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森の心(3)

旅行時期 2005/02/24 - 2005/03/15 (2007/02/06投稿

『****様<br /><br />まったくシベリア鉄道ってヤツは、不思議に楽しいロシア世界です。陽気なガーリャ、バーリャ姉妹とともに血圧を計ってみました。130/80。至って健康です。<br /><br />イルクーツクから一緒に乗っていた夫婦は、実は他人ということに気が付いたのは一晩明けてからでした。夕食を別々に食べているあたりで気付くべきだったのですが。彼らは夕食をそれぞれ持参していました。大きなタッパの中には、茹でたジャガイモ、茹でた鶏が目一杯に詰まっているのです。毎食少しずつそれをむしって食べていき、降りる駅の前の食事でちょうどそれを食べ切ってしまうという鮮やかな計算。<br /><br />一方、若者コンスタンチンの夕食は、ペヤング様の四角いカップラーメンを車掌から買い、ケータイをカチカチしながら待つこと10分。「フォークが無い」というので100円ショップで買ったキティちゃんの割り箸をあげたのですが、極東ロシアの人々ほど馴染みが無いらしく、結局フォークを貸してあげました。「これでもか」というほどスープの浸み込んだ麺をポロポロと掬い上げながらケータイをカチカチ、、、コンスタンチンの夕食風景です。<br /><br />そして僕自身の夕食は、懲りずに食堂車へ行ってみました。イルクーツクまで乗った列車と違ってバイカル号のそれは、きれいな青いテーブルクロスときちんと並べられたフォーク、お皿でひと味違う雰囲気です。もちろんボーイには英語が通じませんので、出されたメニューのキリル文字ひとつひとつと格闘していると、身体が横に大きい女性が登場してきました。<br /><br />「チキン?ストロガノフ?ボルシ?」<br /><br />どうやら食堂車のボスのようです。この3つから選ばないといけないような感じでしたので、焦って「ストロガノフ。」と注文してしまいました。お昼に30分停車した駅の食堂でストロガノフを食べていたのに。

『****様

まったくシベリア鉄道ってヤツは、不思議に楽しいロシア世界です。陽気なガーリャ、バーリャ姉妹とともに血圧を計ってみました。130/80。至って健康です。

イルクーツクから一緒に乗っていた夫婦は、実は他人ということに気が付いたのは一晩明けてからでした。夕食を別々に食べているあたりで気付くべきだったのですが。彼らは夕食をそれぞれ持参していました。大きなタッパの中には、茹でたジャガイモ、茹でた鶏が目一杯に詰まっているのです。毎食少しずつそれをむしって食べていき、降りる駅の前の食事でちょうどそれを食べ切ってしまうという鮮やかな計算。

一方、若者コンスタンチンの夕食は、ペヤング様の四角いカップラーメンを車掌から買い、ケータイをカチカチしながら待つこと10分。「フォークが無い」というので100円ショップで買ったキティちゃんの割り箸をあげたのですが、極東ロシアの人々ほど馴染みが無いらしく、結局フォークを貸してあげました。「これでもか」というほどスープの浸み込んだ麺をポロポロと掬い上げながらケータイをカチカチ、、、コンスタンチンの夕食風景です。

そして僕自身の夕食は、懲りずに食堂車へ行ってみました。イルクーツクまで乗った列車と違ってバイカル号のそれは、きれいな青いテーブルクロスときちんと並べられたフォーク、お皿でひと味違う雰囲気です。もちろんボーイには英語が通じませんので、出されたメニューのキリル文字ひとつひとつと格闘していると、身体が横に大きい女性が登場してきました。

「チキン?ストロガノフ?ボルシ?」

どうやら食堂車のボスのようです。この3つから選ばないといけないような感じでしたので、焦って「ストロガノフ。」と注文してしまいました。お昼に30分停車した駅の食堂でストロガノフを食べていたのに。

写真 5枚

テーマ:
鉄道・バス等
交通手段 : 
エリア:
ロシア > モスクワ
エリアの満足度:
評価なし
  • 500_11775939

    この旅に植村直己の本を持ってきています。彼は、ヒマラヤやアラスカで言葉の通じない人々と出会うと、あめ玉をあげたり、彼らがごちそうしてくれる異臭のする生肉を「おいしい」と言って食べたりしてコミュニケーションの糸口をつかんでいきます。僕も今回の旅では言葉がほとんど通じません。日本から持ってきたコアラのマーチや扇子などをプレゼントしてキッカケをつかむようにして。植村直己の本を読んだ時に「あぁ、まったくおんなじ事をしているんだな」と共感しました。

  • 500_11775940

    クラスノヤルスク駅で停車していると、ガーリャと同じ巨体の女性がヤイヤイヤイヤイ大声で手当たり次第、皆に話し掛けながらコンパートメントに乗ってきます。バーリャ登場です。僕にもずっとロシア語で話し掛けてくるので「日本人です」と言うと、ガーリャが助け舟を出してくれ事情を説明してくれました。鼻息「ふんふん」と話を聞き終えたバーリャは、それでもロシア語で僕に話をしてくるのです。時々、「ダー」と相づちを打っておきました。

    新顔2人は革靴、革鞄、スーツ、ネクタイ、眼鏡というクラークケントなビジネスマンと、新品のノートパソコンを購入した青年オレグ。ビジネスマンはシートに座るなり足を組んでクロスワードを解き始めました。オレグはバーリャに話し掛けられると笑顔で受け応え、なにやら意気投合した様子。ビニール袋に入った何かを持ってバーリャのいるコンパートメントへ行ってしまいました。しばらくすると「カナイ!カナイ!」とオレグが呼びに来るので見に行くと、小さいサメのような魚をオレグがナイフでぶつ切りにしています。バーリャ姉妹がルイベ様のそれをつまみ、皮を剥いで口に運びます。「食え」と勧められて食べてみましたが、醤油があれば最高の味だったでしょう。

