2007/04/20 - 2007/04/20
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ぱんぱーすさん
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だ~いだいだい♪だ~いだいだい♪
巨大図体だ~いぶつくんは♪ だ~いぶつランドのプリンスだい♪
という事でようやく成都に到着した同僚と俺。次なる目的地は、世界一(?)大きな石仏のある楽山への旅行だ。
まさに大仏一色(どんな色?)の今回のブログです。おさらぎさんのブログではないのであしからず。楽山大仏のスケール、存分に味わって下さい。では、どうぞ。
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昨晩、成都駅前で宿の客引きのおばちゃんに捕まったのが功を奏し、そこそこいいホテルと楽山・峨眉山1泊2日バスツアーを探し当てる事に成功。個人で行ってもみたかったが、結局ツアーに参加する事にした。
写真は楽山駐車場。 -
駐車場の傍にはいくつもの土産物屋が軒を並べ、盛んに客を呼んでいる。活気のあるいい場所だ。
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楽山の傍を流れる岷江。右手に川、左手に緑溢れる山と、マイナスイオンに溢れた身体によさそうな場所だ。
ここは岷江の他に、青衣江と大渡河という3つの川が合流する地点である。対面右手の赤い門は、楽山の港だった所だそうだ。
川傍の高楼は、とても眺めがいい分住居費も洒落にならないほど高いらしい。 -
いざ、楽山大仏へ向かう。
「佛」の文字が映える。 -
「佛」パート2。わかった、わかったから。
この楽山、ふもとから頂上まで333段あるらしい。数えてみる事にする。 -
登山道の途中には、こういった小仏像などがいくつも置かれている。おかげで、333段という段もあまり疲労を感じることなく上れる。
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楽山のゴミ箱。デザインの適合度としては、これ以上ないくらいにマッチしている。
ホント中国って、世界遺産指定されたトコについてはとことん手を加えるよなぁ、しかもそれが変に人工的にならず、うまくマッチしているのはさすが。以前にも書いたが、この点の技術に関しては素晴らしい! -
……と思いきや、別の場所にあったのは、それはそれは客をナメてるとしか思えないようなデザインのコイツでした。上の写真での俺の主張、コイツで破壊。
お願いですから、こんなド○フのずっこけのようなゴミ箱、置かんといて下さい…… -
これは何でしょう……ギ・ナタタク?それともデモンズゲイト?(ネタわからない人はスルーしちゃって下さい^^;)
まるでこの地に封印された龍神のようです。ドラゴンボールでも集めたら、封印が解けるのかな?壁に封じされてもがき苦しんでいるように見える。 -
龍の次に出てきたのは虎の像。龍虎対決でもさせたいのでしょうか。
後ろの穴が何やらとても意味深だ。「虎穴にいらずんば虎子を得ず」とでも表したかったのだろうか。 -
これは……大黒天か?何の仏様だか忘れてしまったが、お酒が関係してたような覚えがある。
お前、太りすぎ。俺をドキッとさせないでくれ。 -
石段はこんな感じで延々と続くイメージ。333段と聞くとさして長いようには感じないのだが、いざ上ってみると意外とキツイ。まぁ、廬山(廬山旅行ブログ参照)での特訓に比べれば遥かにマシだが……
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そうこうしているうちに、都合20分ほどで山頂に到着。うぉ!本当に333段だったぞ!でも所々緩やかな坂があったからなぁ。こじつけのために無理矢理333段にしたようにしか思えないぜよ。
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山頂はご覧の通りの大混雑。まぁそりゃ日曜日だしねぇ。でもまだ4月中旬に来られてよかった。ゴールデンウィーク(労働節)の頃なんかに来た日にゃあ、観光客がすし詰めでごった返し、とても観光どころじゃなくなるんだとか。しかも中国人は基本的に列に並ぶという事を知らないからねぇ。収拾つかなくなるんじゃなかろうか。おおこわ。
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山頂からは、こんな階段を下りて大仏に近づいていきます。
大仏まであと少し! -
そしてついに!
ついに大仏様がそのご尊顔をこちらに現されました。物憂げに俺ら下々の者を見据えていらっしゃいます!
つーかマジでけぇ。右上の柵のあたりに立っている人影と対比させて見て下さい。大きさがなんとなく分かると思います。 -
まさに大仏!奈良や鎌倉や高岡なんて問題にならない巨大さです。何しろ高さ71m、大阪城天守閣よりも高い大仏なんですから。
何がどう凄いって、カメラに収まりきらないのが凄い。 -
下方の大仏の下半身を撮ろうとするのだが、スケールがでかすぎて全く収まらない。それ以前に、これじゃあまるで谷底へ向かって階段を下りているみたいじゃないかぁ!
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階段がくねくねしている事もあり、下が全く見えない。ようやく見えたのは、かなり下まで下りた所だった。
左に見えているのは大仏の足。大の大人が100人乗ってもまだまだ余裕があるらしい。む、むむっ、これはまさか!
「やっぱり楽山大仏、100人乗っても大丈夫」 -
大仏の手。意外にきめ細かい。この大仏は90年かけて彫り上げられたそうだが、この手のなめらかさを表現するのは、至難の業だったであろう。当時の技術などたかが知れているのだから。
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こんな階段を伝って、70m強の高さの崖を下りてきます。9回曲がる場所があります。
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そして、とうとう足元に到着!収まらん、ファインダーに収まり切らんよ、だいぶつくん!
もう何というか、写真じゃおそらく伝わり切らないのではないでしょうか。それくらいでかいスケール!
