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<br /><br /><br /><br />北八ヶ岳の池のなかでも奥まった場所にあるせいか人も少なく、<br />静かに水を湛える二つの池には悲恋の伝説もある双子池。<br />大河原峠から双子山を経て池に至り、天祥寺原を歩いて峠に戻る周遊コースは、<br />苔生した森や落葉松林、広々とした原など変化に富み、楽しく歩けます。<br />季節を変えて歩く面白さも味わえるコースです。

晩秋の双子池

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2005/11/02 - 2005/11/02

22318位(同エリア29189件中)

4

15

そよ風

そよ風さん





北八ヶ岳の池のなかでも奥まった場所にあるせいか人も少なく、
静かに水を湛える二つの池には悲恋の伝説もある双子池。
大河原峠から双子山を経て池に至り、天祥寺原を歩いて峠に戻る周遊コースは、
苔生した森や落葉松林、広々とした原など変化に富み、楽しく歩けます。
季節を変えて歩く面白さも味わえるコースです。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車

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  • 大門街道より白樺湖へ向かう途中の道路では、紅葉がとても綺麗でした。

    大門街道より白樺湖へ向かう途中の道路では、紅葉がとても綺麗でした。

  • 朝の光に輝く白樺湖

    朝の光に輝く白樺湖

  • 夢の平林道へと高度を上げていきます。<br />この辺りの落葉松は黄葉も見頃です。

    夢の平林道へと高度を上げていきます。
    この辺りの落葉松は黄葉も見頃です。

  • 大河原峠はいつものことながら風が強い。<br />小屋前の駐車場に車を停めて歩き出します。<br />小屋の後ろに見えるのが双子山。

    大河原峠はいつものことながら風が強い。
    小屋前の駐車場に車を停めて歩き出します。
    小屋の後ろに見えるのが双子山。

  • 大河原峠から一登りで双子山の山頂です。<br />広々としたカヤトの原に被われた平らな山頂は、風当たりが強いものの、展望は抜群です。<br />表紙の写真もここから撮影しました。

    大河原峠から一登りで双子山の山頂です。
    広々としたカヤトの原に被われた平らな山頂は、風当たりが強いものの、展望は抜群です。
    表紙の写真もここから撮影しました。

  • 明るい山頂から、鬱蒼とした苔生した原生林の森へ入っていきます。<br />倒木は苔によってビロードの装いに。。

    明るい山頂から、鬱蒼とした苔生した原生林の森へ入っていきます。
    倒木は苔によってビロードの装いに。。

  • 苔の森を抜けると落葉松林、<br />ここの落葉松はすでに茶色く枯れはじめています。

    苔の森を抜けると落葉松林、
    ここの落葉松はすでに茶色く枯れはじめています。

  • 池の前に建つ小屋

    池の前に建つ小屋

  • 雄池です。<br />池の水は小屋の飲用水として使われています。<br />そのため池の周囲での飲食は禁止、山では水が何より貴重です。

    雄池です。
    池の水は小屋の飲用水として使われています。
    そのため池の周囲での飲食は禁止、山では水が何より貴重です。

  • こちらが雌池。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />昔、豪農の家の息子・与七郎は、雇い人の作男の娘、お染と恋仲になりました。両親は「身分違いだ」と激怒し、この親娘を家から追い出し、となり村の名主の娘との婚姻話をすすめてしまいました。<br /><br />悲しんだ与七郎は雄池に身を投げ、それを伝え聞いたお染も与七郎のあとを追って池に飛び込みました。けれど、お染が入水したのは哀れなことにとなりの雌池でした。<br />この事件の後、干ばつに喘ぐ村に大雨が降り、二つの池の水は溢れてつながり、それ以来年に1度、5.6月ごろになるとふたつの池は増水して一つになるという言い伝えが残ったそうです。。<br /><br />江戸時代版ロミオとジュリエットですね。

    こちらが雌池。







    昔、豪農の家の息子・与七郎は、雇い人の作男の娘、お染と恋仲になりました。両親は「身分違いだ」と激怒し、この親娘を家から追い出し、となり村の名主の娘との婚姻話をすすめてしまいました。

    悲しんだ与七郎は雄池に身を投げ、それを伝え聞いたお染も与七郎のあとを追って池に飛び込みました。けれど、お染が入水したのは哀れなことにとなりの雌池でした。
    この事件の後、干ばつに喘ぐ村に大雨が降り、二つの池の水は溢れてつながり、それ以来年に1度、5.6月ごろになるとふたつの池は増水して一つになるという言い伝えが残ったそうです。。

