2007/03/04 - 2007/03/04
476位(同エリア482件中)
くに・クマさん
- くに・クマさんTOP
- 旅行記1000冊
- クチコミ506件
- Q&A回答81件
- 3,476,324アクセス
- フォロワー72人
観光ボランティアガイドの市外研修会。
今年も市外研修と言いながら、現山口市の、徳地方面に行きます。
予想どおり、縁の深い重源上人関連の史跡巡りでした。
ところで、エリアを入れようとしたら、徳地はいまだに山口市ではなくて、防府・徳山地区。
確かに位置的にはこちらなんですよねえ^^;
PR
-
菜香亭に集合して出発。
仁保経由で、最初は出雲神社へ。
かなり歴史の古い神社です。 -
-
ご神木の大杉。
立派な木です。
ただ時季柄、花粉症の人たちはちょっぴり怖々。
この裏手には、珍しい植物の自生地なんですが、盗掘に来る不届き者がいるそうなので、紹介はやめときます。
というか、生えてるところまでたどり着くには、結構大変らしいです。 -
続いては、岸見の石風呂です。
-
説明はこちら。
場所が確認されているだけでも31カ所、文献によると徳地・防府地区で70カ所くらい造られたそうです。
働いてくれる人の為にあちこちに石風呂を造った重源上人、すごいです。
相国寺(京都旅行記参照)で見学した宣明と同じく、当時のお風呂は、今でいうサウナが一般的だったようです。 -
岸見の石風呂に入る時には、重源上人さんにご挨拶するのが慣わしだそうです。
今日は見学だけだけど、ちゃんとご挨拶しておきましょう。 -
現在も使われている石風呂です。
何カ所か使用できるところはありますが、こちらが一番保存会の方々が熱心に保存されています。
事前予約で1万円(1日、利用人数制限無し)で利用できます。
前日に1日石風呂の中に火をくべて、掻き出してゴザひいて寝転がるそうです。 -
ただのサウナじゃなくて、色々薬草も入ります。
-
石風呂の横の溝?にあった謎の物体。
多分掃除道具と思われますが、なんなんでしょう?
周りに聞いても分からなかったけど、帰り際に保存会の会長さんが挨拶にこられたので聞いたら判明。
利用が済んだら、中に水を撒いて、これで床掃除するそうです。 -
続いては、関水見学です。
ほとんど車通りのない場所に、意外に広い駐車場に案内板がありました。
なんでも、今の皇太子さんが見学に来たことがあったそうで(研究が水運なので)、その際に随分整備されたらしいです。
おかげで、勉強できます^^; -
教えてもらわなければ全然分からない、関水です。
東大寺再建の為の木材を切り出して、海まで運ぶ間、浅瀬を通す為に造った水路だそうです。
ここよりちょっと上流のところにある「僧取淵」「僧取岩」は、重源上人の弟子の蓮華坊が乗っていた筏が岩にぶつかり亡くなった場所です。
その時に沈んだという木は、今でも川に沈んでいるそうです。 -
続いては重源の郷。
このバスで行くのかな?と思ったら、人数多いもので、小さいバスはそのまま行ったのでした。
(人数多いので、市役所のバスにワゴンに防長バスと分乗の研修なのでした) -
こちらで昼食です。
てっきりレストランかと思ったら、地元の予約客がはいっていたようで、研修ルームみたいなところになりました。 -
地元の食材色々の昼食です。
これが1500円が高いか安いか、意見が交わされたのでした(笑) -
食事が済んだら、伝承館へ。
でも、その前に、食事会場になるはずだったところに見学してから行きましょう。 -
店内はレストラン&ショップというか展示会場。
この時期は焼き物のおひな様なんかが飾られています。
光の椿窯さんの焼き物雛。
椿窯さんは、光の室積の海商館で販売されているので、個人的におなじみです。 -
重源の郷の敷地内茅葺きの民家風建物が点在しています。
映画のロケでも、時々使われているようです。 -
伝承館到着。
-
重源上人についてのお勉強。
東大寺再建の命を受けて動き始めた時には既に還暦過ぎていたそうで、そのパワーすごいです。 -
-
重源の郷からショートカットの狭い道を通って、法光寺へ。
最近建て直されたというご本堂。
実はこの木材、洞春寺の裏山から切り出された木だそうです。
一時期裏山の木がほとんど切られちゃってガイド仲間と「どこに売られたのか?」と話題になってましたが、ここに来てたとは。
やっぱりお寺同士で融通して?、と思ったら、たまたま売りに出されてたいい木材買ったら、そうだったそうで、これも縁って奴でしょうか? -
目的地は、本堂じゃなくて、阿弥陀堂。
この壁の字、重源上人の字らしいです。 -
そして、この阿弥陀如来像。
なんと、東大寺南大門の金剛力士像と同じ木で製作されたものだということが、年輪を科学的に調べて判明したのです。
こんな事まで分かっちゃうんですねえ。
重源上人が再建した東大寺、本堂はその後また焼けちゃって、再建時のものは、南大門のみとなっています。 -
お話の上手な住職さん、写真撮影にも随分寛大です。
クマおいても、笑って見ているだけでした(感謝)。 -
続いては、月輪寺(がちりんじ)。
県下最古の木造建造物です。 -
ご本堂の中で、住職さんのお話を聞くことが出来ました。
-
ご本尊のある厨子です。
10年に1度の御開帳、2007年5月5日にあります。
「なんで普段は見せないの?」って質問が飛んでました。
回答。
保存のため。
そして、「○年後に御開帳を見よう」と願って、みんなが日々頑張るためだそうです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
27