DM講習@モアルボアル&卒業旅行@ドゥマゲッティ

2003/02/22 - 2003/03/18

■大学4年の終わりに初めての海外旅行で，単独でモアルボアルのダイビング店で25日間ダイビングガイドの講習を受けて、仲間と合流後ドゥマゲッティで3日間ファンダイブしました。講習中もファンダイブ中もダイビング漬けで水中カメラも無かったので、残念ながら僅かな陸の写真ばかりです。■行程は陸路中心で，マクタン空港→モアルボアル→セブシティ→(リロアン)→ドゥマゲッティ→(リロアン)→セブシティ→マクタン空港です．急いでマクタンからモアルボアルまで，タクシーで夕方過ぎに移動したのは安全の上でもホテルを取る上でも失敗でした．そこだけ反省です．あとは多少辛くても経済的に許せます．■初めての海外旅行の割にトラブルが少なかったのは単に運が良かったのでしょう．講習以外の準備はしたつもりですが，不十分でした．準備不足からくる心残りと最高に楽しかった思い出が，また行きたい気持ちを誘います.

エリア セブ島(フィリピン)

[パナグサマビーチから見たペスカドール島]■パナグサマビーチはモアルボアルの海側に出た部分の西岸に南北に伸びたビーチです。今回はここのOcean Globe Diving Shopにお世話になってダイビングガイドの講習を受けました。■写真手前がビーチです。海の色の変わり目がドロップオフ(急に深くなる崖)で、ビーチに沿って続いています。それに沿ってダイビングポイントがいくつかあり、店のマークにも入っている亀がよく見れます。■写真中央の船は、店で使っているバンカーボートとほぼ同じ型のものです。このときちょうど店ではバスのエンジンを転用した新しい2台目のバンカーボートを作っていて、最終日間近に就航しました。■さらに沖の島が、パナグサマビーチの南西に浮かぶペスカドール島です。一番の人気ダイビングポイントでイザリウオからホワイトチップまで、好みに応じて楽しめます。運がよければ往復中イルカも出現します。

[パナグサマビーチの軒並]■パナグサマビーチのメインストリートはビーチ沿いに続いて、ダイビング店のほか、ホテル、レストラン、雑貨屋、土産物屋などが両脇に並んでいます。写真は海側にせり出すレストランです。■朝は前日に雑貨屋で買ったパン(甘いものが多い)、昼は食堂(出来合いを鍋やタッパーから選ぶタイプ)、夜はレストラン(シーフード＞チキン＞ポーク＞ビーフの順に美味しいと思います)、のパターンが多かったです。■食費はそれで済ませると計200〜300ペソ。デザート、間食、ビールが多い日でも500ペソ程度でした。■このほか、子供やオバちゃんがお土産を売りに回って来たり、焼き鳥の屋台が出たりしていました。■モアルボアルでの好物はモンゴー豆のスープ(地味な味)とイタリアンピザと指差しで選んだ魚の焼き物(伝統の濃い味付けは避けたかったのですが英語が下手で、専らJust grilled!)です。

[コテージの寝室]■宿泊はOcean Gloabe Diving Shopに隣接するPacita Cottage & Restaurant。一番安い所を、と紹介してもらった宿で、長期滞在と前払いを条件に交渉して一泊190ペソでした。■部屋は写真の寝室と手前のリビング。寝室にはベット、扇風機、タンスだけ置いてあり、頼むと蚊帳を貸してくれました。リビングには鏡、テーブル、椅子だけ置いてありました。■よく出る蟻や蚊には馴れましたし、対処もできましたけど、一度だけ出たムカデにはかなり驚かされました。でもまぁ住めば都ですね。

[コテージのトイレとシャワー]■コテージの屋根からはちょっとはみ出て設置されていました．標準的な(?)便座なしの自力水洗トイレ(私は上に乗ってしゃがむ派)と水道そのままのシャワー(2,3月の夜はたまに寒い)です．■これを3週間使ってなれた後のウォシュレットと温水シャワーは感動的でした．個人的には冷奴と納豆のある食卓以上の感動だったと思います．■もちろんコテージのランクを上げればレバー式水洗トイレも温水シャワーもあるところにはあります．でも次も独りで来たらまたココを使うでしょう，必要最低限ってトコが性に合ってますから．

