☆スペイン　バレンシア火祭り編　07/3/19☆

2007/03/19 - 2007/03/19

行ってきました、バレンシア火祭り☆
3日間別行動していた、友達とも無事ここで合流成功。
いよいよ私の旅もクライマックスに近づき残すは
今日の火祭りと明日のバルセロナ滞在を残すのみと
なりました・・・なんとも早かった〜。

毎年3月12日から19日の期間中、ここバレンシアでは
スペイン3大祭りのひとつとも言われ、世界各国から
客が押し寄せるバレンシアの火祭り（LAS　FALLAS）
が開催されます。
19日のサン・ホセの日にクライマックスを向かえ
夜中になると職人達が1年間かけて作った張子の人形達に
一斉に火がつけられ、全て燃やし尽くしてしまうという
潔くも盛大なお祭り。

日本でも火祭りのような行事がありますが、このバレンシア
の火祭りにはこのクライマックスの萌える、いや燃える人形を
人目見ようと、世界各国からアホみたいに客が押し寄せます
（もちろん私も含め）
人間というのは「炎」を見るという行為にある意味恍惚を
覚えるというか、興奮してしまうものなのかもしれませんね。
（かといって火をつける行為が好きな人は大問題）

期間中、広場など町のあちらこちらに飾られた張子人形を
見て回るだけでも十分目を楽しませてくれます。
一番大きな人形は市庁舎広場に設置されたもので
１０メートル以上もある大きなものから、お茶の間サイズの
小さなものまでさまざま。
とにかく町は祭りムードむんむんで電飾は綺麗だしパレードも
あったり、花火はあがったりで自然と気持ちのボルテージが
あがりますが混み合う人ごみではスリなどにはくれぐれも
ご注意を。

尚、祭り期間中及び特に19日祭り最終日はとにかく宿泊施設は
ありえないくらい価格も高騰し、さらに込み合いますので
もし今後行こうと考えられてる方は早めの予約をお勧めします。
私も、同じアドバイスを受け昨年の12月中旬に慌ててホテルを
抑えましたが、この時点でもいい条件のホテルはすでに
埋まっていてぎりぎり予約できたという印象でした。

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《ホテルについて》
駅から徒歩5分位　三ツ星ホテル　立地はGOOD
「HOTEL　HUSA　Llar」　ツイン1部屋あたり約177ユーロ

当初、祭りには一人で行く予定だったので年が明ける前に
駅前のホテルのシングルを99ユーロで予約したのですが
年明けに急遽2人旅になりキャンセルしてツインに変えたいと
申し出たところ一気に宿泊費のレートがあがっており
なんと350ユーロだと言われびっくりしてキャンセルしました。
（シングルはすでに250ユーロ位に高騰してました・・）

同じように他の宿泊施設もことごとく年が明けると共に
料金は3倍以上にはねあがっておりこんなぼったくり
価格でも祭り間際には恐らくほとんど空きはなくなる
そうですので、重ね重ね早めの予約をお勧めします。
最悪宿が取れなかった場合は、夜行バスで移動される方も
多いようです。
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《アクセス》鉄道　所要時間　約3時間15分
往路バルセロナ・サンツ駅12：00→バレンシア・ノルテ駅15：15
talgo（ﾀﾙｺﾞ）　片道　34ユーロ（税込み　07.3月現在）
☆満席が怖かったのであらかじめrenfeﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞより予約購入。

復路バレンシア・ノルテ駅8：35→バルセロナ・サンツ駅11：45
euromed（ﾕｰﾛﾒｯﾄﾞ）片道　38.30ユーロ（税込み　07.3月現在）
☆3/13ﾏﾄﾞﾘｯﾄﾞｱﾄｰﾁｬ駅にて予約購入　本来乗りたかった一本後の便はすでに満席でした。

乗る列車の種類、時間帯などによっても切符代は変わりますので
renfeの時刻表などをご参照ください。

http://horarios.renfe.es/hir/ingles.html

ご参考までに〜
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エリア バレンシア(スペイン)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道

《バレンシア　ノルテ駅》Estacion del Norte
バルセロナから3時間ちょっと、ようやく到着。
駅に着くなり、けたたましい轟音をあげる爆竹と
ごったがえす大勢の人。

