済州島 チェジュ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ソウルを旅行した際はまだ「チャングムの誓い」を知らずに訪れたので、その種の興味はまったく無かったが、<br />その後ドラマを見始めてしっかりハマってしまいました。<br />そこで同じく「チャングム」ファンになっていた母親のリクエストにお答えする目的も兼ねてチェジュ島を観光旅行することにしました。<br />済州島行きのツアーをインターネットで予約してみるとチョイスできるホテルはロッテとKALとグランドでした。<br />もちろん迷わず済州グランドホテルに決定!理由はもちろんカジノでした。<br /><br />さて出発当日、15:10発のコリアンエア便にてセントレアを飛び立ちました。<br />と、思ったらあっという間に着陸態勢。いやはや、外国って近いんですねー。(笑)<br />夕方まだ明るいうちに済州島へ到着しました。<br />さあ、入国審査です。あれ?入管のブースはどこ?もしかしてロビーの隅にある日曜大工で作った箱のようなのですか?<br />係官もいねーし。あ、出てきた出てきた。なんか、すげーウザそうにしてる。<br />ほとんどめくらバンでポンポンと入国のハンコ捺してます。まぁ、やたらと厳しいより楽だからいいけど。<br />そんなこんなで待ち合わせロビーでガイドさんと合流。<br />入国係官の様子に反日感情の表れなのかとちょっと心配しましたが、ガイドの宋さんはとても明るい気さくな女性で安心しました。<br />送迎バスに乗る頃にはもう暗くなっていました。ホテルへの途中、シーラ免税店へ立ち寄りホテルへ到着しました。<br />到着してすぐホテル正面のコンビニで買出しして、早速カジノへ直行しました。<br />ラスベガスのカジノのような煌びやかな雰囲気が味わえるのではと、ワクワクして入店しました。<br />が、期待はすぐさま裏切られてしまいました。<br />なんだか妙に静かでスロットをプレイしているのはほんの数人、ブラックジャックのテーブルも2台ぐらいしか開いていません。<br />カクテルガールなんてものは全くいませんし、人のいないバーではウエイトレスが暇そうに雑談していました。<br />がっかりした私はスロットにえさを5万ウォンほどばら撒いて部屋に帰りました。<br /><br />2日目はツアーにセットされた済州島一日観光です。今回は宋さんが全日程のガイドをしてくださいます。<br />宋さんはお子さんもいる奥様ですが、とても可愛らしい方でちょっとうれしかったですね。<br />バスに乗り込み、ハルラ山を右手に観ながらまず向かったのはサングムプリ。平地に出来たマグマの噴出口です。<br />といっても岩だらけの荒涼とした風景ではなく、火口の中は樹木が鬱蒼とした森のようでした。<br />過去にはその火口の中で暮らしている人たちもいたとのことでした。<br />その火口の脇には低い石垣に囲まれた祠のような場所がありました。これは済州島の人々の代々の墓だそうです。<br />風水でよい場所を選んで土地を買い取り作るのだそうです。でも、こんな観光地に作っていいのか?<br />次に向かったのはソンサンイルチュルボン。これも噴火口ですが陸地に近い海中に噴火したため陸地とつながって半島のようになっています。<br />ここは少し離れた海岸線から全体の雄大な景色を見渡しました。そののちソプチコジへ。<br />ここにはオールインハウスなる建物があるのですが、私たちはそのドラマは観ていなかったのでもうひとつ盛り上がれませんでした。<br />でも、一緒のツアーに参加したご婦人3人組は韓流ドラマのエキスパートらしく、みなさん熱く語っておられました。<br />海岸線の道路沿いの食堂で海鮮鍋の昼食後、ソンウプミンソクマウル見学。<br />現在も実際に住民が暮らす村を歩いて見学するのですが、ここの住居は日本の景観地区と同じく、自由に改築できないということでした。<br />ちょっとかわいそうな気がしました。やっぱりここでも観光客へのお土産を販売していました。<br />普段はそういう商品は買わないのですが、ここで試飲した五味子(オミジャ)茶がいたく気に入って購入しました。