てしま旅館に潜入する

2010/01 - 2010/01

かねてより気になっていたお宿。
山口市は阿知須のてしま旅館。
デザイナーズホテルのハシリで、数年前からよく雑誌等でも取り上げられているお宿です。
でも、ちと相性悪いらしくて泊る機会がないままだったんですが、職場の人に誘われてお食事会してきました。

留守番の予定だったクマも潜入中。

エリア 山口市(山口)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

仕事終わって、てしま旅館に移動。
クマはどうしよう？と思ったものの、結局連れて行きます。
既に昨年の職場旅行でクマ連れでしたから。
みんなから「マフラー落とさないように」とくぎを刺されます。
クマの奇跡のマフラー事件。
http://4travel.jp/traveler/yamakuni/album/10293600/

地元で人気のイタリアンレストラン、ペイザンのほぼお向かいのてしま旅館。
外見は、あんまり特徴のないというか目立たない建物です。
着いた時には既に薄暗がりで外観撮れず、昔撮っておいた写真はどこに行ったやら？

入った途端に、おしゃれな空間。
和モダンってやつですよね。

てしま旅館は、昔からの外観はそのままに、中を有名なデザイナーさんに全面改装してもらったデザイナーズ旅館です。
そういうのが流行りだす初期の頃にできたもので、ずいぶんと全国的な雑誌や旅番組で取り上げられてます。

予定よりずいぶん早く到着しちゃいました。
うまいこと通勤渋滞に巻き込まれなかったようです。
ま、巻き込まれても山口だからたかが知れてますけどね。

食事の準備ができるまで、しばしロビーでお待ちください、です。
おとなしくは待ちません。

インテリアのように並んでいる器は、売り物みたいですね。
受付の横にも宿オリジナルのお土産品が並んでいます。
みんな、そちらを品定め中。
「てしたまご」（卵）を買おうと盛り上がってたようです。
てしたまごとか、てしたまごロール・てしまんじぇといったオリジナルスイーツは、道路前にある店舗でも売ってます。
ただ、店舗には入りにくいというか買いにくいんですよね。
何度か行ったものの、いまいち店の人とのアイコンタクトがうまくいかなく、買わずに退散してばかりです。

建物内部が気になってるので、商品には目をくれずに別行動しています。

この階段上がれば、お部屋のようですね。
数年前から12月30日宿泊のターゲットにしているんですが、思い立った時にはいつも予約でいっぱいです。
さすがに平日だから、人の出入りを見かけることはありませんでした。