  • 500_11775956

    列車にずっと乗っていると同じコンパートメント、同じ車両、同じ列車ということで少しずつ顔見知りが増えていきます。街のホテルに泊まり、部屋に戻ってドアを閉めたらそこにひとりの世界ができます。けれど列車では、ドアを閉めても24時間ずっとロシア世界なのです。

    冬の冷たい停車駅でふらふらとしていると、同じ車両の顔見知りが「寒いか?」と聞いてきます。「寒い寒い。」と身体を擦ると、そばにいる物売りからアイスクリームをひとつ買って「プレゼントだ」と僕にくれます。嫌がらせなのか好意なのかわかりませんが、ロシア人と同じように、寒い中で食べるアイスクリームもなぜかおいしいのでした。またとある駅では、新婚旅行シベリア鉄道中カップルが、結婚式を終えたそのままの格好で歩いています。新婦の白いドレスの裾は、雪の泥水でぐずぐずに汚れていますが、それでも美しいのです。

    少し人恋しくなると、隣のバーリャ姉妹の所へ遊びに行きます。バーリャの「こっちがわかっていようが、いまいがお構いなしに話し掛けてくるロシア語トーク」が楽しいので。バーリャは物売りがくればひとつひとつ見て売り娘といろいろ話してバイカルアザラシの飾りを買ったり、魚の干物やスナックを買ってボリボリ食べたり、僕が見せた日本からのおみやげにもひとつひとつ見ては驚いて、「気に入った」というドラゴンボールのおもちゃをプレゼントすると、25ルーブル払おうとしたり(「100円、25ルーブルくらいで買った」と伝えたかったのですが)と、ロシア語はほとんど話していないにも関わらず、会話をしたような充実感があるのです。結局、バイカル号でも食堂車へ行ったのは一度きりで、その他はバーリャ姉妹のジャガイモをもらって一緒に食べたりしていました。

  • 500_11775957

    エカテリンブルク駅でオレグとクラークケントが降りた後、夜のペルミ駅でのこと。新しく乗ってきた若い男性が、列車に乗るなり血相を変えて、車掌に何かをお願いしています。車掌はそれを冷たくあしらい、相手にしません。そして「席はここだから入れ」と、僕一人になったコンパートメントに座るよう促します。「厄介な人なのかなぁ」と思っていると、今度は僕に顔を近づけ大声でまくしたてます。すると後から赤ん坊を抱いた奥さんが入ってきました。つまり「小さい赤ん坊がいるからこのコンパートメントをひとつ使わせてくれ」と。「そんなことならお安いご用だぜ」と思い、他へ移ろうとすると、車掌が制し僕を席に戻します。車掌が落ち着いてその若い父親に何かを説明すると、父親はあっさりと納得して僕と同じコンパートメントに落ち着いたのでした。

    まったくシベリア鉄道ってヤツは最後の夜まで素敵な出会いをプレゼントしてくれます。かわいい赤ん坊と一緒になるとは!バーバラ2歳2ヶ月。興味津々、好奇心旺盛、くりくり眼の女の子です。人見知りせず、一緒に遊んでくれました。しかし赤ん坊です。夜泣きが激しく、乗客から文句が出るほどで全然眠れません。父親ローム、母親レナが気の毒に思ったのか、とても親切にしてくれました。駅に着いたらアイスクリームやピロシキを買ってくれたり、食事の時にはソーセージやトマトをくれたり。

    「タイガ」「4127km」「ゴーリキー」など、たくさんの駅を通り過ぎてきた長い長いシベリア鉄道。ウラジーミルの駅で降りて、この旅で初めて地面から高く作られたプラットホームを見ました。ずいぶんと遠い所まで来てしまったようです。若者に会い、ビジネスマンに会い、新婚カップルに会い、家族に会い、猫に会い、犬に会い、赤ん坊に会い。老いを見、若きを見。様々なロシア人生を運んでシベリア鉄道は走っています。西から東へ。東から西へ。遠く遠く。

    もうすぐモスクワ、シベリア鉄道の終点です。
    また手紙を書きます。それでは。』

  • 500_11775969

    モスクワ駅に到着すると「ついに来た」という喜びで自然に顔が緩んできてしまう。その夜、ワシリー寺院のタマネギを見た時、モスクワを強く実感した。

    翌日。雪のクレムリンを「ピーピー」と警備員に笛で注意されながら見た後、トゥヴェルスカヤ通りのファーストフードの店でお昼を食べようとした。バイキング形式なのだが鉄板で焼いたりしていて勝手がわからない。困っていると、アリサという女性が同席して助けてくれた。大都会でも親切に出会える。

    ペテルブルク行きの列車は夜11時55分発オクチャーブリスカヤ駅。疲労のせいか熱っぽい。ぼーっとする頭で絵はがき書き終え、ポストを探しに駅を出た。発熱のせいで「夜遅い」ということを忘れている。「ポストはどこですか」と尋ねながら見つけたポストの暗がりには浮浪者が数人。大きなザックを背負って投函しに行けば囲まれるのは当然だ。荷物をつかまれながら、必死にもがいて逃げる。軽率な行動、ほんの少しの気の緩みに、すぐ危険が入り込んでくる。そんなこともあってか、乗車を待つプラットホームは立ったまま凍死してしまいそうなくらい寒い。でも旅人はへこたれない。列車に乗り込み、ツーリストたちと出会って旅の話をすると元気を取り戻すのだ。豪華なレッドアロー号で眠れば朝にはペテルブルク。いよいよロシア、最後の都市。

    http://www.jic-web.co.jp/study/jclub/info.html

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