1976/02 - 2007/12
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comecomeさん
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フィリピンに初めて来てから30年が過ぎてしまいました。ゴルフをこの上なく愛し、全てを省みず、無謀にもたった一人で異国の地に住み着いてしまった一人の名も無いプロゴルファー。朝から晩までゴルフ、一年中ゴルフ、生涯ゴルフで全うしたいと心の底から思っています、マニラとセブにプロショップを4店舗オープン、多忙を嘆き且つ楽しんで日々を送っています。決して入るまいと決めていたティーチングの道にいつの日か入ってしまい、沢山の生徒とベストスウィングを目指して汗まみれに成っている自分は充実していると実感出来る今日この頃です。フィリピンでゴルフまみれの生活を通して感じた事や、さまざまな事件に遭遇した事など自分勝手に書き残しておこう、ついでに誰かに見てもらおうとこのサイトに登録しました。時に笑い、時に泣き、時に超感動し、時に怒り,時に恐ろしい目に合ったりと、フィリピン生活は書く材料には事欠きません。
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フィリピンでもかなり有名なVillamor(ビリアモル)G・C のある日の私のプレイぶりを少しご紹介いたしましょう。
マニラ国際空港から15分、マニラの中心マカティからも15分程度で行けます、フィリピン空軍所有のパブリックコースです、ところがこのコース、そん所そこらのパブリックコースとは大違いです。
フィリピンのメジャートーナメント、フィリピンマスターズの舞台として長く使用され、最大メジャートーナメント、フィリピンオープンも2度開催された程の名門コースです。
全体的に距離の長いチャンピオンコースは、林間コースでフラットですが、フェアーウエイの幅は非常に狭く、ラフは無く曲げるとそのまま林に入ってしまいます。グリーンは全体的に小さくて硬く、芝は目の強いバミューダグラス系で順目と逆目のスピードのギャップにはなれないと手を焼きます。
殆どのホールはグリーン側が小山に成ったガードバンカーが5mも無い花道の両側に有り、結果オーライの期待は出来ません。
小さく硬いグリーン手前にピンを切られると殆どピンには寄りません、無理にピンを狙ってセカンドショットがショートすると、あごの高いガードバンカーにつかまり、直ぐボギーが出てしまいます、と言ってグリーオーバーは危険地帯がいっぱい、ボギーで処理出来ない危険性も大です。
小さいグリーです、乗りさえすればピンまでの距離は有りませんから難しそうには見えませんが、それはとんでもない思い違いです、芽の強い芝は時には傾斜を登っていくことさえ有ります。
OBは、OUTの1番、2番、3番、4番、5番が右側、INは12番、13番、14番が右側で全て浅いところに有ります。
池はOUTの1番、2番はW,3番、5番、7番、INは12番、14番はW,17番、18番と18ホール中9ホールが池に絡んでいます。
コースレートはメジャートーナメントが行われていた当時74以上だったのですが、今は改造を加え大分易しくなってしまいましたが、それでも73,5の現在もそう簡単には攻略できるコースでは有りません。
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1番ホール 351y par4
距離の短いストレートのパー4、右のOBは浅く高いスライスは禁物。左は深い林、200Yのティーショットでは林に入ると出すだけに成ってしまいます。
フェアーウエイの幅は20ヤード以下と非常に狭く、ラフらしいラフは無くフェアーウェイを外れると直ぐ林に入ってしまいます、200Y付近右に15Yの長さでダブルにバンカーが有りここへ入れると上に木が被さりかなり厄介なセカンドショットとなります。
ティーショット150y付近にクリークがフェアーウエイを横断していますが、プレッシャーに成る程のものでは有りません。
グリーンの花道は5Yも無い位でグリーン手前両側にやや深めのVillamor名物のガードバンカー、
その日のピンは右中央、グリーンは縦横15m位と小さく目の強いバミューダグラスの目は左奥から右手前に流れています。
今日の風は弱いフォロー、ティーショットはセンターから軽いドローをイメージしてフェアーウエー左に運びました、右に行くとセカンドショットが窮屈になるからです。
