洋上大学でマニラ・香港へ

1974/02/05 - 1974/02/18

当時、国際的視野のもとに、新しい時代にふさわしい福祉社会建設への道を求めようと洋上大学に参加した、遠く洋上に出て日本を見つめ直すには絶好の機会と位置づけ、また、外洋クルーズの憧れを実現するため参加した。
古いが外洋クルーズの好さを伝えられればと・・・。

エリア マニラ(フィリピン)

今回利用のクルーズ船は「にっぽん丸」１０．７６９トンである。
商船三井客船ＫＫ所有で、当時この種の船では日本最大のものだそうです。
また、未確認ですが南米移民に使われていた「アルゼンチナ丸」を改装して「にっぽん丸」になったとも聞いた船です。

外洋に出ると船内は別世界。
洋上でのルールに従い色々な新しいイベントが沢山組まれ、新しい体験のできることばかりだった。

また、外洋に出て自然の猛威にも驚かされたり、夜空の星を見ながら航海士さんから星にまつわるロマンチックな話が聞けるのもクルージングの好さです。

今回は洋上大学への参加で、船内での研修も多く組まれ、講師陣には作家の俵萌子・中村武志先生や声楽家の関口俊男先生等々が乗り込んでくれました。

フィリピンのマニラに寄航、上陸して観光をする。
マニラではフィリピン最古の石造建築のサン・オーガスチン教会やマラカニアン宮殿・アメリカ無名戦士記念墓地やフィリピンのタクシー(ジプニー)の製作工場などを見学した。

ジプニーとは、日本製の自動車エンジンに派手な原色を使い、飾り物をいっぱいつけて目立つような客席を付けたタクシーと小型バスの中間の乗り物である。