2006/09/07 - 2006/09/18
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ぼすとんばっぐさん
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日本でフランスレイルパスと往復航空券を購入し、トーマスクックとガイドブックを頼りに、駆け足でフランスを周遊して来ました。
同日数休みが取れない友人とは、後日パリで合流することを約束。友人の「ところでフランス語どこまで喋れるの?」に対して、「えっ、ボンジュールやろ、・・ジュテーム?・・」友人からも自分からも心配され、ゼスチャーで乗り切っていこうと、1人ボストンバッグを引っ下げ日本を出発。
今回訪ねたフランスは、土地ごとに個性が全く違うので、毎日が新鮮な旅。町の皆で協力して景観に気を配り、統一感をつくり上げているところが多々見受けられました。さすがトップクラス観光国。
旅先では荷物を持ってひたすら歩き倒し、途中、この旅の目的は筋トレではなかろうかと疑い、体重を2kgは落とし(ついでに財布も落とし)、フランス風邪をもらい、フランスを嫌いになっては好きになりを繰り返し...。色々あり、優雅&ゆとりとは無縁の旅でしたが、大ざっぱながら、土地ごとの風景を楽しんできました!
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス レンタカー
- 航空会社
- 中国東方航空
PR
-
《苦労した鉄道ルートづくり・地方〜地方の移動は不便。》
今回、一番頭を悩ませたのはルート作成。訪問地を試行錯誤の上絞り込んでからは、地方列車の本数の少なさに悪戦苦闘しっぱなし。「日程内に訪問地が収まりきらない。ぢぐじょ〜、夜行も使うか…」時間と旅費を節約する為、今まで避けていた外国の夜行列車もこの際初めて利用することに。
・・・フランスへ来る機会は、もうないかも知れない。飛び飛びルートでも行きたい所へ行くんや・・・
何回も練り直してようやく行程表が完成(そしてこれを現地で初日に紛失)。
フランスの鉄道は、パリを起点として各地方に行くルート上は本数も多く便利ですが、地方から地方への移動となると途端に本数も減り、大周りになったり便接続も悪くなることが多いようです。短い期間で沢山訪れたい場合は、事前の時刻チェックは必要不可欠。
★鉄道時刻を調べる
1. インターネットのSNCF(フランス国鉄)ホームページで検索
http://www.sncf.com/
この方法が一番安くて早くて確実です。出発地・到着地・乗車日を入力すると、BESTなルート&料金を表示。チケットの事前予約も可能。(レイルパス保持者はこのサイトからの予約は不可。)
2. トーマスクック時刻表で索引(大手書店で日本語版が販売されています。)
この本には、フランス全路線が掲載されているわけではないですが、観光路線は網羅されています。細かい注意事項記載が多いので、時刻検索だけの場合はHPがオススメ。独自のルートづくりをする場合は、この本にはフランス全土の鉄道ルートMAPが掲載されているので、とても便利。迷った末現地に持っていきましたが、アレンジも効き、初日に行程表をどっかにやった私には心強い味方でした☆
3. 現地の各駅で時刻表を入手。
SNCFのどの駅にも小さい冊子の時刻表が置いてありました。その土地で必要とする各路線別にあります。
(写真はトーマスクックのフランス鉄道ルートMAP) -
《フランスレイルパス》
フランス全土の国鉄列車と国鉄バスが乗り放題になるパス(指定席料金は別途必要)。日本で事前購入をすることになります。私の場合は2等席6日間有効で¥34,900。(安い金額ではないので、SNCF HPで自分のルートにかかる金額を算出してから、購入した方が良いですね。)
使用前に自分の名前のみ記入し(パスポート署名欄と同じ)、駅窓口で係員に必要事項の記入とバリデーティングスタンプをポンと押印してもらってからパスが有効になります。(フレキシーの場合は更に利用日を自分でパスに記入していきます)。予約不要の列車は駅窓口に寄らず、そのまま勝手に列車に乗り込むだけ。改札というものがフランス国鉄にはありません。車内で車掌さんにパスポートと一緒に提示すればOK。