<br />さて観光もいよいよ終盤に入り、チョンバンポッポを観光したのち西帰浦(ソグィポ)のリゾートホテル街へ入りました。<br />ここで「シュリ」のベンチ、「オールイン」のカジノテーブルなど見学してお約束のロッテ免税店に。<br />例によって買う物もありませんので店先のベンチで一休みしているとガイドの宋さんもいらっしゃいました。<br />いろいろ雑談していて私が独身だというと「親不孝だよー。」と叱られてしまいました。おもしろい方だなぁと感じましたね。<br />さてさてお約束も無事完了。ご婦人方は結構買い込んできたみたい。一路、済州市に戻りました。<br />そのままセットされている夕食の焼肉店へ。なんと個人的にもぜひ行きたかった「済州ヌルボム」でした。<br />まさか「ヌルボム」がセットされているとは思ってもいませんでした。<br />ガイドブックを読んでとても期待していたのですが、期待を裏切らない美味しさでした。<br />思わずカルビ以外にタン塩とサムギョプサルまで追加してしまいました。<br />ホテルに戻り、どうしようか迷ったのですが「せっかくだから・・・」とまたカジノへ行くことにしました。<br />すると、母も参加すると言い出しました。まあ、良かろうと二人で妙に冷めたカジノへ。<br />えー、結果的には賭博場には親と行くものではないと学習いたしました。<br /><br />さてさて3日目はフリーです。メインイベントの「チャングムロケ地訪問」を決行しました。<br />同ツアーのご婦人たちは宋さんをチャーターして島の西側の観光に出かけたようです。<br />私たちも誘われましたが、どうしても「済州民俗村」見学は外せず、二人だけで個人観光することにしました。<br />朝食後、うまいコーヒーが飲みたくなりホテルの前の通りをうろうろしてみましたが、喫茶店が見当たりません。<br />こちらの人々にはモーニングコーヒーという習慣はポピュラーじゃないのでしょうかね?<br />さっさとあきらめてホテルへ戻り、市外バスターミナルまでタクシーで行こうとドアマンにタクシーを頼むと<br />「タクシーで直接行ったほうがいいよ。」と言われたのでそうすることに。<br />道中ドライバーに盛んに往復しないかと誘われましたが、一時間で見物して戻って来てくれなどと無茶を言う。<br />試しに「他の交通手段はないのか?」と聞いてみると「ない」とウソを言う。<br />こちらは当初、市外路線バスで往復する予定だったのでインターネットでちゃんと調べてありました。<br />こりゃ話にならんと感じ、片道だけでお帰りいただきました。<br />土地勘のない旅行客だからといって騙して金儲けしようという態度は許せません。<br />もし本当に親切心から奨めてくれたのだったら少しばかりお金がかかっても往復ともお願いしてもいいと思ったのですがね。<br />なにはともあれ目的の「済州民俗村」に到着。こちらは昨日訪れた「ソンウプミンソクマウル」と違い、実際には生活していません。<br />島の各地から建物を移設して再現しているテーマパークです。日本に例えれば明治村ですね。<br />ちゃんと(?)チャングムのテーマ曲「オナラ」も園内に流れていました。<br />入場してゆっくりと見学して回りました。コースのあちらこちらに「大長今」のシーンがここで撮影されたことを示す看板があります。<br />「なるほど、この角度から撮影したんだなー。」とあーでもないこーでもないと独り言をしゃべりながら観光しました。<br />見学コースの終盤、ちょうどお昼時になったので園内の食堂街で冷麺と豆ショウ麺を食べました。<br />冷麺は食べ慣れた味で美味しかったのですが、豆ショウ麺は「んー、なんだか変な味だなぁ」という感想でした。<br />済州のみなさんはこういうのもおいしく感じるのかも知れないな。と思っていたのですが、あとで宋さんに聞いてみると、<br />「私もあれは食べられないよー。」とのお言葉でした。おいおい・・・。<br />いよいよ出口まで来るともう3時間も経過していました。それほどのんびりしていたわけではないですが、これぐらいかかります。<br />それを一時間で観て来いとは、むちゃくちゃ言うなよ運ちゃん。