～チェスキー・クルムロフ　世界で最も美しい町～　ちょこっと、チェコ旅行

2006/06/26 - 2006/06

チェスキー・クルムロフ　Cesky Krumlov　
中世の町並みそのままの本当に美しい可愛らしい町です。
ユネスコの世界遺産に登録され、世界中に紹介された事で、数多くの観光客を魅了しつづける町です。
観光化されすぎているのでは？という不安もありました。
そんなことでこの町の魅力がおとろえるなどという事はありません。
宝石のような小さな町、チェスキー・クルムロフなのでした。

エリア チェスキー・クルムロフ(チェコ)

チェスキー・クルムロフのバスターミナルは旧市街から徒歩５分ほどの丘の上にポツンとありました。
蒸せるような暑さの中、バスをおり、
まずは、明日プラハへ帰るバスの切符を買いました。
切符売り場のようなものはないのですが、プラハ行きのバスチケットは、バスターミナルの小さなタバコ屋さんで売っているという表示がありました。

明日のお昼１２時発の指定席を買っておけば気が楽です。
実際、翌日、タバコ屋は「お昼休み」で出発直前にチケットを買うことは不可能でした。
ほぼ満員バスで座れない乗客もおりましたので、時間の決められる人は前日バスのチケット買っておいたほうがよいです。

数分坂を下ると、おおっ、チェスキー・クルムロフの町が一望できます。
なんてカワイイ町なんでしょう。
旅の疲れも吹っ飛ぶ景色でした。

本日のホテルは、

HOTEL　RUZE

なんと！☆５ホテルです。
オンシーズンなので、４〜５万円のホテルなのですが、
ホテルクーポンで、２０６００円朝食込みででていたので、一泊思い切ってとまっちゃいました。

クーポン会社から
「このホテルはシャワーのみのお部屋もありますので、ご了承下さい。」
とメールが来ていたので、

「バスタブ付きの景色のよいお部屋にしてね☆」
とホテルにメールしておきました。
希望通りのよいお部屋でした。

家具も全てアンティック調で揃えているとのことで、
なかなか中世の町にふさわしいホテルではないかと？

ホテルの玄関をでて、すぐ、チェスキー・クルムロフの町を一望できるテラスがありました。

ここでしばし、記念撮影タイムです。

ふと足元に目をおとすと、
一段下がった民家の裏庭でニャンコがくつろいでおりました。

チェコの第一ニャンコ発見！です。

中世そのままの町を保つ為には、
京都の美観地区のように、町並みを荒らさないように気を付けながらの、
住民の皆さまの日々の生活があるのだろうと、しのばれます。

町の細い路地から、
チェスキー・クルムロフ城の塔が望めます。
高い塔というものは、おそらく町のどこからみても見えるように権力者の威光を示すように高いのでしょうが、
このような所から塔がみえると、
不思議な気がしますね。

旧市街の中心地、
市庁舎もある、
スヴォルノスティ広場です。

ホテルやレストランがいくつかあり、静かな町ながらに観光客も集まり賑やかです。

これだけの観光地ですから、
クラフト系のお土産ものやさんが多く、
ディスプレーをみているだけでも楽しいです。

ネコの陶器を扱うお店、

クマグッズ屋さんもあります。

動物モノ・・・
こういう町でみるとつい買いそうになっちゃいます。
目移りしますわ。

お城まで、もう少し、、

城下町だけあって、門が多いのですが、

赤い門をくぐると、、

お城の敷地内に入ります。

お城の敷地、外堀でまず出迎えてくれるのが、

熊です。

いつの頃からか、お城の外堀には熊が飼われているとのこと、、
です。

第一の中庭の左手に塔の入り口があります。

夏期は１７：３０までの入場とのことで、時間ぎりぎり、本日最後の入場者としていれてもらうことができました。

ラッキーです。

塔の内側から外堀を眺めると、

熊さんが。

ナルホド、さっき私達が熊をみていた道の真下に熊さんのお家があるのですね。

熊係さんが、エサをくれる時間らしく、

２匹揃って、檻の前から動きませんでした。

ガイドブックには４匹って書いてあったのですが、
今は２匹しかいないようです。

足元を気を付けながら登っていくと、、

大きな鐘がありました。

もうすぐ、テラスです。

塔の上からの景色は

絶景。

チェスキー・クルムロフの町が一望です。
町のどこからも見える塔ですから、
この塔からは町中が見える・・・

当たり前なんですけどね。
塔の入場時間に間に合って幸せでした。

３６０度のパノラマを楽しみましょう。

チェスキークルムロフの町は、お城の方から見ると
ヴルダヴァ川の蛇行が
丁度、一周町を取り囲んでいるので、
赤い屋根瓦の家々と緑に
どちらをみても
川がコントラストを添えます。