このパスで便利だなぁと思ったことは、発車時間寸前に駅へ飛び込んでも大丈夫なこと。駅の窓口はいつも列が出来ていて、これまた皆話が長い…!観光時間を削られないのが嬉しいです。発車時刻さえわかれば良いので、自分の予定も立て易いし。ただ、パスを無くすときっと泣きます。
〜その他特記事項〜
★座席指定料金(TGVは全列車・Terは一部列車)は別途必要。駅窓口で予約を入れて追加を支払い、指定席券を発行してもらいます。指定席券は駅にある黄色の刻印機に通します。
★夜行列車でリクライニングシート席や、クシェット(寝台)、個室を利用する場合も、駅窓口で予約をして追加料金を支払います。午後7時以降に発車する直行の夜行列車は翌日利用扱いになるのでご注意下さい。私はチケットを手にしてから知り、鬼の行程表づくりを再びしました…。
★レイルパスを利用する場合、SNCF HPからは指定席券等の事前予約が出来ませんので、旅行会社を通すか、現地窓口で直に予約を入れる事になります。
★RER線も一部利用可。RER C線全線。RER パリ北駅⇔シャルル・ド・ゴール空港間。その他いくつかの割引ボーナス特典有。
★発行日より6ヶ月以内に使用することが条件。
(写真がフランスレイルパス。個人情報部分にはメトロチケットを乗せています) -
《列車内やチケットなどについて》
★パリ市内の国鉄駅とニースなどの主要駅はチケット窓口は多数ありますが、地方へ行くと1つや2つ。いずれにしても、かなり並ぶ事になります。チケットを窓口で購入する場合は、早めの到着を心がけて下さい。
★TGVやTERなどの指定席列車には、スーツケースなどを置けるバゲージ棚が車内に設置されていました。但し、あまり大きくはありません。(夜行列車や在来線は未確認。全席指定の列車には間違いなく設置されていると思う。)
★フランスの列車(全席指定以外の列車)は、指定席や自由席という区切りが無く、席の予約が入ると、シート頭上の座席番号のところに予約券が挟まれます。全席指定でない場合は、その予約券が入っていない席が自由席となり座ってOK。
★チケットに書かれている‘VOIT’→車両番号、
‘PLACE NO’→座席番号になります。車両番号と一緒に入口扉に書かれている行き先を必ず確認してから乗車して下さい。(パリ→カオールへ向かう最中、一つの夜行列車に複数行き先が書かれていて、係りの人に行き先を確認されました。列車によって車両切り離しがあるかも?)
★列車内の席は、日本の特急列車や新幹線のように、通路を挟んで左右に座席が配置されている車両もあれば、個室形式になっている車両もあります。席の予約が入っていなければ、どのタイプの車両を利用してもOK。
★英語については、今回スーイヤックの窓口以外は全て通じました。
写真はSNCFの構内ポスター。一見、男性の顔写真に見えるでしょ?実はこれ・・・、風景などの小さな写真が、配色を考えてびっしり並べられているだけなんです。その色の組み合わせで顔写真になっているという、驚きのポスターアートでした! -
いよいよ日本出発!上海経由で翌日早朝、パリに到着。上海→パリは子どもの大泣き合戦で一睡も出来ず、ヨレヨレになりながらエールフランスバスへ。1時間半弱乗車し、予定時間を30分程上回ってリヨン駅に到着。朝のパリの道路は通勤ラッシュで大変込み合います。
☆本日の観光はロワールのお城見学☆
リヨン駅コインロッカーに荷物を預ける時間がなく、ボストンバッグを引っ下げ、徒歩でオステルリッツ駅へ。筋トレツアーの始まりです。
レイルパスに「バリデーティングスタンプ」を押して、パスを有効にしてもらわなくては。ドキドキしながらオステルリッツ駅窓口に行くと、並んでいるのは6人くらい。「すぐだな」とタカをくくっていると、待てども全然列が進まず。とにかく、皆話が長い。なぜ、ちゃっちゃと終わらないのか・・・。ようやく、スタンプを押してもらい、本日の夜行列車指定席券を購入してから列車へダッシュ!
