桜まつり

2007/04/01 - 2007/04/01

井手町の「桜まつり」に行った。前回の参加は上の子が学校に上がる前だったので、今回の訪問は実に８年振りだ。
比較的近場なので、７時に家を出発。途中にあるオープンして間もない喫茶店で朝食をとることにした。朝が早いのにも関わらず、店員はとても起き抜けとは思えないほどキビキビと仕事をこなしていた。

祭りに行くので、注文にメニュー制限はしない、つまり何を飲み食いしても構わない。それぞれの値段は目をむくほど高かったが、ハレの日だから奮発した。ぼくは抹茶のラティとサンドウィッチ。上の子はサンドウィッチを二つに抹茶のラティ。娘はオレンジジュウスとパンケーキ。奥さんはサンドウィッチとコーヒーである。これで３千円も払った。

ところが、高価なサンドウィッチが口に合わない。奥さんにも聞いてみたが同じ感想だった。陶器に淹れてもらったラティは美味しい。パンケーキも好評だった。この店はクッキーや菓子パン類に力を入れているのかも知れない。

「お世話さま」と、店を出たのが８時前。河を渡り、暫し堤防を走ると、祭りの会場だ。見渡すとまだ人影は無く、祭りの提灯が楽しげに揺れている。桜の花は三分咲き、と言ったところか。

花よりも提灯が華やかな会場を後に、地蔵院へ向かう。なだらかな丘陵地から急な登りの参道へ入り、その道の尽きた所で荘厳なしだれ桜が見えた。黄砂か花曇りによるものなのか、薄っすらとくすんだ景色の中にあっても、その存在感には圧倒される。

再び「まつり」の会場に戻り、提灯が迎えてくれる川岸を散策したのだが、人気のない寂しさは否めない。やはり花が咲いてこそ人も集まるのだろう。桜の立つ斜面に咲きかけた山吹の花をカメラに収めて、井出町を後にした。

エリア 京田辺(京都)

• 交通手段: 自家用車

美味しそう…

「抹茶のラティ」。色合いも上等

店内の照明。

飲み応えはあった。

分離帯に一本だけのアーチが。

寂しくないよ。

円山公園のしだれ桜と兄弟。

一対の桜。

何故そこに立っているのか。