せ・・戦争か？！といったような雰囲気です

《バレンシア　ノルテ駅構内》
モデルニスモ調の，タイルの美しい建物です。
トレド駅に続き、素晴らしい駅の造りに
ひとしきり感動。

《バレンシア　ノルテ駅　構内》
ここは教会か？と思わせる
素敵なｽﾃﾝﾄﾞｸﾞﾗｽ

《バレンシア》
駅の真横に位置する闘牛場。
この日を境に闘牛のシーズンが始まるとあって
闘牛場にも大勢の人がごった返しています。

私は個人的に苦手分野なので
闘牛は見ていませんけどね。

《バレンシア　火祭り》
張子の人形
私的には今回見た人形の中では
もっとも心魅かれた作品です。

《バレンシア　火祭り》
おやおや、マク○ナルドのドナ○ドさんが
あんなところに・・？

《バレンシア　火祭り》
これとか、かなりシュール。
ちょっと見えにくいですが、機械の上部分に豚が
何匹か入っていて、下からは腸詰ソーセージと
なって出てきています・・

ブラックユーモアすぎて日本にはないセンス

《バレンシア　火祭り》
これまた結構巨大な人形。
燃やすとき迫力ありそうですね

《バレンシア　火祭り》
ＡＶＥ（スペインの新幹線）に乗ってる人形って
いうのがなんともスペインらしいですね。

《バレンシア　火祭り》
この人形が市庁舎広場に設置された
メインの恐らく一番デカイ張子人形。

個人的には一番最初のパスタを手にもったおっさんの人形が好きでしたけどね

《バレンシア　火祭り》
ぶらぶら町歩きにて。
どこぞの教会。
シンプルだけど、なんだかかわいい。

《バレンシア　火祭り》
中央市場。

お昼ごはんは、ここで食べようと決めてたのに・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・休みでした。

スモ　デ　ナランハ（生絞りオレンジジュース）
飲みたかったのに

《バレンシア　火祭り》
市場前のお店。

豚の貯金箱って日本の物じゃなかったんですね
マトリョーショカみたいに色んな大きさの豚が
並んでるのが面白い

《バレンシア　火祭り》
パエーリャ鍋がずらり。

欲しい様な欲しくないような
持って帰るには相当重そう

《バレンシア　火祭り》
町の商店やお店が閉まってる分
露天商はいっぱい。

店番をする犬。

雑種なのかなあ、カワイイなあ。

《バレンシア　火祭り》
路地の先のこんな小さな一角にも
人形があったりして、びっくり。
こんな所で燃やしても大丈夫か？！
と不安もよぎったり。

《バレンシア　火祭り》
この女性はどうみても
ダッチワイフ調

《バレンシア　火祭り》
この人形も結構ひっそりとした
裏路地ぽい所にたたずんでました。
かなりマシュマロテイスト

人形のレベルや評価によって
設置場所も変わるんですかね〜

《バレンシア火祭り》
行くところによっては、もう人がうじゃうじゃで
もみくちゃになる位なのに、1本道を外れるだけで
ほとんど人通りがまったくない寂しい通りに
なったりします。
建物も古くて、廃墟ぽい建物が続いたりするような
道は個人的には大好きなのですが、治安面を考えると真っ先に避けたほうがよい道でしょうね。

《バレンシア火祭り》
ぶらぶら町歩き

《バレンシア火祭り》
とにかくこのお祭りは町がうるさいのなんの
あちらこちらで、大人も子供も爆竹鳴らして
大はしゃぎです。
ここでも地元の子供達が爆竹にしきりに火をつけて
遊んでました。
もう、大きな音とか元々苦手な私は町歩き中
心臓に悪くてずっとドキドキしてました。
いつどこで爆音が起こるかわからないんですよ〜

しかも日本でよく見るようなあのパンパン言うような
かわいい爆竹とはわけが違うのか、音といい爆発の衝撃といいこっちの爆竹はおおげさにいうとユニバーサルスタジオ並みです！
一瞬地面が揺れる位の威力。
恐るべし火薬量・・

《バレンシア火祭り》
オルチャータ（Horchata）という飲み物
カヤツリの地下茎を原料とした飲み物で
バレンシアでは夏の飲み物として大変ポピュラーな
飲み物。

しかし・・この日はどういうわけか
連日の日中25度を越す陽気が嘘のように
気温が下がり、風は強いわで相当寒くて
少々震えながらテラス席で冷たいオルチャータを
頂きました。

最初の一口は「甘！」と感じるのですが
じっくり味わうにつれ、不思議〜な味わいに
変わり、少しやみつきになる気持ちがわからないでもない、味わったことのない独特な味でした。

《バレンシア火祭り》
レイナ広場（多分）
ここは花博ですか？！といわんばかりの
お花尽くし。

《バレンシア火祭り》
何のキャラクターでしょうね。
火？

《バレンシア火祭り》
巨大マリア様。
お洋服がすべてお花で出来ており圧巻。
人もわんさかいて、前に進めないほどでした。

《バレンシア火祭り》
カテドラル。
中はミサの真っ最中でしたが、中に入って
おとなしく見学する分には大丈夫みたいだったので
入って少しの時間いすに座って見学させてもらいました。
お祭りの日でもちゃんとお祈りはかかさないんですね