<br />売店を覗いてみると柿渋染めの商品がいろいろありましたので私は海賊帽を、母はショルダーポーチを買いました。<br />さて、園外に出て帰りの路線バスを探すと駐車場の左端にそれらしき姿が。<br />きちんとしたバス停が無いのでこのバスでいいのか?と中を覗いて見るとドライバーらしいおにいちゃんが雑談にフケっています。<br />一夜漬けの韓国語で「済州バスターミナルに行きたいが、これでいいか?」と尋ねると「これでいいよ。」と言われて、安心して乗り込みました。<br />料金はというとタクシーの20分の一ぐらいだったような。。。めちゃくちゃ安かったです。<br />終点まで乗っていればいいので気楽なものでした。<br />午後3時ごろ済州市のバスターミナルに到着。この後なにも計画していなかったので東門市場にタクシーで移動。<br />所狭しと露天が並んでいました。ここは観光のための場所ではないのか、二人でもたもた店を眺めていても全く売り込みの声もかからず、<br />店のおばさん、おじさん達に怪訝そうな目で見られました。<br />ユムシとかいう巨大ミミズが水槽の中でゆらゆらしていましたが、あれはどうやって食べるのでしょう?一体どんな味のものなんでしょうか?<br />すっごく興味は沸きましたが、あの姿を見たらとても食べられないです。<br />その後、晩ごはんにしようとフードコートがある「ニューワールドベリ」というスーパーへ行きましたが、どんなに探してもフードコートなんてありません。<br />ガイドブックの内容が古かったのでしょうか。しかたなく、そこにあったハンバーガーショップで食事を済ませました。<br />ところがそこからホテルへ歩いて帰る道沿いには韓国料理の店や日本料理の店、はたまた小洒落たカフェなどが軒を並べているじゃありませんか。<br />失敗しました、済州まで来てハンバーガーとは・・・。少しトホホな気分でホテルにたどり着きました。<br />その日はさすがにかなり歩いたので夜に出歩く気分にはなれませんでしたが、カジノも今日が最後だと思い、<br />ほんの少しスロットにエサを与えてから爆睡しました。<br /><br />最終日は帰国便のフライトが12時過ぎなので、ホテルで朝食を済ませたらあとは帰り支度するだけでした。<br />空港までの途中、三人の神が現れたという「三姓穴」、奇岩「竜頭岩」を見物し、車が勝手に坂を上るという「トッケビ道路」を訪れました。なんだかんだ言ってもフツーの道路ですから、フツーに車が行き来しています。ですが、大抵の車やタクシーはここに来るとエンジンを切って「ゴロゴロゴロ・・・」とやりだすのが面白かったですね。<br />その後おみやげ物屋に例のごとく立ち寄り。必ずと言っていいほど貴金属や玉石の直売場に連れて行かれます。<br />まぁ、お約束だから仕方ないんですが、そんなに買う人っているんですかねぇ?<br />私たちはそういう類の物にはまるで興味ないので、家で待つオヤジのためにマッコリを一瓶買っただけでそそくさと店を出てタバコ休憩。<br />免税店ではブランド品に触手を伸ばしていたご婦人たちも間もなく退散してきたので、さっさと空港へ出発しました。<br />空港で出国手続きをしていよいよお別れの際、ガイドをしてくださった宋さんにお別れの握手を求めて手を差し出したらちょっと驚いた様子でした。<br />なんだか判らないのですが、もしかして儒教の国で男性から女性に握手をしようとするのはエチケット違反なんですかね?<br />ちょっとそういう地域独特のマナーとかしっかり勉強しないといけませんね。<br />帰りのフライトは偏西風の影響なのか、行きのときよりもさらに短時間です。<br />CAも離陸のベルトサインが消えると大急ぎで飲料、軽食のパニーニを乗客に配り、配り終わると間もなく空き箱の回収に回り出し、<br />あわただしい限りでした。でも、エコノミークラスしか利用できない低所得者な私にはフライト時間が短いのは楽でありがたいです。<br /><br />今回は楽しみにしていたカジノは少々期待はずれでしたが、これもラスベガスを基準に考えて期待し過ぎていたためです。<br />まだ済州島西部の観光や西帰浦リゾートエリアは体験していないので、もう一度は済州島に訪れてみたいと思います。