[Ocean Globe Diving Shopから見た夕日]■ダイビング店の中から見た夕日です．店の片づけが済んで，一度シャワーを浴びに宿に帰ったお客さんがまた夕食を一緒にと集ってコレに見惚れる数分間の静かな時間は大好きでした．■モアルボアルはセブ島の西岸なので，朝日は裏の山からいつの間にか昇っていますが，夕日は海の向こうのネグロス島の対岸にこうして沈みます．2,3月は晴れの日が多いので毎日のように少しずつ違った姿の夕日が見れました．■昼間に限らず朝も夕もしつこいだけのお土産売りのオバちゃんが，今回は良い味を出していませんか？今回の旅行の大好きな写真の一枚です．

[パーティーに用意されたレチョン]■名物の豚の丸焼きです．滞在中にダイビング店を利用した学生サークルの部長の誕生日に予約しておいたそうです．私の講習終了もついでに祝って貰ってしまいました．■もちろん初めて食べましたが，どこが美味しいかというと，カリカリに焼けた皮です．甘めのタレが焼かれた香りが食欲をそそります．■サークルのメンバーが11人，そのくらいの人数でも他の料理と一緒に食べると残り気味でした．小さいサイズが頼めるのか，はちょっと謎です

[South Sea Resort近くのビーチ]■所変わってドゥマゲッティです．市街から西に外れたホテルSouth Sea Resortに泊まって，スミラン島，バリカサグ島への船はこちらから出ました．■桟橋はなくてビーチから歩いて船まで行きますが，既に水着orウェットスーツなので胸まで濡れても大丈夫です．でも背が低い子はちょっと大変そうでした．■ここで初めて殿様ダイブをさせる方からする方に転向しましたが，やっぱり不安なもので，結局ほとんど自分で確認していました．でもタンクを運んだり立ち上がるときなどは楽ですね．

[マラタパイのビーチ]■マラタパイはドゥマゲッティから車で40分くらい。アポ島への船はここから出発しました。■現地で気付きませんでしたが、比べて見るとSouth Sea Resortの方のビーチより綺麗ですね。リロアン−ドゥマゲッティ間の定期船の港も比べられると良かったのですが。リロアンも綺麗なイメージがあります。

[マラタパイから見たアポ島]■アポ島はセブ島の地元ガイドの間でも人気があるようで、モアルボアルのフィリピン人ガイドもNo.1 Spotだと言っていました。■大物もいるそうですが、ここで驚いたのはサンゴ礁の美しさです。｢サンクチュアリ｣(この名のポイントは各地にある)ではこれまでで規模も色彩も最高のサンゴ礁が見れました。

[アポ島のお土産売りオバちゃん]■ダイビングの合間に上陸して昼食中，とつぜん7,8人の大袋を持ったオバちゃんに囲まれてお土産物セールスを受けました．写真は圧倒されて一通り見て買って，ようやく気付いて撮った，去り行く雄姿です．■どこでもTシャツやアクセサリが多いです．でも今回見た限りでは，Tシャツのデザインはヨーロピアンリゾートのモアルボアルがクールで好きで，アクセサリはバリカサグの船上に売りにきたオバちゃんのものが可愛いものが多かったです．

[今回お世話になった通貨とテレカ]■ドゥマゲッティはともかく，モアルボアルは田舎なのでカードで支払える所は有りますが，キャッシングは難しいようでした．レートも悪いので今回はモアルボアルで使う分は全てセブシティで両替して来ました．■レストラン，屋台，雑貨屋ではおつりが揃っていないこともあるので高額紙幣は待たされたりもしました．200ペソ以下が楽です．かといって1センタポなど貰ってもなかなか使うのは難しいのですが．■講習中に街まで出るのは面倒なので，日本への連絡はパナグサマビーチのメインストリートのsmartというカードを使う公衆電話を利用しました．カードは付近の雑貨屋に言うと売ってくれました．

この旅行記へのコメント （2）

• divedoraさん 2005/01/01 14:42:35

  モアルボアルの夕陽。

  DSから見た夕陽の写真が綺麗ですねえ。きっと実物は、もっと美しいのでしょう。見に行ってみたくなりました。
  
  divedora(どら☆chan)＠sukhumvit，Bangkok

  orbyorcさん からの返信 2005/01/02 11:58:57

  RE: モアルボアルの夕陽。

  訪問ありがとうございます．
  モアルボアルの夕日は毎日ちょっと違って綺麗でしたよ．日が暮れた後もネグロス島と釣り舟の明かりがポツポツ見えて，静かに時間を過ごすのに良いところでした．
  海しかない田舎ですが機会があれば是非ご覧になって下さい．