2006/05/04 - 2006/05/05
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kyon2 and ku-さん
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金門島は九竜江河口の廈門湾内に位置し、金門本島・烈嶼(小金門)など大小12の島々からなり、総面積は約150平方km、西は廈門中心街まで約10km、東は台北まで約300km。台湾本島とは異なり、列強の植民地となることなく、古代から清代そして中華民国時代と、典型的な福建東南部文化を色濃く残したまま、現在に至っています。国共内戦の最後の戦地となった金門島は長らく(戒厳令解除後も)軍政が敷かれていましたが、1992年末にようやく解除されました。
人は通常、戦地と聞くと美しい景観が失われ、荒涼たる土地が広がっているかのようなイメージを浮かべてしまいます。しかし金門は、もともと植物の生育にとって厳しい自然環境にある上、明末の鄭成功の時代に木材を切り尽くして軍船を作ったため、島は丸裸かになり、長い間草木を育てるのが難しい状態が続いていました。砂や小石が飛び交い、住民は苛烈な気候の元での生活を強いられていたそうです。
そのような自然環境で簡素な生活を送っていた住民の方々は、土地の守り神である「城隍」や海の平安を守る「媽祖」、観音菩薩など、道教と仏教に同時に熱い信仰を寄せてきましたが、中でも「風獅爺」は自然信仰が生んだ風の神で、金門独特の文化です。
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こちらの水頭7号民宿に泊まって、1泊2日の駆け足でしたが、すてきな仲間たちと金門の文化と自然そして歴史に触れあう旅に行ってきました。
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廈門開港(1842年)以来、数多くの金門人が東南アジアを中心に移民として渡っていきました。金門の人口約5万人に対し、各地の金門華僑の方々は約30万人といわれています。
成功した金門華僑は競うようにして故郷に邸宅を建てました。伝統的な福建様式の三合院居宅と混在して、このような「洋楼」が各地に見受けられます。
(7号民宿のお隣り) -
1978年まで砲撃戦が交わされるなど、金門は軍事要塞の島でした。50年代から軍主導で大規模な植林が行われ、現在の金門は緑豊かな「鳥の楽園」の側面も持っていますが、植林は要塞施設のカモフラージュの意味合いがあったようです。
1991年に台湾側から内戦の終結宣言がされ、翌年軍政から民政への移管が行われ、ようやく本島との間で自由な往来ができるようになりました。
廈門を望む烈嶼(小金門)の砂浜
放置された(観光用に?)M41軽戦車 -
これだけ樹木が茂ると撤去は困難なようで、島のところどころに「地雷原注意!」の警告標識が・・・
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基地経済に依存していた金門島は「観光産業」に活路を見いだそうとしています。この子たちの将来のためにも、台湾本島からの観光客・小三通による福建省からの中国人観光客だけでなく、広く海外からも観光客を誘致することに県政府はかなり力を入れようとしています。
小金門の特産品の貢糖工場
(麦芽糖を材料にしたキャンディ)
見学にきた、校外学習の小学生たち -
※※お世話になった方々※※
金門縣政府交通旅遊局
局長:林振査先生
特製・高梁酒 ご馳走さまでした。 -
ガイド:翁敏恵さん
【金門縣政府観光特約解説員】
【観光解説計程車服務團隊成員】
日本語が話せないのだけが、玉に瑕。
金門の歴史・地誌に関する知識は
パーフェクト!
住所:金城鎮民生路60号
電話:866-82-324174
Fax :866-82-320432
基本的な料金:TAXI代とガイド代込みで
半日観光:NT$1,500
1日観光:NT$3,000
http://tour.kinmen.gov.tw/chinese/CP.aspx?sn=506
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六十三號民宿のご主人:蔡租求さん
広東粥・・・美味しかったです。
http://www.kinmen3715.com.tw/index.php -
金合利鋼刃
Mestro:呉棟老師 -
現時点では日本人向けの台北発「金門島ツアー」はありません。
台湾の方向けには、たくさんの旅行社が1泊2日・2泊3日の航空券+ホテル+観光のツアーを販売しているのですが・・・また、公式な日本語ガイドも金門島ではゼロ人です。
今回、わたしたち(9名)は台北の「勝美旅行社」の好意で、航空券と民宿およびガイドの翁さんを確保してもらい、そして参加メンバーの駐妻の方が通訳を買って出てくださったので、内容の濃い旅をすることができました。(くにさん、感謝します)
ただし、各機関のサイトには日本語での情報が詳しく記載されていますし、片言の國語と指さし会話帳が有れば何とかなるのではないかと思います。TAXIの台数も多いですから、交渉になりますが半日or1日単位のチャーターもOK。
※料金の目安 観光解説員資格を持つTAXIの場合で
半日:NT$1,500 1日:NT$3,000
また、時間に余裕があるならば、島内にはバス路線が整備されていますから、これを利用しての観光も可能です。バス利用にプラス折り畳み自転車があれば機動力はかなりUPするかも。
なお、民宿の一部ではMTBタイプのレンタサイクルも用意されているようです。平坦な地形で通行量も少ないので、サイクリングも良いですねぇ。
※レンタルスクーターもありますが、日本発行の国際運転免許証は条約非加盟国の台湾では無効です。万が一、加害人身事故でも起こしたら、しばらく日本に帰国できない事態も想定されますので、ご注意ください。
バス路線図 料金:大人NT$12(均一料金)
http://www.kcbfa.gov.tw/showunit.php?unit=21
バス時刻表
http://www.kcbfa.gov.tw/down/download/200511020509bftime.pdf
小金門フェリー時刻表 料金:大人片道NT$48
http://www.kcbfa.gov.tw/showunit.php?unit=3
日本語での観光スポット紹介例
http://tour.kinmen.gov.tw/jp/photo.htm
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