さよならＹＳ１1の旅１日目

2003/08/31 - 2003/08/31

エアーニッポンのＹＳ１１が引退するとのことで、その最終日に北海道へ向かいました。

エリア 女満別・美幌(北海道)

北海道の千歳空港までは、現在曜日運航で徳島からJASの直行便が出ています。直行便があるのと、たまたまバーゲンフェアをやっていて、片道１００００円で行くことが出来るので、YS11に乗りに行こうという話になりました。

YS11の最後の運航区間は千歳−女満別間です。１日３往復しているうちの、２便目の女満別行きに乗ることにしました。予約の時はなかなか予約が入らなかったのですが、キャンセル待ちをしてなんとか予約することが出来ました。

搭乗口の前ではセレモニーという程の規模ではないものの、多数の係員が並び紙袋を多数用意しています。あの紙袋を貰えるのかなと思いながら、搭乗口近くのソファに座って時間が来るのを待ちました。

出発時間が近くなると、搭乗案内が始まりました。搭乗ゲートの両側には係員の人がたくさん並んでいて、その間を通るのは少し気恥ずかしいものがりました。ゲートで渡された紙袋の気になっていた中身は、「さよならＹＳ１１」の文字が入った日本酒と一合升でした。

エアーニッポンの女満別行き９９７便はボーディングブリッジからの搭乗ではなく、バスで移動しての搭乗でした。

バスを降りたすぐ横には、空港の敷地の外からフェンス越しに見物している人がたくさんいました。この路線に乗るのは初めてなので、この場所が普段も駐機している場所なのか、特別に外からでも見える場所に駐機したのかは分かりませんが・・・

僕も人の事は言えませんが、バスを降りてそのまま飛行機に乗る人はひとりもいません。全員がカメラを構えて写真を撮っています。

夢中で写真を撮る人が多く、みんななかなか飛行機に乗り込もうとしません。そのうちにしびれを切らしたと思われるパイロットの人から、「もう出発しますよ！」と声を掛けられました。

飛行機に乗り込む前には、地上係員の人に機体をバックに写真を撮ってもらいました。

僕達も散々写真を撮ってから、飛行機に乗り込みました。入り口のドアには「さよならＹＳ１１」とマーキングがしてありました。

中に乗り込み席に着きました。窓際の席で、丁度エンジンの真横の席です。

この便は通常の定期便なので、ＣＡによる救命胴衣の説明も普通に行われました。普段こんな写真は撮らないのですが、周りがみんな撮っていたので、僕も同じように撮ってしまいました。

飛行機は動きだし、離陸のため滑走路へと向かいます。

千歳空港を離陸し、女満別までは約１時間のフライトです。

航空券を予約する時はキャンセル待ちをする程だったにもかかわらず、実際に乗っているのは定員の約半分でした。

シートベルトサインが消えてからは、周りに乗っている人達と同じように席を立ち、色々なところから写真を撮ってみました。

約１時間のフライトなので、あっという間にシーベルトサインが点灯し、女満別に到着です。着陸前にはサービスなのか、摩周湖上空辺りを旋回してくれました。

女満別空港に到着し飛行機から降りると、地元のテレビ局が取材に来ていました。「ＹＳ１１にどんな思い入れがありますか？」と聞かれましたが、「初めて乗った飛行機がＹＳ１１だった。」ぐらいの事しか言えませんでした。

飛行機を降りた後も、乗る前と同じようにほとんどの人が写真を撮っていました。

僕達が乗ってきた便は、そのまま折り返しの９９３便として千歳に向かいます。僕達は片道だけの搭乗なので、ここからはレンタカーで移動です。