野生動物との出会い　～ ライオン親子の別れ その１ ～　06夏

2006/08/20 - 2006/08/25

　ライオンの群れでは、大人のオスは１頭か、兄弟であるといいます。子どもはすべて彼らの子です。

　狩はメスライオンたちが行い、オスは外敵から群れを守ります。
　
　子どものオスは成長すると家族の群れから追い出されます。将来、血縁関係のない群れをもつためです。

　私たちはちょうどそのような場面に出くわしました。

　親子が別れる場面です・・・。

　それはけたたましいほえ声とともに進行していきました。
　とても迫力のある場面でした・・・。

　（これは前編です）

（注：これはこれまでに得た知識と、ガイドさんの説明を総合して解釈したストーリーです。誤解などがあればその都度訂正していきます。）

エリア マサイマラ国立保護区周辺(ケニア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: ケニア航空

オスライオンが子どもたちの方（南）を向いている。歳は８歳ぐらい。

（写真は北東向き）

人間にはまったく関心を示さない。

彼は私たちの車の左側（東側）にいる。

ゆっくり南向きに彼から離れた。

（写真は北東向き）

朝日が私たちを照らしている。

（写真は東向き）

サファリカーが１台やってきて、私たちの背後（北）にまわった。先ほどのオスライオンを観るためである。

（写真は南向き）

　南の方角には何頭かの子ライオンがいるようだった。
　私たちの車の後ろ（北）には先ほどの親ライオンとサファリカーがいる。

（写真は南向き）

道に沿って南下し、ゆっくりと子ライオンたちに近づいて行った。

（写真は南西向き）

そのうちの１頭が車の右側を北へ向かって歩いて行った。

車の後方を北向きに歩いていく。

（写真は北西向き）

親ライオンはサファリカーの向こうにいる。

（写真は北向き）

その子ライオンはその場に腰を降ろした。

私たちの車は南を向いているので、彼らの位置は私たちの車の後ろ側になる。

車の右手にはもう１頭の子ライオンがいる。

（写真は西向き）

その後ろにさらにもう１頭、３番目の子ライオンがいた。

（写真は南西向き）

３番目の子ライオン

（写真は南西向き）

あくびする２番目の子ライオン

（写真は西向き）

２番目の子ライオン

２番目の子ライオンが動き出した。

彼も車の右側を北へ向かって歩いていく。

　このように腹がふくれているときは食事をしたばかりなので、人を襲うことはないらしい。

（写真は西向き）

車の後ろを北へ向かって歩いていく。

（写真は北西向き）

昨晩の食事でお腹が膨（ふく）れている。

そこには最初の子ライオンがいる。

（写真は北向き）

気がつけば車のすぐ側に３番目の子ライオンがいた。

（写真は北向き）

彼もまた、親がいる方（北方向）へ歩いていく。

３番目の子ライオン

３頭の兄弟がそろった。

（写真は北向き）

サファリカーの向こうには親ライオンがいる。

彼らは皆３歳ぐらいのオスだという。

私たちの車は彼らに近づくためにゆっくりとバックした。

（写真は北西向き）

私たちの車の動きに驚いている子ライオンたち。

こちらをにらむ３番目の子ライオン

３番目の子ライオンがその場に座り込んだ。

（写真は西向き）

２番目の子ライオンが最初の子ライオンに近づく。

（写真は北西向き）

彼らの前方（北側）には親ライオンがいる。

子ライオンたちは仲のいい兄弟たちである。

多くのサファリカーが集まり始めた。

（写真は北向き）

ライオンを囲むサファリカー

（写真は北東向き）

陽は少しずつ昇っていく。

（写真は東向き）

そのとき、車の陰から親ライオンが現れた。

（写真は北向き）

親ライオンはまっすぐに彼らに近づいてくる。

子ライオンは気にせずに、じゃれあっている。

親ライオンはどんどん近づいてくる。

緊迫した場面である。

上の子ライオンは少し後ずさりした。

親は右に回り込む。

子をにらみながらさらに右に回り込む。

子は向きを変えるが親はにらみ続ける。

完全に親の方が優位である。

親はもう１頭をもにらむ。

子はどちらもフェイスダウンしている。（頭を下げている）

２頭とも完全におとなしくなった。

（後編http://4travel.jp/traveler/wanyamapori/album/10126812/に続く）