最初の目的地はアンボワーズ城。パリから乗車する場合は左側の席がオススメです。車窓からは、ロワール川沿いに絵本のような可愛らしい風景が見えますよ。
2時間程でアンボワーズ駅到着〜。駅はこじんまりとしていてコインロッカーはありません。完徹で荷物を持ってお城に向かう途中、このロワール川の景色に出会ってかなり癒された〜。
◎9/7(木)関空発→(上海経由)→
9/8(金)6:20シャルル・ド・ゴール空港着。
空港7:30発→パリ・リヨン駅9時前着
(エールフランスバスLINE4)
◎オステルリッツ駅9:21発→アンボワーズ駅11:20着。
★初めて乗車した列車‘CORAIL’は、かなりの年期もの。‘TGV’は新しくキレイ。‘Ter’は新しいものと古いものとがあるようです。 -
駅から徒歩20分弱でアンボワーズ城到着。シャルル8世がイタリア遠征からルネッサンスの香りを持ち帰って改築したお城を見学し・・・
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次はアンボワーズ城から徒歩10分程のところにある『クロ・リュセ』へ。レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の家で、入場料金は高いですが、オススメ◎
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次の目的地はシュノンソー城。
アンボワーズからシュノンソー行きの市バスの時刻を確認すると、インターネットどおり1日1本でした。(現地に行くと違うかもと期待をしたが残念)仕方が無いので、タクシーを使ってシュノンソー城へ移動。(そして早速財布を落とす)
アンボワーズ⇔シュノンソー タクシーで片道約15分。片道20ユーロ前後。
★この区間路線バスが1日1本程度走っています。
バスのHP http://www.tourainefilvert.com/ -
シュノンソー駅。お城近くにある小さな無人駅です。私は財布を捜す為タクシーでアンボワーズへ戻り、そのままパリへ向かいました。(その後財布は見つかれど、中味はナッシング。やってもた・・・。お金は分散していたので助かった。)
◎アンボワーズ駅18:55発→オステルリッツ駅20:58着 -
アンボワーズからパリへ到着。これから夜行列車に乗ってカオールへ。写真は夜のオステルリッツ駅(ブレた写真ですみません)。構内は古いですが‘旅’する雰囲気を盛り上げる味があります。(現在どうやら改装中?)カフェやパン屋もあり、列車目前のホーム内にあるのでとても便利。(大抵の駅にはホーム間際にカフェがありました。)トイレは有料トイレしかありませんのでご注意を!
フランス各駅の自動販売機ドリンクは、ミネラルウォーターが1.5ユーロ、その他は1.7〜2ユーロで販売されています。リプトンのマンゴティーや、エビアンのレモン・イチゴ・オレンジ味なども普通に売られていましたよ☆ -
これが有料トイレ&簡易シャワー。オステルリッツ国鉄ホームの一番端にあります。自動扉が開くと受付のお姉さんがいて、料金を支払うとトイレ(50セント)・シャワー(6ユーロ)が利用出来ます。全て有料ですが、新しくてキレイ。
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電光掲示板で列車の番線を確認。‘Voie17’(17番ホーム)。乗車するホームでも再確認(写真)。レイルパスではなく指定席券を黄色の刻印機に通してから乗車します。夜行列車は初体験なのでかなりドキドキ。
乗車した時点で車内ライトは既に豆電球色で就寝状態。男女関係なしに席が決まっており、ほぼ満席でした。今回利用したリクライニング車両はなかなかキレイで、席はフルフラットまではいきませんが、かなり寝ている状態近くまで倒れてくれます。シートの頭上は鏡の用になっていて(これは全列車共通)、上を見れば誰からも各座席が見えます。心配していた治安ですが、特に悪いように感じなかったので、もぉー爆睡しました。
◎オステルリッツ駅22:56発→カオール駅 翌朝5:28着
レイルパスを持っている為リクライニング席は2等1.5ユーロの追加でOK。 -
早朝、カオール駅に到着。写真は朝5時半頃。外はまだ真っ暗。仲良くなった隣の席の人と別れて、本日は、行ってみたくてたまらなかった〜フランスで最も美しい村〜『サン・シル・ラポピー』へ。
カオールの駅を出るとすぐ左にバス停があり、『サン・シル・ラポピー』まではこの国鉄バスを使うので、フランスレイルパスを見せれば、追加代金不要で乗車出来ます。
コインロッカーはと・・・やはり、ないのか。なんか読めてきた。いいよ、根性で持ってやるさ〜。いよいよ、バス出発!朝から1人無表情でテンション上げておりました♪
