急遽イギリスへ　Part１ （出発～ブライトン）

2012/02/22 - 2012/02/29

2011年10月から息子がイギリス・ブライトンへ語学留学。そして今年の２月８日に友人の結婚式出席のため一時帰国。２２日にブライトンへ戻るというので、イギリスなど一生の内で何かよほどの理由でもない限り行く事は無いと思っていたので、この機会を逃す訳にはいかないとの思いで急遽イギリスへ旅立つ事に。

宿泊は、息子のステイ先であるアパート（イギリスではフラットというらしい）に転がり込んだので無料。
したがって、費用は往復航空券とヒースローからブライトンの往復バス代と食費やお土産代等。７月にはハワイ行きが決定しているので、かなり節約ムードの貧乏旅行になった。

2/20にポンドを購入　レートは￡１＝137.47円
1か月前の１月中旬は￡１＝約１２６円だった。いま思うと買っておけば良かったと思うが後の祭り。しかし１０円の差は大きい。
息子に言わせると、イギリス国内で換金した方がレートが良いらしい。

2/22 NARITA 11:35発　ANA NH201便
　　ヴァージン・アトランティックとのコード・シェア便
2/22 HEATHROW 15:15着

まずはPart1．成田出発からブライトンまで。

Part２．LONDON 街歩き　その１はこちら⇒
http://4travel.jp/traveler/yoshi9104/album/10650961/

Part３．LONDON 街歩き　その２はこちら⇒
http://4travel.jp/traveler/yoshi9104/album/10652084/

Part４　LONDON 街歩き　その３はこちら⇒
http://4travel.jp/traveler/yoshi9104/album/10653150

Part 5　LONDON 街歩き　その４～帰国はこちら⇒
http://4travel.jp/traveler/yoshi9104/album/10654808/

エリア ブライトン(イギリス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

２/２２

息子と一緒に成田へ。しかし、息子はＪＡＬ１１：４５発。第２ターミナル。

自分はＡＮＡ１１：３５発。第１ターミナル。
同じ所へ行くのに別々の飛行機。というのも息子はイギリスでチケットを購入。自分も同じ便と思って検索したが、空席が無く止むを得ずＡＮＡに。でも１０分だけの違いで良かった。ヒースロー到着後にどちらかが何時間も待つのは辛い。

人生初のＡＮＡ便。ＯＮ　ＴＩＭＥで搭乗

ボーイング777-300ER
席はもちろんエコノミーだが、運良く非常口前、つまりＣＡさんと向い合せの席が確保できた。

これは何処の上空だっけかなあ。ハバロフスクだったような気がする。

これはウランバートルかな？
しかし、そうなると中国を避けて飛んでるのか？

15：15　ON TIMEでヒースロー空港に到着。約１２時間のフライト。さすがに疲れる。
ヒースロー空港は広いと聞いていたが、イミグレまで歩く歩く。

まだまだ歩く。

更に歩く。どれだけ歩けばいいんだ？

かなり歩いてやっとイミグレに到着。イギリスは入国審査が厳しく１時間くらい質問される人もザラだと聞いていたので身構えていたが、呆気なく１０〜２０秒程で通過。
イミグレから下の階に降りて荷物を受け取りに。
日系の航空会社はターミナル３なので、ＪＡＬ便の息子とここのBaggage reclaimで待ち合わせ。
しかし、なかなか来ない。ヒースロー空港内はWi−Fiが飛んでいるので、設定をして時間を潰す。海外パケ放題は契約しなかったので、機内モードのままで日本からの電話やメールを勝手に受信しないように設定。（帰国後に判明したが、iPhoneは自動的に海外パケ放題になってしまうようだ。でもその料金は何故か相殺されていた）

やっと息子と会え、バスの時間まで空港内のコーヒーショップでコーヒーでも飲んで時間調整。
息子からイギリスは街が汚い、ゴミやタバコの吸殻がそこら中に落ちていると聞いていたが、テーブルには前に飲んだ人の紙コップや砂糖の袋がそのままに。
ブラックコーヒー１杯£１.９０

空港建物の外に出てみた。
これがイギリスかあ。

なるほど。でもこの辺りは日本とあまり変わらないなあ。

そろそろバスの時間なのでバスターミナルへ。
ところがバスターミナルはターミナル１にあるので、これまた距離があり重い荷物をガラガラと押してやっとバス停に到着。
national express（通称コーチバス）でブライトンへ。約２時間４０分かかる。
片道約£２６。往復だと割引があるが、帰りはヒースローエクスプレスにも乗ってみたかったので、日本からネットで片道だけ予約。
定刻の１６：４０に出発したが、ヒースロー空港は世界でも有数の発着便数が多い空港らしいが、さすがに敷地も広くバスで３０分走ってもまだ空港から出ていなかった。
ターミナル１から５まで全てをバスは廻り、ようやく高速道路へ。

