高山まつり【6】みんなの人々が穏やかな顔をしている

2006/10/09 - 2006/10/09

2006年10月９日（月）

秋晴れの今日は、飛騨の高山に秋祭りを見に来ている。
桜山八幡宮の表参道には、祭りの屋台が、勢ぞろいしていた。

金鳳台（きんぽうたい）の次に並んでいるのは、鳩峰車（きゅうほうしゃ）そして豊明台（ほうめいたい）だった。

鳩峰車は、豪華な綴れ織りが見事である。
豊明台の屋根には、大鳳凰が秋の日差しに金色に輝いている。

台の中ほどの周りには、色とりどり極彩色に塗られた、ボタンの彫刻が人目を引く。
台座の周辺にも、木彫りの十二支が並んでいる。

台を囲んで、この屋台を守るかのように、菅笠にそろいのハッピで、町の人が座っている。

屋台は道幅の半分ほどを占めていて、ただでさえ祭りの人通りが多い道筋が、人にあふれている。

通りすがりの人たちは、屋台の周りを何度も巡りながら、その華麗さに熱いまなざしを浴びせていた。

ここで気付いたことは、まつりに集まっている人々が、みな穏やかな顔をしていることだった。

エリア 飛騨高山・古川(岐阜)

「大八台（だいはちたい）」

桜山八幡宮での
からくりの奉納が終わって
たくさんの人が神社から戻ってきた

大八台の特徴である
直径1.5ｍの
大きな車輪

大八台の裾を飾る
綺麗な織物

高山の家は
奥が深い

子供も
店の手伝い

青空の雲までが
祭りを祝っている

家の構えも
高山らしい

「神馬台（じんまたい）」
般若の模様が目立っている

「神馬台」は
神の使いとされる白馬と
烏帽子姿の白丁（はくちょう）人形を載せている