この町一番の巨大建造物はもちろん
チェスキー・クルムロフ城。

私達が泊まっている

HOTEL　RUZE

と、さっきこちらの景色を楽しんだテラスも見えます。

どちらを向いてもでるのは歓声。

あまり私達が降りてこないからでしょうか？

とうとう戸締まりする時間になったらしく、係りのお兄ちゃんが塔に登ってきました。

お兄ちゃんは、
塔のどこかに人が残っていないか確認しながら私達の後をついて降りていきます。

こういう几帳面な作業を見ているとチェコの人はドイツ人に近いんでしょうね。

お疲れさまでした。

ボヘミアの森は狩猟文化、

鹿のレリーフはめずらしくないけど、
こちらは熊さん。

お城本館の
第二の中庭。

ぐるりの建物の壁画が見事でした。

お城の回廊をめぐって、坂の上へと登っていきます。

城壁越しに望む旧市街、
絵はがきみたいにカワイイです。

このショット、ガイドブックや、旅行記でもよく見かけるのですが、
ついつい私も撮ってしまいました。

シャッター押したくなりますよね。

ここがチェスキー・クルムロフで一番高いところから塔もふくめて見下ろせる地点かな？と思います。

頑張って坂を上った人へのご褒美ですね。

坂を上りきった頂点には、

お城の庭園があります。

広大な庭園では「リスが遊んでいる」という情報があったので
期待していったのですが、、、

リスはいませんでした。

ふうっ・・暑い。

そろそろお腹もすいてきたし、、、

坂を下って帰りましょうか。

今日の夕御飯は、

チェスキークルムロフの町のビール醸造所、
エッゲンベルグ醸造所のレストランへ
・・・

と、歩いて行きました。

ん？あの門は
ブディヨヴィツェ門、ちょっと行き過ぎたかな？

ようやく辿りついたレストランですが、、

年中無休の筈なのに、

なのに！！！

なぜか閉まっていました。

奥のバーのみ営業中・・・
でも
みんなテレビのサッカーに夢中で、、、
折しも、
ワールドカップ、イタリア戦の真っ最中？だったようで。

まさか、レストランの臨時休業もワールドカップのセイ？？

がっかりするくますけの図・・・。

気をとりなおして、

やはり　エッゲンベルグ　Eggenberg　の
ビールの飲めるレストラン

ホスポダ・ナ・ロウジ
Hospoda　Na　Louzi

へ行きました。

チェコのレストランは、、
それぞれ契約しているビール会社があるようで、
表にビールの銘柄のステッカーが貼ってあったりします。
大抵、その一銘柄のみしかないようです。