１９時過ぎにやっとブライトンに到着。
右も左も全く分からず、自分がどこにいるのかすら見当が付かず、息子がいなかったら本当に途方に暮れるところだった。
ここは息子が住んでいるバルファーロード（Balfour Road）へ向かうバス停。５Ｂのバスだ。
バス停前の建物が改修中のため足場が組まれていた。
後日、慣れない自分がこのバス停を探す時にこの足場が目印になって非常に助かった。

ようやく息子が住んでいるFlat（イギリスではアパートをフラットと言うらしい）に到着。
コーチのバス停からは市内バスでB.Villace Topというバス停まで約２０分。

メインリビング
滞在中はここのソファーベッドで過ごした。

キッチン
建物は古いがＩＨクッキングヒーターだった。

この家は３階建てだが斜面に建てられており、息子達の部屋は１階なのでリビングから玄関へ行くには階段を上ることになる。

夜も明けて２/２３
明るくなったので中庭から外の景色を見てみた。
イギリスはいつも天気があまり良くなくてドンヨリした曇り空で小雨か霧のイメージがあったが、やっぱりそんな天気だ。

この辺りにはFlatが多い。
レンガを積み上げて建てたように見えるが実は木造で、外壁はレンガタイルが貼ってある。

昨日の機内食を食べて以来、２０時間近く何も食べていないのでとにかく腹が減った。
そこで、イギリス名物フィッシュ＆チップスを食べてみる事に。
フィッシュ＆チップス専門店を夫婦で営んでいるそうだ。
写真を撮らせてほしいと頼んだら、なんで私たちを？とキョトンとしていたが気持ち良く応じてくれた。

これがフィッシュ＆チップス
色々な調味料をかけて食べるのだそうだが、オーソドックスにソルト＆ビネガーをお願いした。
魚は白身の鱈のような魚の半身にコロモを付けて油で揚げてある。
大きさはかなり大きく、側にあるガラスコップと比べると判り易い。
チップスはフライドポテトの事。
空腹に耐えかねて貪るように食べ始めたが、なにせ油っぽくて１/３ほど食べたところでギブアップ。
塩味とビネガーでなんとか食べられるが、一度に完食とはいかなかった。

Balfour Road（バルファーロード）
イギリスの典型的な住宅街。この周辺は路上駐車ＯＫのようである。

朝、あんなにドンヨリとしていたが１０時過ぎには見違えるように晴れ渡り、雲１つない晴天。気温も１０℃はありそうで日本より北に位置するのに日本より暖かい。

ブライトンはロンドンから約１時間程度で来られるので、ロンドンのベッドタウンとして栄えているらしい。

似たような建物ばかりだが、連棟式になっている。
道路から見ると２階建てだが、前述したように３階建てで１階へは階段を降りる事になる。

もう昼近くになってしまったので、今日はブライトンを散策する意味で街の中心と海まで歩いてみた。

途中に古い陸橋のようなものが架かっていたが、列車の線路だろうか。

街の中心に近づくにつれて路上駐車禁止エリアが増えてくるようだ。
これは時間帯によって駐車可能か駐禁かを知らせるサインボード

途中にあった教会。
これは本当にレンガ造りである。

教会の案内板

入口の真上の壁には、こんな彫像が。

マクドナルド
日本の店とはイメージカラーが違うのか？

なにやら歴史を感じる建物が見えてきた。

St.Peter's Church（聖ピーター教会）

正面から見ると、ここはヨーロッパである事を再認識し歴史を感じる。

The Royal Pavilion
ブライトンでは有名な観光名所の１つになっているそうだ。

逆光だが、アジアンテイストな建物のように見える。

敷地の中にも入る事ができるので、行ってみた。

アラビアンナイト的な建物に見えなくもないが・・・
このロイヤル・パビリオンは、インド風の外観、中国風の内装、英国風の庭園を持つという、異国情緒たっぷりのユニーク極まりない建物だが、どうもイギリスのブライトンという街には合っていないような気がするのは自分だけだろうか。

ガイドブックによると、「１９世紀初頭の宮廷生活を彷彿とさせる中国風のきらびやかな装飾に目を奪われ、リージェンシー時代と呼ばれる東洋の様式を取り入れた建築スタイル。ジョージ４世が満足のあまり涙を流した」らしい。
ふ〜ん・・・なるほど。
ブライトンは王族の別荘地として栄えたらしいが、あまりにも贅沢しすぎて民間に大半を払下げた街だと聞いた事がある。
さしずめ日本で言うところの葉山御用邸のような意味合いだろうか。

Victoria Gardens（ヴィクトリア庭園）

ブライトンにもヴィクトリアと名の付く場所があるんだなあ。

Sir JOHN CORDY BURROWSの碑

誰？知らないなあ。
帰国後にネットで調べてみた。
どうも貴族の出身で、医者でもありブライトン市長も務めた名士のようである。
そりゃそうだよね、石碑にもなるくらいだから。

