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<2000年5月8日(月)><br /><br /> 長かった旅も今日が最後の日になりました。帰りは飛行機なので、乗ってしまえば、あっという間の帰国です。<br /> 最初はどれだけ回る事ができるか、上手くいかなければ、途中で予定変更すれば言いと考えていましたが、思った以上に各地を回る事ができました。ベテランMuさんの頑張りが功を奏しました。色々と経験させて戴いた韓国の方の親切、今回も素晴らしい出会いと感激の旅になりました。<br />   <br /><帰国><br /> 何事もないフライトで、昼過ぎには名古屋空港に到着しました。名古屋の天気と温度は、途中の機内アナウンスでも紹介されていました。低い雲の上は、既に強い日差しでしたが、雲を潜ると予報どおりの曇りの天気でした。<br /> 家には2時過ぎに着きました。早速ベランダに出て、鉢植えの様子を見ました。ラベンダーが少し萎れていましたが、思ったよりダメージは少なく、ほっとしました。デンドロビュムは、いつも何の心配も要らないので助かります。<br /><br /><br />  釜山にて<br /> 韓の春小銭納めて旅終る<br /><br /> 旅の礼電話で伝え春惜しむ<br /><br />  名古屋空港へ向かう機上にて<br /> 雲の上日差しは強く夏近し<br /><br /> 春の雲潜りて旅の終わりなり<br /><br />  名古屋空港付近にて<br /> 一つ樹に濃くも薄きも若欅<br /><br /> 耕して畑一枚の蓮華哉<br /><br /> 春深し首伸したる菫花<br /><br />  家に帰って<br /> 旅終えて詫びて水遣るラベンダー<br /><br /><br /><おわりに><br /><br /> 今回の旅行で感じた事の一つは、韓国の景気が相当に上向いてきている事でした。殊に2、3年前と比べると、日本の回復度合いとの違いが感じられました。ソクチョやインチョンの町並みの変わりようにも、その証左があるようです。<br /> 旅の途中で出会ったサムスンのヨンさんも、<br /><br /> 「一番苦しかったのは、2年前でした。1998年の3月に15%、更に10月にも25%のリストラがあり、結局40%もの大リストラでした」<br /><br /> と語ってくれました。その時と比べると、彼自身、景気回復を実感しているようでした。<br /> 一方、帰国したその日の夜に、行きつけのお寿司屋さんで出会ったノ・ジョンファンさんは、<br /><br /> 「景気回復は、まだまだです」<br /><br /> と語ってくれました。こちらはサービス関係の仕事をされていますので、また違った受け止め方をされているようでした。<br /> ノさんは元大統領のノテウさんと同じ字を書きます。<br /><br /> 「今日、釜山から仕事の関係で日本に着いたばかりです」<br /><br /> と言われました。まだ30代の方ですが、頂いた名詞には、『(株)パラダイス**、名古屋事業所・副所長』の肩書きになっていました。釜山北部のヘウンデ(海雲台)のカジノホテルに勤められているようでした。