    江戸時代版ロミオとジュリエットですね。

  • ロマンティックな双子池を後に、亀甲池へ向かいます。<br />池の周囲の森では、落ち葉もこんなふうに凍っています。<br />まるで砂糖菓子のようですね。

    ロマンティックな双子池を後に、亀甲池へ向かいます。
    池の周囲の森では、落ち葉もこんなふうに凍っています。
    まるで砂糖菓子のようですね。

  • 亀甲池の水は干上がっていました。<br />水のあるときでもごくわずかなので、秋も深まると干上がってしまうのでしょう。

    亀甲池の水は干上がっていました。
    水のあるときでもごくわずかなので、秋も深まると干上がってしまうのでしょう。

  • 熊笹に被われた天祥寺原

    熊笹に被われた天祥寺原

  • 日向ぼっこしながら寝転ぶのにちょうどいい、ふかふかの枯れ草のベッドも用意されています^^

    日向ぼっこしながら寝転ぶのにちょうどいい、ふかふかの枯れ草のベッドも用意されています^^

  • 帰り道で出会ったカモシカの親子<br />とってもかわいい♪

    帰り道で出会ったカモシカの親子
    とってもかわいい♪

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この旅行記へのコメント (4)

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  • 旅猫さん 2007/03/02 10:48:26
    思い出した。
    そよ風さんの写真は、ほんとに綺麗ですね。

    雄池、雌池の写真を見て、どこかで見たことがあるなと思ったら、ずーっと昔に訪れたことがありました。
    ロープウェイで坪庭まで行き、横岳、亀甲池経由で訪れたのです。
    帰りは、雨池の方へ抜け、雨池峠を通って戻りました。
    気持ちの良いハイキングコースだったのを覚えています。

    そよ風

    そよ風さん からの返信 2007/03/02 11:48:47
    RE: 思い出した。
    北八ヶ岳を池をめぐりながら歩くのは楽しいですね!
    私は大河原峠から入って双子山経由で一巡りするコースを
    いつも歩いています。
    双子山から南アルプスを眺めて過ぎると、苔の森、
    さらにカラマツ林、そして双子池、天祥寺原の広い草原と、
    変化に富んだ森歩きができて好きなコースです。

    いつか途中の小屋にでも泊まって、
    中山峠、坪庭と歩いてみたいなぁと思っています。

    北八ヶ岳は森と池のワンダーランド、
    四季を通して歩く楽しさの多いところですね。

    旅猫さん、ほんとうに各地を歩かれていますね、
    すばらしい!!
    そして、共通する場所があることがうれしいです。
    やはりこれは、ビール飲みながら旅談義をしないと〜
    夏の一日、空けておいてくださいね、いまから予約しときます(^。^)

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/03/02 13:01:23
    RE: RE: 思い出した。
    うわっ!
    あっと言う間に、すべてに返信が!
    ありがとうございます。
    夏の一日、ご予約承りました(^^)

    北八は、歩くにはほんとに気持ちが良い場所ですよね。
    木々と水が織りなす景色には、心が癒されます。

    西沢渓谷、秋はやはり大混雑なのですね。
    平日を狙うしかないか。
    あのルート、折り返し地点でトロッコ道へ上がる急登が堪えますよね。

    そよ風

    そよ風さん からの返信 2007/03/03 21:58:19
    RE: 思い出した。
    >夏の一日、ご予約承りました(^^)

    わーい!やったぁ、楽しみ〜♪

    >北八は、歩くにはほんとに気持ちが良い場所ですよね。
    >木々と水が織りなす景色には、心が癒されます。

    おっしゃるとおりですね〜
    南八とまったく趣を異にする景観、
    そして八ヶ岳は、山麓も含めて多様な楽しみ方のできるエリアですね。


    >西沢渓谷、秋はやはり大混雑なのですね。
    >平日を狙うしかないか。
    >あのルート、折り返し地点でトロッコ道へ上がる急登が堪えますよね。

    はい、平日でもそこそこの人出で、
    撮影ポイントは順番待ちでした〜
    できれば、静かにのんびりと色づく木々を眺め
    水音を楽しみながら歩きたい場所ですね。

そよ風さんのトラベラーページ

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