チャングムのロケ地を求めて

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2006/10/01 - 2006/10/04

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okuyan

okuyanさん

ソウルを旅行した際はまだ「チャングムの誓い」を知らずに訪れたので、その種の興味はまったく無かったが、
その後ドラマを見始めてしっかりハマってしまいました。
そこで同じく「チャングム」ファンになっていた母親のリクエストにお答えする目的も兼ねてチェジュ島を観光旅行することにしました。
済州島行きのツアーをインターネットで予約してみるとチョイスできるホテルはロッテとKALとグランドでした。
もちろん迷わず済州グランドホテルに決定!理由はもちろんカジノでした。

さて出発当日、15:10発のコリアンエア便にてセントレアを飛び立ちました。
と、思ったらあっという間に着陸態勢。いやはや、外国って近いんですねー。(笑)
夕方まだ明るいうちに済州島へ到着しました。
さあ、入国審査です。あれ?入管のブースはどこ?もしかしてロビーの隅にある日曜大工で作った箱のようなのですか?
係官もいねーし。あ、出てきた出てきた。なんか、すげーウザそうにしてる。
ほとんどめくらバンでポンポンと入国のハンコ捺してます。まぁ、やたらと厳しいより楽だからいいけど。
そんなこんなで待ち合わせロビーでガイドさんと合流。
入国係官の様子に反日感情の表れなのかとちょっと心配しましたが、ガイドの宋さんはとても明るい気さくな女性で安心しました。
送迎バスに乗る頃にはもう暗くなっていました。ホテルへの途中、シーラ免税店へ立ち寄りホテルへ到着しました。
到着してすぐホテル正面のコンビニで買出しして、早速カジノへ直行しました。
ラスベガスのカジノのような煌びやかな雰囲気が味わえるのではと、ワクワクして入店しました。
が、期待はすぐさま裏切られてしまいました。
なんだか妙に静かでスロットをプレイしているのはほんの数人、ブラックジャックのテーブルも2台ぐらいしか開いていません。
カクテルガールなんてものは全くいませんし、人のいないバーではウエイトレスが暇そうに雑談していました。
がっかりした私はスロットにえさを5万ウォンほどばら撒いて部屋に帰りました。

2日目はツアーにセットされた済州島一日観光です。今回は宋さんが全日程のガイドをしてくださいます。
宋さんはお子さんもいる奥様ですが、とても可愛らしい方でちょっとうれしかったですね。
バスに乗り込み、ハルラ山を右手に観ながらまず向かったのはサングムプリ。平地に出来たマグマの噴出口です。
といっても岩だらけの荒涼とした風景ではなく、火口の中は樹木が鬱蒼とした森のようでした。
過去にはその火口の中で暮らしている人たちもいたとのことでした。
その火口の脇には低い石垣に囲まれた祠のような場所がありました。これは済州島の人々の代々の墓だそうです。
風水でよい場所を選んで土地を買い取り作るのだそうです。でも、こんな観光地に作っていいのか?
次に向かったのはソンサンイルチュルボン。これも噴火口ですが陸地に近い海中に噴火したため陸地とつながって半島のようになっています。
ここは少し離れた海岸線から全体の雄大な景色を見渡しました。そののちソプチコジへ。
ここにはオールインハウスなる建物があるのですが、私たちはそのドラマは観ていなかったのでもうひとつ盛り上がれませんでした。
でも、一緒のツアーに参加したご婦人3人組は韓流ドラマのエキスパートらしく、みなさん熱く語っておられました。
海岸線の道路沿いの食堂で海鮮鍋の昼食後、ソンウプミンソクマウル見学。
現在も実際に住民が暮らす村を歩いて見学するのですが、ここの住居は日本の景観地区と同じく、自由に改築できないということでした。
ちょっとかわいそうな気がしました。やっぱりここでも観光客へのお土産を販売していました。
普段はそういう商品は買わないのですが、ここで試飲した五味子(オミジャ)茶がいたく気に入って購入しました。
さて観光もいよいよ終盤に入り、チョンバンポッポを観光したのち西帰浦(ソグィポ)のリゾートホテル街へ入りました。
ここで「シュリ」のベンチ、「オールイン」のカジノテーブルなど見学してお約束のロッテ免税店に。
例によって買う物もありませんので店先のベンチで一休みしているとガイドの宋さんもいらっしゃいました。
いろいろ雑談していて私が独身だというと「親不孝だよー。」と叱られてしまいました。おもしろい方だなぁと感じましたね。
さてさてお約束も無事完了。ご婦人方は結構買い込んできたみたい。一路、済州市に戻りました。
そのままセットされている夕食の焼肉店へ。なんと個人的にもぜひ行きたかった「済州ヌルボム」でした。
まさか「ヌルボム」がセットされているとは思ってもいませんでした。
ガイドブックを読んでとても期待していたのですが、期待を裏切らない美味しさでした。
思わずカルビ以外にタン塩とサムギョプサルまで追加してしまいました。
ホテルに戻り、どうしようか迷ったのですが「せっかくだから・・・」とまたカジノへ行くことにしました。
すると、母も参加すると言い出しました。まあ、良かろうと二人で妙に冷めたカジノへ。
えー、結果的には賭博場には親と行くものではないと学習いたしました。

