アマゾン奥地・裸族を訪ねて（1）

1993/09/24 - 1993/10/10

アマゾン奥地・裸族を訪ねて（1）



　東京→ロス→リマ→イキトス、ここまでたどり着くのに二日間、やっぱり南米は遠い。イキトスは飛行機か、船でしか来れない町で、陸路では他の町と繋がっていない秘境の地です。
イキトスは、20世紀初頭の天然ゴム採取による産業が生み出したジャングルの中の町で、かなり上流とはいえ、大アマゾンの川幅は200メートルは下らない。町はいわば港で、川に近いエリアには高床式の木造の住宅が密集し、川岸の市場へバナナ、パパイヤ、マンディヨカ（インディオたちが主食にしている芋）などをたくさん積んだ小舟が行き来しています。

　アマゾンはペルー、ブラジルを横切り、南アメリカ大陸の広大な地域をうねるようにして流れていく悠久の大河。数え切れないほど多種多様の動・植物が育ち、世界に必要な酸素の約半分を供給しているし、ジャングルの先住民族であるインディオの部族数は数百にものぼる。この中には穏やかで友好的な部族から好戦的で首狩りを行う部族まで、その部族も千差万別、当然その生活習慣もさまさまです。
　
　イキトスで屋形船のようなボートに乗り、逆にアマゾンを上がって行く。途中、水の色が全く違う二つの川の合流点を通過し、支流に入るともうすでにそこは全くの原始の世界で密林地帯です。

　食物に困らないせいか、先住民族の文明度は極めて低く、昔ながらの吹き矢、槍などを使った狩猟と僅かばかりの農耕による生活を営み、文明と隔たったジャングルの中で暮らしている。

　自然の恵みと共に人間が共存している生活にも、次第に現代文明の足音が忍び寄ってきているようです、人間の本来あるべき姿、我々が失ってしまったものがたくさん残っていました。

エリア その他の観光地(ペルー)

アマゾンは広大だ、飛行機の窓から見下ろすと、人間が、いろんな種族が住んでいるのが不思議な気がしてくる。

イキトスの桟橋、ここからボートに乗り込みジャングルに入って行く。

川の両岸、小舟が行きかっています。

陽が登ると気温はグングン上昇して、とにかく暑い。

アンデスから流れる白い川、透明な緑の川、大魚の住む黒い川、この川は褐色でした。

イキトス、魚は露天に並べて売る

イキトス近辺のアマゾン川