2004/12/24 - 2005/01
93位(同エリア154件中)
イチローさん
いやー驚きました。これがイエメンのサナアです。
空港では女性たちは、ベールで顔を隠したまま、入国審査をパス。
空港から街中までのバスには、腰にジャンビーアと呼ばれる大きな剣を刺した男たちが、大挙乗り込んでくる。
そしてバスを降りて目にした旧市街の町並みに、開いた口が塞がりませんでした。
これぞエキゾチック。これがサナアです。
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サナアの空港からタハリール広場まで、乗り合いバスを乗り継いで40分ほど。バスは早朝から深夜まであり便利です。1人35イエメンリアル(約20円)。
タハリール広場から旧市街に続く路上(写真)は、ミニマーケットになっていて、活気があります。その背景にそびえるイエメンならではの街並みは、強烈なファーストインプレッショでした。 -
タハリール広場から活気溢れるミニマーケット通りを進み、この写真の陸橋を渡ると、いよいよ旧市街に突入です。迷路ようにはりめぐらされた石畳の小道に、伝統的なイエメン建築やモスクがぎっしり詰まっている、どっぷりエキゾチック、イエメンのハイライトです。
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サナア滞在中の前半は、旧市街の真っ只中、伝統的な建物のHOTELタジタルハに滞在しました。ツイン1室15US$。旧市街の悠久のアラビアンナイトさながらの雰囲気にどっぷりつかれます。また、屋上のテラスからの眺めは最高(写真)。鳴り響くアザーンが、旅情を盛り上げてくれます。
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ちなみに、サナア滞在後半は、旧市街を離れ、タハリール広場近くの安宿ホテル・マナハに滞在しました。ツイン1000イエメン・リアル(約500円強)。値段の割りに宿は快適、部屋にテレビもある。旧市街までは歩いてすぐだし、タハリール広場周辺も、商店や食堂などが密集していて、人々の活気溢れる喧騒を楽しめます。
写真は旧市街の夕暮れどき。 -
サナアの治安は非常にいいと感じました。夜の旧市街歩きも安心して楽しめます。迷路のように小道が入り組む旧市街ですが、初めの頃は面喰って、迷いまくっていましたが、2、3日すると、何とか方向感覚が身についてくるものです。
写真は、旧市街のランドマークである、バーバルヤマン門の夜のライトアップ。 -
伝統的な建築物に囲まれたサナアの旧市街。さらにその雰囲気を盛り立てる主役は、そこで生活する人々です。まず、男たち。ほとんどの男は、写真のように腰にジャンビーアという太い剣を刺しています。これがイッチョ前の男の象徴らしいです。
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そしてこれが、ジャンビーア・ショップ。お土産に一つどうだ、と勧められましたが、そんなもの持って飛行機に乗ろうとしたら、もめちゃうんだよ、普通。
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そして女性たち。ご覧の通り。イエメンでは子供以外、ほぼ顔を隠しています。体型や目つき、そぶりからしか、その人なりをうかがえません。驚くかされたのは、サナアの空港では、マスクをしたまま女性たちが入国審査をパスしてたこと、パスポートの写真はどうなっているなか、入れ替わりしてたらどうするのか。中身が男性でも、このイデタチじゃ判別不能ではと、余計な心配してしまいます。
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不思議なのは、マーケットには華やかな女性のドレスや化粧品が山と売られていること。街中でドレスを着たり、顔を出した地元の女性をみることはありません。
いつそんなお洒落をしているのか?誰に見せているのか? -
物価も安く、人もよい。サナアは非常に過ごしやすいところです。散歩に疲れたら、チャイ(10イエメンリアル:5円強)やフルーツジュース(30〜50イエメンリアル:20〜40円)のグラスを傾けながら、休憩がおすすめです。
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食事も安くておいいしいものがいっぱい。
特にサルタと呼ばれる野菜煮込みの石鍋料理や、紅海であがったと思われる魚のフライなどは、とても美味しかったです。付け合せのチャパティも、食感を楽しませてくれます。1人前150〜200イエメンリアル(100円〜150円)前後。 -
旧市街の建物の中で、大きな石臼をひくラクダの姿を発見。目隠しをして、狭い部屋の中をぐるぐるとけなげに、まわっていました。
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前評判通り、イエメンは首都でありながらサナアが最高でしたが、その他の場所も行きました。
・シバーム、コカバーン、スーラへは日帰りで。スーラの旧市街は、サナアとは趣がことなり、石のような荒いレンガ造りの街並みがいい感じでした。スーラからコカバーンまでは、急斜面をかなり登りました。炎天下でへとへとです。景色は良かったですが、コカバーンの街自体は特記するものはありません。
タハリール-アルジャーマ(15YR)、アルジャーマ−シバーム(150YR)、シバーム−スーラ(50YR)。いずれも片道1人あたり。
・写真はワディ・ダハールのロックパレス。ここも日帰り。ロックパレスはなかなかです。入場料は高く感じましたが、庭や中からの景色も綺麗でのんびりできます。サナアからも近く気軽に日帰りできるので、おすすめです。
タハリール-アルジャーマ(15YR)、アルジャーマーワディダハール(50YR)、ワディダハール−ロックパレス(15YR)。いずれも片道1人あたり。ロックパレス入場料1人500YR。 -
シャハラ、ハッジャ、アムランにも行きました。こちらはツアーのみしか許可(パーミッション)されないということで、他の旅行者とシェアして車を手配して2泊3日で行きました。ツアー料金は3人で300USDほど。
・シャハラ
かなりの悪路を、途中ピックアップトラックの荷台に乗り継いで、山の頂上にある集落へ向かいます。トラックの荷台は、結構体力を要します。途中、ベールで顔を隠して農作業をする女性たちが印象的でした。
シャハラ村の方はまあまあ。標高が高いだけあって、眺めや夜の星空はなかなかです。
・ハッジャ
街の雰囲気はステキです。段々畑が続く景色をゆっくり楽しめます。
写真は、サナアです。ツアーから帰ってホット一息。やっぱりサナアが一番落ち着きます。
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