フックが掛かり過ぎると右の林の中に入ってしまいますが、左よりまし、240Y付近左の小山にキックしてグリーンまで40Yの絶好のポジションをキープ出来ました。
セカンドショットは55度のサンドウエッジをチョット開いてロブショットぎみの高い玉でグリーンエッジとピンの中央を狙いました、ショットは上手く拾えた感触を残してピン手前1、5mに落ちホールの50cm手前で止まりました。
ボールのディボット後を注意してみると今日のグリーンはそんなに硬く無い様です。
残ったラインは軽いスライスの登り、定石どおり薄めの強めで、真ん中から気持ちよくカップインのバーディースタートです!!。
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2番ホール 530y par5
距離の短いやや左にドッグレッグしたパー5、右のOBはグリーン迄続いていてグリー近くに行くほど浅くなっています、左に行き過ぎるとこれもグリーン迄続く池が長々とフェアーウェイ隣を併走していて引っ掛けは厳禁です。
320Y付近にフェアーウエーを横断しているクリークが有りますが、自分の距離ではそこまではなかなか行きません。
乾季で下がパンパンの時1度だけ入った事が有る、殆ど奇跡に近い我ながら見事なショットを打った時の事でキックも良かったのですが、その時だけは池に入れて嬉しかったのが忘れられません。
左の林は厄介で入ると出すだけ、230Y付近左のバンカーに入れるとバンカーに被さっている枝が必ずスタイミーと成りセカンドショットはまともに打てなくなり出すだけと成ってしまいます。
グリーン手前100Y付近の二つ目の結構大きな池がティーショット次第ではプレッシャーに成ります、池を越えた右側の今は無い大きなFバンカーが以前は良く効いていました。
グリーンまで30〜40Yのバンカーショットは神経を使ったものですが、当時の軍人上がりのコースマネージャーが何度もそこへ入れとうとう怒ってバンカーをつぶしてしまいましたので、今は有りません。
グリーンは受けていて右が少し高くなっています、目は傾斜と逆に左から右とラインは複雑ですが花道は広めに開いていて2オンを誘っている様にも見えます。
左右のバンカーの他にグリーンの後ろにも浅いバンカーが有りそれを越えると以前OBが近かったのですが今は確か赤杭に成っているはずです。今日のピンは右手前で大変寄せずらいポジションです。
1番ホールと同方向の為風はフォロー、ティーショットはセンターからドローが上手く掛かり1番と同じイメージでバンカーのチョット先フェアーウエーセンターと絶好の位置、ナイスショットでした。
グリーン迄220Yのセカンドショットは大好きな5番ウッドで左奥に2オンしはしましたが、ピンまでは15m位有ります。
下りのかなり曲がるスライスに見えます、1パター以上は切れる、っと見たいラインですがキャディーは半パターで十分だと言います。
このへんがベントグリーンとの大きな違いなのです、ここは自分のホームコースです、グリーンは殆ど解っている積りでも、いざボールの後ろから見ると傾斜に惑わされます、見た目と実際の転がるラインがあまりにも違う為なかなかフィーリングが合わないのです。
イーグルを狙える距離でも有りませんし、下りでも有る事からと思い、ふくらまして合わせに行きました、キャディーに切れないと言われても、又、自分自身で切れないと言い聞かせてみても、どうしてもこれが打てないものなのです。
ボールはほぼキャディーの言う通りのラインを描き、しかも2mもショートして止まってしまいました。
1カップ以上切れる様に見えるセカンドパットを今度はキャディーの言う通りエッジいっぱいに何も考えずに打ちました、やはり強くヒットしてしまいました。
外れた!と思った瞬間ボールはカップ左ふちから勢い良くカップイン、連続バーディーのスタートで気分は上場です。
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3番ホール 401y par4
左ドッグレッグ、セカンドショット地点からなだらかな登りのホール、ティーグラウンド右側からグリーン迄続くOBは浅く、スライスして右のラフを越えると非常に危険です、左は林ですが距離が出ないとセカンドショットでグリーン迄130Y付近にある大きな木がスタイミーと成りほとんどパーセーブは無理!。
このホールのティーショットはドローが使えません、フロントティーでは真っ直ぐ打てますが、フルバックのティーグラウンドに立つと右の木がせり出していてフェアーウェイの左しか狙え無い為、全体的にはS字のホールと成っています。