★9/9(土)カオール6:15発→tour de faure6:50頃着。
(国鉄バス)
※tour de faureは『サン・シル・ラポピー』の最寄停留所。
この区間のスケジュールはSNCF HPで検索すると、国鉄バスの為、出てきます。駅名はバス停名のtour de faureで入力。1日に数本しか無く、日曜日は一気に本数が減ります。カオール駅だけではなく、フィジャック駅からもバスは出ています。 -
tour de faure停留所から『サン・シル・ラポピー』までは3kmほどあるとのこと。バス停より今来た道を進行方向とは逆に戻りながら1人朝景色の中歩いて行くとこの看板に遭遇。岐路には看板がちゃんとあるので初めてでもなんとか村に辿り着けました。私は荷物を持ちながらなので40分ほど歩いたような気が。
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ちょうど、日が昇ってきた頃に『サン・シル・ラポピー』に到着。写真で見たとおりの全景。さて・・・左の石門をくぐって中へ!美しいというよりは、緑いっぱい、お花いっぱいのとっても可愛いらしい村でした。今回のブログの目的は交通アクセスなので村の詳細は省略。ロット川の景色を集中して堪能し、次があるので9時頃村を出発〜!疑い様の無い駆け足ツアー。
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帰りのバス停は朝の降車地よりかなりカオール側に戻ります。緑の橋を渡ってまっすぐ歩きT字路にぶつかると、左に折れます。(降車地は右に折れる)するとこのバス停があります。
◎tour de faure駅9:38発→カオール駅10:21着
国鉄バス。パスなので追加代金不要。 -
カオール駅。朝はわからなかったけれど、可愛い駅でした。次の出発まで時間があるので、町を散策することに。
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カオールのサンテティエンヌ大聖堂前の‘蚤の市’。とても活気があり、シャプー広場一帯に食材の屋台を中心として広がっていました。カオールは駅周辺は静かな住宅街ですが、10〜15分ほど歩くとガンベッタ大通りに出て途端に活気を増します。町の雰囲気も良いですよ。
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カオールからサルラへ向けて出発。途中のスーイヤック駅で待ち時間が2時間弱あったので、ロマネスク彫刻が見事だという『サント・マリー修道院』へ行くことに。「ロッカー...無いな。」荷物をかつぎ歩くこと30分弱で、修道院(写真)に到着。このスーイヤックも駅周辺は閑静な住宅街で、徒歩20分ほど歩くと繁華街になるようです。観光地では全くありませんが、ここまで来ると町並みの雰囲気は良いですよ。往復して駅に戻った時はギブ寸前・・・。
◎カオール12:31発→スーイヤック13:13着(鉄道)
◎スーイヤック15:01発→サルラ15:39着(国鉄バス)
レイルパス保持者は国鉄バスの為追加料金なし。
※サルラ行きのバス停は駅出口を出てすぐ右側。
※サルラ到着後、旧市街へは駅から徒歩で20分程。
※スーイヤックもサルラもとても小さい駅です。 -
サルラの町。渋い!そして食物がオイシイ!ここは映画の舞台にもなっていて、とにかく建物が個性的なので町並みにとても味が出ています。交通不便を承知で無理矢理組みましたが、期待を裏切らなかった。今晩はこのサルラで宿泊。
-
早朝サルラを出発。バスの便が午後まで無いのでタクシーでスーイヤックまで行き、そこから鉄道でトゥールーズへ移動。50分ほど待ち時間があったので、サン・セルナンバジリカ教会を目指し歩きましたが、予想以上に遠かったので途中で断念。もう少し時間に余裕がないと無理ですね。今度はカルカッソンヌに向けて出発。
◎9/10(日)サルラ7:00発→スーイヤック7:30頃着
タクシーで50ユーロ!(距離としては30kmほど)
※この日は休日料金で高いのだそうです。
◎スーイヤック7:58発→トゥールーズ9:48着
◎トゥールーズ10:42発→カルカッソンヌ11:31着
⇒この便はTerの全席指定席列車でとてもキレイ。指定席券は4ユーロ。全席指定と知らず乗ってしまったのですが、車内で購入出来ました。
※トゥールーズの駅はかなり大きかった(写真)。 -
カルカッソンヌ駅到着。「コインロッカー・・・ニャイ!なんでこんな有名な観光地なのに・・・マジでどうして〜」。荷物が重すぎて、ここでの意識はあまりありません。「さよならカルカッソンヌ。確か世界遺産だったか。」もう今着ている服があればそれで良いという気分になりながらも、なんとか荷物を捨てずに駅まで到着。今度はアヴィニョンへ。