<br /> タバコを吸う時にも<br /><br /> 「タバコを吸ってもいいですか?」<br /><br /> と丁寧な日本語で断った上で火を点けられました。私のお土産の岩海苔、キムチやノさんのお土産の渡蟹の沖付けのような土産が出されました。館ジャン・ケジャンです。その渡蟹の土産は、とろけるような味をしていました。ケジャンとは違って、また美味でした。いつもの寿司屋での、不思議な帰国第一夜でした。(本文 完)<br /><br /><br /><会計資料><br />*はじめに<br /> できるだけ正確に記帳しようと思いましたが、旅行をしながらのメモなので、付け落したり、若干の数字の違いがあったかも知れません。しかし、共用の財布にウォンを入れての支出なので、大台では間違いがないと思っています。共用の財布とは、均等に出し合った金を納めたものです。会計幹事をよく引き受けますが、その都度この方法をとっています。一番簡単な方法は、この共用財布を信じて、会計メモを付けないことです。しかし、これでは折角の旅行記録の大事な部分が失われますので、面倒ですが、その都度メモを付けています。<br /> 今回の旅行で、1人当たりの総決算は、約10万7千円になりました。往きの新幹線、韓釜フェリー代が約2万5千円、帰りの飛行機代の約2万5千円を合わせた金額です。<br /> 一人百円の昼食を摂ったこともありますが、概ね、飲み物や食べ物には贅沢をしました。宿も旅の疲れが溜まらないよう、個室がほとんどでした。安くだけ仕上げようとしたら、もっと節約できます。しかし、それでは折角の旅行が味気ないものになってしまいます。ともかく、国内旅行に比べれば、相当のお値打ちであることは、疑いありません。<br /> なお、一部は円で支出しましたが、分かり易く記載するため、千円を1万ウォンで換算し、すべてウォン表記としました。今年の円・ウォンの換算は、ぴったりこのレートでしたので、分かりやすい換算でした。年によっては、このレートを、更に8割にしたり、1.2倍にしたりします。この5、6年は、概ねこの範囲で推移しています。<br /><br /><総括><br /> 3日と4日に出費が嵩みましたので、その後は少し倹約しました。5泊6日を5万円で過ごした実績がありましたので、概ねこの値を目安としました。<br /> その結果、7泊8日で5万7千円あまりで済みましたから、ほぼ予定通りでした。とにかく、よく移動しましたので、交通費の割合が大きくなりました。よく飲んで、食べても、一人当たりの飲食費は、8日間で1万5千以下でした。この分が、国内旅行に比べれば格段に安い費用です。これで、朝、昼、晩と3食ともの合計値段です。<br /> 交通費も、島に渡り、韓国を半周しましたので、日本国内に比べれば、格段の安さです。公共交通機関の値段は、概ね日本の2割程度か、それ以下の感じです。例えば、2時間近くバスに乗って60円程だったり、新幹線でも名古屋・東京間が2千円見当でした。<br /> 宿泊費も、個室、風呂がある事を条件に選びましたから、少し高めになりました。しかし、この値段も、日本の5割程度か、それ以下の値段と判断しています。とにかく、どこへ行っても、宿だけは豊富で、宿泊場所に困る事はありませんでした。以下に総括表を示しておきます。(表のため、旅行ブログには掲載を省略しました)