ROYAL YORK HOTEL

なんだか格式がありそうなホテルである。

さて、いよいよ海に近くなってきた。
先に見えるのはロンドン・アイではなく、ブライトン・アイ。
どちらかが名前をパクったな？

更に近づくとブライトン最大の観光名所と言っても過言ではないBrighton Pierが見えてきた。

Brighton Pier（ブライトン・ピア）は、１８９９年にオープンした埠頭遊園地とでも言おうか。
当初はウェスト・ピアとイースト・ピアの２つの桟橋があったが、ウェスト・ピアは２００２年に火災で全焼し、現在ブライトン・ピアと呼ばれているのはイースト・ピアだそうだ。
この桟橋を突端の方まで歩くと、建物の中はゲームセンターがあったりカフェ、クレープ、パブ、遊具など盛り沢山な遊びの空間がある。特に小さな子供が喜びそうな場所だが、レトロ感が漂うのは否めない。

このゲートから入るが、入場は無料である。

ピアからブライトン・アイ（東方向）を望む。
海岸は、かなり長く続いている。
もしかして、この海を沖に向かって泳いで行けばフランスだよ！
ここはイギリス海峡と呼ぶらしいが、ドーヴァー海峡ともつながってるし。

遠くに見えるのがウェスト・ピアの名残りだろうか。

17世紀までは、小さな漁村に過ぎなかったブライトンだが、18世紀に入るとイギリスで大流行した海水浴をきっかけに、ブライトンは上流階級や貴族などの裕福層のイギリス屈指の保養地として発展。
現在は、イギリスでも有数の語学留学地となっており、そのせいかカジュアルな若者たちを中心に、1年中活気に満ち溢れ、ナイトクラブやパブ、レストラン、劇場などのレジャー施設なども数多くあり、ブライトンは「海辺のロンドン」と呼ばれているそうだ。
ただ、画像では判り難いが、ビーチは砂浜ではなく大き目の玉砂利である。
海水浴シーズンはもちろん夏だが、ピークは２〜３週間しかないらしい。
しかしこの日は気温が１３〜１４℃にまで上がり、息子の友達のイギリス人でも「最近に無い暖かな日」だそうだ。

午後４時１０分前だが、太陽はまだ高い位置にあり暖かい。
中には半袖のＴシャツを着ている人も何人か見かけた。

ブライトン・ピアを後にして、The　Lanes（ザ・レーンズ）に来た。
ロイヤル・パビリオンの南西に位置したショッピング・ストリートである。
やや細めの路地に沿ってアンティーク・ジュエリー・アクセサリーなど様々な店が並ぶ。
ただの冷かしでウィンドウ・ショッピングも良いが、真面目に欲しい物を探すと相当な掘り出し物にも巡り合えるらしく、セレブや有名俳優・女優・モデルなども頻繁に訪れるらしい。

もう何通りか判らなくなっているが、パブの店先の道路にイスとテーブルを出して酒盛りが始まるのだろう。

交差点の真ん中に時計台が。
イギリスでは、あちこちにこんな状況がある。
これはブライトン駅から南下するQueen's Rd.と中心地を東西に走るNorth Stの交差点にある。

今日は相当な距離を歩いたので、かなり疲れた。
帰りは流石にバスで帰った。片道£２、往復£４。金額的には£２×２＝£４なので往復割引はない。
しかし割引は無いものの、どの路線に何回乗り降りしても自由になる。
ちなみにバスは前乗りで運転手に料金先払いで、片道ならシングル、往復ならワンデイセーバーと伝える。アメリカとは少し表現が違うなあ。
家に着き腹が減っていたので、息子に晩メシはどうする？と聞いてはみたものの、せっかく家に戻ってきたのに再度ブライトンの中心地まで行く元気は無かった。
そこで息子に「いつもは何を食べている？」ときいたらパスタだと言うので作ってもらったが、何の事はないパスタを茹でて永谷園の梅茶漬けを振り掛けて混ぜただけの物。
あまりの簡単な料理に唖然としたが、食べてみると結構イケル。Ｂ級グルメ以下のＣ級グルメだが美味い。思わず２杯目を食べてしまった。

という訳で、到着から丸１日が過ぎ体は疲れているが時差ボケなのか寝付けない。そうは言っても寝なければ。明日からはロンドンへ行くのだ。

Part1　出発〜ブライトン編は、これにて終了。
Part2のロンドン編へと続く

この旅行記へのコメント （2）

• RockN Rollerさん 2012/03/12 23:01:44

  ヒースローでのイミグレ、短かったですね

  私も昔ですが、何回か訪れましたが、やはり１時間くらいかかったような気がします。トイレを我慢してました。

  ヨシさん からの返信 2012/03/12 23:58:41

  RE: ヒースローでのイミグレ、短かったですね

  息子からは１時間でもザラだと言われており、息子の友人が訪れた時にも１時間以上タップリ責められたとの事だったので、覚悟していたのですが。
  
  あまりにも呆気なかったので、イミグレ側に何か都合があったのかもしれませんね。