《バレンシア火祭り》
ミゲレテの塔
時間があれば登ってみたかったです。

日も暮れてきて、体感気温もどんどん
寒くなってきました

《バレンシア　火祭り》
カテドラルから出てくると、すっかり
町は日も暮れて、夜の顔に変わってました。
まだ暮れきっていない空が幻想的な色で
感動

《バレンシア　火祭り》
町中、電飾が張り巡らされていて
夏祭りに来たかのような錯覚を呼び起こします。

めちゃくちゃ寒かったですけどね・・

《バレンシア　火祭り》
すっかり町が夜の顔に変わり
花火が間近でバンバン上がってて
迫力を増してきました。

《バレンシア　火祭り》
夜になってライトップされた人形は
妖艶さを増してすごい存在感を
かもしだしています。

もうすぐ燃え尽きちゃうなんてもったいないような
気もしますが、燃やすことに意義があり！みたいな
イベントですもんね

《バレンシア　火祭り》
綺麗な衣装を身にまとった女の子達や
あやしい土人スタイルの男達のパレードや
鼓笛隊の行進が通ったりと
ただでさえ賑やかな町がさらに賑やかに

恐らく色んなプログラムがあって
みんなインフォメーションなどでプログラムを
もらってるんでしょうが、私達が到着したころには
すでにインフォメーションはすでに昼で閉まってて
入手できず・・
いきあたりばったりに出くわしたって感じでした。

祭りの日位、もっと働いてよ〜
インフォメーションさん。

《バレンシア火祭り　夕食》
魚介のパエーリャ

バレンシアに来たからには、やっぱパエーリャ
大阪に来たからにはやっぱたこやき

てなもんでして、夕食にはパエーリャを
食べるんだと決めておりました。

しかしですね・・
バレンシアに来ればパエーリャなんて
当然食える！なんて思い込んでいた自分の浅はかさを
思い知らされました。

もちろんパエーリャを出す店がない訳ではないんですがなにせ祭りの最中と言うこともあり、ほとんど
閉まってるんです・・
そして、本当に美味しいパエーリャを食べようと思う人は皆中心地から離れた海岸沿いや，郊外の湖のほとりにあるエル・パルマールという村に予約をして行くのだそうです。
ホテルの人にも聞いたら同じような回答で、かろうじてお兄さんのおすすめのお店を教えてもらいましたが
やはり閉まってました・・。

でも、もう半ばパエーリャを食べなければという義務のように意地になってきた私は、ちゃんと鉄板で出てくるパエーリャを食べさせてくれる店を探し回り（バルでは何度か食べたことがあったので）足が棒になるまで歩き回りやっとこさ見つける事が出来、夜遅い夕食にありつけましたとさ。

味はどうだったかって？

「普通・・・」

《バレンシア火祭り》
夜中私達が鑑賞する火をつけられる人形はこの
人形に決めました。

理由はてっとり早くホテルから近かったから。

メインはなんといっても市庁舎広場に設置されてる
巨大な人形で、この人形は祭りのラストに点火され
それはそれはすごい迫力だそうです。
ちなみにほとんどの客は市庁舎広場を
観にいくみたい。

もうね、祭りのクライマックス以前に
私達の旅の疲労と疲れもクライマックスに
達っしちゃってたんですよね。
火が点けられるのも夜中の12時過ぎとかですから
もう意識がなくなるほど眠かったんです。
何しに来たんだって話です。

《バレンシア火祭り》
燃え尽きました。

せっかくクライマックスの火祭り行ったくせに
燃えてる写真がこれだけという、なんとも
エキサイティングさの伝わらない写真で
非常にめんぼくない。

火が燃えさかってる最中はずっと動画を
を撮影していたもので・・
そちらの方の迫力ある（？）映像を伝えられないのが
非常に残念。

ちなみに、ガイドブックには夜中12時に一斉に点火・・とありましたが、じっさいはなかなか火は
点けられず、焦らしに焦らされ、結局夜中の
1時過ぎにやっと点火されあっという間に燃え尽きましたが、火の熱気は想像以上で観ている群集がたまらず人形から離れ後ずさりしていくほどの熱さでした。

これも結構な迫力でしたが、ホテルに帰ってから
テレビで見たメインの人形の点火中継は
やっぱ比にならない大迫力な光景でした。
すさまじい火柱があがるため、燃えさかると同時に
消火作業が同時に行われてました

あ〜やっぱ無理してでもこれを見にいけばよかったと
後悔してもまさに後の祭り☆