰ってくるその瞬間から、また来たいと思っている
自分。
一日に何度も頭を掠める出雲の風景・・・
これって・・・恋に近い気持ちかも。
う〜ん、しばらく治癒の見込みなし、というところ
でしょうかねぇ。
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