◎カルカッソンヌ15:37発→ニーム経由で、
アヴィニヨン・サントル駅18:50着
カルカッソンヌ駅で番線を間違えて列車を見送ったのでこんなルートに。直通はちゃんとあります。 -
大きな城壁に囲まれた町アヴィニョンに到着。今晩はここで1泊。翌朝、民謡で有名な『サン・ベネゼ橋』を見て「うん、橋だ」と納得し、アルルへ移動。
◎9/11(月)
アヴィニョン・サントル駅13:29発→アルル13:47着
★この日はパスを使わない日。窓口に並んでいる時間がなかったので車内でチケットを買ったのですが、料金10ユーロ!たったこれだけの距離で。車掌がボッタくっているのではと、アルル到着後インフォメーションに確認しに行くと、どうやら車内で購入するとノーマル料金になるらしく(それでも高い)、スペシャル料金を希望する場合は窓口で購入しなければならないとのこと。はぁ〜勉強になりました。ちなみにスペシャル料金だと6ユーロちょっと。
※アヴィニョン駅はTGVが止まる駅と在来線が止まる駅が違います。TGVが止まる駅へは城壁のある旧市街から離れているのでシャトルバスを使う事になります。 -
アルル到着。アヴィニヨンと近いはずなのに、雰囲気がまた違う。ローマ遺跡の影響?建物が低いせい?細かい路地が沢山あるのんびりとした雰囲気の町でした。今晩はこの町で宿泊。
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翌朝一番の始発に乗り、アルルを出発。1人周遊クライマックスはニースへ。感想はとにかく暑い!9月中旬でも全然泳げますよ。日差しが強く、リゾート観光地、万歳!という雰囲気が漂いまくっています。町並みもカラフルで買い物も楽しそう。このニースで一番嬉しかったことは、『コインロッカー』が駅にあったこと!嬉しくてホント泣きそうだった〜。
◎9/12(火)アルル6:04発→ニース9:52着
コインロッカーに荷物を預ける際、入口で手荷物検査があります。テロの影響で、コインロッカーの数が少なくなったそうです。コインを入れるとレシートのような紙が出てきて、そこに暗証番号が書かれているので、その紙を鍵の代わりに大切に保管。日本のように鍵は無く、開ける時にその暗証番号を入力します。もちろんスーツケース用のロッカーも有。 -
せっかくのレイルパスだから、どこかへ足を伸ばそう。よしコクトー美術館のあるマントンへ行こう。マントンはプチリゾート地という感じで、お店もオシャレ!ここからイタリアへはとても近い。
◎ニース発16:01発→マントン16:37着
◎マントン18:48発→ニース19:17着
※この区間は絶景の海岸沿いを走ります。
※途中、モナコの駅を通りますが一際キレイな駅でした。 -
ニースから今度は夜行列車でパリへ移動。希望していたリクライニングシートは朝の時点で満席の為、クシェットを利用することに。クシェットはリクライニング席とは違い、スッキリとした雰囲気ではなく、寝台独特の狭くて混み合った感と、欧州人の威圧感があり(皆体格が良い!)、当初雰囲気的に「なんか危険かも?」と抵抗があったのですが、同室のメンバーも良かったせいか、いざ寝てみると特に問題ありませんでした。しかし列車の振動がわりと伝わるし、開放感・清潔な雰囲気からして私はやっぱりリクライニングシートがいいなぁ〜。(シーツは特に不潔ではないですが、クシェット車両は何か古さを感じる。)
◎ニース20:49発→パリ オステルリッツ駅翌朝7:45着
※2等6人用クシェット利用で追加17.5ユーロ。3段ベッドが2列。部屋はとても狭い(スーツケースやカバンを置くスペースはほとんどない。廊下に置くことは不可。スーツケース棚って見かけていないけどどこかにあったのかなぁ)。
男女同室で、扉・カーテンは無し。でも無い方が治安の意味で私は安心。ミネラルウォーター1本と、トローチや耳栓などが付いていました。(リクライニングシート席は何も付いていません。)
※チケット記載事項 VOIT=車両番号(21号車)
PLACE NO=座席番号(44番) 宜しければ写真を拡大してご覧下さい。
しかし、列車は人との別れの場でもあるんですね。もー、そこいら中でカップルが抱き合っては見つめ合い、発車時間ギリギリまでお互いの愛を確認し合っている。これもフランスならではの風景なんだろうか。 -
9/13(水)朝オステルリッツ駅着。今日からパリに4泊滞在。夕方まで美術館巡りをし、‘シャルトルブルー’を見に『シャルトル大聖堂』へ。ステンドグラスは本当に素晴らしい。私としては『シャルトルブルーを見ずに死ぬな』と言いたい。オススメ!