さてさて3日目はフリーです。メインイベントの「チャングムロケ地訪問」を決行しました。
同ツアーのご婦人たちは宋さんをチャーターして島の西側の観光に出かけたようです。
私たちも誘われましたが、どうしても「済州民俗村」見学は外せず、二人だけで個人観光することにしました。
朝食後、うまいコーヒーが飲みたくなりホテルの前の通りをうろうろしてみましたが、喫茶店が見当たりません。
こちらの人々にはモーニングコーヒーという習慣はポピュラーじゃないのでしょうかね?
さっさとあきらめてホテルへ戻り、市外バスターミナルまでタクシーで行こうとドアマンにタクシーを頼むと
「タクシーで直接行ったほうがいいよ。」と言われたのでそうすることに。
道中ドライバーに盛んに往復しないかと誘われましたが、一時間で見物して戻って来てくれなどと無茶を言う。
試しに「他の交通手段はないのか?」と聞いてみると「ない」とウソを言う。
こちらは当初、市外路線バスで往復する予定だったのでインターネットでちゃんと調べてありました。
こりゃ話にならんと感じ、片道だけでお帰りいただきました。
土地勘のない旅行客だからといって騙して金儲けしようという態度は許せません。
もし本当に親切心から奨めてくれたのだったら少しばかりお金がかかっても往復ともお願いしてもいいと思ったのですがね。
なにはともあれ目的の「済州民俗村」に到着。こちらは昨日訪れた「ソンウプミンソクマウル」と違い、実際には生活していません。
島の各地から建物を移設して再現しているテーマパークです。日本に例えれば明治村ですね。
ちゃんと(?)チャングムのテーマ曲「オナラ」も園内に流れていました。
入場してゆっくりと見学して回りました。コースのあちらこちらに「大長今」のシーンがここで撮影されたことを示す看板があります。
「なるほど、この角度から撮影したんだなー。」とあーでもないこーでもないと独り言をしゃべりながら観光しました。
見学コースの終盤、ちょうどお昼時になったので園内の食堂街で冷麺と豆ショウ麺を食べました。
冷麺は食べ慣れた味で美味しかったのですが、豆ショウ麺は「んー、なんだか変な味だなぁ」という感想でした。
済州のみなさんはこういうのもおいしく感じるのかも知れないな。と思っていたのですが、あとで宋さんに聞いてみると、
「私もあれは食べられないよー。」とのお言葉でした。おいおい・・・。
いよいよ出口まで来るともう3時間も経過していました。それほどのんびりしていたわけではないですが、これぐらいかかります。
それを一時間で観て来いとは、むちゃくちゃ言うなよ運ちゃん。
売店を覗いてみると柿渋染めの商品がいろいろありましたので私は海賊帽を、母はショルダーポーチを買いました。
さて、園外に出て帰りの路線バスを探すと駐車場の左端にそれらしき姿が。
きちんとしたバス停が無いのでこのバスでいいのか?と中を覗いて見るとドライバーらしいおにいちゃんが雑談にフケっています。
一夜漬けの韓国語で「済州バスターミナルに行きたいが、これでいいか?」と尋ねると「これでいいよ。」と言われて、安心して乗り込みました。
料金はというとタクシーの20分の一ぐらいだったような。。。めちゃくちゃ安かったです。
終点まで乗っていればいいので気楽なものでした。
午後3時ごろ済州市のバスターミナルに到着。この後なにも計画していなかったので東門市場にタクシーで移動。
所狭しと露天が並んでいました。ここは観光のための場所ではないのか、二人でもたもた店を眺めていても全く売り込みの声もかからず、
店のおばさん、おじさん達に怪訝そうな目で見られました。
ユムシとかいう巨大ミミズが水槽の中でゆらゆらしていましたが、あれはどうやって食べるのでしょう?一体どんな味のものなんでしょうか?
すっごく興味は沸きましたが、あの姿を見たらとても食べられないです。
その後、晩ごはんにしようとフードコートがある「ニューワールドベリ」というスーパーへ行きましたが、どんなに探してもフードコートなんてありません。
ガイドブックの内容が古かったのでしょうか。しかたなく、そこにあったハンバーガーショップで食事を済ませました。
ところがそこからホテルへ歩いて帰る道沿いには韓国料理の店や日本料理の店、はたまた小洒落たカフェなどが軒を並べているじゃありませんか。
失敗しました、済州まで来てハンバーガーとは・・・。少しトホホな気分でホテルにたどり着きました。
その日はさすがにかなり歩いたので夜に出歩く気分にはなれませんでしたが、カジノも今日が最後だと思い、
ほんの少しスロットにエサを与えてから爆睡しました。