日本のように、
「アサ○とキリ○どっちしましょ？」
はないようなので、、、

飲みたい銘柄のビールがある場合は気を付けましょう。

ビール♪
ビール♪

ライトとダークをそれぞれ頼みました。

う、美味いっ！

これは、悪魔の水だ〜っ！！
くますけ狂喜乱舞

のどごしがよく、美味しいビールでした。
その土地で飲むのはその土地のビールが一番美味しいのでしょうね。

夜、寝る前にもう一杯飲みたくなって、
壜ビールわけてもらいに行きました。

この町のビールの値段ですが、
ホテルの冷蔵庫の２５０ｍｌ５０コルナは論外として、

酒屋さんで、冷えてないビール５００ｍｌが１５コルナ、
冷えているビールが３０コルナ、
このレストランでジョッキ一杯２２コルナ、
壜ビールが２８コルナでした。

ちいさなお店なのですが、

チェコ料理の典型的なものは一通り揃っていて、


まず、頼んだのは
絶対食べてみたかったのです。

「チーズのフライ」

サックサクの衣を割ると
チーズがトロ〜リ。

チーズ好きにはたまりません、くせになりそう、、、。

「　鯉のカレー風味、エダムチーズ焼き　」

鯉はチェコではクリスマス料理なそうですが、
鯉の蛋白な味と、カレー粉にチーズ、
美味しくない訳がありません。

ここで出会えてラッキーでした。

定番といえば定番の

「　グラーシュ　」

これも食べたかったんですよね〜。

グラーシュはそれぞれレストランや家庭によって
こだわりがあって、
微妙な違いがうれしいですね。

メニューのチョイスも完ぺき！
お店のお姉さんもかわいくて親切で、、

ビール、どれだけ飲んだかなあ？

御機嫌な夕食になりました。

日がとっぷりと落ちた頃、

ホテルの中庭では、
巨大なチェス盤に挑むお嬢さん達がいました。

この町には、こんな光景がよく似合います。

ホテル前のテラスから夜景を望みます。

昼間と同じ光景なのに、
いつか絵本で見たような、
静かな夜の光景でした。


今日も楽しかったです。
おやすみなさい。

この旅行記へのコメント （12）

• Ｄ＆Ｔさん 2006/09/06 00:13:53

  いつか・・・。

  私たちもアジアの皆さんばかりではなく
  ヨーロッパのわん・にゃんたちと
  触れ合ってみたいもんです〜。
  
  本当に可愛い街並みですねー。
  チェスキークルムロフの町。
  わかっちゃいるけど、ガイドブックに載っていた
  「あの風景」がそこにあると、
  やっぱり自分で撮ってみたくなるもんですよね〜。
  
  何気ない夜景、この写真が、私のお気に入り♪
  この風景を眺めながら、旨いBEERを
  のーんびり飲みたいですわん。
  あ、つまみにチーズフライ、お願いします。笑。
  
  そうそう、先日はお祝いmessageをいただき
  ありがとうございました！
  お礼がおそくなりまして、スミマセン。
  
  そろそろ坊ちゃまプロフを秋バージョンにせねばっ！
  いいタルタル具合の写真が撮れるといいなぁ〜(^^ゞ
  
  
  
  
  
  

• おでぶねこさん 2006/09/04 21:44:29

  大好きチェスキー。

  ねんくすさん。はじめまして。
  チェスキー・クルムロフ ほんとうに美しい街ですねェ〜。
  
  ４年前の夏ににプラハを訪れました。
  ぞくぞくっとさせられる不思議な魅力の或る町でした。
  今度は冬のチェコに・・・。そう思いながらなかなか
  足をのばせずにいましたが、
  満を持して、今度の冬に再訪します！！！
  前回行けなかったチェスキー・クルムロフ にも
  足をのばそうと思っています。
  ねんくすさんの素敵な旅行記を拝見して
  ますます決心が固まりました。
  ワクワクが高まってきました。
  
  またお邪魔しますね。
  
  　おでぶねこ
  

  ねんくすさん からの返信 2006/09/10 15:30:21

  RE: 大好きチェスキー。

  おでぶねこさん♪
  こんにちわ。
  せっかく書き込みいただいていたのに、すんごい亀レスになってしまいました（汗）。
  申し訳ありませんっm(..)m
  
  チェスキー可愛い素敵な街ですよね。
  歩いてまわれるあのサイズもＧＯＯＤです。
  冬にいかれる予定なのですね。
  良いなあ、、、
  私も叶うことなら春夏秋冬制覇したいです。
  
  今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

• acquamarinaさん 2006/08/26 22:33:35

  なつかしいです！

  ねんくすさん、はじめまして。
  チェスキー・クルムロフは10年程前に英語のできる友人と個人旅行したときに立ち寄りました。その頃は東欧ツアーなどほとんど無くビザを取るのに大使館を右往左往して大変だったのを思い出します。
  初めての海外旅行で旅行慣れしている友人に連れて行ってもらった感じだったのでどこに泊まったかもうろ覚えでしたが、旅行記を拝見して思い出しました。HOTEL RUZE！確か修道院だった建物ですよね？壊れそうなエレベーターがあったのを覚えています。
  変わらない景色がなつかしいです。ステキな街ですよね。でも、熊がいたとは驚きです。行ったのは冬だったので冬眠中だったのでしょうか・・・。
  写真を拝見し、もう一度（今度はデジカメ持参で）行きたくなりました！

  ねんくすさん からの返信 2006/08/29 22:51:46

  RE: なつかしいです！

  そうそう！！
  東欧、ビザ必要で、、大変でしたよね〜（遠い目〜）
  ねんくす、初めての東欧で、係りの人がトランジットと滞在用のビザ間違えて、生きて帰れるのか、ハラハラドキドキの旅をしました。
  今回はそれ以来のチェコでしたので、その時のギャップとが嬉しいような哀しいような、、、。
  