◎モンパルナス16:25発→シャルトル17:17着
◎シャルトル19:22発→モンパルナス20:18着 -
9/14(木)本日は学生時代の友人2人と合流。朝からルーブル・ロダン美術館・ノートルダム寺院・オルセーと駆け巡りました。サントシャペルにも行きたかったけれど、時間が間に合わずアウト!(入館は閉館30分前まで)、ノートルダム寺院の塔にも登りたかったけれどアウト!(入館は閉館1時間前まで)パリは見所が多すぎる。
-
パリのメトロ駅。フランスの物価の中で唯一ステキと思ったのがメトロの料金。パリ市内をくまなく走り、駅数・便数が多く、とても便利な上、改札を入ってから出るまでは、どこまで行っても、どこで乗換えを何回しても1.4ユーロ!安い!
回数券だと10枚10.9ユーロなのでまとめて購入し友達同士で分け合うとオトク。(回数券なので日をまたがって利用OK)自動券売機でも購入可能。窓口で購入する時は「テン(10)チケット、プリーズ」で通じます。メトロを利用しまくる場合は1日〜5日乗り放題券がゾーン別にあるのでそちらがオトクかも。
メトロは便利なんですが特に混雑時スリに注意!
しかし、素敵というか驚いたのが、メトロ車内の中でアコーディオン弾きに出会えたこと。扉がシャーっと開くと、列車へようこそと言わんばかりに極上の笑顔と演奏で迎えられ・・・。誰も変な顔をせず、にこやかなムードが漂っているところがパリなんだなぁ。
※自動券売機は、小銭しか入らないことがほとんど(まれにお札を利用出来る券売機もある)。窓口は混むので急いでいるときは小銭を用意しておいた方が良いです。
※1度だけチケットの検査が駅改札付近でありました。きちんとメトロチケットを購入しているかどうかのチェックです。もし、チケット持っていなかったら罰金を支払うのでしょうね。パスポートの提示も求められ、結構ピリピリした雰囲気でしたよ。チケットは改札を出るまで無くさない様にご注意を! -
9/15(金)早朝早起きして憧れのモン・サン・ミッシェルへ。しかし、あいにく曇&雨で少し残念。
パリからの交通手段はレンヌを経由する場合とサンマロを経由する場合があります。乗り継ぎの良さを考えると現時点ではレンヌ経由がオススメ。パリ⇔レンヌ(列車)、レンヌ⇔モン・サン・ミッシェル(バス)になります。パリ⇔レンヌの列車の本数があっても、バスの本数が少ないのでレンヌで結局待つ事に。
バスのHPにパリからの連結時間もまとめて載っていますのでご参考下さい。
http://www.keolis-emeraude.com/en/
(MONT ST MICHELタブを選択。Download the Timetablesをクリック。)
◎モンパルナス駅8:05発→レンヌ10:20着(TGV)
レンヌ11:08発→モン・サン・ミッシェル13:00着(バス)
◎モン・サン・ミッシェル16:45発→レンヌ18:15着(バス)
レンヌ18:35発→モンパルナス駅20:40着(TGV)
※2009年1月25日現在は上記のスケジュールは変更になっています。正確な時間はバスのHPでご確認下さい。
※フランスレイルパス所有者はTGV2等指定料金とバス代金セットで片道13.1ユーロ×往復料金。
※レンヌのバス停はSorite Nord(北出口)を出て右へ進んで行くとあります。
※バスの席は無指定。ちなみにバスは立って乗れないので、座席がいっぱいになれば置いていかれるようです。早めに並んだほうが良いですよ。(置いていかれた人がいました。なら全て座席指定にして販売を打ち止めにしたら良いのに〜と思ってしまった。)
※モンパルナス駅はオステルリッツ駅よりもかなり大きい。窓口も沢山あるけれど早朝はOPEN数が少ない。モンパルナス駅で往路7:05発のTGV席を購入しようと思ったら、15分前で販売ストップするらしく、購入出来なかった。 -
9/16(土)本日は朝一番にベルサイユ宮殿へ。まだまだ工事中なので一部足場が組まれている状態でした。しかし、噂どおり広い!相当歩きます。半日では足りないです。そして入場料高い!
