北キプロス・トルコ共和国と2国の分断首都レフコシア:worldspanさんの旅行ブログ

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北キプロス・トルコ共和国と2国の分断首都レフコシア

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北キプロス・トルコ共和国と2国の分断首都レフコシア

 1983年11月、北キプロスは、トルコの支援の下「北キプロス・トルコ共和国」として独立し、キプロスはギリシャ系住民が主体となった南側とトルコ系住民が主体となった北側の2国に分断された。そしてキプロスの首都レフコシア(ニコシア)もまた南北に分断され、両国の首都として機能するという極めて異例な都市となった。

 南北分断となったきっかけは、1960年にキプロスが独立後ギリシャ系住民にギリシャ本国への帰属意識が高揚し、1974年にギリシャ軍の支援を受けたギリシャ統一派によるクーデター。このギリシャ軍の動きにトルコ軍も連鎖行動をとり、トルコ系住民の保護を理由に北部を占領、以来首都レフコシアも南北に分断されてしまった。

 南北の停戦ラインはグリーンラインと呼ばれ、国連平和維持軍が監視しているが、現在はかつてのように緊張感はない。南北にはいくつか出入国管理の検問所が設けられ、両国のパスポートコントロールが行われるものの比較的自由に往来が行われる。北キプロスは世界で唯一トルコだけが承認する国なので、以前は北キプロス側からの入国すると不法入国とみなされ、南側はもちろんギリシャにも入国できなくなっていた。しかしギリシャ系のキプロスが04年にEUに加盟し、EUは同時に世界的に孤立をした北キプロスの支援を開始したため、EUのパスポート保持者であれば北キプロス側からの入国もみとめられるようになった。しかしながら日本人はまだ認められていないため、先々ギリシャや南キプロスへ赴くのであれば、北キプロスへは南側から入国する必要がある。

 レフコシアでの南北の往来に関しては旧市街を囲む城壁の直ぐ横に位置したレドラパレス正面に検問所が置かれている。南側ではパスポートをサッと見るだけの簡素なチェックではあるが、北側のコントロールは別紙に出入国スタンプを押される。北キプロス・トルコ共和国は国連では承認されていないが、現実には存在しているのだ。

 両国に分断されたにも拘らず、の南北の素顔は、明らかに異なっている。南の首都レフコシアはEUの加盟やギリシャの莫大な支援を受け、その復興は目覚しい。一方の北側の首都レフコシアは北キプロス自体トルコの支援のみが頼みの綱だったこともあり、街の建物はいたるところが傷み、活気もない。事実、南北の経済格差はGDPは2倍とも3倍とも言われ、壁を一つ挟んだだけで斯くも生活が違うことを両側の人たちはどうとらえているのだろうか?

 北レフコシアの旧市街には南レフコシアを一望できる丘に公園が設けられている。この公園から杖をついた一人の老人がじっと南レフコシアを眺めていた。彼は何を思って眺めていたのだろうか・・・。

エリア: ヨーロッパ >>トルコ >>北キプロス
テーマ: 芸術・美術館・博物館
時期: 2007年11月30日〜12月02日
投稿日: 2007年12月12日
写真: 全15枚
満足度: 評価なし
観光: 評価なし
ホテル: 評価なし
グルメ・レストラン: 評価なし
ショッピング: 評価なし
交通: 評価なし
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worldspanさん
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