最終日は帰国便のフライトが12時過ぎなので、ホテルで朝食を済ませたらあとは帰り支度するだけでした。
空港までの途中、三人の神が現れたという「三姓穴」、奇岩「竜頭岩」を見物し、車が勝手に坂を上るという「トッケビ道路」を訪れました。なんだかんだ言ってもフツーの道路ですから、フツーに車が行き来しています。ですが、大抵の車やタクシーはここに来るとエンジンを切って「ゴロゴロゴロ・・・」とやりだすのが面白かったですね。
その後おみやげ物屋に例のごとく立ち寄り。必ずと言っていいほど貴金属や玉石の直売場に連れて行かれます。
まぁ、お約束だから仕方ないんですが、そんなに買う人っているんですかねぇ?
私たちはそういう類の物にはまるで興味ないので、家で待つオヤジのためにマッコリを一瓶買っただけでそそくさと店を出てタバコ休憩。
免税店ではブランド品に触手を伸ばしていたご婦人たちも間もなく退散してきたので、さっさと空港へ出発しました。
空港で出国手続きをしていよいよお別れの際、ガイドをしてくださった宋さんにお別れの握手を求めて手を差し出したらちょっと驚いた様子でした。
なんだか判らないのですが、もしかして儒教の国で男性から女性に握手をしようとするのはエチケット違反なんですかね?
ちょっとそういう地域独特のマナーとかしっかり勉強しないといけませんね。
帰りのフライトは偏西風の影響なのか、行きのときよりもさらに短時間です。
CAも離陸のベルトサインが消えると大急ぎで飲料、軽食のパニーニを乗客に配り、配り終わると間もなく空き箱の回収に回り出し、
あわただしい限りでした。でも、エコノミークラスしか利用できない低所得者な私にはフライト時間が短いのは楽でありがたいです。

今回は楽しみにしていたカジノは少々期待はずれでしたが、これもラスベガスを基準に考えて期待し過ぎていたためです。
まだ済州島西部の観光や西帰浦リゾートエリアは体験していないので、もう一度は済州島に訪れてみたいと思います。

同行者
家族旅行
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 観光バス タクシー
航空会社
大韓航空
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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  • 西帰浦のシッラチェジュホテルにある「シュリのベンチ」からの風景

    西帰浦のシッラチェジュホテルにある「シュリのベンチ」からの風景

  • 済州ヌルボムの焼肉。今回の旅行中、一番まともな食事かもしれない。。。

    済州ヌルボムの焼肉。今回の旅行中、一番まともな食事かもしれない。。。

  • 済州民俗村のエントランス。<br />結構楽しめます。その気になれば一日はここで過ごせそう。

    済州民俗村のエントランス。
    結構楽しめます。その気になれば一日はここで過ごせそう。

  • 三姓穴。<br />ガイドさんによると、以前は穴のそばまで行けたのだそうです。今は入れません。

    三姓穴。
    ガイドさんによると、以前は穴のそばまで行けたのだそうです。今は入れません。

  • トッケビ道路。<br />みんなゴロゴロしてます。

    トッケビ道路。
    みんなゴロゴロしてます。

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