2000春、韓国紀行7(9完):5月8日釜山・テグーから釜山へ、帰国、おわりに

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2000/05/01 - 2000/05/08

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

<2000年5月8日(月)>

 長かった旅も今日が最後の日になりました。帰りは飛行機なので、乗ってしまえば、あっという間の帰国です。
 最初はどれだけ回る事ができるか、上手くいかなければ、途中で予定変更すれば言いと考えていましたが、思った以上に各地を回る事ができました。ベテランMuさんの頑張りが功を奏しました。色々と経験させて戴いた韓国の方の親切、今回も素晴らしい出会いと感激の旅になりました。
   
<帰国>
 何事もないフライトで、昼過ぎには名古屋空港に到着しました。名古屋の天気と温度は、途中の機内アナウンスでも紹介されていました。低い雲の上は、既に強い日差しでしたが、雲を潜ると予報どおりの曇りの天気でした。
 家には2時過ぎに着きました。早速ベランダに出て、鉢植えの様子を見ました。ラベンダーが少し萎れていましたが、思ったよりダメージは少なく、ほっとしました。デンドロビュムは、いつも何の心配も要らないので助かります。


  釜山にて
 韓の春小銭納めて旅終る

 旅の礼電話で伝え春惜しむ

  名古屋空港へ向かう機上にて
 雲の上日差しは強く夏近し

 春の雲潜りて旅の終わりなり

  名古屋空港付近にて
 一つ樹に濃くも薄きも若欅

 耕して畑一枚の蓮華哉

 春深し首伸したる菫花

  家に帰って
 旅終えて詫びて水遣るラベンダー


<おわりに>

 今回の旅行で感じた事の一つは、韓国の景気が相当に上向いてきている事でした。殊に2、3年前と比べると、日本の回復度合いとの違いが感じられました。ソクチョやインチョンの町並みの変わりようにも、その証左があるようです。
 旅の途中で出会ったサムスンのヨンさんも、

 「一番苦しかったのは、2年前でした。1998年の3月に15%、更に10月にも25%のリストラがあり、結局40%もの大リストラでした」

 と語ってくれました。その時と比べると、彼自身、景気回復を実感しているようでした。
 一方、帰国したその日の夜に、行きつけのお寿司屋さんで出会ったノ・ジョンファンさんは、

 「景気回復は、まだまだです」

 と語ってくれました。こちらはサービス関係の仕事をされていますので、また違った受け止め方をされているようでした。
 ノさんは元大統領のノテウさんと同じ字を書きます。

 「今日、釜山から仕事の関係で日本に着いたばかりです」

 と言われました。まだ30代の方ですが、頂いた名詞には、『(株)パラダイス**、名古屋事業所・副所長』の肩書きになっていました。釜山北部のヘウンデ(海雲台)のカジノホテルに勤められているようでした。
 タバコを吸う時にも

 「タバコを吸ってもいいですか?」

 と丁寧な日本語で断った上で火を点けられました。私のお土産の岩海苔、キムチやノさんのお土産の渡蟹の沖付けのような土産が出されました。館ジャン・ケジャンです。その渡蟹の土産は、とろけるような味をしていました。ケジャンとは違って、また美味でした。いつもの寿司屋での、不思議な帰国第一夜でした。(本文 完)


<会計資料>
*はじめに
 できるだけ正確に記帳しようと思いましたが、旅行をしながらのメモなので、付け落したり、若干の数字の違いがあったかも知れません。しかし、共用の財布にウォンを入れての支出なので、大台では間違いがないと思っています。共用の財布とは、均等に出し合った金を納めたものです。会計幹事をよく引き受けますが、その都度この方法をとっています。一番簡単な方法は、この共用財布を信じて、会計メモを付けないことです。しかし、これでは折角の旅行記録の大事な部分が失われますので、面倒ですが、その都度メモを付けています。
 今回の旅行で、1人当たりの総決算は、約10万7千円になりました。往きの新幹線、韓釜フェリー代が約2万5千円、帰りの飛行機代の約2万5千円を合わせた金額です。
 一人百円の昼食を摂ったこともありますが、概ね、飲み物や食べ物には贅沢をしました。宿も旅の疲れが溜まらないよう、個室がほとんどでした。安くだけ仕上げようとしたら、もっと節約できます。しかし、それでは折角の旅行が味気ないものになってしまいます。ともかく、国内旅行に比べれば、相当のお値打ちであることは、疑いありません。
 なお、一部は円で支出しましたが、分かり易く記載するため、千円を1万ウォンで換算し、すべてウォン表記としました。今年の円・ウォンの換算は、ぴったりこのレートでしたので、分かりやすい換算でした。年によっては、このレートを、更に8割にしたり、1.2倍にしたりします。この5、6年は、概ねこの範囲で推移しています。