  そうです！修道院だったホテルですよ、RUZE。
  泊まられましたか、、。
  私達にとっても、チェコ再発見の旅でした。
  
  By the way,
  お母様とイタリア旅行いかれる予定なのですよね。
  私、母をつれて、ベルリンへ行った帰り、なんと！！ベルリンからアムステルダムへの乗り継ぎ便が欠航になり、真っ青になった事が、あります。
  旅行って旨くいって当たり前、多少のトラブルは思い出になるって、、、みなさんおっしゃいますが、、（苦笑）
  旨くいかなかったときの覚悟は、やはりしていても損はないかなあ、、と思ったりもします。。
  
  今後ともどうぞよろしく〜です。
  
  
  

• ルシェルさん 2006/07/30 01:30:33

  くますけさん

  ご無沙汰してます。
  くますけさんのビールを両手に狂喜乱舞、なんだか想像できますね･･･＾＾;
  そして、久々にくますけさんを拝見して懐かしく思い、思わず「元気？」って声かけしてしまいました!!
  
  にしても、チェコのお料理たちはとっても美味しそうですね。
  旅行記を拝見していると、お腹が空いてきちゃいます♪
  そして、クマにドーナツって･･･。
  私はドーナツが大好きなので贅沢？な気もしないでもないですけど。
  
  

  ねんくすさん からの返信 2006/08/03 08:40:26

  RE: くますけさん

  ルシェルさ〜ん！
  国外脱出無事果たしてらっしゃるかしら？
  
  くますけさんも、お城のくまさんと同じく今日も元気に
  しっかり食べてます♪
  
  そちらのドーナツ事情は如何でしょうか？
  やっぱりアメリカ風のドーナッツが主流なんでしょうか。
  どこで暮らしても「しっかり食べる」は
  元気の基本ですよね。
  美味しいモノ、探してくださいね。

• haidiさん 2006/07/26 00:48:19

  地の黒ビールが飲みたい〜

  今晩は〜ねんくすさん！
  本当にきれいな可愛い街ですね〜お城の塔が美しいですね！
  
  ほ〜チェコのレストランではまず飲みたいビールを決め手からレストランを
  選ぶといった感じですかね〜！＾＾（笑）
  黒ビール美味しそう〜
  実は先日、ちょこっとフランクフルトに行ってきたのですが〜
  黒ビールを逃してしまいました〜。。。。。無念。。。普通のビールだけ。
  
  ねんくすさんの’８９はチェコでしたか〜私は初海外で’８９・１月、
  やっぱりイタリアでした〜
  イタリアも変わりましたね〜
  特に当時のフェレンツェはとても印象深かったです、
  閑散としてて、しっとりしていました〜今は騒がしいですね。。。。
  

  ねんくすさん からの返信 2006/07/26 18:53:49

  RE: 地の黒ビールが飲みたい〜

  黒ビール美味しいですよねえ。
  プラハでは黒ビール専門のレストランにも行きました。
  フランクフルトで出会えなかったのは残念でしたね。
  イタリアはやっぱりワイン！ですものね。
  
  そうですか、
  haidiさんの初海外は８９年イタリアでしたか。
  どうりでイタリア年期がはいっている筈、、、。
  フィレンツェもかわってるのですね。
  そういえば、私も初めてフィレンツェに行った時は、
  まだ通貨が「リラ」でしたものね（汗）
  
  

• いのうえさん 2006/07/23 19:34:27

  チェスキー・クルムロフの町は可愛い

  いのうえです。
  
  　これはとても可愛い街ですね。旅サラダの時の画像を覚えてないので（汗
  それにしても色と形がいいですよねぇ。熊を飼っているっていうのも本当に面白く読ませてもらいました。
  

• naniwa ladyさん 2006/07/22 09:17:23

  おはようございまーーす8(*^o^*)8サザエ。

  チェコ、見せていただいています。ほんと可愛い街ですね。ドイツやオーストリアとも似ているけど、ちょっと違う。メルヘンチックです。熊もいるんですね。オドロキです。ではまたまた。。。ご主人のお面も可愛い！！

  ねんくすさん からの返信 2006/07/22 12:59:41

  RE: おはようございまーーす8(*^o^*)8サザエ。

  naniwa ladyさん　毎度〜♪
  ん？初めまして〜かしらん？
  
  そうなんですよ。チェコ、ドイツ、オーストリアと似ているようで、味わいが違ってチャーミングな国ですよ。
  ヨーロッパは小さな国が地続きで、独自の文化を築きつつも混ざり合うところもあり、
  いつどんな旅をしても新たな出逢いが楽しいです。
  
  ねんくすも大阪府下在住ですので関空組さん同士、仲良くして下さいませね。