私達はRERを利用。VERSAILLES-RIVER GAUCHE駅下車。徒歩で600m。パスは使用せず。アンヴァリッドから乗って片道2.7ユーロ。
メトロからRERへと乗り継ぐ場合、必ず乗り継ぎ駅でRERのチケットを購入すること。メトロの切符で黙ってRERに乗ることは出来ても改札を出ることは出来ません。通常メトロの出口ではチケットを通しませんが、ここでは改札を出るときチケットを通します。自動改札出口で無人でした。 -
ベルサイユ宮殿より戻り、クリニャンクール蚤の市へ行ってから、その後モンマルトルへ。私はこの界隈の雰囲気がパリの中で一番好きです。物価もまだ安い気が。
翌朝マルシェに寄り、ロワッシーバスでシャルル・ド・ゴール空港へ。(空港はやはりとても混んでいた。)午後、パリを出発。帰国の途へ。
フランス初心者からフランス初心者の方へ向けての旅行記でした。経験日数が少なくあまり大した情報ではないですが、何かご参考になれば。。旅行情報は常に流動的ですので情報が有効になる期間は長くはないですが、アクセス面で少しでもお役に立てることがあれば嬉しいデス。
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この旅行記へのコメント (6)
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- ひよこ@ぴょこさん 2018/03/14 22:08:54
- はじめまして
- サンシルラポピーに行きたいと思い
色々と調べるうちにこちらの旅行記へおじゃまさせていただきました。
現地プライベートツアーも考慮していたのですがやはり超高額で、どうしようかと悩んでいたのですが詳しいバス停の位置までも記載されていてとても参考にさせていただけました。ありがとうございました。
うぅーん。
なんとか頑張ってみようかな(笑笑)
- ぼすとんばっぐさん からの返信 2018/03/18 02:32:37
- Re: はじめまして ひよこ@ぴょこさん
- 旅行記を読んでいただき、ありがとうございました!
返信が遅くなり、すみませんでした。
サンシルラポピー、個人でも大丈夫だと思いますよ。
私の旅行記の情報が随分前だったので、SNCFのHPからバスのスケジュールが今でも検索出来るのかをやってみたのですが、ヒットしなかったので、ミディピレネー地方周辺の観光案内をしているサイト(http://www.mobimipy.fr/)にPDFで載っていましたので、勝手ながら、転記致します。(旅行手配をしていた者のサガです。不要でしたら、流してやって下さい。)
「HORAIRES D’AUTOCAR 2018 LIGNE910」
(カオール~サンシルラポピー~フィジャックを結んでいるライン910のバス)
★2017年12月10日~2018年12月8日までのスケジュール
※最寄りのバス停留所が、ほんのわずか、村に近い方向に1つ増えていました。
※国鉄駅は、カオールが一番近いです。
※フィジャック駅~Saint Cirq Lapopie Rive droiteの乗車時間は1時間ちょっとです。
※バス運賃は4~6€。
◎Cahors-SNCF(国鉄カオール駅)発→Saint Cirq Lapopie Rive droite(サンシルラポピー最寄停留所)着
<平日>
6:00→6:41 /9:00→9:45 /12:30→13:10 /
17:30→18:13 /18:40→19:28 /20:20→20:59(金曜は21:00)
<土日祝>
6:00→6:41(土曜)/9:00→9:45(土日祝)/
12:30→13:10(土曜)/14:17→15:01(日祝)/
18:00→18:38(日祝)/20:20→21:00(土日祝)
◎Saint Cirq Lapopie Rive droite(サンシルラポピー最寄停留所)発→Cahors-SNCF(国鉄カオール駅)着
<平日>
5:59→6:40(月曜)/6:41→7:25(Cajarc Stade発)/
7:17→7:57 /10:38→11:19 /14:18→14:57 /
18:28→19:04 /19:08→19:47
<土日祝>
7:17→7:57(土曜)/10:38→11:19(土日祝)/
14:18→14:57(土日祝)/17:03→17:41(日祝)/
18:28→19:04(土曜)/20:59→21:39(日祝)
cahors Tour-de-Faure bus timetableとyahooで検索したら、
horaires - MobiMipyのPDFファイル項目がすぐに出ました。
行くことがお決まりになりましたら、景色を楽しんで来て下さい!