<総括>
 3日と4日に出費が嵩みましたので、その後は少し倹約しました。5泊6日を5万円で過ごした実績がありましたので、概ねこの値を目安としました。
 その結果、7泊8日で5万7千円あまりで済みましたから、ほぼ予定通りでした。とにかく、よく移動しましたので、交通費の割合が大きくなりました。よく飲んで、食べても、一人当たりの飲食費は、8日間で1万5千以下でした。この分が、国内旅行に比べれば格段に安い費用です。これで、朝、昼、晩と3食ともの合計値段です。
 交通費も、島に渡り、韓国を半周しましたので、日本国内に比べれば、格段の安さです。公共交通機関の値段は、概ね日本の2割程度か、それ以下の感じです。例えば、2時間近くバスに乗って60円程だったり、新幹線でも名古屋・東京間が2千円見当でした。
 宿泊費も、個室、風呂がある事を条件に選びましたから、少し高めになりました。しかし、この値段も、日本の5割程度か、それ以下の値段と判断しています。とにかく、どこへ行っても、宿だけは豊富で、宿泊場所に困る事はありませんでした。以下に総括表を示しておきます。(表のため、旅行ブログには掲載を省略しました)

同行者
友人
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー

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  • 今回で3回泊まった釜山下町の宿、ソウル荘ホテルです。2階のカウンターには日本語が上手なご年配の方がみえます。

    今回で3回泊まった釜山下町の宿、ソウル荘ホテルです。2階のカウンターには日本語が上手なご年配の方がみえます。

  • 釜山の北部にある市外バスターミナル近くです。市外バスではなく、市内バス乗り場での待ち時間です。

    釜山の北部にある市外バスターミナル近くです。市外バスではなく、市内バス乗り場での待ち時間です。

  • チャガルッチ市場の鮮魚店です。1人分千五百円でお値打ちな食事でした。この写真はUsさんに撮って貰ったものです。

    チャガルッチ市場の鮮魚店です。1人分千五百円でお値打ちな食事でした。この写真はUsさんに撮って貰ったものです。

  • 金海(キメ)空港の大韓航空機です。搭乗してしまえば、後は1時間程の空の旅となります。少し慌しいほど、短い時間です。

    金海(キメ)空港の大韓航空機です。搭乗してしまえば、後は1時間程の空の旅となります。少し慌しいほど、短い時間です。

  • 下関の海峡ゆめタワー入場券です。

    下関の海峡ゆめタワー入場券です。

  • フェリーターミナル使用料領収証です。

    フェリーターミナル使用料領収証です。

  • 浦項(ポハン)からウルルンドへ渡ったフェリーの切符の表です。

    浦項(ポハン)からウルルンドへ渡ったフェリーの切符の表です。

  • 浦項(ポハン)からウルルンドへ渡ったフェリーの切符の裏です。

    浦項(ポハン)からウルルンドへ渡ったフェリーの切符の裏です。

  • ウルルンドからムコへ戻る時のフェリーの切符です。裏は同じようにウルルンドの地図、経路、距離などが記されています。

    ウルルンドからムコへ戻る時のフェリーの切符です。裏は同じようにウルルンドの地図、経路、距離などが記されています。

  • 石窟庵の入場券です。3千ウォンでした。

    石窟庵の入場券です。3千ウォンでした。

  • ソウル銀行の両替の明細書です。限りなく千円1万ウォンに近いレートでした。

    ソウル銀行の両替の明細書です。限りなく千円1万ウォンに近いレートでした。

  • ウルルンドのロープウェイ乗車券です。

    ウルルンドのロープウェイ乗車券です。

  • ウルルンドの岬のゴンドラの乗車券です。

    ウルルンドの岬のゴンドラの乗車券です。

  • 束草から仁川までの市外バス乗車券です。

    束草から仁川までの市外バス乗車券です。

  • 雪岳山のゴンドラの乗車券です。

    雪岳山のゴンドラの乗車券です。

  • テグーの小さな焼肉店で貰った領収書です。焼肉3人前、ビール・焼酎各二本、ご飯3人前で締めて3万6千ウォンでした。ただしこの領収書の正しい合計値は3万1千ウォンです。

    テグーの小さな焼肉店で貰った領収書です。焼肉3人前、ビール・焼酎各二本、ご飯3人前で締めて3万6千ウォンでした。ただしこの領収書の正しい合計値は3万1千ウォンです。

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