プレーヤーには嫌でもフェードを要求して来るティーショットが難しいホールです。
ガードバンカーは右に一つだけ、グリーンからガクン下がった所に有ります、このバンカー、実はお助けバンカーでここに入りそこなうと、直ぐ1m右に有るOBを覚悟しなければなりません、左から右の傾斜が付けられてある縦長のグリーンは奥左から順目と成っています。
右に外すとOB、左からのアプローチはライも悪い上にかなり早い順目の下りラインはかなり神経を使い、本当に寄せづらい、奥は2段グリーンに成っていますが段差はさほど有りません。
しかしグリーン奥は崖のように下がっていて、グリーン奥へこぼれると自分の背より高いグリーンに向かって打ち上げる返しがメチャクチャ難しく成り、ピン位置がグリーン奥ではボギーで大満足しなければ成りません。
縦40Y横15Yのグリーン、奥から下りのパットを残すと順芽の下りなのですが、思ったよりも早く無く非常にフィーリングが出しづらい、3パットの危険を少なからず考えなければ成りません。
当日のピンプレースメントは手前センターとこのグリーンでは最もやさしい位置でした。
その日の風は左からのアゲインスト、このホールでは1番気を付けなければならない風向きです、フェードのつもりががスライスとなり、右のOBまでもって行かれないとも限りません。
っかと言いまして、左を狙い過ぎてフェードが掛からず真っ直ぐ行ってしまうとおよそ200Yで林の中、曲がりが足りないと入らないまでも、セカンドショットはグリーンまで続く大きな木がスタイミーに成り簡単には行か無くなります。
ドロー打ちの自分にはとっても苦手なホールの一つです。スライスでは風で右のOB迄持って行かれる危険性が強い、そこで左からの風を頼りに高いストレートを3ウッドで打ち出す事にしました。
セカンドの距離は170Y以上残る事になりますがフェアーウエーキープにはこの方法が安全です。
ボールは思ったより高く上がり、それでもフェアーウエーほぼセンターに止まってくれました、やれやれです。
セカンドショットはやや登りの180Y、ピンが手前でアゲインスト、グリーンセンターから20Y引いて登りの分と風を足してピン迄180Yと見ました。
6Iでキャリーで170Y打てばグリーンに乗ると読みました。
スタンスを取って見るとスッキリしません、思ったよりも左足が上がっている為です、高さと引っ掛かりを抑えるつもりで5Iに持ち代えました。
しかしショットはやや薄めに入ってしまい、グリーンエッジ迄5ヤード足りませんが、残りはやさしいアプローチです。
グリーンに上がって見るとエッジから12ヤードにピンは切られていました、左から逆芽のスライスをサンドウエッジでピン左1m手前に落としタップインパーです。
いよいよ次は193y難しいpar3です、左右のバンカーはどちらに入れてもパーの難しい難ホールです。
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この旅行記へのコメント (1)
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- TasmanianCourierさん 2007/08/15 10:58:45
- 散歩代わりのゴルフ三昧
- comecome さん、初めまして!
私は10年程前にマカティに住んでいましたが、そのときにはカンルーバンのメンバーでした。マイキャディーよろしく3姉妹の誰かが付いてくれ、すっかり私の飛距離も癖も分かっており、いつもクラブは1本だけ渡してくれました。基本的にはスコアも気にせず、楽しく散歩代わりのゴルフでした。
その日客にあぶれた姉妹もラウンドが終わるのを待っていて、仕方なくお小遣いをあげたものです。クラブハウスのスパゲティ・エブリシングは日本ではありえないメニュー(正式メニューではないが通じていた)、スイカシェークも懐かしい。
土曜か日曜のどちらかはカンルーバンで、行かない日にはマニラポロクラブの打ちっぱなしで楽しんでいました。10年経つと懐かしさがいっぱいです。
日本に帰ってゴルフを止めました。朝5時に家を出て、2時間運転して、帰りは夕方に渋滞の中を3時間。帰りの車の中で足がつってしまい運転ができなくなり、運転手がいたマニラ時代を懐かしんだものです。そこまでしてゴルフはしなくて良いと。
また楽しい話題を提供してください。楽しみにしています。
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