これを彫り込むとは、昔の中国人は、世代を超えてどんだけ忍耐強かったんじゃ!? -
これの方がまだスケールがわかるかな?
写真手前の2つの山は、大仏の右足の親指と人差し指なんです! -
やはり大仏だけあって、古くから信仰の対象として重く用いられてきた。それは今でも同じ。大仏の前には賽銭箱と中国独特の線香が立ち並び、一心に祈りを捧げている人もいる。
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ずーっとそんなカッコで、お尻痛くならない?
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帰りは大仏の右手から、「天洞」と呼ばれる小洞窟を通り、山の外壁に造られた通路を通って上っていく事になる。
階段が結構急でキツイ。だがここでも廬山での地獄の経験が生きた。あれに比べれば、こんな階段どうという事は無い。あっという間に頂上へ。一息ついてOK。 -
上り階段の途中から撮った岷江の様子。川の合流地点をよく見ると、水の色が違っている。日本ではあまりお目にかかれない光景なのかもしれない。
不思議と、幻想的だった。 -
この大仏を造った海通禅師と、彼が住んでいたと言われる洞窟が残っていた。
ちなみにこの海通さん、大仏の完成を見る前に死んでしまったらしい。残念。しかし、彼の意思を次ぐ数多くの一般人の手によって、大仏は完成したそうだ。死してなお生ける人々を動かしていた海通禅師、凄い。 -
大仏のちょうど真上から撮った楽山市の様子。大仏はこんなパノラマを来る日も来る日も見続けているのだ。
ずっと見てるとそのうち飽きるのかな? -
楽山の頂上にはお堂が建てられていた。何か色々中国の神様を祭ってあったが、写真撮影禁止だったので、記録には残せなかった。残念。
日本でもお馴染みの七福神や、道教関係の数々の神様が祭られていた。 -
ここからは、楽山の風景。
何やら高い塔が建っていた。 -
これ、何だと思います?庵?あずまや?いえいえ。
これは、トイレなんです。俺もびっくり。お洒落すぎる。 -
楽山のふもとで客を待つ、自転車タクシーの人々。
春の柔らかくも強い日しが照りつけ、彼らも少々ばて気味に見えた(^^) -
何の花かな?蜜を一心に吸っている蝶。
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帰り道。高速道路を走っていると、どこかで見たような文字が。
「天福茗茶」
日本では馴染みが薄いかもしれませんが、中国ではどこの街に行ってもお店の出ている、有名茶店です。こんなところがかのお茶の発祥の地だったのか…… -
高速の傍の丘一面にびっしりと敷き詰められた茶畑。夏も近づく八十八夜、懐かしいような、ほんわかとした気分になる。
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茶畑の丘。きっとあのあたりを歩いたらいい匂いがするんだろうな。
「薫(香る)中将に匂(臭う)宮」なんて源氏物語の一節を思い出してしまった。 -
お前ッッっっっっっっっっっっっっ!!!!
「楽山大佛文武学校」の紹介の看板のようですが、おっさんは何がしたいんだ?やたらマジな顔でこちらを見据えていますが、ビリヤード親父にしか見えません。 -
時は流れて晩御飯。成都に帰ってきた自分と同僚は、改めて「陳麻婆豆腐1号店」へとやってきた。同僚が、昨日の駅前での陳麻婆豆腐にどうしても納得しておらず、自分ももっとうまいという麻婆豆腐を食べてみたかったのだ。
そして、ついに目の前に麻婆豆腐登場。何かもう、匂いからして駅前のそれとは全く違う。駅前のあれは、本当に陳麻婆豆腐店だったのだろうか?匂いのレベルから既に大差がついている。 -
見て下さい、この赤々とした唐辛子の色、そしてたっぷりとふりかけられた山椒!
同僚曰く「そもそも麻婆豆腐には、『麻』の文字の通り感覚を麻痺させるための山椒が入っていなければならず、山椒のないものはただの麻婆風味の辛い豆腐だ」という事だった。日本人は辛い中国料理というと四川料理がすぐ思い浮かびがちだが、辛いだけなら武漢方面の料理の方がよっぽど「辣(辛い)」らしい。「麻」の要素が加わってこそ、四川料理として昇華されるのだ、と熱く語ってくれた。
これって、マジでトリビアになるんじゃないかな?さすが中国に造詣の深い同僚、何かもう、凄い。 -
麻婆豆腐にはもう1つの説がある事も教えてくれた。
「『麻』という字にはもともと『あばた』の意味があり、あばた顔のおばさんが初めてこの料理を作った事から、『麻婆豆腐』と言われるようになった」というものである。そして、そのおばさんの姓が「陳」だったらしく、それが今現在まで続いており、現在の「陳麻婆豆腐」になったという事だ。
真偽のほどはともかく、説得力は非常に高い。 -
この晩食べたのは、麻婆豆腐の他に、青梗菜の炒め物、唐辛子と共に揚げこんだ鶏軟骨、何やら豚肉の山、そして白飯。ワンタン入りのスープもついてきた。
いやぁもう、何年振りでしょうか、吐きそうになるほど食いまくって食いまくって食いまくったのは。もうね、美味い。美味すぎる。日本の一般的な中華料理店には申し訳ないが、レベルが違いすぎる。ちなみに麻婆豆腐、この器で2杯ぺろりとたいらげてます、自分と同僚。
しかもタクシーの運ちゃんがぽつっと言ってた「今の成都にはここより美味い麻婆豆腐店がある」という話。うぉーーー!!行きたい、食べてみたい!!
次回の旅への複線は、これでもかとばかりに織られて行きました。
今日はもう食いすぎ、終了終了。
四川探訪Part3 終了
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