あ、こっちにも何かあります。

バーコーナーです。
誰もいません。

入った時から対応してくださってるお兄さん、若旦那さんではないようです。
写真撮っていいか聞いたら「多分大丈夫」でしたから。

うろうろしてるのは、ネタ探しと、トイレ探し。
バーのお向かい側に発見。

ちょっと変わった手洗い場。

さて、準備ができたのでお食事処にご案内。
どこかと思えば、ロビーの障子の向こう側。
こうなってたんだあ。

畳に椅子は、たまにありますが、こちらはかなり坐椅子に近い感じです。
ひざかけも完備です。

まずは食前酒。
焼酎とジンジャーエールだそうです。
ん〜、人の車に乗せてきてもらったけど、最終的にはまた自分の車で帰宅しないといけないから、飲めないなあ。

とりあえず、クマが飲むふりして、飲める人に贈呈。

飲み物は、食前酒で飲めなかったから、ジンジャーエールにしてみました。
お酒も色々揃っていました。

まずは先付け。
ふぐ皮温州みぞれ和え。

あっさりさっぱり。
ふぐ皮とみかんは意外と合いますね。
ガラスの器は光の加減で見た感じが変わると人気です。

続いて前菜。
こっちから撮ったり、

そっちから撮ったり。

左から
スモークサーモンのムース
〆鯖塩っぺマリネ
炙り帆立の土佐酢ジュレかけ
アン肝もなか
合鴨の柚子胡椒焼き

味もさることながら、見た目に楽しめます。
女性に人気というのが納得です。

お造りは変わった盛り付けです。

はまち、カワハギの身＆肝、見えてないけどミル貝に、京野菜？色々。
付け合わせにゴマ風味のマヨネーズ＆わさび。

カワハギの肝、みんな大絶賛。
個人的に肝が苦手な私も、美味しくいただきました。

この後しばらく間が空きました。
女性の集団ですから、空いた時間はひたすらおしゃべりです。
平日の夜ということもあってか、ほぼ貸切状態だから気兼ねなく。

といっても、途中、遠くの席に一人で座ってた人がいたました。宿泊客さんかと思ったけれど、先に退席されてましたので、いまいち不明です。

ようやく出てきた、揚げ物はエビということでしたが、なんかおいも中心のような。

・・・海老じゃなくて海老芋でした。
海老芋のおかき揚げ。
下のお皿もあったかです。

煮物
道明寺かぶら蒸し。

多分これがメインなんでしょう。
鍋物
ワタリガニのチゲ鍋。
辛いの苦手なんですよねえ。
と、言ってたら、向かいの人に気を遣っていただいて、上の糸唐辛子を引き取ってもらえたのでした。

煮てる間に箸休め。
キウイのシャーベット。

チゲ鍋煮えてきました♪
思ったより辛くなくてよかったです。
ワタリガニをホジホジするのは大変だったけど。
デザート前より先に、おしぼり追加が欲しかったなあ。

ご飯は、てしたまごの卵かけご飯の期待が高かったけど、お茶漬けでした。
上に乗ってるのは、梅？

梅じゃなくて、金柑たまご。
黄身をお醤油に漬け込んだんだそうです。
そのまま食べるのはやめましょう。
めちゃくちゃしょっぱかったです。
お酒飲む人向き？
周囲には御出汁が絶賛されてたけど、先に金柑卵をかじってしょっぱさにやられたせいか、そのあたりの味はイマイチ分からず。

最後のデザートは、てしまんじぇ。
サツマイモのてしまんじぇは、濃厚でおいしかったです。
これは、地元のデパートでも売ってるはずなんですが、いつも売り切れ（もしくは入荷待ち）で食べられなかったので、念願かないました。

気のせいか、ちょっとコーヒーは温めだったような。
写真の撮りすぎが原因かもしれないけれど。

お食事終わりましたら、出てきました。
お品書き。
早い段階で所望しましたら、終わってからならといわれていたのです。
何が出てくるかわからないのも、食事の楽しみのうち、ってことみたいです。
個人的には事前に分かってた方が、食事のペースがつかめるんですけど、このあたりは考え方色々ということで。

今回のお料理は「もあ会席」（5900円）。
宿泊したときの「べりー会席」（8500円）をちょっとライト感覚に仕上げたものだそうで、山口県人限定カード会員用。
当日行ってカード作って利用できるってことで、お食事の後にカードを作ったのでした。

2時間がかりのお食事終了。
満足満足。

さあ、あとはお会計ですね。

幹事さんが会計している間に、紛れてみました。

外に出たら真っ暗。
そして満点の星空でした。

決して地理的条件は良くない場所で、独自性でがんばってるてしま旅館、いつかは泊ってみたいです。
カード会員平日に安く泊れるプランがありますからね。



あとは、旦那の説得次第ですね。

この旅行記へのコメント （2）

• michiyoさん 2010/01/24 22:42:50

  あこがれのてしま旅館！

  くに・クマさん、こんばんは。
  
  私もてしま旅館に泊まりたい！無理ならお食事だけでもしたい！
  と思いながら、未だに果たせずにおります。
  なかなかタイミング合わず、です。
  道の駅やなんかでスイーツは購入したことがあるんですけど。
  (シュークリームの大人味、美味しいです）
  
  ちなみに写真は夕食ではなくて、ランチですよね？
  
  次回は是非宿泊記を載せてくださいませ！

  くに・クマさん からの返信 2010/01/26 01:08:02

  RE: あこがれのてしま旅館！

  michiyoさん、こんばんは。
  
  私も念願のてしま旅館でした。
  料理長だった先代が退かれたと聞いていたのでどうなんだろう？な訪問でしたが、満足できるものでした。
  お値段はお安くはなかったですけどね^^;
  
  > ちなみに写真は夕食ではなくて、ランチですよね？
  
  夕食でした。
  職場から直行です。
  宿泊客用の食事より少しライト感覚ってことだから、量は控えめだったようです。
  でも、女性には充分すぎる量でした。
  カードも作ったので、次はお安く宿泊・・・といけるでしょうか？？
  県内、色々泊ってみたい御宿があるので、どうなるやらです。
  michiyoさんこそ、宿泊旅行記挑戦してみてくださいませ。
  
  それでは(^^)/~~~