-
- クッキーさん 2012/01/28 20:07:08
- フランス初心者にとって心強い旅行記です
- はじめまして、ぼすとんばっぐさん
ふとしたはずみからフランスのコンクやサルラに心惹かれてしまいました。
個人旅行では非常に行きにくい、レンタカーがベスト、などと云う情報が飛び交う中で、ぼすとんばっぐさんの旅行記に行きつきまして、非常に感謝しております。
まだ実現のめどはたっていないのですが、来年の旅行の実現を夢見て、計画を練っているところでした。
列車の時刻や、交通事情などが詳しく書かれているので、とても参考になります。
タクシーも含めて検討したら、何とかなるかも・・・と思えてきました。
年令が年令だけに、ぼすとんばっぐさんのような、筋トレ旅行はできそうもないので、一日一都市でもいいかな・・・と。
これからもたびたびお邪魔させていただくと思いますので、よろしくお願いいたします。
by クッキー
- ぼすとんばっぐさん からの返信 2012/01/31 02:03:49
- RE: フランス初心者にとって心強い旅行記です
- はじめまして、クッキーさん☆
旅行記を読んでいただき有難うございます。
投票とフォローもしていただき、ありがとうございました!
フランス旅行記でお役に立てる情報があれば、嬉しく思います。
ツアーではなく個人旅になると、情報を調べるのが結構大変ですよね。まず、どういう交通機関があるのか、から始まり、直接サイトはどこだ、時間は・・・と、苦戦した記憶があります。でも、旅行がスムーズに行くと何だか達成感が湧いてきますよね^^
フランス、コンクは憧れたまま行けていませんが、サルラはおすすめです!昼も夜も良かったですよ♪私の場合は欲張りすぎて弾丸ツアーになってしまいましたが、1日1都市ぐらいが丁度良さそうな気がします。
また、是非、覗きに来て下さい。今後ともよろしくお願いします。
ぼすとんばっぐ
-
- tomo4715さん 2006/11/13 20:54:45
- 初めまして
- ぼすとんばっぐ様
初めまして。tomo4715と申します。
「フランス鉄道の旅 アクセス編」楽しく読ませていただきました。
荷物を持って観光するところに自分の姿を重ねてしまいました。
私の荷物は、リュックとサブバックで大体12,3キロになってしまうのです
が、交通機関がないところで一人荷物を持って歩き続けてると、修行僧の
ような気分になります。
友達からは、私の荷物を見て、「海外にトレーニングに行ってるの!?」と
いわれます。(友達は、キャリーバック派ばかりなので)
ツアーではなくフリーで旅行に行くようになってから、リュック派に
なったのですが、旅を始めたころは、1時間も歩けなかったのですが、最近
では、2時間くらい大丈夫になりました。
それを超えると、腰にきますが。。
またゆっくり遊びにきます。
- ぼすとんばっぐさん からの返信 2006/11/13 23:30:52
- RE: 初めまして
- tomo4715 様
ご訪問していただき、有難うございます!大荷物を持って歩き続けると本当に「修行僧」という気持ちになりますよね。私は長時間荷物を持ち続けて移動するという経験に乏しく、いつもボストンバッグを担いで旅をしているのですが(今回は完全にコインロッカーを当てにしていた)、この旅では本当にリュック又はスーツケースの必要性を感じました。それにしても10kg以上の大荷物を背負って2時間も歩けるって凄いことですよ!もー実感して言えます。(私は30分で限界が..。情けない。)
tomo4715さんの旅行記にもまた訪問させて頂きますね―♪
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